神様とツンデレ吸血鬼と恥ずかしがり魔皇のトリニティデスティニー 〜神様と吸血鬼の姉妹が転生して、気まぐれに世界を救います〜

ネコトーニャ

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9話 ロリ魔王、試験を受ける

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闘技場のある区画では列が分けられていた。

近くには騎士の銅像が並んでおり、
そこに止まっていたフクロウが言葉を発した。



「招待状に記されたアルファベットの列へお並びください」



もらった招待状を確認する。
私とお姉ちゃんとルミナはFの文字があった。



「ジャンヌちゃんは?」



「……D……」



彼女は招待状を見せて言う。



それぞれの列の最後尾にフクロウが飛んでおり
アルファベットが書かれていた羊皮紙を持っている。
招待状と同じ列に並べということだろう。




「じゃ、入学したらよろしくね」


「お互い頑張りましょうね!」

「……ん……」



ジャンヌと別れて、私達はFの列に並ぶ。
先頭は遙か先だが、九尾の千里眼で透過させて様子を確認する。
どうやら、一人ずつ控え室に入っているようだった。



順番が来るのには時間がかかりそうだ。
なにせ、ここだけでもざっと100名はいる。
すべての列を合わせれば500名ほど。


時間が過ぎるのをぼんやりと待っていると
私は気がつくと眠ってしまっていた。

しばらく経った後、後ろのモルお姉ちゃんに起こされた
私は列の先頭におり、目の前に控え室があった。



中へ入る。すると、そこにいたのは、またしてもフクロウだ。

ここの学院はフクロウ好きなのかな?



「ようこそ、いらっしゃいました。これより実技試験の内容を説明します」



招待しておいて、試験をするということは
入学の可否を判断するものではないのだろう。

それもあるにはあるのかもしれないが
一番の目的は転生した魔王の始祖を見つけることに違いない。



私が魔族に転生したのはアレが初めで最後だった。
記憶を持ったままの転生はさほど珍しくないはずだが
転生した始祖の魔王に記憶がどこまであるのか
残された魔族たちにはわからなかったのだろうか。

私が名乗り出ればそれで済む話なのだが、
まあ、ここまでお膳立てをされたのだ。
付き合ってやるのが礼儀とも言えると思うので
しょうがなく付き合ってやることにするか。



「実技試験では、闘技場で生徒同士が決闘を行います。
勝ち抜いた者はその後に魔力測定、適正検査を受けた後に
魔皇魔術科高等専門学院デモンズゲードへの入学を許可されます。
敗者は残念ながら、不合格となります」



魔王の始祖ならば、万が一にも負けることはない、か。
まあ、現に始祖の魔王である私は
これまで戦いにおいては負けたことが一度もないし
その判断方法は正しいだろうな

それにその者が使う魔法を見れば、始祖かどうかの判別ができるだろう。


少々シンプルすぎる気がする試験内容だが、まあ、妥当なところかな?



「あらゆる武器、防具、魔法具の使用を許可します。
なにか質問はございますか?」



「特にないッス」



「では、あなたに始祖の祝福があらんことを」



私の控え室の奧のドアを開いた。
薄暗く、細長い石畳の通路が長く続いている。

自分の城とはいえ、本来は見せ物のため闘技者達が戦う場所だ。
さすがにここを通るのは初めてだな。


まっすぐ通路を進んでくと、やがて外から漏れている明かりが見えた。



通路を出れば、そこは高く円形になった壁に囲まれた闘技場である。

壁よりも更に高い位置は観客席になっており
そこにはちらほらと魔族がいた。

全員揃いの制服をつけているところを見ると、学院の生徒か。



「よう。また会ったなぁ」



闘技場の反対側には浅黒い肌の男がいた。

先程、軽くあしらってやったタコス・キンピラゴボーだ。



ふむ。あの雑魚が相手では
魔王だと理解してもらうのは難しいと思うけど
さてさて、どうするかな~?



「貴様ぁ、聞いてんのか、ああっ?」



特に答えることなく私が前へ歩くと
後ろの通路が魔法障壁で閉められた。

すると、ゼオズが得意気に言った。



「おっと。退路が塞がれたのが、そんなに心配かよー?」



「な~に、君が逃げられないのかま可哀相だと思っただけだよ。
まあ、殺しはしないから安心してくれたまえ。」



忌々しそうにゼオズが舌打ちをする。

やれやれ。親切で言ってやったのに、礼儀を知らない男だな。


それとも、まだ力の差を理解していないアホなのかな~?



「言っとくがな、俺はそんな甘っちょろい真似はしねえ。
貴様のそのすかした顔を恐怖に染まった
ぐちゃぐちゃの泣きっ面に変えてから、殺してやるよ」



ぶふっと思わず噴き出してしまった。



「くっくっくっ、はっはっははは……アハハハ!!!
いやいや、殺す? 誰を?貴様のような雑魚が私を…?
キャハハハハハハーーー!!!」



ひとしきり笑った後に私はゼオズを睨み付ける。


「分を弁えろよ、道化」


自然と言葉に神の魔力が込められるも、
ゼオズはその命令に強制されることはなかった。

彼が纏っている銀色の鎧が、魔法を弾く封魔の魔法陣を展開している。



「はあ!もうその手は食わねえよ。
この封魔の鎧はどんな魔法も封じる魔力が込められている」



なるほど。あんな鎧に頼ってるから、魔法が下手くそなわけか。

我が子孫ながら、つくづく情けない男である。



「武器、防具、魔法具の使用を許可します。
勝敗はどちらかの死亡か、ギブアップの宣言によって決します」



上空からのフクロウの声が、闘技場全体に響いた。



「それでは、これより実技試験を開始します!」



すぐさま、ゼオズは腰に提げた剣を抜き放つ。

刀身が煌々と燃えていた。



「驚いたかよ? 炎の魔神を宿した魔剣イフリート

我がキンピラー家に代々受け継がれてきた
太古の炎より生まれし剣だ。
これは俺の魔力は十数倍にも増幅させる。
魔法が得意なようだが、この剣の炎は消せまい」



「ふむ。お前さんもしかして、算数苦手か?」



間合いを詰めながらも、ゼオズは怒気を露わにする。



「なにが言いたい?」


「0を十数倍したところで、0は0だろ?」



「ほざけっ!」

【フェジカル・ブースト】


ゼオズが地面を蹴る。
次の瞬間、目の前に奴が現れ、魔剣イフリートの間合いに入っていた。



「死になっクソガキ!!!」



ふわぁ~。私は欠伸をかみ殺す。



しかし、強化系の魔術使ってるのにずいぶんと遅いな。

私が剣を持っていたら、もう百億回は斬っているのだけど
まあ、子供の遊戯に本気を出す大人もいるまい。
子供の遊びにつき合ってやるか。



武器はともかく、使い手がこれでは、わざわざ避けるまでもないだろう。



横一閃に振るわれた魔剣イフリートが、
私の首に触れる。
ぼんやりとしていた俺は、そこで初めてその剣をまともに見た。



私は寸前で魔剣を躱した。



「ほう。うまく避けるじゃねえか」


ふう。危ない危ない。






「これが、魔剣か~」



「そうだ。初めて見るか?
現代の魔法とはひと味もふた味も違う、真の魔法っ!
そう、これが、魔を秘めた古の剣。
神々の時代の産物。魔剣イフリートだ!」


……これが魔剣かぁ。

こんなものに比べれば、神々の時代に落ちていた
そこらの木の棒の方が攻撃力のステータス上がるわ絶対。



神々の時代の産物と言ってはいるが、偽物をつかまされたんやろうなあ。

その辺の棒きれにも劣る魔法を付与したただの剣が
魔剣呼ばわりされてるとは………
魔剣という言葉も、ずいぶんと軽々しく扱われるようになったんだな。



「ふっ」



息を吐く。すると、魔剣イフリートの炎が消えた。



「げ、げぇぇっ!?」



品のないキンピラの悲鳴とともに、観客席から驚きの声が漏れる。



「……し、信じられん……! あいつ、魔剣イフリートの炎を消しやがった……!?」



「世界の終わりまで消えないと言われている古の炎を……
しかも魔法陣を展開するところすら見えなかったぞ……!!」



ぎりぎりとキンピラは歯を食いしばる。



「貴様、まさか、封印魔法を……!?」



「蝋燭以下の炎に剣がついてきただけの
陳腐な玩具の火を吹き消しただけじゃないか?
何をそこまで驚いているのだ?」



キンピラは苦渋の表情を浮かべる。



「……封印魔法に、強制魔法、確かに凄まじいレベルで魔力を積んでいるようだが
どうやらお前が扱う魔法は、戦闘向きではなさそうだ。
それでいったいこの封魔の鎧をどう突破する?」



うん、撫でてやれば砕け散りそうな鎧だが
それも大人気ないかな~?

「突破したところで自慢になりそうにないな~」


「ふん。怖じ気づいたか」



「いや、一つ面白い提案があるんだが。
そもそも雑魚の貴様と世界最強の私が
同じ立場で争うことが間違っていると気づいたからなー」



警戒するようにキンピラが睨む。



「ハンデだよ ハ・ン・デ
私はここから一切魔法を使わずに
今から貴様を倒してやろう。」



「は!ハッタリも大概にしやがれ。
それとも負けたときの言い訳か?
どうやらお前の魔法が戦闘向きじゃないというの、

は…?………おい……なんだそれは?」

シャルロットは懐から真っ白なハンドガンを取り出した。




「ただのマグナムだよ?銃火器…知らないのか?」

平和な世界となったのだ。
銃火器のような兵器とも無縁の生活を送っていたのだろうな。



マグナムの引き金を引き、闘技場に銃声が響く。


腹部を撃ち抜かれたゼオズが血を吐く。



「……馬鹿、な……これは……」



パアン、とまた乾いた音が響く。



封魔の鎧を身につけてはいるが面積はそんなに広くなく
非殺傷弾とはいえ
当たれば一発で鎧は粉々になる程度の強度しかない上に
肌が露出している箇所がかなりあり
私は彼を死なせないように急所は避けて
腹部、手足、首、額に向けて非殺傷弾を飛ばした。

非殺傷弾とはいえ弾丸が当たった所は血が滲んでいた。
この男は肉体強度も脆弱なのか
何度も非殺傷弾を当てると肉片のような物が飛び散り
殺傷能力のある弾丸を食らっているかのように
傷口から血液が噴出しだす。


「か、は……」



全身から血を噴き出し、ゼオズは膝をつく、そして前のめりに倒れた。



「しかし、参ったな~。まさか肉体強度もここまで脆く弱いとは…
お~い?生きてるか~?」


ギリギリ息はあるが絶え絶えだ。



勝負がついたと思った私は踵を返す。
すると、背中から弱々しい声が聞こえた。



「待ち……やがれ……!」



よろよろと起き上がろうとするが傷が傷である。
体が思うように動かず、地べたを這いずるのみだ。



「すぐに治療を受ければ助かると思うから
もうギブアップしろ。貴様もこんな所で死にたくないであろう?」



「は。そんなことだろうと思ったぜ
この魔王族の面汚しが……敵にとどめを刺すこともできないとは
それでよくまあ始祖の血を引いてるもんだ……」

いや、血を引いてるもなにも、私が始祖本人なんだが……

そっちこそ私の血を引いてるくせに悲しい程に弱すぎるぞ…………
ほんとに宇宙最強の魔王の血を引いてる子孫の姿か…?これが?




「あまり喋るんじゃあない。死ぬぞ貴様」


「アハハハ!殺せ!」


こんな雑魚はわざわざ殺す価値もないからなぁ

さて、どうしたものか?



「は! できねえのか?だったら、ギブアップさせてみろ。
言っておくが、俺は死んでもギブアップしねえぞっ!!」


言霊に更に魔力を上乗せして
ギブアップしろと命じれば、すぐだと思うが。
それはズルイから無しの方向にしよう。



「貴様の考えてることはわかってるぜ。
強制の魔法を使うつもりだろ?ああ、いいぜ!
やってみろよ。貴様はそんなことをしなきゃ
俺にギブアップさせることすらできねえカスなんだからよぉっ!!
はっはっっはっ、ふはははははは――げぶぅっ!!?」

非常に耳障りな下品な笑い声をあげる
無様な子孫の頭を踏みつけ、顔面を石畳に押しつける。



「やれやれ、さっきから頭が高いぞ。三下
そんなチンケな優越感に浸りたいとは見下げた野郎ですなあ」



「強制の魔法を使わなければ、ギブアップさせることもできないかあ…」



「……ほ……本当のことだろうが……カスがっ……!」



頭を踏みつけられながらも、まだ減らず口を叩く。

三下の雑魚にしては、なかなか憎まれ役が様になっているなあ。



「いいだろう。乗ってあげよう。」


「はんっ? いいのか、そんな口を叩いて。
俺は死んでもギブアップはしねえぞ……!」



「馬鹿めが……どんなに痛めつけたところで!
俺はギブアップなんぞしねえ……!!
せいぜい後悔するんだな!ひぃやーっはっはっはーっ!!」



私は人差し指を三下の額の辺りに持ってくる。



「あーん? なんだぁ――」


彼の顔面の前に指をおいて、デコピンのように軽く指を弾いた。



「がしゅ……………………」



ゼオズの全身が血煙のように跡形もなく消し飛んだ。



「おっとお?十分に加減をしたのにこれでも死ぬのか……」



やれやれ。これでは負けになってしまう。

仕方ないなあ。



私は人差し指を地面に向けて、血のように赤い魔力の雫を一滴垂らした。

一般的にネクロマンサーと呼ばれている
死靈魔術師や呪術師等が使っている蘇生魔法だ。



血煙となったゼオズの全身が再構築され、彼は蘇る。


「なっ……!? なんだあの禍々しい魔法は!?
死んだはずのゼオズが蘇ったぞ……!?」



「死人を生き返らせるだと……!?
そんな魔法、常識を超えているっ!!」



これぐらいの魔法で外野はなにを驚いているのやら。
観客席の連中はたかだか死人を生き返っただけで騒がしくしている。
これぐらいの魔法が使えないと、死んだら死んでしまうだろうに。

まあ、蘇生じゃなくて転生っていう手段を取っていた
私が言えることじゃないが……
やっと転生する必要が無くなる最高の世界線を手繰り寄せたのだ。
今回の人生からは私も蘇生魔術を積極的に使うとしよう。



「な……俺は……?」



惚けた顔でゼオズが周りを見回している。



「どう?一度死んだ気分は?
ギブアップする気になったかな?」



「ば……馬鹿が……誰がギブアップなん――ぽきゅ……!」



再び指を弾き、殺す。



「おっと、うっかりまた殺してしまったな。
まあ、また蘇生させればいいか。
ギブアップするまで永遠に殺し続けてやるだけだ。」


観客席から、サーッと波が引くような静けさを感じた。




「はっ……!?」


蘇ったゼオズが私を見て、恐怖の表情を浮かべる。




「死んでもギブアップしないと言っていたが
まさか死ぬのが一生で一度きり………
と思っていたのか?」



返事はなく、ゼオズはわなわなと震えるばかりだ。



「さてと、もう一度聞くけど?
ギブアップする気はあるか?」



一瞬ゼオズは絶望的な表情は浮かべる。


「だ、誰が――きゅふぁぁぁぁっ!!!!」


もう一押しだと思って、とりあえずまた殺してみた。


再び全身が再構築され、恐怖に染まった顔で私を見ていた。



がちがちと歯の根の合わない音を響かせながら唇を震わせる。

彼の顔面は蒼白に染まっていた。



「き、きさ……貴様……よくも、そんなこんな非道な真似が……」




「そんじゃ、もう一回ぐらい殺しとくぞ~」



「お、お前……そんな気軽に殺すとか、言うなよ……」


はは、と我ながら爽やかな笑みをこぼしてしまった。



「おいおいなんだよ?急にしおらしいことを言うようになったな~
死んでも本当に死ぬわけじゃあるまいし。」



軽く言い放ち、指先を奴の額に当てる。


「お……お、お……ま、待ってくれ!
待ってください!?いやだ!………助けて!ぎー」



「おっと」


あっ……やべ。指が滑っちゃってうっかり殺してしまった。

今、なにか言おうとしていたというのに。


ぎ………なんだ?


まあ、生き返らせればいいか、と蘇生魔術を使う。



「き、貴様っ……!! 待ってくれと言っただろうがっ!!!」



「はっはっは、ごめんごめん。うっかり殺しちゃった。」



「はっはっは、じゃねえぞ、クソがっ!!
うっかりで殺されてたまるか!!」



「おっとお。まだまだ元気そうだね。それじゃ、もう一回……殺しとくか」


と、指をゼペスの額に持ってくる。

途端に彼は萎縮して、瞳の色を失った。



「……ま、待ってくれ……」



「な~に?」



「俺の……」


唇を噛み締めて 屈辱に染まった表情で
けれども彼は確かに言った。



「お、俺の負けだッッッ!!。ギブアップする!!
だからもう殺さないでくれーーー!!!!!」



なんだ、張り合いのない。



「これぐらいの遊びで根気のねえ奴だな~。
あとは軽く一億回ぐらいは殺そうかと思ったってのになあ」



もう敵意がないことを示すために笑顔で冗談を口にすると
彼はなぜか脅えたように身を震わせる。



「……あのゼオズ・キンピラーを……まるで子供を相手にするように……」



「他のAとBとCとEとGの試験も見てきたけど……
カオス・チルドレンの面々ではないはずなのに
どこも圧倒的すぎる……………。
あいつら、いったい何者だ。見たこともない顔だぞ……」


観客席からはそんな声が漏れていた。

そういえば、ルミナとモルちゃん以外の皆は先に試験を受けてたんだっけ?



彼はその後待機していた救護班に連れられて行った。



「しょ………勝者!シャルロット・レガリア!」


こうして私は合格して無事に入学することになったのであった。







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