神様とツンデレ吸血鬼と恥ずかしがり魔皇のトリニティデスティニー 〜神様と吸血鬼の姉妹が転生して、気まぐれに世界を救います〜

ネコトーニャ

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覚醒する真紅編 不思議な妹

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私がこの世界に転生してから7年の年月が経過した。
前世のことはほとんど覚えてない。

わたしの新しい名前はモルドレッド・レガリア。

優しいお母さんとお父さんに

そして、わたしにはかわいい妹がいるわ。


シャルロットって言うんだけど


お母さん譲りの綺麗な銀の髪に
琥珀のような神秘的な金色の瞳

いつも眠そうにしていて
なによりわたしの後ろをついてくるのが最高にかわいいのよね~。

しかし、シャルロットは少し変わってるというか
気になることがあるのよね。




私には遊んでくれる友達が出来たけど
シャルロットは私達以外と話してる所を一度も見たことがない。

この間も


「シャルロット…あんたって友達作らないの?」


「んへ~?いらないよ~友達なんか~
お姉ちゃんだけいればそれで私は幸せなんだから。」

「ふふ…嬉しいこと言ってくれるじゃないの。」

「うん、それに将来結婚するならお姉ちゃんとがいいな~」


「も~わかったわよ~」

シャルロットは子猫のように甘えてきて、私の腕に抱きついてきた。


私のことを好いてくれているのはとても嬉しい
だけどお姉ちゃんは少しだけ心配だわ。



そして、月日が経過し私達の誕生日になった。


今日はなにやらいつもの誕生日とは違う予感がした。

料理やケーキを食べ終わり、いつものように
両親から誕生日プレゼントを贈られる

シャルロットがラッピングされた小さな箱を取り出した。

「大好きなお姉ちゃ~んにサプライズプレゼントだよ~」

「あ…開けていいかしら?」

「いいよ~」

箱を開けると入っていたのは
紅い宝石が付いた黒い指輪だった。


「お姉ちゃんとこれからもずっと仲良しで一緒にいてほしいから
姉妹の契というか…約束の指輪だよっ!」



私は妹の天使のような笑顔とはじめてのプレゼント
涙と鼻血が同時に溢れてしまい頭が真っ白になりかけた。


「あ…ありがとうシャルロット…
とっても…とっても…嬉しいわっ!」

私は思わずシャルロットに抱きついてしまった。

「あははくすぐったいよ~お姉ちゃん」


それから私はシャルロットと手を繋いで
何処に行くのにもずっと一緒だった。

シャルロットといる時だけ、心が安らぐ。
そして、シャルロットの笑顔を見る度に
心臓の鼓動が早くなってしまう。

わたしは、この子のことを姉妹を超えた感情を
シャルロットに抱く程、好きになってしまって
お姉ちゃんとしてシャルロットをずっと守りたくなってしまった。

指輪を結婚指輪みたいに薬指に付けて。
シャルロットとは寝る時にいつも
おやすみなさいのキスをするようになっていった。
お風呂に一緒に入る時も
シャルロットの体を見ると愛おしくてたまらなくなって
シャルロットをどうにかしてしまいそうになって
いつもシャルロットを抱きしめてしまいたくなる。

この愛は歪んでいるのかもしれないけど
それでも、私はいいわ。

世界がこの恋を許さなくても
私は世界の摂理を踏み潰してでも
私の意志を貫いて、妹とずっと一緒に、幸せになるんだから。









そしてそれから数週間が経過した


ある日、野生のワイバーンの群れが街を襲い

私は逃げている途中でシャルロットとはぐれてしまった。

「シャルロットーー!どこ行ったのよーーー!」


(ガウルルルルルルルルル!!!)

「あっ」

私の声に反応してワイバーンと目が合ってしまった


「きゃああっ!」


一匹のワイバーンが私に向かってきて牙を向けた
その瞬間、ワイバーンは何処からか飛んできた獄炎に焼かれ、炭となった。




突如、空に無数の赤黒い魔法陣が浮かんでいく
そして、まるで太陽のような漆黒の火球が
 ワイバーン達を次々と焼き尽くしていく。



「な…なによ…これ」



街は炭となったワイバーンの死骸だらけとなり
この騒ぎはあっ…という間に終息していった。


「ワァーお姉ちゃ~んみつけた~」



「シャルロットっ!よかった…怪我は無い?」

「うん大丈夫だよ~」

シャルロットは相変わらず何事も無かったかのようにしている。


「お姉ちゃ~んおぶって~」

「しょうがないわね~いいわよ。」

「やった~!」

シャルロットは私の背中で眠ってしまった。

シャルロットの体はまるで羽のように軽く
気づいたら消えてしまいそうで…………
どこか短命の少女のような幸薄さを感じる。










それから月日が経過し
少し大きくなった私達は学園に通うようになった。


大きくなっていくとだんだんシャルロットも
ボケーとしたりフラフラしたり
何も無い所をボーと見つめることがなくなっていき、活発になっていったのだが
シャルロットには悪戯好きな側面があると分かった。


あれは…学園に通うようになってからのこと

シャルロットはいつも眠っていて
給食の時間以外ではいくら起こそうとしても起きない
授業もサボることもある
起きたら起きてたで悪戯をする問題児であった。

そして、相変わらずシャルロットは
私以外と知り合いを作ろうとはしなかった。

いつも友達がおらずひとりぼっちの学園生活を過ごしていた。  


でもシャルロットは本当に私にしか興味がないようで

今でも友達を作る気はないらしい。


そして、シャルロットの悪戯だが
時折、稀に…よく…いや…そこそこの頻度で
一切悪びれることなく鬼畜な悪戯をやってくる。


当時、私達のクラスには中心的な人物であった
金髪縦ロールの髪型にいかにもお嬢様って感じで
高飛車な態度を取っていたある女生徒がいた。




シャルロットは何処から持ってきたのか
大きなお皿に大量に盛られている
大量の白い切り身のようなモノを持ってきていた。

そして、どこかで嗅いだことがあるような
独特な香りがする黒いソースのようなモノを付けて

その女生徒に差し出した。 


「あら?気が利くじゃないの?それではいただきますわね。 」


「あははは!もっとあるからドンドン食べろ食べろっ!」


そして、一時間後、授業中に激しい腹痛が襲った。


「ギャアアーーーッ!?いたいいたいいたいいいい!!
と…トイレトイレトイレトイレトイレー!!!」

その生徒は急激な腹痛を訴えて一目散にトイレへ駆け込んだ。 




「ちょっ…シャルロットなにしたのよ!?」

「ワーハッハッハ!なーにちょっとした悪戯だよ。」


彼女が三匹分平らげた刺身の正体は
とある魚の刺身だった。

その魚は脂の乗っていて非常に美味なのだが
その脂は蝋燭のようで人体では消化しきれないモノとなっており
食べたあとその脂が尻から垂れ流しになるという。

シャルロットが魔法で腹痛を感じるようにしなければ
今頃この教室は彼女の排泄物で地獄となっていたであろう。



その生徒は半日の間トイレから出られなくなり
その間、女子トイレでは凄まじい爆音が鳴り響いた。



「あんた…えげつないことするのね…」

「う~ん?そうかな?あれくらい悪戯の範疇でしょ?」

「えぇ……」





そんなこんながありつつ 私達は11歳になりました。










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