神様とツンデレ吸血鬼と恥ずかしがり魔皇のトリニティデスティニー 〜神様と吸血鬼の姉妹が転生して、気まぐれに世界を救います〜

ネコトーニャ

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覚醒する真紅編 もう一人の転生者

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これはもう一人の主人公であるモルドレッドのお話である。


爆発と何が焦げたような匂いがして私を覚ました。
無数の管を付けられて大きなケースに私は入れられて…
大人達はわたしを観察するように興味深そうに見ていて
毎日訳の分からないことをさせられている。

私は服を着ていない
まあ、着ていても私の場合、意味がないのよね。
身に纏っている物もすぐに塵になってしまうから。






今日はいつもより爆発音が幾度も鳴り響く。
大人達の騒がしい様子に私は非常事態が起きてることを察した。 

私はこの混乱に乗じてケースを破壊し

被検体Ω-000が終焉の獣に変貌し

その攻撃を受けて瓦礫に挟まっていた
ミオを助け出して、この施設を脱走することにした。

施設全体が焼けて火の海となっていて、逃げ出すのも一苦労だわ。 

道中、逃げ出した魔獣共が襲ってきたが
私の瞳に宿る異能の力で魔獣は塵となる。



エデン……って名前の施設から抜け出した
わたしは妹分のミオの手を引いて走り出す。

必死に逃げている際、後ろを振り返ると 
山より遥かに大きい怪物が施設を襲っていた。
その怪物は怪獣のように黒い炎や光を撒き散らしていた。





「ふぎゃあっ!?」

化物が放った光線の軌道上で転けた妹
全てを灰塵とする黒い光がミオを包み込もうとする瞬間

「ミオっ!」

私は咄嗟にミオを突き飛ばした。






私は気がついたら真っ白な光で満たされた不思議な空間にいた。



「おめでとうございまーーすっ!」


真っ白な空間から突如、綺麗な女性が姿を現した。

「にゃっ!?だ…だれ!?」

「あらら…驚かせてしまって申し訳ございません。
私は天使のミカエルと申します。

貴女様は我々神々により選ばれました特別な魂。
創造神アルフ様の命により
貴女はこれから転生し第二の人生が始めるのです!」


「は…はあ……?」



ミカエル…さんの話を聞くと、
どうやら私は死んでしまって
転生者…というモノになって第二の人生を歩むことになる…らしい。


「信じがたい話ね」

「あれれ?現在の人類は転生とか異世界とか
こういうお話はよく知ってるものだと思ってましたが
あなたは知らないんですか?」

「ふーん?よく分からないけど
そうなのね?でも知らないものは知らないわ。
ここに来るまでの記憶もほとんど朧気だし」



私は記憶のほとんどが曖昧になっていた。
微かに覚えているのは
何かから逃げている途中、転んでしまった
ドジな妹を黒い光から守る為に咄嗟に飛び出して
気がついたらこの真っ白な空間にいたの。



そして、ミカエルさんは光の紙のような物を取り出して読み上げた。



「貴女の名前は……あらら……?
名前の部分がほとんど掠れて見えませんね…?

も……る…………・ドゥー……ズ・ブラッド…さんですね。


年齢は14歳で

好きなものは
Hな本、料理、お母さんの作るハンバーグ、妹

嫌いなものは
お化け、怪談、幽霊

全てを破壊する異能を発現させた真祖の吸血鬼で
政府に捕らえられ、とある施設にて
人体実験を繰り返され施設で妹分や友達と共に過ごしましたが
大人達を信用出来ず、友達にも危険が及ぶ可能性を危惧した
貴女は脱走するチャンスをずっと伺っていた。

そして爆発事故が起き、その隙に脱走を決意した。
しかし貴女は人体実験をしていた施設から脱走後
爆発を引き起こし施設から脱走するきっかけを作った
異能の力が暴走し終焉の獣となった実験体の攻撃から
あの子を庇い死亡してしまいました。」




「それでは貴女には転生特典を
この中から一つ選んでもらいます。」

神話の武器等を授けるモノ
常人の100倍の身体能力を授けるモノ
無限の魔力を授けるモノ等様々な物があったが

彼女はどれも興味が無さそうだった。


「ふーん、色んなのがあるのね。」


「そうね、それじゃあ、コレを貰うわね。」

少女が選んだ転生特典は

一つだけ自身の望んだ力を授ける【神のギフト】

その内容は彼女の転生体に混ざっている
魔王かそれとも創世神の因果か
未来から未知の力が彼女の魂に贈られていく。
エラーを発生させ、ギフトは歪みノイズが走り


【ERROR】【ERROR】【ERROR】【ERROR】


文字化けしながら徐々に文字が形を取っていき
彼女が授けられる祝福は
彼女の意志を歪めながらも具現化させた。


『願ったのは大切な妹を守り抜く為の力。

その強き想いが覚醒める時、祝福は昇華し
災禍の勇者と成り世界の均衡を揺るがす力が解き放たれる。

この者に授ける祝福は我儘という世界を理を壊す摂理。
破壊の女王としての権能
何者にも或り何者にも在らぬ
不変の魂を持った破壊の神と成りて
勇者でありながら勇者を殺す勇者の因果
悲劇を運命をその手で捻じ伏せ
世界の摂理を蹂躙し、理を踏み潰す
世界を破滅させる力を授け
全宇宙で唯一無二の勇者でありながら災禍の魔王と成り
意志を貫き気に入らない物を何もかもぶっ潰して
世界を己の思い通りにする災禍の力』


「こ……これは…なかなか……」


「別にいいでしょ?これぐらい」


「そ…そうなのですか……こんなギフトは本来あり得ません………
エラーが起こったこともはじめてのことでして……」


「ゴチャゴチャ言ってるんじゃないわよ
コレが私が望んだ力なんだから別にいいじゃない?」

「そ…それはそうなんですが……ゴホンっ」


「それでは…貴女にはこれから
異世界バーミストという世界に転生し
そこで公爵家の娘となってもらいます。
そして、貴女には双子として産まれ、妹がいるのですが…
貴女はこれから大変なことになると思いますが
本当に…妹のお世話……頑張ってくださいね………!」

「え…えぇ?」

ミカエルさんはなにやら念押しに
私の転生先での妹のことを気にかけてきた。
何がそんなに大変なのかは私には理解出来なかったが
どうやら、大変なことになるらしい。




「それでは転生前に転生先のことや
注意事項をお伝えします。
くれぐれも気を付けるように。 

転生先の世界の大気には空気だけでなく
魔素と呼ばれる物が含まれています。

なので転生先の世界では
あらゆる生物が魔力を宿しています。」


そして何より注意してほしいのが
魔力を使えるのは三歳以上からです。
魔力操作して鍛えるのも魔法を使用するのも禁止します。
産まれて間もないのに そんなことをしたら死んでしまいますから



「はいはい分かりました~」

「本当に本当に気を付けてくださいねー!」

「はいはい。ちゃんと分かってたわよ。」


そして私は眩い光に包まれた……………




オギャーオギャーオギャー

と赤ちゃんの産声と親と思われる声が聞こえてきた。


「フフフ……見てくださいアナタ
どちらも可愛らしい女の子です………」

「かわいいなあ……立派に育つんだぞ………」



母親は銀髪の美しい風貌の女性で
ミカエルさんにも負けないぐらい綺麗な人だ。

金髪の父親と思わしき男性は号泣して何言ってるのか聞き取れなかった。

そして横では泣かずにじっとしている銀髪の赤ん坊がいた。

この子がわたしの妹………になるのかしら?







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