神様とツンデレ吸血鬼と恥ずかしがり魔皇のトリニティデスティニー 〜神様と吸血鬼の姉妹が転生して、気まぐれに世界を救います〜

ネコトーニャ

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番外 0.1話 ユーシャノスタート

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神崎結愛かんざきゆい

それが前世での私の名前です。



私は9歳の頃から難病を患いました…

蒼い眼に白い髪…まるで外人さんみたいですね。

そして更に病気を発症しだんだん筋肉が硬直して体が動かなくなり

何かを食べる事すら満足に出来なくなり、常に点滴を打たれていたので

ベッドの上から動けたことはありませんでしたね。

そして14歳の時に症状が悪化して呼吸困難になることがあって





「ーーー結愛!結愛!」







「ーーーーーー!、ーーーーーー!!」









「ーーー!!!」



友達と家族が私の手を握って

必死に名前を呼んでいるようですが、何もほとんど聞こえません。



私は幾度も生死の境を彷徨っていましたが

そのうち死んでしまうことに恐怖を抱かなくなり死期を悟りました。



神様が本当にいるなら…生まれ変わりというものがあるなら

次の人生では健康な体で家族と…友達と…幸せに暮らしたいです…。







20XX年X月X日の20時18分



私の心臓は完全に止まってしまい息を引き取りました…









ある日、私は前世の記憶を思い出しました。

きっかけは転んで強く頭を打ったことでしょう。





今の私の名前はティナ・レガリア 11歳



前世と同様に生まれつき銀髪に蒼い瞳の女の子です。

今は怪我や病気をすることなく健康的で平凡な生活をしています。


物心付くまでは誰かに育てられていた記憶がありますが覚えていません。

幼い頃に元勇者の母英雄の父が災厄と呼ばれる
竜によって両親は他界したらしいです。

そしてわたしは
世界を造った神様と知り合いという少しだけ変わっている
階級が高い貴族の令嬢に拾われ

優しいメイドさん達と暮らしていました。



7歳の頃に読み書きを覚え、歴史の本を読み

この世界には魔法が存在し獣人や人間以外の種族が暮らしていて

かつて世界には魔物という人類の脅威が存在いたようです。





この世界を創り出したのは無から生まれし
原初の竜と呼ばれる神様が生み出した

全てを統べる星空のような一本の剣であった。

光と闇が誕生し、次に無、闇、光の力を宿す三本の聖剣が生まれ

闇からは闇で世界を包み込んだ神の獣とされる邪神竜が産まれ

光を手にした勇者との壮絶な戦いによって世界を救われ



その後も幾度と世界は破滅の危機に襲われましたが

1万年前に神々によって封印された

世界の全てを無に帰す厄災の不死鳥を宿す禁忌の聖剣を手にした怪物を

伝説の三竜神に選ばれた勇者、聖女、騎士により封印された歴史。

この話は世界的にも有名で壁画や英雄譚にもなっていて

100年前、魔王を名乗る規格外の力を持つ謎の少女達によって

強い力を持った魔物はほとんど滅ぼされたようです




その少女達は伝説と謳われている聖剣を握っていたらしく



伝説上でしか知られてないこの世界を創り出したと言われる

全ての聖剣を束ねていた星空の聖剣



討伐された邪神竜がその身を剣に変えたとされる

争いを治める為にあらゆる力を封印する権能を持つ

月光の聖剣ムーンロスト



かつてこの世界を滅ぼそうとした厄災が宿る
禁忌の聖剣ブラッドオブフェニックス

この話の真偽は未だに分かっていないらしい。













家族と生まれ故郷を離れて聖都という大きな国に引越してたばかりで

明日から私はバレンディン魔法学園の入学するのでワクワクしてるんです!

家族と離れるのは寂しいですが

学園には寮があって3人のルームメイトがいるそうで

仲良くなりたいですし何事も楽しまなきゃ損です!



色んなお店を回りたいですがまずは学園までの道を把握しなくてはなりません!









数十分後







うぅ…聖都…広すぎます……完全に迷ってしまいました…



路地で体育座りして涙目になっていると



「ちょっとその貴女!ひょっとして迷子なのかしら?」



赤い髪の女性に声をかけられました。





『ふぇっ…?は…はい、そうですけど…

実は、今日、引っ越してきたばかりなので

入学するバレンディン学園までの道が分からなくて…

どうすればいいんでしょうか…助けてください!』





「バレンディン学園!奇遇ね私も今年入学する所なの!

友達とそこで待ち合わせしているの!

貴女は私の同級生になるわけね。私はイザベラ

貴女の名前は?」



『わっ私はティナって言います!ありがとうございますイザベラさん!』





「わ…私は将来のエリート魔道士なんだからこれくらい当然よ!
感謝しなさい!学園まで連れて行ってあげるわティナさん!」



『は。はいっ!』






「フフフ…相変わらず元気そうですね。」


「うーん、まずいなぁ…このままだとあの子死んじゃう世界線しか見えないわ~

でも、面白そうだしもう少しだけ見てよ~よ☆」




「・・・・・・うむ、面白そうな奴だ…」











私はイザベラさんの手に引かれ、無事に学園まで到着出来ました。



すると学園前で待ち合わせしていたらしい

イザベラさんの友達。



獣の毛皮を胸に巻き、ショートパンツという

動きやすそうな格好をした活発で元気いっぱいな

犬耳と尻尾を生やした緑髪の女の子と



白いワンピースを着た

水色の髪に竜の翼を生やした物静かな雰囲気の女の子と



ドラゴンの骸を頭に被り、手足に包帯を巻き
恥部を必要最低限の黒い布で隠しているだけで
ほとんど裸。
黒髪に赤黒い瞳、灰色の竜の翼を生やした女の子が近寄ってきました。







「おおー!遅かったな~!おっ?どうしたんだ~?その子!」



「うにゅ?ベラ…その子…誰?」



「知り合い…ナノ?」





「私達と同じくここに入学する同級生のティナさんですわ!

ティナさん紹介しますわね!

ライガさんに

物静かな方がノースドラゴンと人族のハーフの

ノクト・ドラニールさん

こっちはノクトさんの妹のカースドラゴンと人族のハーフの

リリ・ドラニールちゃんですわ!」




「うおおおお!同級生!よろしくな!
私はライガだっ!」



「私はノクト……よろしく…ティナちゃん」





「ヨロシク……リリはネクロマンサー……だよ

黒魔術…呪術…闇魔法が得意…デス」





『よろしくです皆さん!』



ぐうぅぅぅ




「あははは…お腹すいちゃった」





「ライガさん…仕方ないですわね。

お昼にしましょう。大通りに行けば屋台がありますわ」



「お腹…ペコペコ」



「グゥ…グゥ…ペコペコ」



『あはは…実は私も』





その後、大通りにある

屋台のクレープや美味しそうな食べ物を次々食べ歩きをしたり

色々ありましたが友達が出来ました!



転生してからというもの、前世では出来なかったことが出来て…本当に嬉しいです…

この幸せがずっと続けばいいなぁと思います。






そんな幸せは一瞬で崩れ落ちてしまう物だと

この時の私は思いもしませんでした。











《突如、町に響き渡る悲鳴》







「!?」







「いっ一体あれは、な…なんですの!?」



「ガルルルルル…!!!」



「怖い…」



「………!?」



『あれは…なに!?』





突如、聖都の空間が歪み、異界を繋ぐゲートが出現し

かつて世界を襲った災厄が再来した。



無数に現れる刺々しい骨を纏った竜人の骸骨のような怪物に

色んな動物の腐肉や皮を被ったような不気味な巨大なゴブリンのような怪物



大きな斧と大剣を振り回す牛人間のような怪物



山を直接削って作ったような岩石の棒を持つ山よりデカイ二体の巨人



爬虫類のような皮膚の胴体に鋭い爪や蠍のような毒針で

向かってくる兵士を殴り、刺殺しているライオンの顔を持つ人型の怪物



なんの予兆もなく、突然現れた…



あんな化物…前世でも見た事がないです。




骸骨竜兵スカルドラゴニュートの火球やキメラのような怪物の毒針がイザベラちゃん達に当たりそうになった時

私の体は自然と彼女達を庇っていました。



みんなは攻撃の衝撃で吹き飛ばされて気を失い。

私は毒針が腹部を貫通しており、これはもう助からないですね。





また死んでしまうんだ…

今度は前世より短い人生だったなぁ…

ぅっ…うぅぅ……

嫌だ…嫌だよ!まだ死にたくないよ!

せっかく…友達になれたのに…このままじゃみんな死んじゃう…

私は…まだ守りたいんだ!大切な人を…友達を!







(うむ、その願い、叶えてあげよう。)



意識が無くなる直前、頭に時計の針音と鐘の音が響いた気がした。





















水の中を漂い底の無い闇に沈んでいく感覚がする。






真っ暗だ。何も聞こえない…何も…見えない。







 「―――――――い!」









声が聞こえる。何を言っているのかは分からない。







 「―――!―きて―!」







よく耳をすますとそれは自分を呼ぶ声に聞こえた。

うっすらと意識が鮮明になっていく。







「起きてくださ~い」







今度はハッキリと聞こえた。瞼を開ける。

自分の置かれた状況に困惑しつつ周りをキョロキョロと見渡す。







そこは、絵本で見たお城の中のような装飾が所々あるだけの

真っ暗な空間に悪魔の紋章がある赤いカーペット



左から宇宙、世界樹、滅びゆく惑星を描かれている

巨大なステンドグラスが玉座の後ろにあり





そして左から

禍々しいタコのような触手と怖い人間の泣き顔のような物や

黒い山羊や大きく長い口がいくつも生えている不気味な玉座。



真ん中には星々や宇宙を彷彿とさせる輝きを放ち

背もたれのデザインは星々を飲み込むブラックホール。

そして周りに大量の時計が付いている派手な玉座。



ボロボロになっている玉座に座っている3人の小さな少女がいた。







私にさっきまで呼びかけていた女の子は

直視出来ない程不気味な玉座に座っている

ピンク髪の優しそうなお姉さんです。




彼女は私より少し大きな胸をしていて

黒いビキニを着ていますが半裸のようなもので

フリルが付いた可愛らしい黒薔薇のカチューシャに

ローブを羽織っているので上半身は隠れていますが

完全に露出魔です。



服装より衝撃的だったのは

禍々しい赤い触手が身体に巻き付いており

三日月と金竜のエンブレムが彫られた金色の刃に紫の剣を


ビキニの紐に引っ掛けてある鞘に帯刀していて

その後ろには不気味な三つの紅い瞳が浮かんでます。







ピンク髪のお姉さんより少し小さい二人の女の子は

真ん中の女の子はピンクの瞳に銀髪のショートヘア。



太陽を模した紅いエンブレムが彫られ

宇宙や星々を思わせる美しい輝きを放つ剣を腰に下げています。





もう一人の子は髪が白く赤黒い瞳をしていて



背中にはマグマのように燃え滾った魔法陣に

二対の伝説の王剣アジダハーカが羽のように付いており

赤黒く燃え滾る文字盤のような魔法陣と交わることで

世界が終わるまでの終焉の刻を刻む時計が形成されている。

二人共、瞳の中に赤黒い時計のような模様が見えており

顔は双子のようにそっくりです。





真ん中の女の子の服装は他の子と違い

お腹が丸見えな程、丈が短い黒地のTシャツに

ミニスカートという現代的な衣装です。

太ももには禍々しい紋章のような物が見えています。





右の子は虚ろな瞳でボーッとしていて

抜き身の黒剣を玉座の横に突き刺しており



その黒剣は柄に不死鳥のエンブレムが彫られており

英雄譚に描かれている禁忌の聖剣そのもの



彼女の太ももにも禍々しい紋章があり

ボロボロになっている黒い寝間着…ベビードールというのでしょうか?

至る所が透けてます。

というかこの子は下着を付けてません!?貴女達は痴女ですか!?









「あのぅ…ここは何処なんでしょうか?」







「ほっ…よかった…ちゃんと起きられましたね。

いきなりで混乱しているでしょうけど

ようこそ、神崎結愛さん、いえ今はティナさんとお呼びしましょう。

ここは生と死の狭間でありここは私達の家…魔王城です。」





『えっ?』



やっぱり私は死んだはずでは…?でもまだ生きているような気がする…

どうゆうこと…?





「それでどうですか?美緒ちゃん?

本当にこの子が世界を救う存在なんですか」





「うん。この子で大丈夫だよ、お姉ちゃん。」





「・・・・・」




右の子は無口ですね。





「それじゃ~パンパカパーン♪

君はこの大魔王ハデスちゃんの半身

つまり特別な存在として選ばれたのだよ~





魂だけになった君を蘇らせ全てを救う方法はたった一つ。



私の細胞と君の魂を混ぜてその身を魔王の身に変えて新しい肉体を得ることだよ。





混乱してるだろう時に悪いけど、

君にはこの契約書にサインしてもらうよ。

書いてることが長ったらしいから色々省いて簡潔に言うと



貴女の友達を絶対に救うことを約束する代わりに

私達と友達になって仲良くしてほしいんだ。



はい。ここにこの印を押すだけでいいから。ほら」



彼女は転生したこの世界の文字でもなければ日本語でもない

謎の言語で書かれた契約書と

彼女にある禍々しい紋章の印をした巨大な印鑑を取り出した。





『契約??……よく分からないけど友達になりたいんですね!分かりました!』



押した瞬間私の右手に彼女の太ももと同じ禍々しい紋章

胸には悪魔の羽が生えたハートの紋章が浮かび上がり



契約書が変化し頭上に巨大な培養機が出現する。





「あはは~そうだよね~急にこんなこと言われても分からないよね~

って本当に即契約したね!?マジで?おわっ!」





女の子が私に引き寄せられるように飛んできて

巨大な容器が落下、中身をピンク色の液体が満たし

二重螺旋構造のDNAが私とこの子を繋ぎ

二人の胸が重なり合い心臓の鼓動が同じリズムを刻み出す。

二人の服が溶け、身体もドロドロに溶けだし

私の魂に魔王の細胞が膜を張るように人の形を形作り。

私の細胞から人格や外見を再形成、体の構造を人間から悪魔に変化。

魔王の細胞からは肉体の強度、戦闘経験の記憶を獲得。

左目が魔眼に変化し彼女と同じ色になる。





肉体という魂の器を形成し

次は魔王の少女の肉体を再構築し終わると

液体が膨張し容器が爆発し弾け飛ぶ。



あの女の子と私はピンク色の液体まみれで一糸纏わぬ姿のままです…



全裸のまま私はベチャベチャになったカーペットに座り

彼女の話を聞くことになりました。







まあ、分からないことも多いだろうし色々説明してあげるよ

えー、ゴホン。君は私の半身になったことで

身体能力が超凄くなって、病弱じゃなくなって色々と強くなったよ。



それじゃあ、更に色々と説明するその前に

とりあえず軽く自己紹介でもしようか



君が心の中でずっとピンクのお姉さんって呼んでるのは

理の外側にいる邪神であり
神殺しと呼ばれて恐れられている混沌と月の魔王

フルネームは長いからローザって呼んでいいよ。





そして私は時空と運命と宇宙を司る

無敵の大魔王と恐れられるハデス=カタストロフィー

ミオミオちゃんだよ☆

読者の諸君には分かりやすいように
未来の名前だけど

シャルロットって呼んでもよろし~



そして無口のこっちが終焉と時空を司る

最強無敵の黙示録の大魔王の
久遠零ちゃん



話すの苦手であんまり話さないけど気にしないでね。







それでどうして怪物共が現れたのか説明すると



黙示録の悪魔を封印した魔導書が開きし時、世界が滅びると言われて

黙示録の悪魔に取り憑かれし存在。

つまり災厄の魔王が降臨する時

全知全能に匹敵する力を手にし世界を地獄に創り変えると予言されていて

黙示録の悪魔復活が近いから怪物が現れたんだよ。









この聖剣を君に託すことにするよ。



この聖剣は宇宙の均衡を保つ役目を担い

全ての大精霊と聖剣の力を行使可能な権能を持つ

全知全能の神を宿した銀河を司る星の聖剣

救極終滅焉覇王剣アルティメイトセイヴァー

これがあればこの惨劇から人々を救えるはずだよ。









『……………思ってた以上に事態は深刻じゃないですか!?

というか私じゃどうやっても止められそうにないんですけど!

私…戦ったことなんてなくて怖いんです。』






「君が戦うのが怖いなら別にそれで良いんだけど

このままだと何も助けられないよ~?

言ってなかったけど今のまま蘇ったら

ただの怪物に変貌するんだよね~

完全に蘇るには何かを守りたいという優しく聖なる心

そして戦いや死の恐怖に立ち向かう強い覚悟が必要なんだ。

どうする~?覚悟が決まったならこの剣を取るといいよ。」





『・・・・分かりました。戦います!

このまま大切な人達を守れないなんて嫌だから!』





「フフフ♪そう言うと思ってたよ☆

これからよろしくね☆ティナちゃん」







空間が光に包まれ…意識が目醒めていく………。















私の腹部に深く刺さっていた毒針と衣服が破裂し

私の胸の中から3人の魔王が飛び出てきた。



『って…待ってください!?

今の私とシャルロットちゃん、どうして全裸なんですか!?』



「アハハハ☆気にしない気にしない~♪

ほらとりあえずこれに着替えて」



『ありがとうございま……ってこれ水着じゃないですか!?』



「私の趣味だからいいでしょ~? ねえお姉ちゃん?」





「はい!大変よろしいかと思います!」





何処からかカメラを取り出して曇りなき瞳で

半裸の私とシャルロットちゃんを激写しているローザさん



『えぇ…抵抗とか羞恥心はないんですか…?』



「アハハハ…慣れれば良いもんだよ?

服って戦う時、衝撃系の攻撃が服を通して伝わるし

掴まれたり動きづらくて邪魔なんだよね~

水着の方がずっと動きやすいよ


私は蒼いフリルとピンクのリボン付きの白いビキニで

シャルロットちゃんは黒を基調にした私と同じデザインで

二人の両足には悪魔の羽にピンクのラインが入った黒いブーツが装着されています。



『うぅ…』




「それでは私は遠くにいる雑魚を片付けますので

ここは任せましたよ。二人共」





「・・・・行ってくる。」











「それじゃ、ティナちゃん

まずは太陽のエンブレムに触れて

使いたい力をイメージして選択してみようか。

剣に意識を集中させればいいから

ちなみに威力はどれもオリジナルより遥かに強力だから

振り回されないように気をつけてね。」





『はい!』





太陽のエンブレムに触れた瞬間

洪水のように情報が頭の中に流れ込み

何度も脳が焼き切れ、無理矢理

脳が治されていくような感覚に陥る。



この感覚にも少し慣れてきて何千万とあるの中から神を宿した聖剣を選び召喚した。





骸骨竜兵の火球を水の聖剣で受け流し

雷の聖剣を骸骨竜兵の頭上に複製し豪雨の如く落とす。



『次はコレ!』

選んだのは始まりの聖剣と禁忌の聖剣。

原初の炎の神剣レーヴァテインと

虚無の聖剣ブラッドオブフェニックスを召喚し



この世の全てを焼き尽くす下半身が太陽そのものである巨人と

全てを無に帰す漆黒の不死鳥が

ミノタウロス達を魂ごと焼滅させる。





『うおおおおりゃあああああ!!!!』



原初の大地の乱神剣ドゴラゴンを召喚し、塔のような巨大な刃で

カースキングゴブリンを大地ごと一刀両断し奈落の底まで押し潰す。



「おおー!ダイナミックだねー。



おわっ!?まって!?まだ喋ってる途中でしょーが!

イタタタ!!うわっ!?」







大型の怪物の突進を受け止め、反撃で何度も蹴りを入れるが

怪物も負けじと巨大な腕と爪で反撃し何度も殴られて

吹き飛ばされたシャルロットちゃんの背中を踏み台にし

縦に回転しながら風神と水神の力を剣に付与し更に重力を加えた水刃と風刃が怪物達を両断する。





「おおー!凄いねぇ~もうそんなに使えちゃってるんだ~

流石だね相棒☆」



「シャルロットちゃん大丈夫ですか!?」



打撃を加えられ、切り裂かれていたはずの素肌には

痣や掠り傷一つさえ無い白い肌のままだ。



「ん~?別にこのくらい大丈夫だよ?」



『ホッ…よかったです…』





まだまだ何処からか無制限に湧いてくる怪物達。






(う~ん、この増え方はおかしいねぇ…?

もしかして…誰かが意図的にゲートを開いてる?

これは強引にでも閉じらせるしかないね!)





おーーい、ティナちゃーーん!

剣の権能を全力全開にして放ってみよう☆

どーんと、ド派手に決めちゃいなYO☆」





ハデスちゃんが駆け寄ってきて



「分かりました!」



私はエンブレムに触れて全ての権能を解放させると

上空に宇宙と世界樹が生成され、力が無限に溢れ出し

刀身に全ての聖剣のエンブレムと虹色の光が溢れ出た

救極終滅焉覇王剣アルティメイトセイヴァーを振るい

銀と虹色の斬撃が聖都を包み込み人々の怪我を癒し、壊れた街を修復し

攻撃の余波で開いていたゲートが全滅していた。



「はあ…はあ…やりました !」





「OK♪OK~♪全知全能の権能を使うのはそこまでYO☆

無理したらNO♪NO♪後は私達に任せてもOKだよ~」





『いいえ、まだやれます!』



「おっ!いいねぇ!それじゃあ私についてこれる?」









シャルロットちゃんは怪物をローキックで怯ませ

怪物の首を軽く蹴り飛ばし

掴んだ敵を空中で回転しながら頭から地面に叩き付け

ふざけてながら変な技を繰り出して遊んだり

軽く腕が当たっただけでも遠くまで敵が吹っ飛んで

攻撃が当たった際に毎回赤黒い衝撃波が発生したり

攻撃力が明らかに格が違います。





二体のジャイアントがそれぞれかなり遠くにある十階以上ある巨大な建造物を引っこ抜き

私達に向けて投擲してきた。



「アハハハ☆洒落臭せぇんだよ!ざーこ☆」



パンチの拳圧で建物どころか巨人の上半身が破り取られた紙人形のように消し飛びました。





「ほらほら!ティナちゃんもこれくらいなら出来るんだからやろうよ~

レッツ☆粉砕の精神だよ~」





『はあ…分かりました!後で街を直してくださいよっ !』



全力で投擲された建造物をぶん殴り、建物ごと巨人を粉砕し



私に標的を定めたキメラの怪物に

すれ違った際に右足に飛び蹴りし更に回し蹴りを食らわせる。

二段蹴りを入れただけで

衝撃波が発生し、竜の鱗を持つ怪物が怯んだ。



これならイケる…!




シャルロットちゃんがカースキングゴブリン押し倒され

一方的に殴られてますが大笑いしていて

一切ダメージを受けているように見えません。



「アハハハ☆くすぐったいな~なにそれ?よっわーい☆よっと!」



シャルロットちゃんがカースキングゴブリンの

股間を思い切り蹴り上げて空中に打ち上げ

そのまま足に赤黒いの魔力を纏った後に

更に上から金と虹の魔力を纏った飛び蹴りを食らわせ

瞬間移動のような速度でふっ飛ばした先に移動し

追撃に回し蹴りを食らわせ更にふっ飛ばしたその先に飛び

粉砕するように蹴り飛ばして地面に叩きつけ

その後立ち上がったカースキングゴブリンの体内で

時間差で今まで攻撃を受けた際のダメージが発生し

魂ごと肉体を破壊し爆発四散した。





「シャキーン☆彡 イエーイ☆決まった~!!!」





シャルロットちゃんがとどめを刺すのと同時に

私も魔王の細胞から溢れる禍々しい赤の黒の魔力と
勇者の神々しい銀色の魔力を集中させて

キメラを空中に蹴り飛ばし追撃を加える為に跳躍し

キメラを空中で全力で踏みつけ、そのまま蹴り飛ばしました。



『はあああああ!!!!!』



お互い吹き飛ばした場所には大きなクレーターが発生し

カースキングゴブリンと潰れたキメラの血と肉片が辺りに散らばっていた。







「イエーイ☆やったねティナちゃん!

今の私達凄い息ぴったりじゃなかった?ねえねえ!」



『あはは…そう…かも……ですね…』



私の意識がそこで途切れました。



「あれれ?ティナちゃ~ん眠っちゃった?」



「それじゃあ、後はこれで終わせようか」

シャルロットの瞳が紫色の魔王の眼に変化し

シャルロットの絶大な魔力が虚無崩壊を引き起こし
空間が歪み

街全体を覆う程の巨大なブラックホールが出現し

怪物だけが一体残らずその巨大な黒い穴に吸収された。







「・・美緒ちゃんが遊ばず真面目にやれば

やっぱりティナさんの助けなんて必要ないのでは?」





「NO~NO~お姉ちゃん、ティナちゃんは必要だよ

純粋に初めての相棒or友達として。

戦力としては弱くてもこれから育てればいいんだし

それに、約束があるからね。
私には、この子を託してくれた両親のためにも
幸せにしてあげなきゃだからさぁ」



「そうですか…まあハデスちゃんが言うなら問題ないですね」




























『う、う~ん?ここは…』



目が覚めると思わず懐かしくなってしまうような病院のベッドにいました。



イザベラさん達が駆け寄ってきました。

「ティナさん!なんとか生きて……ご無事でしたのね!」






「ベラ…ティナちゃんが起きるまでずっと泣いてたよ…

うっ………うえええええええええん!!!!」




「ノクトさんこそ、泣いてるではありませんか…うえええええん!!」




「うおおおおおおおん!!!

ティナが無事でほんとうによかったああああ!!!」





「心配…しなくても…死んだらリリが魔法で蘇らせるから…泣いてナイ…泣いてナイもん…」





『…皆さんが無事で……本当に良かったです』





皆さん、頭や手足を怪我はしていますが軽傷らしく

私が一番重症のはずでしたが

悪魔になったからかとてつもなく頑丈になっているようで

おそらく疲れが原因でしょうから今日中にでも退院出来るそうで良かったです。






「それではティナさん数日後に学園でまた会いましょう!」



『はい!』





その後、病院のお風呂に入り、月光に照らされ

看護師さんが居なくなった病室を見ていると







「やっほーー☆ヨッホホイのホーイ☆

ティナちゃ~ん元気そうで良かったよ~」



何処からかシャルロットちゃんが湧いてきました。





「シャルロットちゃん?聞こうと思っていたのでちょうど良かったです。



どうして水着から着替えられないんですか???

もしかして、契約書には書いてあるけど説明を省きましたね?」



無意識に山一つ消し飛ばせそうな力が拳に入る。







「おっと!?ゲンコツは勘弁して!?

待って待ってストップストップ!


確かに伝え忘れていたしその通りだが落ち着くんだYOガール!?

悪魔と契約して全く力の代償がないとかある訳じゃない???

むしろかなり良心的なの選んだんだよ!?」


「そうだったんですね……水着は恥ずかしいですけど

命と比べたら安い代償ですね…ありがとうございます」





「ふう……それじゃ今日はこんな所かな。

それじゃティナちゃんバイバーイ☆」







空間が歪みシャルロットちゃんは帰ってしまいました。





勇者の血に悪魔の身体…契約の代償…本当にこれだけなのでしょうか…?



世界を滅ぼす黙示録の悪魔…

う~ん、今は考えなくていいかな…?




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