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・第十話「教帝蛮姫と対話を重ねる事」
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「何か手伝える事はありますか?」
面会の後、アルキリーレは教帝宮堂の図書館を用いたいと言い、ペルロ十八世は許可しまた自ら図書館に足を運び、なにくれと面倒を見ようとした。
「済まない、この後護民官とや元老院議員と面談が。護衛はちゃんと連れて行くし、寄り道もしないから……」
そう言って、カエストゥスがこの場を離れた為である。
(抜け駆けするなよ、友人)
(抜け駆けしないわけが無いでしょう。というか、会っている内に意図せず自然に進む事もある、それが恋愛というものです、我が友よ)
(お前……! くそ、いいだろう、だが、先に会ったのは私だからなっ、負けんぞ!)
……カエストゥスが帰り際、ペルロと視線を合わせ無言でそんな息の合った意思交換を神秘では無く単なる長年の付き合いでお互いを知り尽くしているが故だけで行っていたりもする。
「感謝する。聞きたい事があれば聞く」
教帝自らの助力であるが、礼は言うものの今の所不要で有ると、アルキリーレは自ら本を本棚から選び出し開き目を通していく。
「会話だけでは無く、レーマリア文字の読み書きも出来るのですか」
彼自身北摩等異教異郷の文化に詳しいペルロ十八世ではあるが、文化資本に恵まれ四方と交易盛んなレーマリアではなく閉鎖的な北摩で戦をしながらそれ程の学識を得たとはと、アルキリーレの頭脳には舌を巻く。
蛮族めいた獰猛な振る舞いに隠されては居るが、その頭脳はやはり一国の王。レーマリアにおける己の配下達単神教の枢機卿やカエストゥスに仕える法務官や財務官といった高官にも頭脳では一歩も引かないのではないかとペルロは思った。
「喋るよか読ん方が良か。喋るんはこん通り訛りが出申すが文字はそうでもなか。それに北摩文字の方が神官用でややこしい」
「見事な学識ですね」
「そっかの?俺は俺を利口と思ったこつは無か。国の奴らば頭は阿呆ばっかちとは思うとったが。父は女に学問ば要らんつうばっかで、そん上誰かに何故だと聞いても、煩いだの駄目だだの議ば言うなだのばっかでの」
……ペルロの称賛にアルキリーレはそう素っ気なく答えるが。
(良かった)
本を覗き込むその横顔は、故郷と違い話しが噛み合い理解と評価が得られるという事実に、ほんのりと嬉しそうだった。
(思うに、このレーマリアでのびのびと活躍出来る事も、彼女の心を癒すのに必要な事かもしれません)
眼鏡の下で、ペルロも微笑む。
「……やっぱり、レーマリアん方が軍法も進んじょる……なのにこんだけ弱かちう事は、兎に角心に気合が足りんっちゅうこつにごたる」
かつては投槍・槍・剣・盾を装備した重装歩兵と騎兵がレーマリアの主力だったのに対し今の戦場は、投槍に対する弓や弩や投矢機・投石機・投火器の発達により歩兵・射撃兵・騎兵の三種類の兵が主となり、会戦は過去の四段櫂衝船一辺倒ではなく、三段櫂衝船・五段櫂投船・二段櫂投船の三種が主役となった。
北摩では未だに歩兵と射撃兵が分化せず投槍と弓矢がごちゃごちゃに使われていて弩や投矢機・投石機等は生産されていない。海軍は衝角すら無い長船であるし、鎧の質からして違うのだが、にもかかわらず、アルキリーレからすれば実戦記録を見ればゲツマン・ヘルラスの軍勢だけでも北摩国境から首都ルームまで突破する事すら可能だろうと思える有様というのは、文明も技術も資本も幾ら注ぎ込もうが結局使おうとする意思が無ければ一国とてたちまち瓦礫に帰すという教訓と言えるだろう。
「のうペルロさん、単神教にゃ何かこう門徒の戦意ば煽る様な教義は無かと?」
「宗教は愛と平和と前途節制を説き勧めるものですから、このレーマリアでは」
同じ一神教である東吼の天教は〈秩序を敷く〉〈支配を確立する〉というもう少し外向きで攻撃的になりうる面もあるが、レーマリアにはそういう面があまり無かった。地球の似たような例とは割と違うのだ。本来良い事だが、レーマリアの単神教においてはそれが負の方向に作用していた。
「愛平和に善と節制のう。強なれ、勇敢たればかりの北摩の多神教よりゃ賢げごつが、国ば守るも善、余所の街と仲良くするも愛、戦を鎮めるは平和ではなかか? あと、あんまり節制しちょらんのではなかか?」
「善と平和と戦争、そのバランスは人により違い、中々難しいものなのですよ……愛に関しても、隣人への愛が隣人の隣人への愛を邪魔する事もあるのです。歴代の教帝もそれを解決せんと様々に説いて参りましたが、これもまた人それぞれで……節制に関しては正直言い訳のしようもありませんが……」
素朴な突っ込みを入れるアルキリーレだが、教義に突っ込みを入れられて、ペルロ十八世は寧ろ怒るどころか苦笑しつつも知的好奇心と親近感を抱いていた。
(それにしても気兼ねなく話せるものだ。カエストゥス以外、流石にここまで私に対して屈託無く振る舞う者は……まああの子くらいですからね。これでは寧ろ、私の方が気が楽になってしまう)
彼女の心中を察した身でありながら己の方が癒されてしまうと少々情けなく思うが、一笑を買えればせめても幸いとそんな弱さを敢えて吐露するペルロ。
「いえ私腹を肥やしてはいませんよ? 聖職者なのに女性とお付き合いしたい欲求が我が友と同じ程止まないだけで。今もこうして話している事が楽しくてなりません」
「まっことお前等はそれだけは本当にだらしないじゃのう……俺の何処がそんな楽しかか……」
くく、と東吼についての資料の頁を捲りながら少しアルキリーレは不思議そうに、だが面白そうでもある風に微苦笑した。苦笑でも笑いは笑い、一笑をもたらせた事は僥倖と、ペルロ、アルキリーレの目が頁に向いている事をいい事に視界の外でガッツポーズ。尚、ガッツポーズとは剣闘士ガッツリウスが勝利の時に取っていたポーズに因むもので地球のボクサーとは関係が無い。動作は偶然の一致で全く同じだが。
ぱたん。アルキリーレが、本を閉じた。
「(どきっ!)……必要な情報は掴めましたか」
「おう。何時もは風聞で軍略する事が多かったでな、こんだけ沢山本ば読めたのは初めてじゃ。よか学問ば出来たど」
一瞬自分の面白ポーズを見られたかと思って慌てるペルロであったが、どうやら単に本を読み終わっただけのようで。
参考になったかと問うペルロに対して、アルキリーレはにっこりと笑った。黄金の獅子が向日葵のように咲いて。
はっ、と一瞬胸を押さえたペルロ。眼鏡のずれを直すと、そんなペルロの反応に首をかしげるアルキリーレに。
「それではもう少し、良いでしょうか。紹介したい者がいます。戦争を行うのであれば、役に立つ者だと思います。あの子は」
更なる出会いをもたらす。
面会の後、アルキリーレは教帝宮堂の図書館を用いたいと言い、ペルロ十八世は許可しまた自ら図書館に足を運び、なにくれと面倒を見ようとした。
「済まない、この後護民官とや元老院議員と面談が。護衛はちゃんと連れて行くし、寄り道もしないから……」
そう言って、カエストゥスがこの場を離れた為である。
(抜け駆けするなよ、友人)
(抜け駆けしないわけが無いでしょう。というか、会っている内に意図せず自然に進む事もある、それが恋愛というものです、我が友よ)
(お前……! くそ、いいだろう、だが、先に会ったのは私だからなっ、負けんぞ!)
……カエストゥスが帰り際、ペルロと視線を合わせ無言でそんな息の合った意思交換を神秘では無く単なる長年の付き合いでお互いを知り尽くしているが故だけで行っていたりもする。
「感謝する。聞きたい事があれば聞く」
教帝自らの助力であるが、礼は言うものの今の所不要で有ると、アルキリーレは自ら本を本棚から選び出し開き目を通していく。
「会話だけでは無く、レーマリア文字の読み書きも出来るのですか」
彼自身北摩等異教異郷の文化に詳しいペルロ十八世ではあるが、文化資本に恵まれ四方と交易盛んなレーマリアではなく閉鎖的な北摩で戦をしながらそれ程の学識を得たとはと、アルキリーレの頭脳には舌を巻く。
蛮族めいた獰猛な振る舞いに隠されては居るが、その頭脳はやはり一国の王。レーマリアにおける己の配下達単神教の枢機卿やカエストゥスに仕える法務官や財務官といった高官にも頭脳では一歩も引かないのではないかとペルロは思った。
「喋るよか読ん方が良か。喋るんはこん通り訛りが出申すが文字はそうでもなか。それに北摩文字の方が神官用でややこしい」
「見事な学識ですね」
「そっかの?俺は俺を利口と思ったこつは無か。国の奴らば頭は阿呆ばっかちとは思うとったが。父は女に学問ば要らんつうばっかで、そん上誰かに何故だと聞いても、煩いだの駄目だだの議ば言うなだのばっかでの」
……ペルロの称賛にアルキリーレはそう素っ気なく答えるが。
(良かった)
本を覗き込むその横顔は、故郷と違い話しが噛み合い理解と評価が得られるという事実に、ほんのりと嬉しそうだった。
(思うに、このレーマリアでのびのびと活躍出来る事も、彼女の心を癒すのに必要な事かもしれません)
眼鏡の下で、ペルロも微笑む。
「……やっぱり、レーマリアん方が軍法も進んじょる……なのにこんだけ弱かちう事は、兎に角心に気合が足りんっちゅうこつにごたる」
かつては投槍・槍・剣・盾を装備した重装歩兵と騎兵がレーマリアの主力だったのに対し今の戦場は、投槍に対する弓や弩や投矢機・投石機・投火器の発達により歩兵・射撃兵・騎兵の三種類の兵が主となり、会戦は過去の四段櫂衝船一辺倒ではなく、三段櫂衝船・五段櫂投船・二段櫂投船の三種が主役となった。
北摩では未だに歩兵と射撃兵が分化せず投槍と弓矢がごちゃごちゃに使われていて弩や投矢機・投石機等は生産されていない。海軍は衝角すら無い長船であるし、鎧の質からして違うのだが、にもかかわらず、アルキリーレからすれば実戦記録を見ればゲツマン・ヘルラスの軍勢だけでも北摩国境から首都ルームまで突破する事すら可能だろうと思える有様というのは、文明も技術も資本も幾ら注ぎ込もうが結局使おうとする意思が無ければ一国とてたちまち瓦礫に帰すという教訓と言えるだろう。
「のうペルロさん、単神教にゃ何かこう門徒の戦意ば煽る様な教義は無かと?」
「宗教は愛と平和と前途節制を説き勧めるものですから、このレーマリアでは」
同じ一神教である東吼の天教は〈秩序を敷く〉〈支配を確立する〉というもう少し外向きで攻撃的になりうる面もあるが、レーマリアにはそういう面があまり無かった。地球の似たような例とは割と違うのだ。本来良い事だが、レーマリアの単神教においてはそれが負の方向に作用していた。
「愛平和に善と節制のう。強なれ、勇敢たればかりの北摩の多神教よりゃ賢げごつが、国ば守るも善、余所の街と仲良くするも愛、戦を鎮めるは平和ではなかか? あと、あんまり節制しちょらんのではなかか?」
「善と平和と戦争、そのバランスは人により違い、中々難しいものなのですよ……愛に関しても、隣人への愛が隣人の隣人への愛を邪魔する事もあるのです。歴代の教帝もそれを解決せんと様々に説いて参りましたが、これもまた人それぞれで……節制に関しては正直言い訳のしようもありませんが……」
素朴な突っ込みを入れるアルキリーレだが、教義に突っ込みを入れられて、ペルロ十八世は寧ろ怒るどころか苦笑しつつも知的好奇心と親近感を抱いていた。
(それにしても気兼ねなく話せるものだ。カエストゥス以外、流石にここまで私に対して屈託無く振る舞う者は……まああの子くらいですからね。これでは寧ろ、私の方が気が楽になってしまう)
彼女の心中を察した身でありながら己の方が癒されてしまうと少々情けなく思うが、一笑を買えればせめても幸いとそんな弱さを敢えて吐露するペルロ。
「いえ私腹を肥やしてはいませんよ? 聖職者なのに女性とお付き合いしたい欲求が我が友と同じ程止まないだけで。今もこうして話している事が楽しくてなりません」
「まっことお前等はそれだけは本当にだらしないじゃのう……俺の何処がそんな楽しかか……」
くく、と東吼についての資料の頁を捲りながら少しアルキリーレは不思議そうに、だが面白そうでもある風に微苦笑した。苦笑でも笑いは笑い、一笑をもたらせた事は僥倖と、ペルロ、アルキリーレの目が頁に向いている事をいい事に視界の外でガッツポーズ。尚、ガッツポーズとは剣闘士ガッツリウスが勝利の時に取っていたポーズに因むもので地球のボクサーとは関係が無い。動作は偶然の一致で全く同じだが。
ぱたん。アルキリーレが、本を閉じた。
「(どきっ!)……必要な情報は掴めましたか」
「おう。何時もは風聞で軍略する事が多かったでな、こんだけ沢山本ば読めたのは初めてじゃ。よか学問ば出来たど」
一瞬自分の面白ポーズを見られたかと思って慌てるペルロであったが、どうやら単に本を読み終わっただけのようで。
参考になったかと問うペルロに対して、アルキリーレはにっこりと笑った。黄金の獅子が向日葵のように咲いて。
はっ、と一瞬胸を押さえたペルロ。眼鏡のずれを直すと、そんなペルロの反応に首をかしげるアルキリーレに。
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