聖女の証

とーふ(代理カナタ)

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第15話『これはつまり、私たちが成長したという事なのではないでしょうか?』③

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え!? 何それ!? 知らない!?

何をやっていたの私!!

「まぁ、それは良い。アメリアの事だ。考えてもしょうがないだろう」

しょうがなくはないと思うんですけどね!? 私! そのよく分からない行動は何とかしたいですよ!?

「とにかくだ。今後同じ過ちを繰り返さない為に、協議をする必要がある。良いな?」

「でもさ。それって話し合う必要なくない? フィン以外は全員辛いもの食べられるでしょ?」

「だから、何度も言ってるがカー君は無理なんだって」

「カー君言うな! 俺は食べられる。何故なら俺は大人だからだ」

「こう言ってるけど?」

「強がりだってすぐ分かるだろ。旅の途中で子供から無理に体力奪ってどうするんだよ。大人は好みだが、子供には死活問題だ。味は子供に合わせるべきだろ」

「子供子供ってフィンはうるさいんだよ! 俺は大人だ!」

「そうやって大人だ大人だと叫んでいる内は子供なんだよ。カー君」

「カー君言うな!!」

「つまりだ。フィンとしてはカーネリアンを中心に考えろ、そういう事か?」

「あぁ。そうだ」

「なら話は簡単だろう。今日みたいにシチューは甘く、肉は辛くすれば良い。肉は大人だけ食べる。これで良いだろう」

「でもそれだと足りなくねぇか? 肉も食いたいだろ」

「なら多めに魔物を倒せばいい。それだけの話だ」

「しかしな。魔物を狩るのだって時間掛かるんだぜ?」

「足りなきゃ食えん。それだけの話だろ。少なくともカーネリアン自身は大人を自称してるんだ。腕が足りず、飯が食えないという事くらいは覚悟しているはずだ。それともお前はそこまで甘やかすのか? フィン」

「それは、そうじゃないけどよ」

「んー。色々考えたんだけどさ。要するにご飯が足りないって訳でしょ? なら、魚でも釣れば良いんじゃ無いの?」

「「魚ぁ?」」

「そっか。すっかり忘れてたけど、魚捕る方が楽だよな」

そう言えばその手段がありましたね。とは言っても、私は料理を作る係なんで、捕る方はお任せだけれども。

「なんだ。その魚ってのは」

「え? 本当に知らないの?」

「あぁ。全く知らん」

「俺も知らないな」

「ったく。これだから楽して生きてきた連中は。しょうがないアタシが至高の魚釣りって奴を教えてやるわよ!」

かくして、聖都へ行く前の寄り道が始まったのであった。
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