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章1
人魚姫と悪役令嬢(2)
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変身能力持ちの転生者、奴隷落ちしかけた転生者、ショップスキル持ちの転生者ときて、とうとう悪役令嬢転生者まで。
バラエティに富んだ参加者たちだとは思っていたが、ゲーム世界に転生した……というのはどういうことだろうか。
「私の事情としては、お察しの通りなんですけど。
このゲーム、悪役令嬢はルートによっては殺されてしまうんです。一年後に。
……それを回避すべく奮闘していたのに、あれらに追われることになった、というのがおおまかな事情です」
ウルティナの話は、この異世界自体が乙女ゲームと互換性のある世界で、その乙女ゲームのシナリオどおりに進む強制力が働いている、としか受け取れない内容だ。
「ああー、だから聖樹にも見覚えがあったんですよ。卒業イベントの時に背景になってる場所ですね」
ルイーザが納得したとばかりに頷く。
「よくわかんねーんだけど」
「有名な乙女ゲーの1stシーズン悪役令嬢なんですよ。RPGでいうと、シリーズ初代版の敵キャラみたいな感じです」
「ふーん。好きなゲームでも、敵キャラに転生するのは大変そうだな」
乙女ゲームには触ったこともないだろう勝宏に、ルイーザが補足説明を入れてくれる。
この場の四人のうちルイーザだけが反応したところを考えると、彼女はもともと乙女ゲームに詳しかったのかもしれない。
「ちょっと待って。あなたの言いようじゃ、この世界はラブオブプリンスっていうゲームの世界ってことになっちゃわない?
それじゃあ他の転生者はみんな「プレイしたこともない乙女ゲーの世界にそうと知らずに連れてこられた転生者」じゃない」
透が抱えていた疑問を、偶然詩絵里が訊ねてくれた。
その問いには、ウルティナは首を振って否定する。
「このゲームに他の国家の話は出てきませんでしたから、他の地域のことはよくわかりませんが……私の推測では、「中央国ラークロクト」だけが、乙女ゲームに準じた世界なんだと思います」
彼女の話によると、記憶を取り戻してからは破滅ルートを回避すべく、シナリオの強制力が働く期間のみ別の国へ留学することも視野に入れていたのだという。
しかし、友好国の夜会へ呼ばれた際、ウルティナを乗せてラークロクトの国境を越えようとした馬車は、なぜか越える瞬間に国境の手前10メートル程度の地点に引き戻されてしまう。
徒歩や馬車の先行など、何度策を講じても国境を越えられなかったのだという。
今は両親の計らいで、彼女に起こる強制力たちを「神に愛された子は神の庭から出ることが許されない」と脚色して広めているそうだが、内心気味悪がっている者もいるだろう。
「強制力は既に働いていたんです。そしてシナリオが終わるか無効になるまで、私はこの国を出ることができない」
この強制力はおそらく、ヒロインや他の攻略対象者たちにも働いているはずです。
彼女が続ける。
ウルティナはこれをどうにかしない限り、イベントクエスト参加どころではないというわけだ。
「なるほど。それで、強制力ならびに破滅ルートの回避、それともあいつら刺客の根絶? ウルティナ的には、どっちが重要なのかしら」
「もちろん、破滅ルートの回避の方です。お願いします。皆さん、神からのイベントクエストに参加されていますよね?」
「ええ、そうね。パーティーメンバーにイベント1位を狙いたい子がいるから、あんまり厄介な話だと協力できないわ」
詩絵里の率直な返答に、ウルティナが頭を下げた。
「お力をお貸しいただけるなら、ベトライヴェローグ家管轄の国内ダンジョンが六十箇所ほどあります。
イベント終了まであなたがた以外立ち入り禁止、貸切にさせていただくことも可能です。
そこへ通じる転送の扉も管理しておりますので、必要でしたらそこもしばらくお貸しできます」
具体的な報酬の話になった。
60箇所も瞬時に回り放題なら、ここまでで出遅れてしまった分も簡単に取り戻せることだろう。
しばし考えて、詩絵里がこちらを振り返る。
「私は、内容によってはこの話、受けてもいいと思うのだけれど。皆どう?」
「俺は賛成。別にウルティナ本人が悪事を働いたわけでもないのに、一年後に死ぬのが決まってるなんてあんまりだろ」
「ラブオブプリンスは私も好きなゲームでしたけど、悪役令嬢があまりにも不憫だなって思ってたんですよ。
悪役令嬢もヒロインちゃんも攻略対象者たちも、皆でハッピーエンドになるならそれが一番だと思います」
詩絵里の目配せに透も頷きを返す。
「ウルティナ。そういうことだから、詳しい話を聞かせてくれる?」
まず、ルイーザとウルティナの説明によって「ラブオブプリンス~真実の愛のゆくえ~」の概要が知らされた。
平民出のヒロインが数奇な運命で貴族学校に中途で入学することになり、一年間攻略対象者たちと絆を育み、卒業。
卒業の際に、好感度がもっとも高かったキャラクターと結ばれるエピローグを見ることができる……という流れのシミュレーションゲームだ。
スマホで手軽にプレイできることから女性人気が高く、ルイーザの知る限りでは現在3作目までリリースされているのだという。
ウルティナはそのシリーズの1作目の敵役、というわけだ。
ゲームの中で描写されるウルティナ・エリー・ベトライヴェローグは、中途で入学してきたヒロインを敵視。
ヒロインに嫌がらせをするためだけに特に好きでもない攻略対象の男を婚約者にしたり、ヒロインがウルティナに暴力をふるったように見せかけたりと身勝手で陰湿な気質を持っていた。
「でもですね、ゲームのウルティナもほんとはそこまで悪い人じゃなんですよ。
人体実験をしている連中に誘拐されて、悪の心を植えつけられてしまったからそうなったんです」
「なんか急に分かりやすい話になったな」
勝宏にとってはとっつきやすいであろうワードが出てきた。
乙女ゲームのシナリオに難しい顔をしていた勝宏が目を瞬かせる。
「正確には、ゲーム開始1年前に悪役令嬢ウルティナは誘拐され、<嫉妬の種>という呪物を埋め込まれてしまうのです」
「それが原因で、もとはちょっとわがままかなー? くらいのお嬢さんだったのにどんどん悪役令嬢になっていくんですよね」
そう考えると、「悪役令嬢ウルティナ」の破滅ルートは<嫉妬の種>という呪物が原因で引き起こされるため、現代知識チートで事前に人間関係を整地してどうにかなるものではない……というわけだ。
対策をとるなら、誘拐犯を見つけ出して根本から叩くか、ウルティナがヒロインや攻略対象者たちと関わらないルートで固定する必要がある。
「それで、嫉妬の種で暴走したウルティナは最終的にヒロインを殺そうとするんですけど、その時ヒロインが攻略していた好感度の高いキャラがウルティナを切り殺すって感じです」
「その誘拐犯ってのを倒すのは駄目なのか?」
悪役令嬢の結末に顔をしかめた勝宏が、もっとも手っ取り早い選択肢について触れる。
「ウルティナはゲーム設定で、「生まれた時から強大な魔力の器を持っている」少女でした。
その設定を利用して、記憶を取り戻した6歳の頃から誘拐犯たちのことを調べさせていたのだけれど、まったく足取りがつかめないのです」
ゲームのウルティナについて、この世界のウルティナが付け加えた。
彼女の言葉に、詩絵里が疑問を呈する。
「その誘拐犯たちの黒幕って、ほんとにこの世界の人間なのかしら?」
「転生者がかかわってるってことですか?」
「子供とはいえ転生者であるウルティナが、記憶を取り戻してから十年近く追い続けているのに一切足取りがつかめない……なんて、神や悪魔のようにそもそも人間じゃないか、もしくは相手も転生者であると考えるのが自然じゃない?」
「そんな……」
「入学まで時間ないのよね? 誘拐してくる連中が見つからないなら、もう強引に破滅ルートを回避する――学園入学前に誰か別の人間と婚約してしまうとか、学校やヒロイン、攻略対象者たちを全員殺害するかくらいしかないんじゃないかしら」
結局、現在すぐに取れる対策といえば強引な回避方法だけになってしまう。
その結論に至った瞬間、ルイーザが爆弾を投下した。
「勝宏さんが婚約してあげればいいんじゃないですか?」
ルイーザの提案に固まってしまったのは、勝宏と透だけだったように思う。
彼女のアイデアを詩絵里が吟味して、唸る。
「……確かに、連中が最初からウルティナに何かの術を施すこと自体が目的なら、婚約者ができてからもウルティナを執拗に狙ってくるはずね。
この時、傍に同じ転生者である勝宏くんが居るのは心強いわ。
逆に、ウルティナに術を施して、彼女が「破滅する」ことが連中の目的なら、外部に婚約者ができて攻略対象者やヒロインと関わる可能性がゼロになった段階で、ターゲットを別の人間に変えるはずよ」
勝宏とウルティナの婚約は、敵に対する撒き餌の意味も含まれるわけだ。
理にかなっている。けれど。
「どうします? 恋愛成就の樹のもとで出会ったお二人ですし、意外とほんとに好きになっちゃうかもですよ」
ウルティナと勝宏を交互に見比べて、ルイーザが訊ねる。
「い、いきなり言われても……俺は……」
「……お願いします勝宏さん。1年後の破滅さえ乗り切れば、あとはどうとでもなるんです」
困惑する勝宏と対照的に、ウルティナは真剣な様子でもう一度頭を下げた。
こうなると、きっと勝宏は断れないだろう。
一度だけ透のほうを見て、勝宏が頷く。
「……分かった。これも人助けだもんな」
バラエティに富んだ参加者たちだとは思っていたが、ゲーム世界に転生した……というのはどういうことだろうか。
「私の事情としては、お察しの通りなんですけど。
このゲーム、悪役令嬢はルートによっては殺されてしまうんです。一年後に。
……それを回避すべく奮闘していたのに、あれらに追われることになった、というのがおおまかな事情です」
ウルティナの話は、この異世界自体が乙女ゲームと互換性のある世界で、その乙女ゲームのシナリオどおりに進む強制力が働いている、としか受け取れない内容だ。
「ああー、だから聖樹にも見覚えがあったんですよ。卒業イベントの時に背景になってる場所ですね」
ルイーザが納得したとばかりに頷く。
「よくわかんねーんだけど」
「有名な乙女ゲーの1stシーズン悪役令嬢なんですよ。RPGでいうと、シリーズ初代版の敵キャラみたいな感じです」
「ふーん。好きなゲームでも、敵キャラに転生するのは大変そうだな」
乙女ゲームには触ったこともないだろう勝宏に、ルイーザが補足説明を入れてくれる。
この場の四人のうちルイーザだけが反応したところを考えると、彼女はもともと乙女ゲームに詳しかったのかもしれない。
「ちょっと待って。あなたの言いようじゃ、この世界はラブオブプリンスっていうゲームの世界ってことになっちゃわない?
それじゃあ他の転生者はみんな「プレイしたこともない乙女ゲーの世界にそうと知らずに連れてこられた転生者」じゃない」
透が抱えていた疑問を、偶然詩絵里が訊ねてくれた。
その問いには、ウルティナは首を振って否定する。
「このゲームに他の国家の話は出てきませんでしたから、他の地域のことはよくわかりませんが……私の推測では、「中央国ラークロクト」だけが、乙女ゲームに準じた世界なんだと思います」
彼女の話によると、記憶を取り戻してからは破滅ルートを回避すべく、シナリオの強制力が働く期間のみ別の国へ留学することも視野に入れていたのだという。
しかし、友好国の夜会へ呼ばれた際、ウルティナを乗せてラークロクトの国境を越えようとした馬車は、なぜか越える瞬間に国境の手前10メートル程度の地点に引き戻されてしまう。
徒歩や馬車の先行など、何度策を講じても国境を越えられなかったのだという。
今は両親の計らいで、彼女に起こる強制力たちを「神に愛された子は神の庭から出ることが許されない」と脚色して広めているそうだが、内心気味悪がっている者もいるだろう。
「強制力は既に働いていたんです。そしてシナリオが終わるか無効になるまで、私はこの国を出ることができない」
この強制力はおそらく、ヒロインや他の攻略対象者たちにも働いているはずです。
彼女が続ける。
ウルティナはこれをどうにかしない限り、イベントクエスト参加どころではないというわけだ。
「なるほど。それで、強制力ならびに破滅ルートの回避、それともあいつら刺客の根絶? ウルティナ的には、どっちが重要なのかしら」
「もちろん、破滅ルートの回避の方です。お願いします。皆さん、神からのイベントクエストに参加されていますよね?」
「ええ、そうね。パーティーメンバーにイベント1位を狙いたい子がいるから、あんまり厄介な話だと協力できないわ」
詩絵里の率直な返答に、ウルティナが頭を下げた。
「お力をお貸しいただけるなら、ベトライヴェローグ家管轄の国内ダンジョンが六十箇所ほどあります。
イベント終了まであなたがた以外立ち入り禁止、貸切にさせていただくことも可能です。
そこへ通じる転送の扉も管理しておりますので、必要でしたらそこもしばらくお貸しできます」
具体的な報酬の話になった。
60箇所も瞬時に回り放題なら、ここまでで出遅れてしまった分も簡単に取り戻せることだろう。
しばし考えて、詩絵里がこちらを振り返る。
「私は、内容によってはこの話、受けてもいいと思うのだけれど。皆どう?」
「俺は賛成。別にウルティナ本人が悪事を働いたわけでもないのに、一年後に死ぬのが決まってるなんてあんまりだろ」
「ラブオブプリンスは私も好きなゲームでしたけど、悪役令嬢があまりにも不憫だなって思ってたんですよ。
悪役令嬢もヒロインちゃんも攻略対象者たちも、皆でハッピーエンドになるならそれが一番だと思います」
詩絵里の目配せに透も頷きを返す。
「ウルティナ。そういうことだから、詳しい話を聞かせてくれる?」
まず、ルイーザとウルティナの説明によって「ラブオブプリンス~真実の愛のゆくえ~」の概要が知らされた。
平民出のヒロインが数奇な運命で貴族学校に中途で入学することになり、一年間攻略対象者たちと絆を育み、卒業。
卒業の際に、好感度がもっとも高かったキャラクターと結ばれるエピローグを見ることができる……という流れのシミュレーションゲームだ。
スマホで手軽にプレイできることから女性人気が高く、ルイーザの知る限りでは現在3作目までリリースされているのだという。
ウルティナはそのシリーズの1作目の敵役、というわけだ。
ゲームの中で描写されるウルティナ・エリー・ベトライヴェローグは、中途で入学してきたヒロインを敵視。
ヒロインに嫌がらせをするためだけに特に好きでもない攻略対象の男を婚約者にしたり、ヒロインがウルティナに暴力をふるったように見せかけたりと身勝手で陰湿な気質を持っていた。
「でもですね、ゲームのウルティナもほんとはそこまで悪い人じゃなんですよ。
人体実験をしている連中に誘拐されて、悪の心を植えつけられてしまったからそうなったんです」
「なんか急に分かりやすい話になったな」
勝宏にとってはとっつきやすいであろうワードが出てきた。
乙女ゲームのシナリオに難しい顔をしていた勝宏が目を瞬かせる。
「正確には、ゲーム開始1年前に悪役令嬢ウルティナは誘拐され、<嫉妬の種>という呪物を埋め込まれてしまうのです」
「それが原因で、もとはちょっとわがままかなー? くらいのお嬢さんだったのにどんどん悪役令嬢になっていくんですよね」
そう考えると、「悪役令嬢ウルティナ」の破滅ルートは<嫉妬の種>という呪物が原因で引き起こされるため、現代知識チートで事前に人間関係を整地してどうにかなるものではない……というわけだ。
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「それで、嫉妬の種で暴走したウルティナは最終的にヒロインを殺そうとするんですけど、その時ヒロインが攻略していた好感度の高いキャラがウルティナを切り殺すって感じです」
「その誘拐犯ってのを倒すのは駄目なのか?」
悪役令嬢の結末に顔をしかめた勝宏が、もっとも手っ取り早い選択肢について触れる。
「ウルティナはゲーム設定で、「生まれた時から強大な魔力の器を持っている」少女でした。
その設定を利用して、記憶を取り戻した6歳の頃から誘拐犯たちのことを調べさせていたのだけれど、まったく足取りがつかめないのです」
ゲームのウルティナについて、この世界のウルティナが付け加えた。
彼女の言葉に、詩絵里が疑問を呈する。
「その誘拐犯たちの黒幕って、ほんとにこの世界の人間なのかしら?」
「転生者がかかわってるってことですか?」
「子供とはいえ転生者であるウルティナが、記憶を取り戻してから十年近く追い続けているのに一切足取りがつかめない……なんて、神や悪魔のようにそもそも人間じゃないか、もしくは相手も転生者であると考えるのが自然じゃない?」
「そんな……」
「入学まで時間ないのよね? 誘拐してくる連中が見つからないなら、もう強引に破滅ルートを回避する――学園入学前に誰か別の人間と婚約してしまうとか、学校やヒロイン、攻略対象者たちを全員殺害するかくらいしかないんじゃないかしら」
結局、現在すぐに取れる対策といえば強引な回避方法だけになってしまう。
その結論に至った瞬間、ルイーザが爆弾を投下した。
「勝宏さんが婚約してあげればいいんじゃないですか?」
ルイーザの提案に固まってしまったのは、勝宏と透だけだったように思う。
彼女のアイデアを詩絵里が吟味して、唸る。
「……確かに、連中が最初からウルティナに何かの術を施すこと自体が目的なら、婚約者ができてからもウルティナを執拗に狙ってくるはずね。
この時、傍に同じ転生者である勝宏くんが居るのは心強いわ。
逆に、ウルティナに術を施して、彼女が「破滅する」ことが連中の目的なら、外部に婚約者ができて攻略対象者やヒロインと関わる可能性がゼロになった段階で、ターゲットを別の人間に変えるはずよ」
勝宏とウルティナの婚約は、敵に対する撒き餌の意味も含まれるわけだ。
理にかなっている。けれど。
「どうします? 恋愛成就の樹のもとで出会ったお二人ですし、意外とほんとに好きになっちゃうかもですよ」
ウルティナと勝宏を交互に見比べて、ルイーザが訊ねる。
「い、いきなり言われても……俺は……」
「……お願いします勝宏さん。1年後の破滅さえ乗り切れば、あとはどうとでもなるんです」
困惑する勝宏と対照的に、ウルティナは真剣な様子でもう一度頭を下げた。
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