105 / 193
章1
たいへん失礼な先入観を持っていたことを懺悔します(4)
しおりを挟む
そもそも、最初から選択を間違えていた。
寝ている勝宏を起こすか、翌朝訊ねてから注文すればよかったのだ。
しかし、あの時はなぜか正常な判断ができなかった。
これまで、性欲は人並みかそれ以下だと思っていたけれど、まさか自分があんなことをしてしまうなんて。
手を出してしまったことを伏せて説明するにしても、まず目視で確認してしまった時点で言い訳のしようがない。
透がやったことを打ち明けずに概要だけ話すと、どう甘く見積もっても「起こすの可哀想だったから勝手に脱がせて勃たせて見ちゃいました」になる。
意味が分からない。
『詩絵里のやつに相談すりゃいいじゃねえか』
「え?」
『あいつこういうの得意そうだしな。あっちの詩絵里の部屋にもそんな本溢れてたからよ』
ウィルの言葉の半分は理解できなかったが、彼が言うにはつまり、詩絵里に全部話して、うまい言い訳考えてもらえ……ということだろうか。
「で、でも……あ、あれを……舐めたとか……女の人に言うのは」
性別関係なくあの夜の失態は他人に打ち明けたいものではないが、相手が女性ならなおさら、こういう話はセクハラになりかねない。
一度相手の気分を害してしまったら、透にはそこから挽回できるほどのトーク力はないのである。
『問題ない。ていうか間違いなくその手の話はおまえより詩絵里のやつの方が詳しい』
「そ、そうなの……?」
ウィルが謎の自信を見せる。
長年の経験上、彼がこう言ってくる時はたいていその通りなので、信じてみるべきかもしれない。
その夜、三食分の食事を持って詩絵里への報告に向かった透は、ウィルのアドバイスどおり正直に、勝宏と会うのが気まずい理由を彼女に打ち明けた。
「ちょ、ちょ、ちょーっと待ってね透くん。マスクさせてマスク」
「あ、はい……すみません、急にこんな話……」
話を途中で遮られ、詩絵里がアイテムボックスからマスクを取り出すのを待つ。
夜間のマスク着用がなんのケアなのかは透には分からないが、きっと美容関係だろう。
夜更かしは美容に良くないと聞く。
女性にとって、睡眠は重要な意味を持つものだ。
ただでさえ、女性である詩絵里に、皆寝静まっている時間に起きていてもらっているのである。
もう一度説明しなおさなければならなくなる透の羞恥とは、比べるまでもない。
「オッケー、これで大丈夫。ワンモアプリーズ」
マスクをつけて顔の大半を覆った詩絵里が、やはり最初からの説明を要求してきた。
「え、ええと……ま、勝宏に、コンドームを買ってきてほしいと頼まれて」
「うん、私はまずそこに驚いてるけど君たちの関係の進展具合は一旦置いとくわ。それで?」
「勝宏の……あ、あれの、サイズを……聞いていなかったので、夜、訊こうと思ったら、もう寝てて」
「まあ、明かりの魔道具もったいないし、暗くなったら寝ちゃうからねこの世界」
照明の魔法が使える場合はその限りではないが、それでもわざわざMPを消費して疲れながら起きているのは事務作業のある商人か王城勤務の大臣くらいのものだろう。
「起こすのは悪いと思ったので、出直そうとしたんですけど、その……勝宏の、が、た……勃ってて」
「ほほーん……あ、続けてどうぞ」
「その時俺、頭おかしくなってて、今脱がせたらサイズ分かるなあって……それで、見てしまったら今度は、触りたい、舐めたい、ってどんどんエスカレートして」
「ン、ゴホッ、ゴホッ」
突然、詩絵里が咳き込みだした。
やっぱりこんな話、女性にするべきではなかったかもしれない。
それともただの風邪だろうか。
具合が悪いところに変な話を持ち込んでしまって申し訳ない。
「詩絵里さん、あの、大丈夫ですか……?」
「大丈夫、全然元気。むしろパワーを貰ってるわ今。それで?」
「勝宏が出したものを飲んだあたりで、我に返って、……今に至ります」
「そ、そうなの……ごっくんしましたか……」
えっちな方向に暴走する受け……うん……なるほど……。
と、詩絵里が分かりそうで分からない言葉をぶつぶつ続ける。
引かれただろうか。
引かれたよね、間違いなく。
詩絵里さん、気持ち悪い話をしてすみません。
「それで、私にそういう言いにくい話をしてきたってことは、何か相談ね?」
「は、はい、あの……コンドームのサイズ、俺勝宏には聞いてないのに、正確な大きさのものを選んでしまって」
「あー、そのまま渡したらバレちゃう、って話ね。さっきの説明をそのまんま勝宏くんに言ったら解決しそうな気がするんだけど。色々と」
それは無理です。首を振る。
第三者である詩絵里には告解できても、本人に言えるかどうかはまた別だ。
確実に終わる。
「まあ、それができれば私に話しには来ないわよね。……仕方ない、それなら私が調べたことにしましょう」
「詩絵里さんが……?」
透がやったものを詩絵里が被るということか。
それはいくらなんでもまずい。
透の時とはまた違う問題が浮上しかねない。
「私のスキルは」
「解析、鑑定のようなもの……」
「調べられそうじゃない?」
「あ」
そこまで言われて、やっと彼女の提案内容が理解できた。
コンドーム買ってきてと頼まれたがサイズが分からない。
訊きにくかったので詩絵里にスキルで調べてもらった。
……そういうシナリオにしてしまおう、というわけである。
「ていうか、普通にコンドーム渡しちゃっていいんじゃないかしら。たぶん気にしないと思うわよ。もし勝宏くんが疑問に思ったら、そんな感じの言い訳の口裏合わせくらいはしてあげるわ」
「……すみません、いらないところでまで言い訳を考えてもらって」
思えば、詩絵里はこんな役回りばかりのような気がする。
転生者ゲームの仕様上、本当のことを話すのが身の危険に繋がることもある。
彼女の瞬間的な偽設定の考案力には何度も助けられてきた。
だが、今回に限っては完全に透の都合である。
「いいのよ。まあ、もう今日は遅いから明日にしましょ。そこが解決すれば、透くんは気兼ねなく戻ってこれるんでしょ?」
「は、はい」
寝ている勝宏を起こすか、翌朝訊ねてから注文すればよかったのだ。
しかし、あの時はなぜか正常な判断ができなかった。
これまで、性欲は人並みかそれ以下だと思っていたけれど、まさか自分があんなことをしてしまうなんて。
手を出してしまったことを伏せて説明するにしても、まず目視で確認してしまった時点で言い訳のしようがない。
透がやったことを打ち明けずに概要だけ話すと、どう甘く見積もっても「起こすの可哀想だったから勝手に脱がせて勃たせて見ちゃいました」になる。
意味が分からない。
『詩絵里のやつに相談すりゃいいじゃねえか』
「え?」
『あいつこういうの得意そうだしな。あっちの詩絵里の部屋にもそんな本溢れてたからよ』
ウィルの言葉の半分は理解できなかったが、彼が言うにはつまり、詩絵里に全部話して、うまい言い訳考えてもらえ……ということだろうか。
「で、でも……あ、あれを……舐めたとか……女の人に言うのは」
性別関係なくあの夜の失態は他人に打ち明けたいものではないが、相手が女性ならなおさら、こういう話はセクハラになりかねない。
一度相手の気分を害してしまったら、透にはそこから挽回できるほどのトーク力はないのである。
『問題ない。ていうか間違いなくその手の話はおまえより詩絵里のやつの方が詳しい』
「そ、そうなの……?」
ウィルが謎の自信を見せる。
長年の経験上、彼がこう言ってくる時はたいていその通りなので、信じてみるべきかもしれない。
その夜、三食分の食事を持って詩絵里への報告に向かった透は、ウィルのアドバイスどおり正直に、勝宏と会うのが気まずい理由を彼女に打ち明けた。
「ちょ、ちょ、ちょーっと待ってね透くん。マスクさせてマスク」
「あ、はい……すみません、急にこんな話……」
話を途中で遮られ、詩絵里がアイテムボックスからマスクを取り出すのを待つ。
夜間のマスク着用がなんのケアなのかは透には分からないが、きっと美容関係だろう。
夜更かしは美容に良くないと聞く。
女性にとって、睡眠は重要な意味を持つものだ。
ただでさえ、女性である詩絵里に、皆寝静まっている時間に起きていてもらっているのである。
もう一度説明しなおさなければならなくなる透の羞恥とは、比べるまでもない。
「オッケー、これで大丈夫。ワンモアプリーズ」
マスクをつけて顔の大半を覆った詩絵里が、やはり最初からの説明を要求してきた。
「え、ええと……ま、勝宏に、コンドームを買ってきてほしいと頼まれて」
「うん、私はまずそこに驚いてるけど君たちの関係の進展具合は一旦置いとくわ。それで?」
「勝宏の……あ、あれの、サイズを……聞いていなかったので、夜、訊こうと思ったら、もう寝てて」
「まあ、明かりの魔道具もったいないし、暗くなったら寝ちゃうからねこの世界」
照明の魔法が使える場合はその限りではないが、それでもわざわざMPを消費して疲れながら起きているのは事務作業のある商人か王城勤務の大臣くらいのものだろう。
「起こすのは悪いと思ったので、出直そうとしたんですけど、その……勝宏の、が、た……勃ってて」
「ほほーん……あ、続けてどうぞ」
「その時俺、頭おかしくなってて、今脱がせたらサイズ分かるなあって……それで、見てしまったら今度は、触りたい、舐めたい、ってどんどんエスカレートして」
「ン、ゴホッ、ゴホッ」
突然、詩絵里が咳き込みだした。
やっぱりこんな話、女性にするべきではなかったかもしれない。
それともただの風邪だろうか。
具合が悪いところに変な話を持ち込んでしまって申し訳ない。
「詩絵里さん、あの、大丈夫ですか……?」
「大丈夫、全然元気。むしろパワーを貰ってるわ今。それで?」
「勝宏が出したものを飲んだあたりで、我に返って、……今に至ります」
「そ、そうなの……ごっくんしましたか……」
えっちな方向に暴走する受け……うん……なるほど……。
と、詩絵里が分かりそうで分からない言葉をぶつぶつ続ける。
引かれただろうか。
引かれたよね、間違いなく。
詩絵里さん、気持ち悪い話をしてすみません。
「それで、私にそういう言いにくい話をしてきたってことは、何か相談ね?」
「は、はい、あの……コンドームのサイズ、俺勝宏には聞いてないのに、正確な大きさのものを選んでしまって」
「あー、そのまま渡したらバレちゃう、って話ね。さっきの説明をそのまんま勝宏くんに言ったら解決しそうな気がするんだけど。色々と」
それは無理です。首を振る。
第三者である詩絵里には告解できても、本人に言えるかどうかはまた別だ。
確実に終わる。
「まあ、それができれば私に話しには来ないわよね。……仕方ない、それなら私が調べたことにしましょう」
「詩絵里さんが……?」
透がやったものを詩絵里が被るということか。
それはいくらなんでもまずい。
透の時とはまた違う問題が浮上しかねない。
「私のスキルは」
「解析、鑑定のようなもの……」
「調べられそうじゃない?」
「あ」
そこまで言われて、やっと彼女の提案内容が理解できた。
コンドーム買ってきてと頼まれたがサイズが分からない。
訊きにくかったので詩絵里にスキルで調べてもらった。
……そういうシナリオにしてしまおう、というわけである。
「ていうか、普通にコンドーム渡しちゃっていいんじゃないかしら。たぶん気にしないと思うわよ。もし勝宏くんが疑問に思ったら、そんな感じの言い訳の口裏合わせくらいはしてあげるわ」
「……すみません、いらないところでまで言い訳を考えてもらって」
思えば、詩絵里はこんな役回りばかりのような気がする。
転生者ゲームの仕様上、本当のことを話すのが身の危険に繋がることもある。
彼女の瞬間的な偽設定の考案力には何度も助けられてきた。
だが、今回に限っては完全に透の都合である。
「いいのよ。まあ、もう今日は遅いから明日にしましょ。そこが解決すれば、透くんは気兼ねなく戻ってこれるんでしょ?」
「は、はい」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
転生したらBLゲームのホスト教師だったのでオネエ様になろうと思う
ラットピア
BL
毎日BLゲームだけが生き甲斐の社畜系腐男子凛時(りんじ)は会社(まっくろ♡)からの帰り、信号を渡る子供に突っ込んでいくトラックから子供を守るため飛び出し、トラックに衝突され、最近ハマっているBLゲームを全クリできていないことを悔やみながら目を閉じる。
次に目を覚ますとハマっていたBLゲームの攻略最低難易度のホスト教員籠目 暁(かごめ あかつき)になっていた。BLは見る派で自分がなる気はない凛時は何をとち狂ったのかオネエになることを決めた
オチ決定しました〜☺️
※印はR18です(際どいやつもつけてます)
毎日20時更新 三十話超えたら長編に移行します
メインストーリー開始時 暁→28歳 教員6年目
凛時転生時 暁→19歳 大学1年生(入学当日)
訂正箇所見つけ次第訂正してます。間違い探しみたいに探してみてね⭐︎
11/24 大変際どかったためR18に移行しました
12/3 書記くんのお名前変更しました。今は戌亥 修馬(いぬい しゅうま)くんです
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)は、見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良ワーウルフの悪友(同級生)まで……なぜかイケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、異世界学園BLラブコメディ!
毎日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
溺愛の加速が尋常じゃない!?~味方作りに全振りしたら兄たちに溺愛されました~
液体猫(299)
BL
毎日AM2:10分に予約投稿。
【《血の繋がりは"絶対"ではない。》この言葉を胸にクリスがひたすら愛され、大好きな兄と暮らす】
アルバディア王国の第五皇子クリスは冤罪によって処刑されてしまう。
次に目を覚ましたとき、九年前へと戻っていた。
巻き戻す前の世界とは異なるけれど同じ場所で、クリスは生き残るために知恵を振り絞る。
かわいい末っ子が過保護な兄たちに可愛がられ、溺愛されていく。
やり直しもほどほどに。罪を着せた者への復讐はついで。そんな気持ちで新たな人生を謳歌する、コミカル&シリアスなハッピーエンド確定物語。
主人公は後に18歳へと成長します(*・ω・)*_ _)ペコリ
⚠️濡れ場のサブタイトルに*のマークがついてます。冒頭のみ重い展開あり。それ以降はコミカルでほのぼの✌
⚠️本格的な塗れ場シーンは三章(18歳になって)からとなります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる