192 / 193
章1
乙女ゲーム的観点より(1)
しおりを挟む
「また敵襲とか、誰かにいじめられたーってわけじゃなさそうですね」
なかなかお高めの布使ったスカーフに宝石のちりばめられたサークレット……と、クロの体につけられた装飾品たちをひとつふたつ取り外したルイーザが呟く。
「勝宏くん聖女の竜騎士ってことになってるみたいだし、クロといっしょに盛大な歓待と恩賞でも受けてたんじゃないかしら」
「取り入りたい聖女様の従者が町を守ってくれたとなったらまあ、そうなりますよね」
で、耐えきれなくなってクロが脱走してきたと。
想像に難くない流れである。
この場に彼がいないということは、勝宏はまだ歓迎会(仮)だか式典(仮)だかに英雄としてお呼ばれされているのだろう。
透たちがお茶をしている間にそこまでセッティングできるとも思えないので、真っ最中ではなく領主邸に連れて行かれて歓待を受けているところなのかもしれない。
「うーん……勝宏くんとも合流したいし、変なこと喋ってないか若干不安もあるわね。
透くんなら勝宏くんとこ行ってきても入れてもらえるんじゃない?」
「あ、じゃあ私ダンジョンのほう行きますんで、詩絵里さんと透さんで勝宏さん回収してきてください」
「そう? じゃあお願いしようかしら」
「はーい。
クロとさっきのお家で少し休んで、あとで拠点ダンジョン行って登録済ませてきます」
どうやら透はこのまま領主邸へ行く流れのようだ。
ルイーザはクロと一緒にダンジョンに戻って転移装置を設置してくるらしい。
拠点のほうには詩絵里の幼なじみだという女性と風のフォルカがいる。
道中に何事もなければ、その後は問題ないだろう。
アイテムボックスから転移の魔道具を取り出して、詩絵里がルイーザに手渡す。
ルイーザのアイテムボックスへ魔道具が再収納され、透の足元でぐったりしているクロもルイーザが抱え上げた。
「だいぶお疲れですねー」
「ぎゃう……」
「気疲れにしては深刻そうね。ルイーザ、分かる?」
「眠たいらしいです。
出発前にちょっと寝かせてあげたほうがよさそうですね」
こういう時、動物や魔物の言葉が分かるルイーザが居るというのは頼もしいものだ。
クロもルイーザに抱えられてすぐにうとうとし始めている。
じゃああとよろしくお願いしますね、とルイーザはそのまま、勝宏が出したテーブルと椅子しかない貰い物の一軒家へ向かった。
「私たちも行きましょうか、領主邸に。
女体化可能時間は大丈夫?」
詩絵里の言葉には頷き返しておく。
カルブンクの能力による魔法は先ほどの戦闘も含めもう長時間使っていない。
それでも未だに聖女様モードなところからして、今はセイレンによって調整が入っているのだろう。
詩絵里も連れ立っての移動だと、転移で勝宏のもとへ直接跳ぶわけにもいかない。
領主邸まで徒歩で向かうと、こちらに気付いた衛兵たちがすぐに取り次いでもらえた。
勝宏は領主に夕食を誘われており、時間まで部屋に案内されたらしい。
女体化中話すことのできない透の代わりに、いつものように詩絵里が前に出てサポートしてくれた。
あちらからしてみれば、今の透と詩絵里は聖女とお付きの侍女である。
当然のように勝宏とは別の部屋を用意されたわけだが、すかさず詩絵里が勝宏に用があると言ったことで彼の居る部屋を教えてもらうことができた。
解放されるやいなやさっそく勝宏のもとへ向かおうとした透の腕を掴んで、詩絵里が部屋に引き留めてくる。
「ああ、ちょっと待って透くん、少し話したいことがあるんだけど」
言われるまま、部屋の中央にあるテーブルセットの椅子ひとつに腰掛ける。
詩絵里もまた透の向かいの椅子に座って、テーブルに肘をついた。
「この町は乙女ゲームの舞台で、透くんが救った領主の息子は攻略対象。
そして女体化した透くんの見た目はそのゲームの前作主人公に似ているわけでしょ。
データ引継によっては、2作目の主人公にそのまま就くこともできる女の子……」
珍しく、なんとなく詩絵里の言いたいことが理解できた。
マールヴィットでのできごとを考えると、ここに居る間は別の方面にも気を配っておく必要がある。
「なんの用意もなしに領主邸うろついたら、レオニスとうっかりフラグ立っちゃうかもしれないわ」
そう、ゲーム2作目のシナリオが変化球で始まってしまう可能性があるのだ。
女二人で館内を歩いているところを――透と詩絵里なので厳密には女二人ではないのだが――レオニスと鉢合わせてしまったり、このまま食事の際に流れでレオニスと顔合わせをすることになったり、その場で領主から婚約の話を持ちかけられたり……乙女ゲーム準拠の舞台ならば、全くありえない話ではない。
迂闊に部屋を飛び出していかなくてよかった。
聖女と従者という仮の立場がある以上、常に彼女のフォローが期待できるとは限らない。
詩絵里に事前に対応方法を考えてもらって口裏を合わせて――といっても透は話せないわけだが――、余計な事態を引き起こさないようにするのが賢明だろう。
「ちょうど、都合のいい噂があるみたいじゃない。あれ利用しましょ」
都合の良い噂、と言われて、今度はすぐにぴんとこなかった。
「聖女様と従者の竜騎士は許されない恋をしている、だったかしら?」
そのとき、彼女の言葉がすぐには呑み込めなかった。
なかなかお高めの布使ったスカーフに宝石のちりばめられたサークレット……と、クロの体につけられた装飾品たちをひとつふたつ取り外したルイーザが呟く。
「勝宏くん聖女の竜騎士ってことになってるみたいだし、クロといっしょに盛大な歓待と恩賞でも受けてたんじゃないかしら」
「取り入りたい聖女様の従者が町を守ってくれたとなったらまあ、そうなりますよね」
で、耐えきれなくなってクロが脱走してきたと。
想像に難くない流れである。
この場に彼がいないということは、勝宏はまだ歓迎会(仮)だか式典(仮)だかに英雄としてお呼ばれされているのだろう。
透たちがお茶をしている間にそこまでセッティングできるとも思えないので、真っ最中ではなく領主邸に連れて行かれて歓待を受けているところなのかもしれない。
「うーん……勝宏くんとも合流したいし、変なこと喋ってないか若干不安もあるわね。
透くんなら勝宏くんとこ行ってきても入れてもらえるんじゃない?」
「あ、じゃあ私ダンジョンのほう行きますんで、詩絵里さんと透さんで勝宏さん回収してきてください」
「そう? じゃあお願いしようかしら」
「はーい。
クロとさっきのお家で少し休んで、あとで拠点ダンジョン行って登録済ませてきます」
どうやら透はこのまま領主邸へ行く流れのようだ。
ルイーザはクロと一緒にダンジョンに戻って転移装置を設置してくるらしい。
拠点のほうには詩絵里の幼なじみだという女性と風のフォルカがいる。
道中に何事もなければ、その後は問題ないだろう。
アイテムボックスから転移の魔道具を取り出して、詩絵里がルイーザに手渡す。
ルイーザのアイテムボックスへ魔道具が再収納され、透の足元でぐったりしているクロもルイーザが抱え上げた。
「だいぶお疲れですねー」
「ぎゃう……」
「気疲れにしては深刻そうね。ルイーザ、分かる?」
「眠たいらしいです。
出発前にちょっと寝かせてあげたほうがよさそうですね」
こういう時、動物や魔物の言葉が分かるルイーザが居るというのは頼もしいものだ。
クロもルイーザに抱えられてすぐにうとうとし始めている。
じゃああとよろしくお願いしますね、とルイーザはそのまま、勝宏が出したテーブルと椅子しかない貰い物の一軒家へ向かった。
「私たちも行きましょうか、領主邸に。
女体化可能時間は大丈夫?」
詩絵里の言葉には頷き返しておく。
カルブンクの能力による魔法は先ほどの戦闘も含めもう長時間使っていない。
それでも未だに聖女様モードなところからして、今はセイレンによって調整が入っているのだろう。
詩絵里も連れ立っての移動だと、転移で勝宏のもとへ直接跳ぶわけにもいかない。
領主邸まで徒歩で向かうと、こちらに気付いた衛兵たちがすぐに取り次いでもらえた。
勝宏は領主に夕食を誘われており、時間まで部屋に案内されたらしい。
女体化中話すことのできない透の代わりに、いつものように詩絵里が前に出てサポートしてくれた。
あちらからしてみれば、今の透と詩絵里は聖女とお付きの侍女である。
当然のように勝宏とは別の部屋を用意されたわけだが、すかさず詩絵里が勝宏に用があると言ったことで彼の居る部屋を教えてもらうことができた。
解放されるやいなやさっそく勝宏のもとへ向かおうとした透の腕を掴んで、詩絵里が部屋に引き留めてくる。
「ああ、ちょっと待って透くん、少し話したいことがあるんだけど」
言われるまま、部屋の中央にあるテーブルセットの椅子ひとつに腰掛ける。
詩絵里もまた透の向かいの椅子に座って、テーブルに肘をついた。
「この町は乙女ゲームの舞台で、透くんが救った領主の息子は攻略対象。
そして女体化した透くんの見た目はそのゲームの前作主人公に似ているわけでしょ。
データ引継によっては、2作目の主人公にそのまま就くこともできる女の子……」
珍しく、なんとなく詩絵里の言いたいことが理解できた。
マールヴィットでのできごとを考えると、ここに居る間は別の方面にも気を配っておく必要がある。
「なんの用意もなしに領主邸うろついたら、レオニスとうっかりフラグ立っちゃうかもしれないわ」
そう、ゲーム2作目のシナリオが変化球で始まってしまう可能性があるのだ。
女二人で館内を歩いているところを――透と詩絵里なので厳密には女二人ではないのだが――レオニスと鉢合わせてしまったり、このまま食事の際に流れでレオニスと顔合わせをすることになったり、その場で領主から婚約の話を持ちかけられたり……乙女ゲーム準拠の舞台ならば、全くありえない話ではない。
迂闊に部屋を飛び出していかなくてよかった。
聖女と従者という仮の立場がある以上、常に彼女のフォローが期待できるとは限らない。
詩絵里に事前に対応方法を考えてもらって口裏を合わせて――といっても透は話せないわけだが――、余計な事態を引き起こさないようにするのが賢明だろう。
「ちょうど、都合のいい噂があるみたいじゃない。あれ利用しましょ」
都合の良い噂、と言われて、今度はすぐにぴんとこなかった。
「聖女様と従者の竜騎士は許されない恋をしている、だったかしら?」
そのとき、彼女の言葉がすぐには呑み込めなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
転生したらBLゲームのホスト教師だったのでオネエ様になろうと思う
ラットピア
BL
毎日BLゲームだけが生き甲斐の社畜系腐男子凛時(りんじ)は会社(まっくろ♡)からの帰り、信号を渡る子供に突っ込んでいくトラックから子供を守るため飛び出し、トラックに衝突され、最近ハマっているBLゲームを全クリできていないことを悔やみながら目を閉じる。
次に目を覚ますとハマっていたBLゲームの攻略最低難易度のホスト教員籠目 暁(かごめ あかつき)になっていた。BLは見る派で自分がなる気はない凛時は何をとち狂ったのかオネエになることを決めた
オチ決定しました〜☺️
※印はR18です(際どいやつもつけてます)
毎日20時更新 三十話超えたら長編に移行します
メインストーリー開始時 暁→28歳 教員6年目
凛時転生時 暁→19歳 大学1年生(入学当日)
訂正箇所見つけ次第訂正してます。間違い探しみたいに探してみてね⭐︎
11/24 大変際どかったためR18に移行しました
12/3 書記くんのお名前変更しました。今は戌亥 修馬(いぬい しゅうま)くんです
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)は、見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良ワーウルフの悪友(同級生)まで……なぜかイケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、異世界学園BLラブコメディ!
毎日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
溺愛の加速が尋常じゃない!?~味方作りに全振りしたら兄たちに溺愛されました~
液体猫(299)
BL
毎日AM2:10分に予約投稿。
【《血の繋がりは"絶対"ではない。》この言葉を胸にクリスがひたすら愛され、大好きな兄と暮らす】
アルバディア王国の第五皇子クリスは冤罪によって処刑されてしまう。
次に目を覚ましたとき、九年前へと戻っていた。
巻き戻す前の世界とは異なるけれど同じ場所で、クリスは生き残るために知恵を振り絞る。
かわいい末っ子が過保護な兄たちに可愛がられ、溺愛されていく。
やり直しもほどほどに。罪を着せた者への復讐はついで。そんな気持ちで新たな人生を謳歌する、コミカル&シリアスなハッピーエンド確定物語。
主人公は後に18歳へと成長します(*・ω・)*_ _)ペコリ
⚠️濡れ場のサブタイトルに*のマークがついてます。冒頭のみ重い展開あり。それ以降はコミカルでほのぼの✌
⚠️本格的な塗れ場シーンは三章(18歳になって)からとなります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる