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公爵の愛しき檻と、秘密の脱走
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その部屋は、世界で最も贅沢な「檻」だった。
ノースガル公爵城の最上階。アデリーンの私室は今、ルミナリス王国の国宝級の絨毯が敷き詰められ、壁には精霊の加護を受けた絵画が並び、常に春のような温度に保たれている。
けれど、窓の外を見れば、そこにはゼノスが展開した、指先一つ通さない強固な氷の結界が、冷たい幾何学模様を描いていた。
「……アデリーン。今日は少し顔色が悪いな。スープを一口、運ばせてくれ」
ゼノスは執務をすべてこの部屋に持ち込み、アデリーンの傍らを一時も離れようとしない。
彼は銀のスプーンで丁寧にスープを掬うと、まるで壊れ物を扱うような手つきでアデリーンの唇に運ぶ。その瞳には、救出以来、消えることのない「狂気的なまでの不安」が揺らめいていた。
「ゼノス様、私なら大丈夫ですわ。……そんなに詰めきりでは、お体が持ちません」
「……お前が私の視界から消える方が、よほど体が壊れそうだ。……あの夜、お前の体温が消えた瞬間、私の心臓は止まったも同然だった」
ゼノスはスプーンを置き、アデリーンの細い指先を一本ずつ確かめるように握りしめた。
それは愛の告白というよりも、捕食者が獲物を逃がさないと誓う、重く湿った祈りに近かった。
---
一方、城の隠し通路。
そこでは、マリエッタとベルグラード三兄弟が、密かに声を潜めていた。
「……もう限界です! 閣下はアデリーンを完全に私有化しようとしていますわ。お食事から着替えの立ち会いまで、私ですら遠ざけられるなんて!」
マリエッタが怒りに顔を赤くして詰め寄ると、長男マクシミリアンが深く溜息をついた。
「我らとて、愛の重さでは負けていない自負はあるが……。公爵のあれは、もはや恐怖に支配された病だ。アデリーンは、あのままでは精霊の力を失い、枯れてしまう」
「魔導的な観点からも、彼女には外部の『波長』に触れる時間が必要だ。……よし、計画を実行しよう」
次男シルヴェスターが、手に持っていた小型の魔導中和器を起動させた。三男ファビアンは、影の中に潜む忍びたちに合図を送る。
「僕たちがゼノス様の注意を逸らしている間に、アデリーンを連れ出して。……行き先は、彼女が一番落ち着けるあの温室だよ」
---
深夜、作戦は決行された。
廊下で仔狼のスノウが突然吠え始め、ゼノスが様子を見に部屋を出た、わずか数十秒の隙。
銀狐が結界の隙間に鼻先を突っ込み、その魔力を一時的に『調和』して道を作る。
「アデリーン、早く!」
マリエッタに手を引かれ、アデリーンは数日ぶりに「檻」の外へと足を踏み出した。
心臓が早鐘を打つ。ゼノスを裏切るような罪悪感。けれど、彼女の魂は、窓の向こうで震えている精霊たちの声を求めていた。
温室に辿り着くと、そこには冷たい月光を浴びて白く輝く『氷晶花』が咲き誇っていた。
アデリーンは花に触れ、深く息を吸い込む。
「……ああ、精霊たちが、こんなに近くに……」
彼女の指先から柔らかな光が溢れ、温室全体の「波長」が整っていく。閉じ込められていた数日間の淀みが、一気に浄化される快感。
だが、その至福の時間は、背後から忍び寄る「絶対的な冷気」によって打ち砕かれた。
「――お前は。……やはり、私の元から逃げ出すのか」
振り返ると、温室の入り口にゼノスが立っていた。
彼の周囲では、怒りと絶望に呼応するように、温室の草木がパキパキと音を立てて凍りついている。その瞳はアイスブルーを通り越し、虚無のような黒に染まっていた。
「ゼノス、様……」
「これほど尽くしても、私の檻は不快だったか。……ならば、次は意識を奪ってでも、私の腕の中に閉じ込めるしかないな」
ゼノスが手を伸ばす。その魔力は暴力的で、助けに入ろうとしたマクシミリアンたちさえも、冷たい圧力で撥ね除けた。
だが、アデリーンは逃げなかった。
彼女は自分に伸びてくる、凍てついたゼノスの手――その掌に、自らの頬をそっと寄せた。
「……違います、ゼノス様。……逃げたのではありません。私は、あなたを愛するための『心』を取り戻しに来たのです」
アデリーンは銀の扇子を静かに閉じ、そのままゼノスの胸に飛び込んだ。
「檻の中では、私はあなたの顔色を伺う人形になってしまいます。……そんな私を、あなたは本当に愛してくださるのですか?」
アデリーンの『調律』の力が、ゼノスの狂った心拍数と、荒ぶる魔力の波長を、優しく、けれど強制的に書き換えていく。
ノイズだらけだった彼の精神が、一点の曇りもない和音へと整えられていく。
「……あ……。私は……何を……」
ゼノスの瞳に、光が戻った。彼は自分の掌を見つめ、それから震える手でアデリーンの肩を抱きしめた。
「……済まない。アデリーン。……私は、お前を失うのが……ただ、怖くて……」
「わかっています。……でも、私はどこにも行きませんわ。あなたが守ってくださる、このノースガルが、私の家なのですから」
温室の氷が解け、再び春の香りが戻ってくる。
ゼノスは彼女の膝に崩れ落ちるようにして、その細い腰に顔を埋め、子供のように肩を震わせた。
---
翌朝。
ゼノスは、「外出時は必ず私か、ベルグラードの騎士が同伴する」という条件で、アデリーンの軟禁を解くことを正式に認めた。
兄たちは「今回は見逃してやるが、次はアデリーンをルミナリスへ連れ帰るぞ」とゼノスを牽制しつつも、二人の間に生まれた新しい信頼の形に、どこか安堵した表情を見せていた。
だが、平和な空気は一通の暗号通信によって破られる。
「閣下……! 東方の密偵より緊急の報せです!」
駆け込んできた騎士の手には、蛇の鱗が刻まれた血塗られた書簡。
「ナーガラ王国が、聖女奪還の失敗を理由に……大陸最強の暗殺者、『毒蛇の王(バイパー・キング)』を放ちました。狙いは、アデリーン様の命、ただ一つです!」
一難去って、また一難。
アデリーンを巡る戦いは、もはや個人の独占欲を越え、大陸の暗部を引きずり出し始めていた。
ノースガル公爵城の最上階。アデリーンの私室は今、ルミナリス王国の国宝級の絨毯が敷き詰められ、壁には精霊の加護を受けた絵画が並び、常に春のような温度に保たれている。
けれど、窓の外を見れば、そこにはゼノスが展開した、指先一つ通さない強固な氷の結界が、冷たい幾何学模様を描いていた。
「……アデリーン。今日は少し顔色が悪いな。スープを一口、運ばせてくれ」
ゼノスは執務をすべてこの部屋に持ち込み、アデリーンの傍らを一時も離れようとしない。
彼は銀のスプーンで丁寧にスープを掬うと、まるで壊れ物を扱うような手つきでアデリーンの唇に運ぶ。その瞳には、救出以来、消えることのない「狂気的なまでの不安」が揺らめいていた。
「ゼノス様、私なら大丈夫ですわ。……そんなに詰めきりでは、お体が持ちません」
「……お前が私の視界から消える方が、よほど体が壊れそうだ。……あの夜、お前の体温が消えた瞬間、私の心臓は止まったも同然だった」
ゼノスはスプーンを置き、アデリーンの細い指先を一本ずつ確かめるように握りしめた。
それは愛の告白というよりも、捕食者が獲物を逃がさないと誓う、重く湿った祈りに近かった。
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一方、城の隠し通路。
そこでは、マリエッタとベルグラード三兄弟が、密かに声を潜めていた。
「……もう限界です! 閣下はアデリーンを完全に私有化しようとしていますわ。お食事から着替えの立ち会いまで、私ですら遠ざけられるなんて!」
マリエッタが怒りに顔を赤くして詰め寄ると、長男マクシミリアンが深く溜息をついた。
「我らとて、愛の重さでは負けていない自負はあるが……。公爵のあれは、もはや恐怖に支配された病だ。アデリーンは、あのままでは精霊の力を失い、枯れてしまう」
「魔導的な観点からも、彼女には外部の『波長』に触れる時間が必要だ。……よし、計画を実行しよう」
次男シルヴェスターが、手に持っていた小型の魔導中和器を起動させた。三男ファビアンは、影の中に潜む忍びたちに合図を送る。
「僕たちがゼノス様の注意を逸らしている間に、アデリーンを連れ出して。……行き先は、彼女が一番落ち着けるあの温室だよ」
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深夜、作戦は決行された。
廊下で仔狼のスノウが突然吠え始め、ゼノスが様子を見に部屋を出た、わずか数十秒の隙。
銀狐が結界の隙間に鼻先を突っ込み、その魔力を一時的に『調和』して道を作る。
「アデリーン、早く!」
マリエッタに手を引かれ、アデリーンは数日ぶりに「檻」の外へと足を踏み出した。
心臓が早鐘を打つ。ゼノスを裏切るような罪悪感。けれど、彼女の魂は、窓の向こうで震えている精霊たちの声を求めていた。
温室に辿り着くと、そこには冷たい月光を浴びて白く輝く『氷晶花』が咲き誇っていた。
アデリーンは花に触れ、深く息を吸い込む。
「……ああ、精霊たちが、こんなに近くに……」
彼女の指先から柔らかな光が溢れ、温室全体の「波長」が整っていく。閉じ込められていた数日間の淀みが、一気に浄化される快感。
だが、その至福の時間は、背後から忍び寄る「絶対的な冷気」によって打ち砕かれた。
「――お前は。……やはり、私の元から逃げ出すのか」
振り返ると、温室の入り口にゼノスが立っていた。
彼の周囲では、怒りと絶望に呼応するように、温室の草木がパキパキと音を立てて凍りついている。その瞳はアイスブルーを通り越し、虚無のような黒に染まっていた。
「ゼノス、様……」
「これほど尽くしても、私の檻は不快だったか。……ならば、次は意識を奪ってでも、私の腕の中に閉じ込めるしかないな」
ゼノスが手を伸ばす。その魔力は暴力的で、助けに入ろうとしたマクシミリアンたちさえも、冷たい圧力で撥ね除けた。
だが、アデリーンは逃げなかった。
彼女は自分に伸びてくる、凍てついたゼノスの手――その掌に、自らの頬をそっと寄せた。
「……違います、ゼノス様。……逃げたのではありません。私は、あなたを愛するための『心』を取り戻しに来たのです」
アデリーンは銀の扇子を静かに閉じ、そのままゼノスの胸に飛び込んだ。
「檻の中では、私はあなたの顔色を伺う人形になってしまいます。……そんな私を、あなたは本当に愛してくださるのですか?」
アデリーンの『調律』の力が、ゼノスの狂った心拍数と、荒ぶる魔力の波長を、優しく、けれど強制的に書き換えていく。
ノイズだらけだった彼の精神が、一点の曇りもない和音へと整えられていく。
「……あ……。私は……何を……」
ゼノスの瞳に、光が戻った。彼は自分の掌を見つめ、それから震える手でアデリーンの肩を抱きしめた。
「……済まない。アデリーン。……私は、お前を失うのが……ただ、怖くて……」
「わかっています。……でも、私はどこにも行きませんわ。あなたが守ってくださる、このノースガルが、私の家なのですから」
温室の氷が解け、再び春の香りが戻ってくる。
ゼノスは彼女の膝に崩れ落ちるようにして、その細い腰に顔を埋め、子供のように肩を震わせた。
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翌朝。
ゼノスは、「外出時は必ず私か、ベルグラードの騎士が同伴する」という条件で、アデリーンの軟禁を解くことを正式に認めた。
兄たちは「今回は見逃してやるが、次はアデリーンをルミナリスへ連れ帰るぞ」とゼノスを牽制しつつも、二人の間に生まれた新しい信頼の形に、どこか安堵した表情を見せていた。
だが、平和な空気は一通の暗号通信によって破られる。
「閣下……! 東方の密偵より緊急の報せです!」
駆け込んできた騎士の手には、蛇の鱗が刻まれた血塗られた書簡。
「ナーガラ王国が、聖女奪還の失敗を理由に……大陸最強の暗殺者、『毒蛇の王(バイパー・キング)』を放ちました。狙いは、アデリーン様の命、ただ一つです!」
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