48 / 48
(最終回):永遠の和音と、氷の公爵の止まらない溺愛
ノースガル公国に本当の「春」が訪れてから、ひと月が経とうとしていた。
だが、ノースガル公爵城の最上階だけは、今もなお強力な絶対零度の結界に守られた「氷の繭」の中にあった。
天蓋付きの広大なベッドの上。アデリーンは、自分を包み込む心地よい熱と、絶え間なく脳内に響く甘い旋律に、ゆっくりと瞳を開けた。
「……目覚めたか、私のアデリーン」
至近距離。ゼノスのアイスブルーの瞳が、狂おしいほどの情熱を湛えて彼女を射抜いていた。
魔力の枯渇によって消えかけていた彼の「心の声」は、アデリーンとの魂の完全結合を経て、さらなる進化を遂げていた。今は以前のような騒音ではなく、アデリーンが望む時にだけ流れ込んでくる、世界で最も贅沢な「愛のフルオーケストラ」。
【ゼノスの心の声:永遠の合奏(エターナル・カノン)】
『……あぁ、ようやく。ようやく世界には私とお前、二人きりになった。……誰の声も、誰の視線も、ここには届かない。……お前の吐息は私の旋律であり、私の鼓動はお前の基準(ピッチ)だ。……この繭(へや)の中で、一千年ほどお前を独占し、愛で尽くすと決めている。……一瞬の瞬きさえ、お前を自由にはさせない……』
「……ゼノス様。新婚旅行から戻ってもう三週間になりますわ。……そろそろお部屋から出ませんと、お兄様たちが……」
「……義兄共のことなど、知ったことか」
ゼノスはアデリーンの首筋に深く顔を埋め、その柔らかな肌に自分の魔力を馴染ませるように、何度も深く吸い込んだ。救世主として世界を繋ぎ止めた調律師の少女は、今やこの「氷の怪物」と呼ばれた男の、たった一つの、そして永遠の安らぎとなっていた。
1. 義兄たちの「城門突破」
「いい加減にしろ、この独占欲の塊公爵め!! 妹をいつまで『検品中』だと言い張るつもりだ!!」
ドゴォォォォォン!!
重厚な氷の壁が、聖剣の輝きと魔導ドリルの轟音によって物理的に破壊された。
立ち込める冷気の中から現れたのは、ボロボロになりながらも怒髪天を突く勢いのマクシミリアン、シルヴェスター、そしてファビアンの三兄弟だった。
「アデリーン、今助けるぞ! 公爵、貴様、妹を魔法で監禁するなど——」
マクシミリアンが叫びながら部屋へ踏み込んだが、そこで見た光景に、彼は言葉を失った。
そこには、ゼノスの広い胸に抱かれ、幸せそうに頬を染めながら「あら、お兄様たち。今、ゼノス様と五百年後の家族構成について調律(相談)していましたの」と微笑むアデリーンの姿があったのだ。
「…………シルヴェスター。妹のあの表情、どう見ても『無理やり』ではないな?」
「……計算するまでもない。アデリーンの脳内幸福指数は、すでに計測不能(オーバーフロー)だよ。……あぁ、僕たちの可愛い妹は、完全に『あっち側(溺愛の深淵)』へ行ってしまった……」
兄たちは崩れ落ちるように膝をついた。自分たちが命懸けで守り、逃がした妹は、今や世界で最も恐ろしく、そして世界で最も彼女を愛する男の「最強のつがい」として、自らもまた深い執着の海に身を投じていたのである。
2. 数年後の風景:受け継がれる「音色」
月日は流れ、ノースガルの大地には、二人の愛の結晶である「ピンク色の氷の花」が年中咲き誇るようになっていた。
庭園の芝生の上を、小さな二つの影が駆け回っている。
ゼノスの鋭くも美しいアイスブルーの瞳と、アデリーンの銀髪を受け継いだ双子の兄妹だ。
「パパ、見て! お花が笑ってるよ!」
娘が指を鳴らすと、周囲の空気が一瞬にして「調律」され、小鳥たちが一斉に祝福の歌を歌い始める。
かつて「無能」と蔑まれたアデリーンの力は、今や世界を癒やす清らかな音色として、次世代へと受け継がれていた。
「……転ぶなよ。怪我でもしたら、この庭をすべてクッション代わりの雪で埋め尽くさねばならなくなる」
ゼノスは、今や「過保護すぎる父親」としても有名になっていた。娘がわずかに膝を擦りむいただけで、その日の公国全域を「不吉な不協和音を出す害虫の根絶」のために絶対零度で凍らせようとした前科がある。
「ふふ、ゼノス様。……あまり子供たちを甘やかしては、お兄様たちがまた説教に来てしまいますわ」
アデリーンがゼノスの隣に座り、その大きな手に自分の手を重ねた。
彼女の左手薬指には、あの日刻まれた『愛の刻印(マナ・リング)』が、今も変わらぬ銀色の輝きを放っている。
3. 真実の共鳴:愛の終着点
「……アデリーン。お前は、幸せか」
不意に、ゼノスが掠れた声で尋ねた。
彼の「心の声」は、今では穏やかで深い、夜の湖のような静謐な旋律を奏でている。
「ええ。……かつて、自分の居場所がどこにもないと思っていたあの頃の私に、教えてあげたいですわ。……世界で一番重くて、冷たくて、けれど誰よりも温かいあなたの腕の中が、私の永遠の居場所になるのだと」
アデリーンはゼノスの肩に頭を預け、静かに瞳を閉じた。
彼女の耳には、今や世界中の「幸せの音」が聞こえていた。ルーカスの絶望も、実家の虚飾も、すべては二人という和音を際立たせるための前奏に過ぎなかったのだ。
「……お前の音が、私の世界だ。……これからも、私だけの調律師でいてくれ。死が我らを引き裂こうとも、私はその死神さえも凍らせて、お前を離さない」
「はい。……死ぬまで、そして死んだ後も。……ずっと、あなたの鼓動を聴かせてくださいね、ゼノス様」
二人が唇を重ねた瞬間、ノースガルの空に巨大な白銀の虹が架かった。
それは、どんな不協和音も届かない、完璧な和音に満ちた世界の始まり。
――「調律師」の少女と、「氷の公爵」の愛の物語。
その幕は下りるが、二人が奏でる愛の旋律は、永遠に止まることはない。
だが、ノースガル公爵城の最上階だけは、今もなお強力な絶対零度の結界に守られた「氷の繭」の中にあった。
天蓋付きの広大なベッドの上。アデリーンは、自分を包み込む心地よい熱と、絶え間なく脳内に響く甘い旋律に、ゆっくりと瞳を開けた。
「……目覚めたか、私のアデリーン」
至近距離。ゼノスのアイスブルーの瞳が、狂おしいほどの情熱を湛えて彼女を射抜いていた。
魔力の枯渇によって消えかけていた彼の「心の声」は、アデリーンとの魂の完全結合を経て、さらなる進化を遂げていた。今は以前のような騒音ではなく、アデリーンが望む時にだけ流れ込んでくる、世界で最も贅沢な「愛のフルオーケストラ」。
【ゼノスの心の声:永遠の合奏(エターナル・カノン)】
『……あぁ、ようやく。ようやく世界には私とお前、二人きりになった。……誰の声も、誰の視線も、ここには届かない。……お前の吐息は私の旋律であり、私の鼓動はお前の基準(ピッチ)だ。……この繭(へや)の中で、一千年ほどお前を独占し、愛で尽くすと決めている。……一瞬の瞬きさえ、お前を自由にはさせない……』
「……ゼノス様。新婚旅行から戻ってもう三週間になりますわ。……そろそろお部屋から出ませんと、お兄様たちが……」
「……義兄共のことなど、知ったことか」
ゼノスはアデリーンの首筋に深く顔を埋め、その柔らかな肌に自分の魔力を馴染ませるように、何度も深く吸い込んだ。救世主として世界を繋ぎ止めた調律師の少女は、今やこの「氷の怪物」と呼ばれた男の、たった一つの、そして永遠の安らぎとなっていた。
1. 義兄たちの「城門突破」
「いい加減にしろ、この独占欲の塊公爵め!! 妹をいつまで『検品中』だと言い張るつもりだ!!」
ドゴォォォォォン!!
重厚な氷の壁が、聖剣の輝きと魔導ドリルの轟音によって物理的に破壊された。
立ち込める冷気の中から現れたのは、ボロボロになりながらも怒髪天を突く勢いのマクシミリアン、シルヴェスター、そしてファビアンの三兄弟だった。
「アデリーン、今助けるぞ! 公爵、貴様、妹を魔法で監禁するなど——」
マクシミリアンが叫びながら部屋へ踏み込んだが、そこで見た光景に、彼は言葉を失った。
そこには、ゼノスの広い胸に抱かれ、幸せそうに頬を染めながら「あら、お兄様たち。今、ゼノス様と五百年後の家族構成について調律(相談)していましたの」と微笑むアデリーンの姿があったのだ。
「…………シルヴェスター。妹のあの表情、どう見ても『無理やり』ではないな?」
「……計算するまでもない。アデリーンの脳内幸福指数は、すでに計測不能(オーバーフロー)だよ。……あぁ、僕たちの可愛い妹は、完全に『あっち側(溺愛の深淵)』へ行ってしまった……」
兄たちは崩れ落ちるように膝をついた。自分たちが命懸けで守り、逃がした妹は、今や世界で最も恐ろしく、そして世界で最も彼女を愛する男の「最強のつがい」として、自らもまた深い執着の海に身を投じていたのである。
2. 数年後の風景:受け継がれる「音色」
月日は流れ、ノースガルの大地には、二人の愛の結晶である「ピンク色の氷の花」が年中咲き誇るようになっていた。
庭園の芝生の上を、小さな二つの影が駆け回っている。
ゼノスの鋭くも美しいアイスブルーの瞳と、アデリーンの銀髪を受け継いだ双子の兄妹だ。
「パパ、見て! お花が笑ってるよ!」
娘が指を鳴らすと、周囲の空気が一瞬にして「調律」され、小鳥たちが一斉に祝福の歌を歌い始める。
かつて「無能」と蔑まれたアデリーンの力は、今や世界を癒やす清らかな音色として、次世代へと受け継がれていた。
「……転ぶなよ。怪我でもしたら、この庭をすべてクッション代わりの雪で埋め尽くさねばならなくなる」
ゼノスは、今や「過保護すぎる父親」としても有名になっていた。娘がわずかに膝を擦りむいただけで、その日の公国全域を「不吉な不協和音を出す害虫の根絶」のために絶対零度で凍らせようとした前科がある。
「ふふ、ゼノス様。……あまり子供たちを甘やかしては、お兄様たちがまた説教に来てしまいますわ」
アデリーンがゼノスの隣に座り、その大きな手に自分の手を重ねた。
彼女の左手薬指には、あの日刻まれた『愛の刻印(マナ・リング)』が、今も変わらぬ銀色の輝きを放っている。
3. 真実の共鳴:愛の終着点
「……アデリーン。お前は、幸せか」
不意に、ゼノスが掠れた声で尋ねた。
彼の「心の声」は、今では穏やかで深い、夜の湖のような静謐な旋律を奏でている。
「ええ。……かつて、自分の居場所がどこにもないと思っていたあの頃の私に、教えてあげたいですわ。……世界で一番重くて、冷たくて、けれど誰よりも温かいあなたの腕の中が、私の永遠の居場所になるのだと」
アデリーンはゼノスの肩に頭を預け、静かに瞳を閉じた。
彼女の耳には、今や世界中の「幸せの音」が聞こえていた。ルーカスの絶望も、実家の虚飾も、すべては二人という和音を際立たせるための前奏に過ぎなかったのだ。
「……お前の音が、私の世界だ。……これからも、私だけの調律師でいてくれ。死が我らを引き裂こうとも、私はその死神さえも凍らせて、お前を離さない」
「はい。……死ぬまで、そして死んだ後も。……ずっと、あなたの鼓動を聴かせてくださいね、ゼノス様」
二人が唇を重ねた瞬間、ノースガルの空に巨大な白銀の虹が架かった。
それは、どんな不協和音も届かない、完璧な和音に満ちた世界の始まり。
――「調律師」の少女と、「氷の公爵」の愛の物語。
その幕は下りるが、二人が奏でる愛の旋律は、永遠に止まることはない。
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(2件)
あなたにおすすめの小説
え〜婚約者さん厳しい〜(笑)私ならそんなこと言わないのになぁ
ばぅ
恋愛
「え〜婚約者さん、厳しい〜。私ならそんなこと言わないのになぁ」
小言の多い私を笑い、マウントを取ってくる幼馴染令嬢。私が言葉に詰まっていると、豪快で声のデカい婚約者が笑い飛ばした。
「そうだな、だからお前は未だに婚約相手が決まらないんだろうな!」
悪気ゼロ(?)の大声正論パンチで、幼馴染をバッサリ撃退!
私の「厳しさ」を誰よりも愛する太陽の騎士様との、スカッと痛快ラブコメディ。
婚約破棄された伯爵令嬢ですが、辺境で有能すぎて若き領主に求婚されました
おりあ
恋愛
アーデルベルト伯爵家の令嬢セリナは、王太子レオニスの婚約者として静かに、慎ましく、その務めを果たそうとしていた。
だが、感情を上手に伝えられない性格は誤解を生み、社交界で人気の令嬢リーナに心を奪われた王太子は、ある日一方的に婚約を破棄する。
失意のなかでも感情をあらわにすることなく、セリナは婚約を受け入れ、王都を離れ故郷へ戻る。そこで彼女は、自身の分析力や実務能力を買われ、辺境の行政視察に加わる機会を得る。
赴任先の北方の地で、若き領主アレイスターと出会ったセリナ。言葉で丁寧に思いを伝え、誠実に接する彼に少しずつ心を開いていく。
そして静かに、しかし確かに才能を発揮するセリナの姿は、やがて辺境を支える柱となっていく。
一方、王太子レオニスとリーナの婚約生活には次第に綻びが生じ、セリナの名は再び王都でも囁かれるようになる。
静かで無表情だと思われた令嬢は、実は誰よりも他者に寄り添う力を持っていた。
これは、「声なき優しさ」が、真に理解され、尊ばれていく物語。
秘密の多い令嬢は幸せになりたい
完菜
恋愛
前髪で瞳を隠して暮らす少女は、子爵家の長女でキャスティナ・クラーク・エジャートンと言う。少女の実の母は、7歳の時に亡くなり、父親が再婚すると生活が一変する。義母に存在を否定され貴族令嬢としての生活をさせてもらえない。そんなある日、ある夜会で素敵な出逢いを果たす。そこで出会った侯爵家の子息に、新しい生活を与えられる。新しい生活で出会った人々に導かれながら、努力と前向きな性格で、自分の居場所を作り上げて行く。そして、少女には秘密がある。幻の魔法と呼ばれる、癒し系魔法が使えるのだ。その魔法を使ってしまう事で、国を揺るがす事件に巻き込まれて行く。
完結が確定しています。全105話。
動物嫌いの婚約者……婚約破棄、助かりました ―幼い公爵令嬢は神獣たちにもふもふ囲まれて辺境で幸せに暮らします―
pdf
恋愛
公爵令嬢リリアーナは、頭の上に小鳥、足元に白い犬、そばには黒猫という不思議な子たちに囲まれて暮らしていた。けれど婚約者である王太子は、そんな動物たちを嫌い、「そんな獣を飼っている相手は嫌だ」と婚約破棄を言い渡す。
傷つきながらも、リリアーナが思ったのはひとつだけ。
――この子たちを嫌う人と結婚しなくていいなら、助かります。
辺境の離宮へ移されたリリアーナを待っていたのは、広い森と澄んだ空気、そして大きな犬さん、猫さん、鳥さんたち。さらに彼女のまわりには次々と動物たちが集まりはじめ、やがて頭の上の小鳥、黒猫、白い犬が、ただの動物ではなく神獣だと気づかれていく。
それでもリリアーナにとっては、ぴよちゃんはぴよちゃん、ミーちゃんはミーちゃん、ワンちゃんはワンちゃん。
もふもふに囲まれながら、自分の「好き」を否定されない場所で、幼い令嬢は少しずつ幸せを見つけていく。
婚約破棄された幼い公爵令嬢と、彼女を選んだ神獣たちが紡ぐ、辺境もふもふ恋愛ファンタジー。
【完結】「不吉な黒」と捨てられた令嬢、漆黒の竜を「痛いの飛んでいけー!」で完治させてしまう
ムラサメ
恋愛
漆黒の髪と瞳。ただそれだけの理由で「不吉なゴミ」と虐げられてきた公爵令嬢ミア。
死の森に捨てられた彼女が出会ったのは、呪いに侵され、最期を待つ最強の黒竜と、その相棒である隣国の竜騎士ゼノだった。
しかし、ミアが無邪気に放った「おまじない」は、伝説の浄化魔法となって世界を塗り替える。
向こう見ずな天才騎士に拾われたミアは、隣国で「女神」として崇められ、徹底的に甘やかされることに。
一方、浄化の源を失った王国は、みるみるうちに泥沼へと沈んでいき……?
『無能な聖女』と婚約破棄された私、実は伝説の竜を唯一従える『真の守護者』でした。~今さら国に戻れと言われても、もう遅いです~
スカッと文庫
ファンタジー
「魔力値たったの5だと? 貴様のような偽聖女、この国には不要だ!」
聖女として国を支えてきたエルナは、第一王子カイルから非情な婚約破棄を言い渡される。隣には、魔力値を偽装して聖女の座を奪った男爵令嬢の姿が。
実家からも見捨てられ、生きては戻れぬ『死の森』へ追放されたエルナ。しかし、絶望の中で彼女が目覚めさせたのは、人間には測定不能な【神聖魔力】だった。
森の奥で封印されていた伝説の銀竜を解き放ち、隣国の冷徹皇帝にその才能を見出された時、エルナを捨てた王国は滅びの危機に直面する――。
「今さら謝っても、私の結界はもうあなたたちのために張ることはありません」
捨てられた聖女が真の幸せを掴む、逆転劇がいま幕を開ける!
「地味で無能」と捨てられた令嬢は、冷酷な【年上イケオジ公爵】に嫁ぎました〜今更私の価値に気づいた元王太子が後悔で顔面蒼白になっても今更遅い
腐ったバナナ
恋愛
伯爵令嬢クラウディアは、婚約者のアルバート王太子と妹リリアンに「地味で無能」と断罪され、公衆の面前で婚約破棄される。
お飾りの厄介払いとして押し付けられた嫁ぎ先は、「氷壁公爵」と恐れられる年上の冷酷な辺境伯アレクシス・グレイヴナー公爵だった。
当初は冷徹だった公爵は、クラウディアの才能と、過去の傷を癒やす温もりに触れ、その愛を「二度と失わない」と固く誓う。
彼の愛は、包容力と同時に、狂気的な独占欲を伴った「大人の愛」へと昇華していく。
婚約破棄された「無能」聖女、拾った子犬が伝説の神獣だったので、辺境で極上もふもふライフを満喫します。~捨てた国が滅びそう?知りません~
ソラ
ファンタジー
「エリアナ、貴様との婚約を破棄し、この国から追放する!」
聖女としての魔力を使い果たし、無能と蔑まれた公爵令嬢エリアナ。
妹に婚約者を奪われ、身一つで北の最果て、凍てつく「死の森」へと捨てられる。
寒さに震え死を覚悟した彼女が出会ったのは、雪に埋もれていた一匹の小さなしっぽ。
「……ひとりぼっちなの? 大丈夫、私が温めてあげるわ」
最後の手向けに、残されたわずかな浄化の力を注いだエリアナ。
だが、その子犬の正体は――数千年の眠りから目覚めた、世界を滅ぼす伝説の神獣『フェンリル』だった!
ヒロインの淹れるお茶に癒やされ、ヒロインのブラッシングにうっとり。
最強の神獣は、彼女を守るためだけに辺境を「極上の聖域」へと作り替えていく。
一方、本物の聖女(結界維持役)を失った王国では、災厄が次々と降り注ぎ、崩壊の危機を迎えていた。
今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくる王子たち。
けれど、エリアナの膝の上には、甘えん坊の神獣様(執着心MAX)が陣取っていて――。
「聖女の仕事? いえ、今は神獣様とのお昼寝の方が忙しいので」
無自覚チートな聖女と、彼女にだけはデレデレな神獣様による、逆転溺愛スローライフが幕を開ける!
はじめまして
タイトルに 惹かれて 伺いました
内容の 説明文の 《お兄ちゃんの行動》に矛盾を 感じましたが
こちらの 理解不足でしたら 申し訳ありません💦
そうですよね💦おいおい明かすのでお待ちください🙇🏻♀️´-
お兄たま達、、、(¬_¬)
わかりにくいってー、、、(¬_¬)
ツンデレがすぎるって、、、(¬_¬)
感想ありがとうございます(´;ω;`)