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99 カイロスside/エリュカside
(カイロスside)
ファルシュカの怯えた表情を思い出す。『近付かないで』と、俺を拒絶した顔を。
この顔に迫られれば、どんな人間でも満更でもなさそうにする。しかし、ファルシュカだけは、違った。
エリュカと入れ替わった瞬間、ファルシュカだと確信できたのは、やはり立ち振る舞いから滲み出る気品。
喜びも束の間、ファルシュカは絶望していた。
違う……そんな顔を、させたい訳じゃない。
お前は俺を愛していた。俺は反省したんだ。エリュカなんてスペアだ。真実愛しているのはファルシュカだけ。
これからはお前にだけ愛を捧げる!
今まで考えたこともないことを、必死にやった。食事を拒否するファルシュカに食べさせたり、花を贈ったり、出来るだけ細やかに、気を遣って。
それでも……ファルシュカは、頑なに俺を拒んだ。
過去の俺を、殴りたい。エリュカを単なるスペアだなんて考えて、安易に孕ませた、考えなしの俺を。
顔が同じ?いや、違う。中身の品性の違いによって、これだけ表情に差がつくなんて……冒険に夢中で、彼らをよく見もせず適当に抱いた俺は、愚かにも気付かなかった。
その、冒険に夢中になれたのも、ファルシュカのおかげだったのに。
今や一緒に行ける護衛は一人にまで減った。単純に、雇える費用を出せないから。
アイテムの補充にも金がかかる。稼いだと思っても、護衛費用、道具代、剣の研磨……あっという間に無くなってしまう。成果を出せない冒険に、モチベーションは無くなっていった。
収穫と報告を繰り返す、ただの作業と化す。
ファルシュカとエリュカは、外見が非常に良く似ている。性格が多少違うことは認識していた。それだけが、こんなにも違うだなんて、当時の俺は認識していなかった。
なんて愚かだったのだろう。
どうしてもファルシュカに手を出せなかった。見た目はエリュカなのに中身はファルシュカだと思うと、例えその方が自分の都合が良いとしても、手が出せなかった。
大事にしたかった。こんな、無理やりではなく。かつてのファルシュカのように、輝くアメジストの目で俺を見つめている中で、結ばれたかった……。
結局何も出来ないまま無理やり結婚式を強行し、最悪のタイミングでエリュカが戻ってきた。
戻ってくるなり叫び声を上げて暴れ回るものだから、すぐに分かった。
招待客にとってみれば、それまで厳かに凛と背筋を伸ばしていた新婦の姿に見惚れていたのに、突然獣のように暴れ狂ったものだから、悪鬼が取り憑いたとでも思ったことだろう。
挙句の果てに、尿まで漏らして。
そのまま嵐のような出産。俺の子を産んでくれた感謝はある。しかし、エリュカがまともに子育てなど出来る訳はなく、『王城で育てるか』というレオンハルト兄上の提案に、一も二もなく頷いた。
ファルシュカなら、きっと良い親になれただろうな……。いや、俺は、そう考えた時点で、親になる資格がなかったのだろう。
自分が、子供を育てるビジョンもないのに、子供を孕ませるなんて。
ファルシュカの前で罪を自白した後、卒業証書だけは受け取りに行った。
ファルシュカは、俺を卒業させるためにさまざまなサポートをくれたから。その努力を無駄にさせる訳にはいかなかった。
なんとか卒業できて良かった。
華やかな卒業とは程遠いと、自覚はある。そのため、式典には出ず、すぐに開拓地へと向かった。
俺はここで、開拓地を纏める領主となる。
社交界に出る必要もない、というか相手にもされない、開拓地の領主は、子爵程度の爵位にとどまる。そしてほぼ平民と変わらない暮らし。
領地の持つ地力すら未発見のため、一律で子爵と定められているだけで、もし何か見つかれば発展する可能性もある。
俺に残されているのは、この無駄に高い戦闘能力だけ。
ダンジョンを見つけ、攻略し、クリューゲル王国の一領地として発展の一助を担う。
それが、俺に残された最後の役割なんだろう。
(エリュカside)
しばらくいてくれたお父様も、ある日ふらっと出ていってしまったために、ボクはお世話をしてくれる人を探さなければならなかった。
ところが、人のお世話なんかし慣れている人間なんて、この開拓地にいる訳もなく、いるのは魔物の討伐に長けた男ども。
何人か誘ってみたのに……不可解なことに、全然、見向きもされない。なんで?
「ここじゃ、そんな細っこいのは人気がないんだよ」
そう言ったのは、隣に住む婆だった。婆のくせに、真っ黒に日焼けし、今でも薪をパーンッ!パーンッ!と割っていく。
「あたしが若い頃はもんの凄かったんだから。どの男もどの男も結婚してくれって、ファングボアのいっちばんいいところを競い合うように貢いでくれてねぇ。あっはっは」
「そんなの、自慢にもならないよ。ボクだって、いろんな男に貢がれてきたし」
「でも、今じゃ……コレだろ?」
と、婆はニタニタしながら指で輪っかを作った。男日照りってこと!?うるさい!
「力が無くてもコツコツやりゃあ、畑くらいは出来るだろう。やり方は教えてやるようカイロスの坊やには言われている。ほうら、男のイチモツじゃあなくて、これを握るんだ」
この婆はいちいち下ネタを挟まないといけないのか!?本当やになる。
不貞腐れたボクはその手を振り払って、家の中へ引き篭もった。
……でも、誰も、来てくれない。
カイロス様は時折来て、何日か分の生活費を置いていく。それで何か買おうとしても、誰も何も売ってくれない。物々交換ってなんなの!?
空腹に耐えかねたボクは婆に食料を渡すようお願いしたんだけど、絶対に食料はくれなかった。あのクソ婆。
次第に根負けして、畑を耕すようになった。身体中が悲鳴を上げた。重たい鍬に、水運び。洗濯一つとっても重労働。
相変わらず細いままの体は調子悪く、頻繁に体調を崩すけれど、…………しばらく続けていくと、慣れてきてマシになった。
でも、雪のように真っ白だった肌は、日焼けしてシミだらけになり、自慢だった美しい銀髪は短く、パサパサとなった。ぴかぴかに手入れしていた爪の間には常に泥が入り込み、水浴びしか出来ないため自分が匂う気がする……。
ボク、こんなのになりたくなかったのに!ワインを片手に、悠々と生活したかったのに……っ!
相変わらず、カイロス殿下はダンジョンへ向かう。ボクが『もうちょっと家にいて』『もっと愛して』と言っても、無言で通り過ぎていく。
なんで?ボクは誰からも愛されて然るべき存在なのに。特に、その夫であるカイロス様には。
形ばかりの妻であるボクは、どうしてこんなことになったのか、団子虫を摘み投げながら考えていたが……ついぞ、分からなかった。
ーーーーその後の話ーーーー
エリュカは二度と子を産むことも、夫婦生活をすることもなく、開拓地の一村人として当然である、自給自足の生活を送った。
体力も思いやりもないエリュカは、助け合い精神で回る村では歓迎されず、角の方で生きていくしかなかった。
ある日足を挫き、寝たきりとなる。介護が必要となったために、カイロスは渋々ながら世話をすることとなった。
カイロスは、コツコツとダンジョン攻略を試みていたものの、己の力だけでは早々に限界を感じ、プライドは粉々に砕け散っていた。数のーーーー現地民の協力が必須であった。
なんとか領地の開拓を指揮し、確かにクリューゲル王国の発展に寄与したものの、その功績は全て現地開拓人のものであり、カイロスの名前は残されなかった。
冒険も碌に出来ず、我儘なエリュカの介護に振り回され、カイロスは『自分の人生とは、なんだったのだろう』と考え込む。
彼が人生の華々しい時を思い出すと、いつもファルシュカがいた。
もう手の届かない元婚約者に、せめて顔向けできる自分であるように。
カイロスは今日もエリュカの介護をこなす。
ファルシュカの怯えた表情を思い出す。『近付かないで』と、俺を拒絶した顔を。
この顔に迫られれば、どんな人間でも満更でもなさそうにする。しかし、ファルシュカだけは、違った。
エリュカと入れ替わった瞬間、ファルシュカだと確信できたのは、やはり立ち振る舞いから滲み出る気品。
喜びも束の間、ファルシュカは絶望していた。
違う……そんな顔を、させたい訳じゃない。
お前は俺を愛していた。俺は反省したんだ。エリュカなんてスペアだ。真実愛しているのはファルシュカだけ。
これからはお前にだけ愛を捧げる!
今まで考えたこともないことを、必死にやった。食事を拒否するファルシュカに食べさせたり、花を贈ったり、出来るだけ細やかに、気を遣って。
それでも……ファルシュカは、頑なに俺を拒んだ。
過去の俺を、殴りたい。エリュカを単なるスペアだなんて考えて、安易に孕ませた、考えなしの俺を。
顔が同じ?いや、違う。中身の品性の違いによって、これだけ表情に差がつくなんて……冒険に夢中で、彼らをよく見もせず適当に抱いた俺は、愚かにも気付かなかった。
その、冒険に夢中になれたのも、ファルシュカのおかげだったのに。
今や一緒に行ける護衛は一人にまで減った。単純に、雇える費用を出せないから。
アイテムの補充にも金がかかる。稼いだと思っても、護衛費用、道具代、剣の研磨……あっという間に無くなってしまう。成果を出せない冒険に、モチベーションは無くなっていった。
収穫と報告を繰り返す、ただの作業と化す。
ファルシュカとエリュカは、外見が非常に良く似ている。性格が多少違うことは認識していた。それだけが、こんなにも違うだなんて、当時の俺は認識していなかった。
なんて愚かだったのだろう。
どうしてもファルシュカに手を出せなかった。見た目はエリュカなのに中身はファルシュカだと思うと、例えその方が自分の都合が良いとしても、手が出せなかった。
大事にしたかった。こんな、無理やりではなく。かつてのファルシュカのように、輝くアメジストの目で俺を見つめている中で、結ばれたかった……。
結局何も出来ないまま無理やり結婚式を強行し、最悪のタイミングでエリュカが戻ってきた。
戻ってくるなり叫び声を上げて暴れ回るものだから、すぐに分かった。
招待客にとってみれば、それまで厳かに凛と背筋を伸ばしていた新婦の姿に見惚れていたのに、突然獣のように暴れ狂ったものだから、悪鬼が取り憑いたとでも思ったことだろう。
挙句の果てに、尿まで漏らして。
そのまま嵐のような出産。俺の子を産んでくれた感謝はある。しかし、エリュカがまともに子育てなど出来る訳はなく、『王城で育てるか』というレオンハルト兄上の提案に、一も二もなく頷いた。
ファルシュカなら、きっと良い親になれただろうな……。いや、俺は、そう考えた時点で、親になる資格がなかったのだろう。
自分が、子供を育てるビジョンもないのに、子供を孕ませるなんて。
ファルシュカの前で罪を自白した後、卒業証書だけは受け取りに行った。
ファルシュカは、俺を卒業させるためにさまざまなサポートをくれたから。その努力を無駄にさせる訳にはいかなかった。
なんとか卒業できて良かった。
華やかな卒業とは程遠いと、自覚はある。そのため、式典には出ず、すぐに開拓地へと向かった。
俺はここで、開拓地を纏める領主となる。
社交界に出る必要もない、というか相手にもされない、開拓地の領主は、子爵程度の爵位にとどまる。そしてほぼ平民と変わらない暮らし。
領地の持つ地力すら未発見のため、一律で子爵と定められているだけで、もし何か見つかれば発展する可能性もある。
俺に残されているのは、この無駄に高い戦闘能力だけ。
ダンジョンを見つけ、攻略し、クリューゲル王国の一領地として発展の一助を担う。
それが、俺に残された最後の役割なんだろう。
(エリュカside)
しばらくいてくれたお父様も、ある日ふらっと出ていってしまったために、ボクはお世話をしてくれる人を探さなければならなかった。
ところが、人のお世話なんかし慣れている人間なんて、この開拓地にいる訳もなく、いるのは魔物の討伐に長けた男ども。
何人か誘ってみたのに……不可解なことに、全然、見向きもされない。なんで?
「ここじゃ、そんな細っこいのは人気がないんだよ」
そう言ったのは、隣に住む婆だった。婆のくせに、真っ黒に日焼けし、今でも薪をパーンッ!パーンッ!と割っていく。
「あたしが若い頃はもんの凄かったんだから。どの男もどの男も結婚してくれって、ファングボアのいっちばんいいところを競い合うように貢いでくれてねぇ。あっはっは」
「そんなの、自慢にもならないよ。ボクだって、いろんな男に貢がれてきたし」
「でも、今じゃ……コレだろ?」
と、婆はニタニタしながら指で輪っかを作った。男日照りってこと!?うるさい!
「力が無くてもコツコツやりゃあ、畑くらいは出来るだろう。やり方は教えてやるようカイロスの坊やには言われている。ほうら、男のイチモツじゃあなくて、これを握るんだ」
この婆はいちいち下ネタを挟まないといけないのか!?本当やになる。
不貞腐れたボクはその手を振り払って、家の中へ引き篭もった。
……でも、誰も、来てくれない。
カイロス様は時折来て、何日か分の生活費を置いていく。それで何か買おうとしても、誰も何も売ってくれない。物々交換ってなんなの!?
空腹に耐えかねたボクは婆に食料を渡すようお願いしたんだけど、絶対に食料はくれなかった。あのクソ婆。
次第に根負けして、畑を耕すようになった。身体中が悲鳴を上げた。重たい鍬に、水運び。洗濯一つとっても重労働。
相変わらず細いままの体は調子悪く、頻繁に体調を崩すけれど、…………しばらく続けていくと、慣れてきてマシになった。
でも、雪のように真っ白だった肌は、日焼けしてシミだらけになり、自慢だった美しい銀髪は短く、パサパサとなった。ぴかぴかに手入れしていた爪の間には常に泥が入り込み、水浴びしか出来ないため自分が匂う気がする……。
ボク、こんなのになりたくなかったのに!ワインを片手に、悠々と生活したかったのに……っ!
相変わらず、カイロス殿下はダンジョンへ向かう。ボクが『もうちょっと家にいて』『もっと愛して』と言っても、無言で通り過ぎていく。
なんで?ボクは誰からも愛されて然るべき存在なのに。特に、その夫であるカイロス様には。
形ばかりの妻であるボクは、どうしてこんなことになったのか、団子虫を摘み投げながら考えていたが……ついぞ、分からなかった。
ーーーーその後の話ーーーー
エリュカは二度と子を産むことも、夫婦生活をすることもなく、開拓地の一村人として当然である、自給自足の生活を送った。
体力も思いやりもないエリュカは、助け合い精神で回る村では歓迎されず、角の方で生きていくしかなかった。
ある日足を挫き、寝たきりとなる。介護が必要となったために、カイロスは渋々ながら世話をすることとなった。
カイロスは、コツコツとダンジョン攻略を試みていたものの、己の力だけでは早々に限界を感じ、プライドは粉々に砕け散っていた。数のーーーー現地民の協力が必須であった。
なんとか領地の開拓を指揮し、確かにクリューゲル王国の発展に寄与したものの、その功績は全て現地開拓人のものであり、カイロスの名前は残されなかった。
冒険も碌に出来ず、我儘なエリュカの介護に振り回され、カイロスは『自分の人生とは、なんだったのだろう』と考え込む。
彼が人生の華々しい時を思い出すと、いつもファルシュカがいた。
もう手の届かない元婚約者に、せめて顔向けできる自分であるように。
カイロスは今日もエリュカの介護をこなす。
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※小説家になろうにも掲載しております。