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39話 EXスライムダンジョン
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EXスライムダンジョンに転移した私は思わず目を疑った。
「ここってほんとにダンジョンだよね……?」
目の前に広がっているのはいつものダンジョンのような整った通路、ではなく道幅もバラバラ、道はでこぼこ、そんな通路だった。
これはダンジョンって言うより洞窟って言った方がいい気がする。
水滴が落ちる音とかも聞こえるし、これは洞窟だよ。
近くに生えている見たことのないような光るキノコのおかげで辺りは明るくなっているけど、天井は暗くて見えない。
10mくらい先までキノコの明かりは届いているから天井までは最低でも10m以上は離れているということになる。
こんな高さのダンジョン今までにあったけ?
「うーん………………」
やっぱり考えても仕方がないからとりあえず進もう。
と思ったけどその前にさっきのクエスト報酬で貰ったアイテムの確認だけしておこう。
いざという時に使えるアイテムかもしれないからね。
私はリュックの中から小さい瓶に入った水色の液体を取り出す。
エナジードリンクにありそうな色をしている。
でもドロドロしているからエナジードリンクとはちょっと違う。
もしかしてスライムだったりしないよね?
「鑑定!」
『【スライムポーション】:10分間、種族にスライムを追加する』
ステータス画面には表示されない隠しステータスというのに種族というものがある。
私たちは人間、スライムたちはスライムといった具合だ。
この種族によってスライムキラーなどの効果が発生するかどうかが変わってくるのだ。
だから【スライムポーション】を飲んだら10分間、私にもスライムキラーの効果が発動することになる。
「このアイテム使い道あるの?」
見た目的に飲みたくないし、一応ポーションだからこれ飲んだ後に他のポーション飲めなくなるし……
使い道はないね。
「はぁ……とりあえず進もっか……」
ずっと落ち込んでいてもしょうがない。
ここは切り替えないとね。
私はでこぼこした道を進み始める。
すごい歩きにくいけど、1回通った道は覚えやすそう。
★
「だいぶ進んだけど、スライムも階段も見つからないよー!! いてっ!!」
私の頭に何かが降ってきた。
「何!?」
慌てて辺りを見渡すとスライムが一体いる。
「なんだスライムか」
私はそう呟いてスライムを思いっきり蹴った。
スライムを倒すのわざわざ剣を使う必要はない。
私が蹴ったスライムは勢いよく壁に当たって地面に落ちた。
「えっ……?」
スライムは地面に落ちた後、何事もなかったかのようのぴょんぴょんと跳んでいる。
このスライム、いつものスライムの強さとは全然違うよ。
こういう時は、
「鑑定!
――――――――――――――――――――――――
スライム(オリジナル)
状態:正常
HP:300
攻撃力:300
防御力:300
スキル:なし
装備:なし
――――――――――――――――――――――――
何このステータス。
強すぎない?
こんなのを私は蹴って倒そうとしていたのか……
それとオリジナルって何?
今までこんな表示されたことなかったよね?
これがオリジナルなら今までのスライムはコピーってこと?
うーん、考えても時間の無駄な気がする。
今はあのスライムを倒すことだけ考えよう。
まずは【スライムの短剣】で切りつけてみよう。
スライムキラーの力がどれくらいなのかこれでやっと分かるよ。
私はスライムのところに近づいて短剣を一振。
「ていっ!!」
短剣で切られたスライムはいつものスライムのように粉々になって魔石に変わった。
「スライムキラーこわい……」
HP300、防御力300のスライムがゼリーのように粉々になった。
スライムキラーなんて別にいらないと思っていたけど、そんなことなかったよ。
私は魔石を拾ってリュックに入れて、探索を再開した。
この魔石も普通のスライムの魔石とは違うのかな?
ダンジョンをクリアした後にでも鑑定しよう。
それと気になったことがもう1つある。
私はこのダンジョンに来てからまだ階段を降りていない。
だからここがダンジョンの1番上なはず。
けどさっき私の頭にスライムが降ってきた。
もしかしたらこのダンジョンは下に行くんじゃなくて上に行くのが正解なのかもしれない。
そんなことを考えながら進んでいくと階段があった。
下の階層に続く階段が。
「結局正解はどっちなの?」
ここは降りるべきなのか、それとも上にいける階段が他にあるのか。
だいたいこのダンジョンが何回層まであるかも分からないんだよね……
「うーん……どうしよう……」
1分くらい悩んだ結果、私は降りることにした。
無事ボス部屋にたどり着けるのかな……
階段を降りた私はまた、とぼとぼと歩き始めた。
「ここってほんとにダンジョンだよね……?」
目の前に広がっているのはいつものダンジョンのような整った通路、ではなく道幅もバラバラ、道はでこぼこ、そんな通路だった。
これはダンジョンって言うより洞窟って言った方がいい気がする。
水滴が落ちる音とかも聞こえるし、これは洞窟だよ。
近くに生えている見たことのないような光るキノコのおかげで辺りは明るくなっているけど、天井は暗くて見えない。
10mくらい先までキノコの明かりは届いているから天井までは最低でも10m以上は離れているということになる。
こんな高さのダンジョン今までにあったけ?
「うーん………………」
やっぱり考えても仕方がないからとりあえず進もう。
と思ったけどその前にさっきのクエスト報酬で貰ったアイテムの確認だけしておこう。
いざという時に使えるアイテムかもしれないからね。
私はリュックの中から小さい瓶に入った水色の液体を取り出す。
エナジードリンクにありそうな色をしている。
でもドロドロしているからエナジードリンクとはちょっと違う。
もしかしてスライムだったりしないよね?
「鑑定!」
『【スライムポーション】:10分間、種族にスライムを追加する』
ステータス画面には表示されない隠しステータスというのに種族というものがある。
私たちは人間、スライムたちはスライムといった具合だ。
この種族によってスライムキラーなどの効果が発生するかどうかが変わってくるのだ。
だから【スライムポーション】を飲んだら10分間、私にもスライムキラーの効果が発動することになる。
「このアイテム使い道あるの?」
見た目的に飲みたくないし、一応ポーションだからこれ飲んだ後に他のポーション飲めなくなるし……
使い道はないね。
「はぁ……とりあえず進もっか……」
ずっと落ち込んでいてもしょうがない。
ここは切り替えないとね。
私はでこぼこした道を進み始める。
すごい歩きにくいけど、1回通った道は覚えやすそう。
★
「だいぶ進んだけど、スライムも階段も見つからないよー!! いてっ!!」
私の頭に何かが降ってきた。
「何!?」
慌てて辺りを見渡すとスライムが一体いる。
「なんだスライムか」
私はそう呟いてスライムを思いっきり蹴った。
スライムを倒すのわざわざ剣を使う必要はない。
私が蹴ったスライムは勢いよく壁に当たって地面に落ちた。
「えっ……?」
スライムは地面に落ちた後、何事もなかったかのようのぴょんぴょんと跳んでいる。
このスライム、いつものスライムの強さとは全然違うよ。
こういう時は、
「鑑定!
――――――――――――――――――――――――
スライム(オリジナル)
状態:正常
HP:300
攻撃力:300
防御力:300
スキル:なし
装備:なし
――――――――――――――――――――――――
何このステータス。
強すぎない?
こんなのを私は蹴って倒そうとしていたのか……
それとオリジナルって何?
今までこんな表示されたことなかったよね?
これがオリジナルなら今までのスライムはコピーってこと?
うーん、考えても時間の無駄な気がする。
今はあのスライムを倒すことだけ考えよう。
まずは【スライムの短剣】で切りつけてみよう。
スライムキラーの力がどれくらいなのかこれでやっと分かるよ。
私はスライムのところに近づいて短剣を一振。
「ていっ!!」
短剣で切られたスライムはいつものスライムのように粉々になって魔石に変わった。
「スライムキラーこわい……」
HP300、防御力300のスライムがゼリーのように粉々になった。
スライムキラーなんて別にいらないと思っていたけど、そんなことなかったよ。
私は魔石を拾ってリュックに入れて、探索を再開した。
この魔石も普通のスライムの魔石とは違うのかな?
ダンジョンをクリアした後にでも鑑定しよう。
それと気になったことがもう1つある。
私はこのダンジョンに来てからまだ階段を降りていない。
だからここがダンジョンの1番上なはず。
けどさっき私の頭にスライムが降ってきた。
もしかしたらこのダンジョンは下に行くんじゃなくて上に行くのが正解なのかもしれない。
そんなことを考えながら進んでいくと階段があった。
下の階層に続く階段が。
「結局正解はどっちなの?」
ここは降りるべきなのか、それとも上にいける階段が他にあるのか。
だいたいこのダンジョンが何回層まであるかも分からないんだよね……
「うーん……どうしよう……」
1分くらい悩んだ結果、私は降りることにした。
無事ボス部屋にたどり着けるのかな……
階段を降りた私はまた、とぼとぼと歩き始めた。
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