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60話 魔法で作った氷の味
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そうめんを食べた後、私は「もう1回ツンデレって言ったらこの家から追い出すよ!」と言って部屋に戻りすぐに寝た。
拗ねてるわけでもツンデレってことを認めたわけでもないからね!
魔法を使った疲れがまだ少し残っていただけだから!
そして翌朝。
私は5時過ぎに目が覚めた。
昨日は夕方もずっと寝てたし、いつもよりも早く寝たからね。
「2人ともおはよ……」
「おはようございます!」
「おはよーほかりん!」
朝ご飯を食べにリビングに向かうと2人は既に朝ご飯を食べ始めていた。
「私の分……」
「この時間に起きてくるとは思ってなかったから作ってないな。ごめんよほかりん。今から作るから待ってて」
「別に大丈夫だよ。自分で作るから」
私だって朝ご飯くらい自分で作れるよ。
パンを焼いてコーヒーを入れて卵を焼く。
あっという間に完成した。
味も普通においしい。
逆にこのメニューを不味くする方法が分からないよ……
朝ご飯を食べた後、ことりさんは食器とかの片付け、涼っちは灰のダンジョンに行く準備をしていた。
涼っちは昨日から学校に行く前にダンジョンに行ってレベル上げをするようにしているんだって。
私だったらそんな早起きできないから無理だね。
準備ができた涼っちを私は玄関で見送る。
ちなみにことりさんは今、洗濯物を干してくれているよ。
「サラマンダーには絶対に遭遇しないように気をつけてね! 壁には触れちゃだめだから!」
「分かったよー! ありがと、ほかりん!」
「それと影操作も使いすぎないようにね!」
「心配しすぎだって!」
涼っちならそんなことやらかしたりしないとは思うけど、やっぱり心配だよ。
「まあ頑張ってね!」
「うん! 頑張ってくるね! ばいばーい!」
私は手を振って涼っちを見送った。
けど、涼っちにそれは見えてない。
分かっていても少し悲しくなってくるよ。
「いつか普通の生活ができるように私も頑張らなくちゃね!」
涼っちが家を出た後、私たちもダンジョンに行く準備を始めた。
骨のダンジョンに行くのが経験値的にはいいんだろうけど、今日は魔法の練習をしたいからゴブリンダンジョンに行くことにした。
必要なものを【アイテムポーチ】に入れて私は準備おっけー!
ことりさんは魔法スキルを手に入れたりしていてもう少し時間がかかりそうだ。
その間に私は魔法を手に入れた時からずっと試したかったあれをしよう!
【ボーンロッド】にはめている魔石をゴブリンキングの魔石からスライムの魔石に取り替える。
あんな威力の魔法は家では使えないよ。
そして、魔石を取り替えた【ボーンロッド】で魔法を使い、小さい氷の槍を飛ばす。
慣れてきたら飛ばさずに作るだけもできそうな気がする。
まあそれは後で練習するとして、冷蔵庫にぶつかって落ちた氷の槍、このサイズだったら氷の礫かな。
それを拾ってて水で洗う。
「よーし、できたよ! これで、あとは食べるだけだ!」
魔法スキルを手に入れた時からずっとしたかったアイス作り。
魔法でアイスは作れないからかき氷になっちゃうけど、かき氷も好きだから問題ない。
「いただきまーす!」
そう言って口の中に氷の礫を放り込む。
そして、1秒も経たずに私は氷の礫をゴミ箱に吐き出した。
「苦っ! 不味っ! おちゃおちゃおちゃ!!!!!」
私は急いで冷蔵庫にある麦茶を取り出して口の中に注ぎ込む。
「ふぅ、助かったよ……」
500mlのペットボトルが数秒で空になったけど、ギリギリ助かった。
ありがとう麦茶。
君がいなかったらきっと今頃、苦味で悶え苦しんでいたよ。
それにしても苦かったぁ……
それにしても不味かったぁ……
例えるなら、この世の苦い食べ物を全て煮詰めたのを500倍くらい苦くした味がした。
まあそんな食べ物、食べたことはないけど……
でも私、前にこんな感じの味がするものを飲んだことならあるよ!
その飲み物はポーションだよ。
治癒ポーションだけは苦くないけど、他のポーションはめちゃくちゃ苦い。
良薬は口に苦しってやつだね!
まあ今回の氷には何の効果もないけど……
だけど、味はポーションと似ていたよ。
ポーションよりも苦くて不味かったけどね。
例えるなら原液の狩るぴすと原液じゃない狩るぴすみたいな感じかな。
私にしてはかなりいい例えができたと思う。
それはいいとして、魔法で作った氷は食べられないことが分かった。
少し残念だけど、諦めるしかない。
かき氷は涼っちに買いに行かせるとしよう。
「ことねさん、準備できました! 早速ゴブリンダンジョンに行きましょう!」
ちょうど試し終わった後にことりさんが来た。
「それじゃあ行こっか!」
私たちは手を繋いでゴブリンダンジョンに向かった。
拗ねてるわけでもツンデレってことを認めたわけでもないからね!
魔法を使った疲れがまだ少し残っていただけだから!
そして翌朝。
私は5時過ぎに目が覚めた。
昨日は夕方もずっと寝てたし、いつもよりも早く寝たからね。
「2人ともおはよ……」
「おはようございます!」
「おはよーほかりん!」
朝ご飯を食べにリビングに向かうと2人は既に朝ご飯を食べ始めていた。
「私の分……」
「この時間に起きてくるとは思ってなかったから作ってないな。ごめんよほかりん。今から作るから待ってて」
「別に大丈夫だよ。自分で作るから」
私だって朝ご飯くらい自分で作れるよ。
パンを焼いてコーヒーを入れて卵を焼く。
あっという間に完成した。
味も普通においしい。
逆にこのメニューを不味くする方法が分からないよ……
朝ご飯を食べた後、ことりさんは食器とかの片付け、涼っちは灰のダンジョンに行く準備をしていた。
涼っちは昨日から学校に行く前にダンジョンに行ってレベル上げをするようにしているんだって。
私だったらそんな早起きできないから無理だね。
準備ができた涼っちを私は玄関で見送る。
ちなみにことりさんは今、洗濯物を干してくれているよ。
「サラマンダーには絶対に遭遇しないように気をつけてね! 壁には触れちゃだめだから!」
「分かったよー! ありがと、ほかりん!」
「それと影操作も使いすぎないようにね!」
「心配しすぎだって!」
涼っちならそんなことやらかしたりしないとは思うけど、やっぱり心配だよ。
「まあ頑張ってね!」
「うん! 頑張ってくるね! ばいばーい!」
私は手を振って涼っちを見送った。
けど、涼っちにそれは見えてない。
分かっていても少し悲しくなってくるよ。
「いつか普通の生活ができるように私も頑張らなくちゃね!」
涼っちが家を出た後、私たちもダンジョンに行く準備を始めた。
骨のダンジョンに行くのが経験値的にはいいんだろうけど、今日は魔法の練習をしたいからゴブリンダンジョンに行くことにした。
必要なものを【アイテムポーチ】に入れて私は準備おっけー!
ことりさんは魔法スキルを手に入れたりしていてもう少し時間がかかりそうだ。
その間に私は魔法を手に入れた時からずっと試したかったあれをしよう!
【ボーンロッド】にはめている魔石をゴブリンキングの魔石からスライムの魔石に取り替える。
あんな威力の魔法は家では使えないよ。
そして、魔石を取り替えた【ボーンロッド】で魔法を使い、小さい氷の槍を飛ばす。
慣れてきたら飛ばさずに作るだけもできそうな気がする。
まあそれは後で練習するとして、冷蔵庫にぶつかって落ちた氷の槍、このサイズだったら氷の礫かな。
それを拾ってて水で洗う。
「よーし、できたよ! これで、あとは食べるだけだ!」
魔法スキルを手に入れた時からずっとしたかったアイス作り。
魔法でアイスは作れないからかき氷になっちゃうけど、かき氷も好きだから問題ない。
「いただきまーす!」
そう言って口の中に氷の礫を放り込む。
そして、1秒も経たずに私は氷の礫をゴミ箱に吐き出した。
「苦っ! 不味っ! おちゃおちゃおちゃ!!!!!」
私は急いで冷蔵庫にある麦茶を取り出して口の中に注ぎ込む。
「ふぅ、助かったよ……」
500mlのペットボトルが数秒で空になったけど、ギリギリ助かった。
ありがとう麦茶。
君がいなかったらきっと今頃、苦味で悶え苦しんでいたよ。
それにしても苦かったぁ……
それにしても不味かったぁ……
例えるなら、この世の苦い食べ物を全て煮詰めたのを500倍くらい苦くした味がした。
まあそんな食べ物、食べたことはないけど……
でも私、前にこんな感じの味がするものを飲んだことならあるよ!
その飲み物はポーションだよ。
治癒ポーションだけは苦くないけど、他のポーションはめちゃくちゃ苦い。
良薬は口に苦しってやつだね!
まあ今回の氷には何の効果もないけど……
だけど、味はポーションと似ていたよ。
ポーションよりも苦くて不味かったけどね。
例えるなら原液の狩るぴすと原液じゃない狩るぴすみたいな感じかな。
私にしてはかなりいい例えができたと思う。
それはいいとして、魔法で作った氷は食べられないことが分かった。
少し残念だけど、諦めるしかない。
かき氷は涼っちに買いに行かせるとしよう。
「ことねさん、準備できました! 早速ゴブリンダンジョンに行きましょう!」
ちょうど試し終わった後にことりさんが来た。
「それじゃあ行こっか!」
私たちは手を繋いでゴブリンダンジョンに向かった。
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