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第8話 救いの手は
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靖と郷が退部し、雄太と別れてからは、抜け殻のようにただただ生きているだけだった。
どこで間違えたのか?
それすら正直私にはわからない。
私の考えは間違っていないはずなのに。
上手くやれると思っていたのに。
靖と郷を受け入れてくれるチームを探したが、噂が既に広がっており、受け入れてくれるチームは近隣にはなかった。
そんな状況下で、手を差し伸べてくれた人がいた。
…智亜紀だった。
「事情は聞いたよ、けど靖と郷がバスケやりたいなら、その環境はあるべきだと思うから。」
そう言って智亜紀は大和がいるチームへ誘ってくれた。
智亜紀に手を差し伸べられるのは癪だが、もう私にはツテも何もない。
私は智亜紀の誘いに乗り、靖と郷を大和のいるチームに入れた。
やはり、最初のうちは噂が広まりすぎて、肩身が狭かった。
保護者の中には靖と郷の入部を反対した人もいたそうだ。
それでも入部が出来たのは智亜紀の尽力のお陰であった。
コーチからもマネージャーに指名されてベンチに入っていた智亜紀は、保護者の中でも一目置かれた存在であった。
そんな智亜紀が、
「エリカさんが何かチーム内で問題を起こしたらその時は靖と郷には退部してもらう。子供達には罪はないから一度でいいからチャンスを与えてあげて欲しい。」
と全保護者に頭を下げ、承認を得た上で、2人の入部が決まったのだ。
この時、私は智亜紀には敵わないと思った。
智亜紀は周りから信頼されているから、輪の中心にいるのだと。
そして、私は智亜紀に感謝すべきなのだと。
幸い靖と郷は元々このチームにいたんじゃないか?と思うくらいにすぐに馴染んだ。
靖も郷も沢山の経験を積めた。
そして、チームが結果を残すのに伴い、靖の評価も高くなり、大和と同じくらい台頭していった。
だから気が抜けてしまったのだろう。
智亜紀への感謝の気持ちを忘れ、再び智亜紀を超えたいと思う気持ちに火がつき始めたのだった。
どこで間違えたのか?
それすら正直私にはわからない。
私の考えは間違っていないはずなのに。
上手くやれると思っていたのに。
靖と郷を受け入れてくれるチームを探したが、噂が既に広がっており、受け入れてくれるチームは近隣にはなかった。
そんな状況下で、手を差し伸べてくれた人がいた。
…智亜紀だった。
「事情は聞いたよ、けど靖と郷がバスケやりたいなら、その環境はあるべきだと思うから。」
そう言って智亜紀は大和がいるチームへ誘ってくれた。
智亜紀に手を差し伸べられるのは癪だが、もう私にはツテも何もない。
私は智亜紀の誘いに乗り、靖と郷を大和のいるチームに入れた。
やはり、最初のうちは噂が広まりすぎて、肩身が狭かった。
保護者の中には靖と郷の入部を反対した人もいたそうだ。
それでも入部が出来たのは智亜紀の尽力のお陰であった。
コーチからもマネージャーに指名されてベンチに入っていた智亜紀は、保護者の中でも一目置かれた存在であった。
そんな智亜紀が、
「エリカさんが何かチーム内で問題を起こしたらその時は靖と郷には退部してもらう。子供達には罪はないから一度でいいからチャンスを与えてあげて欲しい。」
と全保護者に頭を下げ、承認を得た上で、2人の入部が決まったのだ。
この時、私は智亜紀には敵わないと思った。
智亜紀は周りから信頼されているから、輪の中心にいるのだと。
そして、私は智亜紀に感謝すべきなのだと。
幸い靖と郷は元々このチームにいたんじゃないか?と思うくらいにすぐに馴染んだ。
靖も郷も沢山の経験を積めた。
そして、チームが結果を残すのに伴い、靖の評価も高くなり、大和と同じくらい台頭していった。
だから気が抜けてしまったのだろう。
智亜紀への感謝の気持ちを忘れ、再び智亜紀を超えたいと思う気持ちに火がつき始めたのだった。
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