虐待弁当

食物連鎖

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第13話 不正受給②

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は?

不正受給?

靖にも事情聴取した?


私は予想外の展開で頭が回らなかった。


大和の件かと思って意気揚々と来たが、実際は私への紛糾の場だったとは。


「私には不正受給の心当たりがありません。
お付き合いしている男性がいる訳でもありません。
私は3人の子を育てる母子家庭です。」

と多分的外れな言葉を発していた。

市役所の人が、
「あなた方母子4人はこの市内に住民票があります。
しかしながら、あなたのお子さん3人とも、あなたの実家から学校に通われており、実家で生活してますよね?」

と質問をしてきたので、

「あと1年で長女は中学を、次女は小学校を卒業します。長女は市内の高校へ入学が決まり、次女は長男と同じ中学へ入学します。その1年間は実家近くの学校へ通うのを市から許可をもらいました。」

と返答した。

市役所の人はおもむろに紙の束を机の上に上げた。
そして、

「こちらは、住民票を移す際に面談にて、長女と次女はあなたが住民票がある住所から実家近くの学校へ送迎すると聞きました。そしてその旨もきちんと記録を取っております。」

と厳しい声で私に言った。


私は絶望なのか怒りなのか、よくわからない黒い感情でいっぱいだった。

私は既に冷静ではいられなくなっていた。

「実際そうは言っても上手くいかないケースだって多々あるでしょ!!
どうして私だけこうやって呼び出されて責められないといけないの?
他の家庭だって同じような事してるじゃないの!!
学区外から子供通ってるところなんて他にもあるじゃないの!!」

気付けば泣き叫んでいた。


「それならば、市役所に相談するべきでした。
相談して、然るべき対応をあなたがするべきでした。
それを怠ったのは貴方です。
あなたが行ったのは明らかな虚偽なのです。
住民票住所にあなた方家族の生活実態がないのは既に調査済みなんです。」


その言葉を聞いた時に、ふと頭によぎったのは、智亜紀の顔であった。


…あいつが私を嵌めたんだ。


「浅井さんでしょ!?浅井さんが何か言ったから調べたんでしょ!?あの女連れて来なさいよ!!」

と私は叫んだ。

それに対し、
「松田さん、いい加減にして下さい。」

と言ったのは顧問の先生だった。
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