6 / 8
背後にはモブが居る
人形はいつから人間だったのか
しおりを挟む
肌けた前をかき合わせ、ワンピースをこれ以上剥がさないようシイールーを睨む。
「ぜったいダメ!結婚するまではぜったいしないのっ! したら婚約破棄するから」
「・・・ウルバは俺の・・・させない。」
まだ本編が始まるまで3年ある。
ちなみに私は推しとヒロイン王女のカップリングを生で見れると浮かれていたガチ勢。
結婚だって一応の目安に3年から4年後で、と話し合いで決めていた。
こうなったら婚約破棄も辞さない。こともない。
「っていうか何で人間に・・・?」
うっかり呟いたのは失言だった。
絶対に人形に見えるなんておくびにも出さなかった努力が無に。
シイールーがニマリと悪い顔で笑ったのだ。
「ウルバとのキスで魔法が解けたんだ。」
「キスで魔法が解けるってお姫様かっ。呪いパターンじゃなかったのネ。そういうのって普通は愛とかでしょ」
「あっただろう、俺側からの愛の絆」
ヤバい。なんでか推しのはずなのに言動がヤバすぎて鳥肌がでたわ。
「出会って数日で愛があるわけわるかぁっ!何か他に条件が・・・そもそもこの魔法はなんの魔法なの・・・?」
私にだけ陶器人形に見える魔法で、私とキスしたら解けるって、複雑すぎる。なんのメリットがあってかけるのかすらわからない。
他の人には普通に人間にしか見えないものみたいだから、より謎。
「知りたい?俺の事知りたい?」
いくらでも話すよって勢いでグイグイ来られると警戒心がわく。
「あー、急に知りたくなくなったような。」
目を背けて何も考えず答えるとシイールーは真顔になってしまった。
「知りたくないなら、こっちに教えてからお話ししようか」
服を押さえていたはずの手が両手とも恋人繋ぎで捕まり、乱れた服から出る白い双丘に、シイールーがペロリとひと舐め。
「気になる!今!すぐに!!話し聞きたいなあああ」
心臓停止で死ぬには今世まだ早すぎます、おとっつあんまだアタイ清い体でいたいんだい。
ガクブルで首振り赤べこになります。
「ふぅん?本心で言ってるの?関わりたくなさそうだったから傷ついたなぁ、俺を意識してもらうには触れ合いがまだまだ足りなかったようだね」
「すっごく聞きたいシイールーのこと隅々まで聞きたいヨ!話し合いダイジだヨ!こ、こころかようと愛生まれるヨ!」
「話を聞いたらウルバが愛してくれるんだ・・・ホントウ?」
ペロリペロリペロリ
「んン!ホント、へひゃあっ」
「嘘だったら最後までしちゃうからね?」
「ななになにゆって」
「ぜったいダメ!結婚するまではぜったいしないのっ! したら婚約破棄するから」
「・・・ウルバは俺の・・・させない。」
まだ本編が始まるまで3年ある。
ちなみに私は推しとヒロイン王女のカップリングを生で見れると浮かれていたガチ勢。
結婚だって一応の目安に3年から4年後で、と話し合いで決めていた。
こうなったら婚約破棄も辞さない。こともない。
「っていうか何で人間に・・・?」
うっかり呟いたのは失言だった。
絶対に人形に見えるなんておくびにも出さなかった努力が無に。
シイールーがニマリと悪い顔で笑ったのだ。
「ウルバとのキスで魔法が解けたんだ。」
「キスで魔法が解けるってお姫様かっ。呪いパターンじゃなかったのネ。そういうのって普通は愛とかでしょ」
「あっただろう、俺側からの愛の絆」
ヤバい。なんでか推しのはずなのに言動がヤバすぎて鳥肌がでたわ。
「出会って数日で愛があるわけわるかぁっ!何か他に条件が・・・そもそもこの魔法はなんの魔法なの・・・?」
私にだけ陶器人形に見える魔法で、私とキスしたら解けるって、複雑すぎる。なんのメリットがあってかけるのかすらわからない。
他の人には普通に人間にしか見えないものみたいだから、より謎。
「知りたい?俺の事知りたい?」
いくらでも話すよって勢いでグイグイ来られると警戒心がわく。
「あー、急に知りたくなくなったような。」
目を背けて何も考えず答えるとシイールーは真顔になってしまった。
「知りたくないなら、こっちに教えてからお話ししようか」
服を押さえていたはずの手が両手とも恋人繋ぎで捕まり、乱れた服から出る白い双丘に、シイールーがペロリとひと舐め。
「気になる!今!すぐに!!話し聞きたいなあああ」
心臓停止で死ぬには今世まだ早すぎます、おとっつあんまだアタイ清い体でいたいんだい。
ガクブルで首振り赤べこになります。
「ふぅん?本心で言ってるの?関わりたくなさそうだったから傷ついたなぁ、俺を意識してもらうには触れ合いがまだまだ足りなかったようだね」
「すっごく聞きたいシイールーのこと隅々まで聞きたいヨ!話し合いダイジだヨ!こ、こころかようと愛生まれるヨ!」
「話を聞いたらウルバが愛してくれるんだ・・・ホントウ?」
ペロリペロリペロリ
「んン!ホント、へひゃあっ」
「嘘だったら最後までしちゃうからね?」
「ななになにゆって」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
あなたのためなら
天海月
恋愛
エルランド国の王であるセルヴィスは、禁忌魔術を使って偽の番を騙った女レクシアと婚約したが、嘘は露見し婚約破棄後に彼女は処刑となった。
その後、セルヴィスの真の番だという侯爵令嬢アメリアが現れ、二人は婚姻を結んだ。
アメリアは心からセルヴィスを愛し、彼からの愛を求めた。
しかし、今のセルヴィスは彼女に愛を返すことが出来なくなっていた。
理由も分からないアメリアは、セルヴィスが愛してくれないのは自分の行いが悪いからに違いないと自らを責めはじめ、次第に歯車が狂っていく。
全ては偽の番に過度のショックを受けたセルヴィスが、衝動的に行ってしまった或ることが原因だった・・・。
王様の恥かきっ娘
青の雀
恋愛
恥かきっ子とは、親が年老いてから子供ができること。
本当は、元気でおめでたいことだけど、照れ隠しで、その年齢まで夫婦の営みがあったことを物語り世間様に向けての恥をいう。
孫と同い年の王女殿下が生まれたことで巻き起こる騒動を書きます
物語は、卒業記念パーティで婚約者から婚約破棄されたところから始まります
これもショートショートで書く予定です。
行き場を失った恋の終わらせ方
当麻月菜
恋愛
「君との婚約を白紙に戻してほしい」
自分の全てだったアイザックから別れを切り出されたエステルは、どうしてもこの恋を終わらすことができなかった。
避け続ける彼を求めて、復縁を願って、あの日聞けなかった答えを得るために、エステルは王城の夜会に出席する。
しかしやっと再会できた、そこには見たくない現実が待っていて……
恋の終わりを見届ける貴族青年と、行き場を失った恋の中をさ迷う令嬢の終わりと始まりの物語。
※他のサイトにも重複投稿しています。
私たちの離婚幸福論
桔梗
恋愛
ヴェルディア帝国の皇后として、順風満帆な人生を歩んでいたルシェル。
しかし、彼女の平穏な日々は、ノアの突然の記憶喪失によって崩れ去る。
彼はルシェルとの記憶だけを失い、代わりに”愛する女性”としてイザベルを迎え入れたのだった。
信じていた愛が消え、冷たく突き放されるルシェル。
だがそこに、隣国アンダルシア王国の皇太子ゼノンが現れ、驚くべき提案を持ちかける。
それは救済か、あるいは——
真実を覆う闇の中、ルシェルの新たな運命が幕を開ける。
三年目の離婚から始まる二度目の人生
あい
恋愛
三年子ができなければ、無条件で離婚できる――王国の制度。
三年目の夜、オーレリアは自らその条文を使い、公爵ルートヴィッヒに離婚を告げた。
理由はただ一つ。
“飾り”として生きるのをやめ、自分の手で商いをしたいから。
女性が公の場で立てる服を作るため、彼女は屋敷を去り、仕立て屋〈オーレリア・テイラーズ〉を開く。
店は順調に軌道に乗り、ついに王女の式典衣装を任されることに。
だが、その夜――激しい雨の中、彼女は馬車事故に遭い命を落とす。
(あと少し早く始めていたら、もっと夢を叶えられたのに……)
そう思った瞬間、目を覚ますと――三年前、ルートヴィッヒと結婚する前の世界に戻っていた。
これは、“三年目の離婚”から始まる、二度目の人生。
今度こそ、自分の人生を選び取るために。
ーーー
不定期更新になります。
全45話前後で完結予定です、よろしくお願いします🙇
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる