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ジュリちゃんのそばまで行き、助け起こす。
「大丈夫ーーー」
名前を言おうした瞬間、
「お姉様っ!」
と抱きつかれ、小声で
『私の名前は言わずに誤解させて』
ジュリちゃんは何か仕掛ける様だ。
「お姉様っ、うっ、ぐすっ・・・」
泣き真似をはじめてしまった。
そこへタイミングを計ったかの様に、
「ロクサーヌ大丈夫かっ?」
お父様が2人を抱きしめて来た。
「ああ、こんな・・・。酷いではないですか、レッキャス殿っ!」
あれ?お父様も誤解させる作戦?
「ふんっ、行儀が悪いのはロクサーヌだろ?しかし、エルストン子爵。ロクサーヌ意外にも娘がいたのだな?美しい、ロクサーヌは婚約破棄だ。その娘を婚約者にしてくれ」
レッキャス様はとんでもない事を言いはじめた。あの~、私が本物のロクサーヌですけど?わかってます?それに、左腕にぶら下がっている令嬢の顔、怖いんですけど?
「レッキャス!!私と婚約するんでしょう!?」
金切り声で叫んでいるが、
「あ?お前は知り合いなだけだ。離せよ」
令嬢の腕を振り払った。
「エルストン子爵、いいだろ?ロクサーヌとはーーー」
レッキャス様が話している途中で、お父様は口を挟んだ。
「分かりました。ロクサーヌとの婚約は破棄しましょう。但し、2度とロクサーヌとは婚約させませんよ。皆さんが証明だな」
お父様は周りを見渡し、レッキャス様をにらみ付けながら言う。
「2度とするわけないだろ?ブタ令嬢なんかなっ!!で、その綺麗な娘と婚約するぞ、名はなんだ?」
レッキャス様は鼻の下を伸ばしながら、ロクサーヌに手を伸ばす。
『パシッ!!』
お父様が力いっぱいレッキャス様の手を叩く。
「何をするっ!?」
「ロクサーヌに触らないでもらおう。お前が言うところの『ブタ令嬢』なんだろ?」
うわぁ、お父様っ!!人格が変わりましたわっ!!
「公爵家の、跡取りだからと幼い頃に婚約させたのが間違いだった。お前は見た目も根性もブタ以下だっ!!汚い手で触るんじゃないっ!!」
あ、あはっ。お父様、ソレ公爵家の人間でうちは子爵だけど大丈夫かな?
「その娘がロクサーヌだと?じゃあ、そこにいるブタは何だ!?」
「大丈夫ーーー」
名前を言おうした瞬間、
「お姉様っ!」
と抱きつかれ、小声で
『私の名前は言わずに誤解させて』
ジュリちゃんは何か仕掛ける様だ。
「お姉様っ、うっ、ぐすっ・・・」
泣き真似をはじめてしまった。
そこへタイミングを計ったかの様に、
「ロクサーヌ大丈夫かっ?」
お父様が2人を抱きしめて来た。
「ああ、こんな・・・。酷いではないですか、レッキャス殿っ!」
あれ?お父様も誤解させる作戦?
「ふんっ、行儀が悪いのはロクサーヌだろ?しかし、エルストン子爵。ロクサーヌ意外にも娘がいたのだな?美しい、ロクサーヌは婚約破棄だ。その娘を婚約者にしてくれ」
レッキャス様はとんでもない事を言いはじめた。あの~、私が本物のロクサーヌですけど?わかってます?それに、左腕にぶら下がっている令嬢の顔、怖いんですけど?
「レッキャス!!私と婚約するんでしょう!?」
金切り声で叫んでいるが、
「あ?お前は知り合いなだけだ。離せよ」
令嬢の腕を振り払った。
「エルストン子爵、いいだろ?ロクサーヌとはーーー」
レッキャス様が話している途中で、お父様は口を挟んだ。
「分かりました。ロクサーヌとの婚約は破棄しましょう。但し、2度とロクサーヌとは婚約させませんよ。皆さんが証明だな」
お父様は周りを見渡し、レッキャス様をにらみ付けながら言う。
「2度とするわけないだろ?ブタ令嬢なんかなっ!!で、その綺麗な娘と婚約するぞ、名はなんだ?」
レッキャス様は鼻の下を伸ばしながら、ロクサーヌに手を伸ばす。
『パシッ!!』
お父様が力いっぱいレッキャス様の手を叩く。
「何をするっ!?」
「ロクサーヌに触らないでもらおう。お前が言うところの『ブタ令嬢』なんだろ?」
うわぁ、お父様っ!!人格が変わりましたわっ!!
「公爵家の、跡取りだからと幼い頃に婚約させたのが間違いだった。お前は見た目も根性もブタ以下だっ!!汚い手で触るんじゃないっ!!」
あ、あはっ。お父様、ソレ公爵家の人間でうちは子爵だけど大丈夫かな?
「その娘がロクサーヌだと?じゃあ、そこにいるブタは何だ!?」
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