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あれ?こんな所にカフェがある。ふ~ん、紅茶専門店なんだ。後から来てみようかな。紗綾は今、両手にスーパーの袋を抱えているので、その状態ではカフェに入りたくなかった。でも、あんまりお客さん入ってなさそうだなぁ。長居出来るかも。
一旦家に帰り、荷物を置き、軽くお昼ご飯を食べてから先程見かけたカフェに向かう。お店の名前は『アンジュ』か。可愛い名前だね。
お店に入ると、天使グッズが至る所に置いてある。ごちゃごちゃと言う訳ではなく、置いてあるものをよくよく見ると天使なのだ。
メニューは特に席には無く、黒板みたいなのにケーキとスコーンのメニューが書いてあり、紅茶はカウンターに並べてあるので、好きな紅茶を頼むようだ。
どうしようかなぁ~。
まずはスコーンは決定なんだけどな、紅茶どうしようかなぁ?
迷っていると声がかかる。
「はじめてですよね、いらっしゃいませ」
テーブルにお水が置かれる。
「スコーンは確定なんですけど、紅茶はどうしようかなと悩み中なんです」
「そうですね、ではディンブラのミルクティーをお勧めしますよ。ディンブラは普通の紅茶を1段階美味しくした飲みやすい紅茶です。ストレートでも美味しいけど、ミルクティーにするとスコーンによく合います」
「じゃあ、ディンブラとスコーンでお願いします」
話しながら思わず顔を凝視してしまった。細っそりとした顔に切れ長の目、鼻もすっと通っている。うんうん、目の保養だね。
しばらくするとスコーンが焼けるいい匂いが漂ってくる。
「お待たせしました、ディンブラとスコーンです。砂時計が全部落ちたら飲み頃です」
と、砂時計とティーセットがテーブルに並べられる。
うわぁ、美味しそう。スコーンが2個とジャム・クロテッドクリームが添えてある。ジャムを添えて所はあるけど、クロテッドクリームまである所は珍しいな。
砂時計の砂が全部落ちたので、ティーポットを引き寄せる。カップにお茶を入れミルクを入れる。一口飲んでみると香りが良く、とても飲みやすい。スコーンは横半分に割り、クリームとジャムを乗せて食べる。スコーンの表面はカリカリで、中はふわふわ。甘酸っぱいジャムにさわやかなクリーム、絶妙に美味しいっ。そしてまた紅茶を一口。
「めちゃ美味しいっ」
「ありがとうございます」
にこやかな声が聞こえてくる。
「あ、心の声がダダ漏れてしまいました。久しぶりにこんなに美味しいスコーン食べました」
「嬉しいです、俺の手作りです」
「えっ、ホントですかっ。あ、じゃあ黒板にあるシフォンケーキも?」
「ええ。うちの定番はスコーンとケーキ一種類づつなんです。俺1人の店だし。なので、たまに夕方は売り切れてる可能性あります」
「そうなんですね、じゃあ次回はシフォンケーキにしてみます」
一旦家に帰り、荷物を置き、軽くお昼ご飯を食べてから先程見かけたカフェに向かう。お店の名前は『アンジュ』か。可愛い名前だね。
お店に入ると、天使グッズが至る所に置いてある。ごちゃごちゃと言う訳ではなく、置いてあるものをよくよく見ると天使なのだ。
メニューは特に席には無く、黒板みたいなのにケーキとスコーンのメニューが書いてあり、紅茶はカウンターに並べてあるので、好きな紅茶を頼むようだ。
どうしようかなぁ~。
まずはスコーンは決定なんだけどな、紅茶どうしようかなぁ?
迷っていると声がかかる。
「はじめてですよね、いらっしゃいませ」
テーブルにお水が置かれる。
「スコーンは確定なんですけど、紅茶はどうしようかなと悩み中なんです」
「そうですね、ではディンブラのミルクティーをお勧めしますよ。ディンブラは普通の紅茶を1段階美味しくした飲みやすい紅茶です。ストレートでも美味しいけど、ミルクティーにするとスコーンによく合います」
「じゃあ、ディンブラとスコーンでお願いします」
話しながら思わず顔を凝視してしまった。細っそりとした顔に切れ長の目、鼻もすっと通っている。うんうん、目の保養だね。
しばらくするとスコーンが焼けるいい匂いが漂ってくる。
「お待たせしました、ディンブラとスコーンです。砂時計が全部落ちたら飲み頃です」
と、砂時計とティーセットがテーブルに並べられる。
うわぁ、美味しそう。スコーンが2個とジャム・クロテッドクリームが添えてある。ジャムを添えて所はあるけど、クロテッドクリームまである所は珍しいな。
砂時計の砂が全部落ちたので、ティーポットを引き寄せる。カップにお茶を入れミルクを入れる。一口飲んでみると香りが良く、とても飲みやすい。スコーンは横半分に割り、クリームとジャムを乗せて食べる。スコーンの表面はカリカリで、中はふわふわ。甘酸っぱいジャムにさわやかなクリーム、絶妙に美味しいっ。そしてまた紅茶を一口。
「めちゃ美味しいっ」
「ありがとうございます」
にこやかな声が聞こえてくる。
「あ、心の声がダダ漏れてしまいました。久しぶりにこんなに美味しいスコーン食べました」
「嬉しいです、俺の手作りです」
「えっ、ホントですかっ。あ、じゃあ黒板にあるシフォンケーキも?」
「ええ。うちの定番はスコーンとケーキ一種類づつなんです。俺1人の店だし。なので、たまに夕方は売り切れてる可能性あります」
「そうなんですね、じゃあ次回はシフォンケーキにしてみます」
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