11 / 37
10
しおりを挟む
とりあえず、パンツは履いてくれたようだが、ほぼ裸だ。目のやり場に困る。
「すまないな、掃除は今日からだったか。この共有スペースがこんなに綺麗になったのは、初めてだな。ありがとう」
ジオン様がうっすら笑いながら、前髪を手で後ろに撫でる。すると、ラルク様に似ている。声も似ている。=兄弟?
「あ、いえ。バイトなので。あっ、布団のカバー替ますね」
綺麗なカバーセットがあるって聞いている。
ジオン様を直視出来ずに、布団カバーを替えに行く。しかし、布団はまだ暖かい。ジオン様の体温が残っている。ジオン様の・・・。
うわっ、私変態っぽい!
バイト、バイトっ!カバーを替えるのよっ!
替え終わり、共有スペースに出るとジオン様は歯磨きをしている。パンツ一丁のままだ。
布団カバーを洗濯箱に入れようと向かうと、先に洗濯していたものが出来上がっていた。全部取り出し、布団カバーを洗濯箱に入れ部屋に戻る。うん、今から1時間なら時間内に出来上がる。
「ジオン様、洗濯した服なんですけど、ジオン様とラルク様の区別がつかなくて。ココのバーハンガーにかけるのと、タオルと下着類はテーブルの上に置きますね?次回からもコレでいいですか?
「ああ。着るものに関しては2人サイズ同じだから共有なんだ」
「えっ!?下着も?」
「そうだが?変か?」
「え、まあ、人それぞれですかね」
面と向かって『変です』とは言えなかった。
「あと、お願いがあります。タオルはコッチ、服はコッチのカゴに入れてもらえませんか?」
そうすると、いちいち部屋中から集めなくて済むし分ける手間も省ける。
「努力しよう」
「お2人の部屋の床掃除がまだ終わって無いので、やりますね」
まずはジオン様の部屋を掃除し、次にラルク様の部屋を掃除する。ジオン様はソファーに寝転んでいる。
「あの~、ジオン様。服来ませんか?」
「ああ、そうだな」
洗濯し終わったモノから、取り出して服を着はじめた。
「ジオン様、前髪は後ろに流すとイメージ変わりますね。流したらいいのに」
「お前はその方がいいのか?」
「?はい。そうですね、前に降りているより流してる方がスッキリしていい感じですよ」
「じゃあ、そうするよ」
洗面で髪をセットしている。
うんうん、絶対その方が素敵だよ。鏡越しに目が覚め合い、ドキドキする。そろそろ布団カバーの洗濯が終わる頃なので取りに行く。うんうん出来てるね。カバーはストック位置に入れる。
終わると丁度3時間だ。
「じゃあ、ジオン様。バイト終わりますね」
「ああ。メシ、食いに行こうか」
微妙に会話噛み合ってませんけど?
「すまないな、掃除は今日からだったか。この共有スペースがこんなに綺麗になったのは、初めてだな。ありがとう」
ジオン様がうっすら笑いながら、前髪を手で後ろに撫でる。すると、ラルク様に似ている。声も似ている。=兄弟?
「あ、いえ。バイトなので。あっ、布団のカバー替ますね」
綺麗なカバーセットがあるって聞いている。
ジオン様を直視出来ずに、布団カバーを替えに行く。しかし、布団はまだ暖かい。ジオン様の体温が残っている。ジオン様の・・・。
うわっ、私変態っぽい!
バイト、バイトっ!カバーを替えるのよっ!
替え終わり、共有スペースに出るとジオン様は歯磨きをしている。パンツ一丁のままだ。
布団カバーを洗濯箱に入れようと向かうと、先に洗濯していたものが出来上がっていた。全部取り出し、布団カバーを洗濯箱に入れ部屋に戻る。うん、今から1時間なら時間内に出来上がる。
「ジオン様、洗濯した服なんですけど、ジオン様とラルク様の区別がつかなくて。ココのバーハンガーにかけるのと、タオルと下着類はテーブルの上に置きますね?次回からもコレでいいですか?
「ああ。着るものに関しては2人サイズ同じだから共有なんだ」
「えっ!?下着も?」
「そうだが?変か?」
「え、まあ、人それぞれですかね」
面と向かって『変です』とは言えなかった。
「あと、お願いがあります。タオルはコッチ、服はコッチのカゴに入れてもらえませんか?」
そうすると、いちいち部屋中から集めなくて済むし分ける手間も省ける。
「努力しよう」
「お2人の部屋の床掃除がまだ終わって無いので、やりますね」
まずはジオン様の部屋を掃除し、次にラルク様の部屋を掃除する。ジオン様はソファーに寝転んでいる。
「あの~、ジオン様。服来ませんか?」
「ああ、そうだな」
洗濯し終わったモノから、取り出して服を着はじめた。
「ジオン様、前髪は後ろに流すとイメージ変わりますね。流したらいいのに」
「お前はその方がいいのか?」
「?はい。そうですね、前に降りているより流してる方がスッキリしていい感じですよ」
「じゃあ、そうするよ」
洗面で髪をセットしている。
うんうん、絶対その方が素敵だよ。鏡越しに目が覚め合い、ドキドキする。そろそろ布団カバーの洗濯が終わる頃なので取りに行く。うんうん出来てるね。カバーはストック位置に入れる。
終わると丁度3時間だ。
「じゃあ、ジオン様。バイト終わりますね」
「ああ。メシ、食いに行こうか」
微妙に会話噛み合ってませんけど?
27
あなたにおすすめの小説
獅子の最愛〜獣人団長の執着〜
水無月瑠璃
恋愛
獅子の獣人ライアンは領地の森で魔物に襲われそうになっている女を助ける。助けた女は気を失ってしまい、邸へと連れて帰ることに。
目を覚ました彼女…リリは人化した獣人の男を前にすると様子がおかしくなるも顔が獅子のライアンは平気なようで抱きついて来る。
女嫌いなライアンだが何故かリリには抱きつかれても平気。
素性を明かさないリリを保護することにしたライアン。
謎の多いリリと初めての感情に戸惑うライアン、2人の行く末は…
ヒーローはずっとライオンの姿で人化はしません。
期間限定の関係のはずでは?〜傷心旅行に来たら美形店長に溺愛されてます〜
水無月瑠璃
恋愛
長年付き合った彼氏から最悪な形で裏切られた葉月は一週間の傷心旅行に出かける。そして旅先で出会った喫茶店の店長、花村とひょんなことから親しくなり、うっかり一夜を共にしてしまう。
一夜の過ちだとこれっきりにしたい葉月だが、花村は関係の継続を提案してくる。花村に好感を抱いていた葉月は「今だけだしいっか」と流されて関係を続けることになるが…。
憐れな妻は龍の夫から逃れられない
向水白音
恋愛
龍の夫ヤトと人間の妻アズサ。夫婦は新年の儀を行うべく、二人きりで山の中の館にいた。新婚夫婦が寝室で二人きり、何も起きないわけなく……。独占欲つよつよヤンデレ気味な夫が妻を愛でる作品です。そこに愛はあります。ムーンライトノベルズにも掲載しています。
【完結】大学で人気の爽やかイケメンはヤンデレ気味のストーカーでした
あさリ23
恋愛
大学で人気の爽やかイケメンはなぜか私によく話しかけてくる。
しまいにはバイト先の常連になってるし、専属になって欲しいとお金をチラつかせて誘ってきた。
お金が欲しくて考えなしに了承したのが、最後。
私は用意されていた蜘蛛の糸にまんまと引っかかった。
【この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません】
ーーーーー
小説家になろうで投稿している短編です。あちらでブックマークが多かった作品をこちらで投稿しました。
内容は題名通りなのですが、作者的にもヒーローがやっちゃいけない一線を超えてんなぁと思っています。
ヤンデレ?サイコ?イケメンでも怖いよ。が
作者の感想です|ω・`)
また場面で名前が変わるので気を付けてください
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
泡風呂を楽しんでいただけなのに、空中から落ちてきた異世界騎士が「離れられないし目も瞑りたくない」とガン見してきた時の私の対応。
待鳥園子
恋愛
半年に一度仕事を頑張ったご褒美に一人で高級ラグジョアリーホテルの泡風呂を楽しんでたら、いきなり異世界騎士が落ちてきてあれこれ言い訳しつつ泡に隠れた体をジロジロ見てくる話。
義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる