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夕食も朝と同じダイニングでフレッドと2人だ。しかし、部屋に入るなり、フレッドが近づいて来た。
「ミー、今日ラクリマ男爵家に行って番の話しをして来たんだ。婚約・結婚の許可を貰ってきた。で、改めて言わせてくれ。ミーシャ、俺と結婚して欲しい。俺の魂がミーを求めてしまうんだ。いつもそばにいて欲しい」
片膝をつき、ミーシャの左手薬指にそっと指輪をつけてくれる。
「はい、フレッド。私は頼りにならないかもしれないけど、一緒にいたいです」
ミーシャが言い終わると、フレッドは指輪の上にキスをしたあと、ミーシャの唇にも軽くキスをした。
その後、夕食をしながらラクリマ家の借金について、フレッドが話し始めた。元々の金額は大した額ではないのに、増えてしまった理由。債権者が闇金に債権を売ってしまったのだ。契約以上の金利を取っているのは違法になる為、明日にでも闇金に家宅捜査が入る様だ。多分余罪が出るだろうという事だ。
「元の金額を考えると、既に完済してるはずだし、戻る金額もあるはずだから。ミーはもうお金ね心配はしなくていいんだよ?」
ニッコリとフレッドは微笑んでくる。
「ありがとう、フレッド。助けてくれて」
良かった。
かなりほっとした。
「ソレとは別件なんだけどね?俺が好きなのはミーだけだ。だけど、頭の悪い令嬢がいるらしくてね。俺と結婚するのは自分の筈だと思い込んでるのがいるらしい。もちろん警備には注意するように言ってあるが、ミーも変な女には注意してね?」
「うん、わかった。気をつけるね」
その時、何故かあの時の香水臭い令嬢が浮かんでしまった。
食事を終えて部屋に帰ると、ライラともう1人・・・、
「サリナ!?」
「ミーシャ!!ホントに番になったのね!?羨ましいわっ!!」
2人で近づき話し始めると、
『ゴホッゴホッ』
と咳払いが聞こえる。
「「すいません」」
「お2人がメイドでパートナーを組んでいたのは聞いてます。しかし、これからは立場が変わるのですから注意して下さい。いいですねっ!?」
「「はいっ」」
返事をした後、2人で目を合わせて笑ってしまった。
元々サリナは侍女のつもりで王宮に来ていたので、ミーシャの侍女としての働きは完璧だった。サリナは去り際に
『今度馴れ初めを話しなさいよね』
と耳元で囁いて行った。
「ミー、今日ラクリマ男爵家に行って番の話しをして来たんだ。婚約・結婚の許可を貰ってきた。で、改めて言わせてくれ。ミーシャ、俺と結婚して欲しい。俺の魂がミーを求めてしまうんだ。いつもそばにいて欲しい」
片膝をつき、ミーシャの左手薬指にそっと指輪をつけてくれる。
「はい、フレッド。私は頼りにならないかもしれないけど、一緒にいたいです」
ミーシャが言い終わると、フレッドは指輪の上にキスをしたあと、ミーシャの唇にも軽くキスをした。
その後、夕食をしながらラクリマ家の借金について、フレッドが話し始めた。元々の金額は大した額ではないのに、増えてしまった理由。債権者が闇金に債権を売ってしまったのだ。契約以上の金利を取っているのは違法になる為、明日にでも闇金に家宅捜査が入る様だ。多分余罪が出るだろうという事だ。
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ニッコリとフレッドは微笑んでくる。
「ありがとう、フレッド。助けてくれて」
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かなりほっとした。
「ソレとは別件なんだけどね?俺が好きなのはミーだけだ。だけど、頭の悪い令嬢がいるらしくてね。俺と結婚するのは自分の筈だと思い込んでるのがいるらしい。もちろん警備には注意するように言ってあるが、ミーも変な女には注意してね?」
「うん、わかった。気をつけるね」
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食事を終えて部屋に帰ると、ライラともう1人・・・、
「サリナ!?」
「ミーシャ!!ホントに番になったのね!?羨ましいわっ!!」
2人で近づき話し始めると、
『ゴホッゴホッ』
と咳払いが聞こえる。
「「すいません」」
「お2人がメイドでパートナーを組んでいたのは聞いてます。しかし、これからは立場が変わるのですから注意して下さい。いいですねっ!?」
「「はいっ」」
返事をした後、2人で目を合わせて笑ってしまった。
元々サリナは侍女のつもりで王宮に来ていたので、ミーシャの侍女としての働きは完璧だった。サリナは去り際に
『今度馴れ初めを話しなさいよね』
と耳元で囁いて行った。
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