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「あ?ああ、俺とアヤトの『祈り』。俺、スノスタ初代メインボーカルよ?」
「ええ~っ?」
初代?あ、確かデビュー前のメインボーカルって
「リョウ?」
「ははっ、やっぱりその呼び方になるんだね」
等々力さんは苦笑いする。
「私、スノスタで1番好きな曲『祈り』なんです。始めて聞いた時、すっごい悩んでて、でもあの曲のお陰で前を向く事が出来たんですっ」
はっ、しまった。
握りコブシでか力説しちゃった。
「久しぶりにちょっと照れるね、ソレ。彩音ちゃんが何を悩んでるかは聞かないけど、俺とアヤトは当時、ある悩んでる子を励まそうと思って作ったんだ。ま、俺も悩んでる時期だったからアヤトに励まされてる感はあったけどな」
懐かしむ様な等々力さんは言い、
「ま、焦らないで迷わないで、ゆっくり歩いておいで。って言いたいけど、レコーディングはサクサク進めようね」
「そうですね、頑張りますっ」
『祈り』を思い出し、なんだか前向きになろうと思った。
そう、はじめてあの曲を聴いた時の感動、ボーカルを目指したいと夢を持った。そして出来るなら、この曲を作った人に逢いたいと。
約5年の時を経て、今それが叶っている。
逢いたかった人に巡り会え、その人の曲を、歌を歌えている!
しかも同じベッドで抱きしめられて朝起きるって!
母とアヤトの事はまだモヤモヤしてるけど、まずはやる事をやってから悩もう。
折角のチャンスだもんっ。
せめて嫌われないように、精一杯歌うっ!
心の中でひっそりと誓ったつもりだったのに感情がダダ漏れだったらしく、
「うんうん、彩音ちゃんがヤル気になって良かったよ。スタジオ戻るならアヤトにロイヤルミルクティーお土産買って帰ってね。じゃ」
等々力さんは打ち合わせがあるから、と去って行った。もしかして、私を励ます為に忙しい時間を割いてくれたのかな?
益々頑張らなきゃ!
「ただいまです~」
スタジオの扉をそっと開けながら中の様子を伺う。
スタジオの中ではアヤトがアコースティックギターを弾きながらブツブツ歌っている。彩音に気がつくと、
「お帰り彩音。歌える?」
いつも通りの優しい声で聞いてくる。
「うん、もう大丈夫。で、コレお土産なんだけど・・・、飲む?」
「ああ、ありがと」
笑顔が返ってくる。
うん、アヤトの笑顔があれば今の所大丈夫っ!
「ええ~っ?」
初代?あ、確かデビュー前のメインボーカルって
「リョウ?」
「ははっ、やっぱりその呼び方になるんだね」
等々力さんは苦笑いする。
「私、スノスタで1番好きな曲『祈り』なんです。始めて聞いた時、すっごい悩んでて、でもあの曲のお陰で前を向く事が出来たんですっ」
はっ、しまった。
握りコブシでか力説しちゃった。
「久しぶりにちょっと照れるね、ソレ。彩音ちゃんが何を悩んでるかは聞かないけど、俺とアヤトは当時、ある悩んでる子を励まそうと思って作ったんだ。ま、俺も悩んでる時期だったからアヤトに励まされてる感はあったけどな」
懐かしむ様な等々力さんは言い、
「ま、焦らないで迷わないで、ゆっくり歩いておいで。って言いたいけど、レコーディングはサクサク進めようね」
「そうですね、頑張りますっ」
『祈り』を思い出し、なんだか前向きになろうと思った。
そう、はじめてあの曲を聴いた時の感動、ボーカルを目指したいと夢を持った。そして出来るなら、この曲を作った人に逢いたいと。
約5年の時を経て、今それが叶っている。
逢いたかった人に巡り会え、その人の曲を、歌を歌えている!
しかも同じベッドで抱きしめられて朝起きるって!
母とアヤトの事はまだモヤモヤしてるけど、まずはやる事をやってから悩もう。
折角のチャンスだもんっ。
せめて嫌われないように、精一杯歌うっ!
心の中でひっそりと誓ったつもりだったのに感情がダダ漏れだったらしく、
「うんうん、彩音ちゃんがヤル気になって良かったよ。スタジオ戻るならアヤトにロイヤルミルクティーお土産買って帰ってね。じゃ」
等々力さんは打ち合わせがあるから、と去って行った。もしかして、私を励ます為に忙しい時間を割いてくれたのかな?
益々頑張らなきゃ!
「ただいまです~」
スタジオの扉をそっと開けながら中の様子を伺う。
スタジオの中ではアヤトがアコースティックギターを弾きながらブツブツ歌っている。彩音に気がつくと、
「お帰り彩音。歌える?」
いつも通りの優しい声で聞いてくる。
「うん、もう大丈夫。で、コレお土産なんだけど・・・、飲む?」
「ああ、ありがと」
笑顔が返ってくる。
うん、アヤトの笑顔があれば今の所大丈夫っ!
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