5 / 6
4
しおりを挟む
リリカが去って行った方にユリアも歩き出す。すると、またあの女性が噂話しを始めていたのだ。なので、ユリアは話しに参加してみる事にした。
「王太子殿下とグローリー子爵令嬢は想い合っている様なんですよ~」
その部分聞き、まだ話し始めたばかりだと思い、
「あらあら、初めて聞きましたわぁ~」
とユリアはすんなりと話しの輪に入っていく。
「私もね、先程聞いたばかりなのよ。でもね、想い合ってる2人を邪魔する人がいるのよ」
「まあ、無粋ですわね~」
「そうよね~」
「あら、でも王太子殿下には婚約者がいましたわよね?伯爵令嬢ではありませんでしたか?」
「そうなのよ、でもねっ?王太子殿下と子爵令嬢がカフェでお茶を飲んでいたら邪魔しに来たらしいのよ」
いやいや、王太子殿下はカフェなんて行きませんよ?毒見係が大変じゃないですか。
「まあ?邪魔ですか?」
今度はどんなお話しを作るのかしら?
「子爵令嬢に向かって『薄汚い泥棒ネコねっ!』てお茶をかけたらしいわ。そしたら王太子殿下が怒って『婚約破棄される覚悟はあるんだろうな』て伯爵令嬢に冷たく言ったらしいわ」
言われてませんけど?って言うか、あなたの頭は悪女系のお話しに毒されてませんか?でも、面白いからもっと話してもらいましょうか?
「まあ、それでっ!?婚約破棄されましたの!?」
「それがね、今日婚約破棄するんじゃないかって噂よ?そうよね、伯爵令嬢と言っても素行不良では、将来国を背負う方の横には立てませんわよね~。それに比べてグローリー子爵令嬢は爵位こそ劣りますけど、優しく学園でも優秀らしいですわっ。あっ、伯爵令嬢は学園をずっと休まれてるみたいですわね」
へ~っ、私、素行不良なんだ~。まあ、学園を休んでるのは事実だけどね。疫病対策で国中どころか他国まで飛び回ってたし。
この女性は私を貶めて、皇太子殿下の婚約者から引きずり降ろす事が目的なのかしら?最初に小耳に挟んだ時よりも、かなり私の印象を悪くする様に話してるわよね?
さてさて、どうしたらいいでしょうか?
「王太子殿下とグローリー子爵令嬢は想い合っている様なんですよ~」
その部分聞き、まだ話し始めたばかりだと思い、
「あらあら、初めて聞きましたわぁ~」
とユリアはすんなりと話しの輪に入っていく。
「私もね、先程聞いたばかりなのよ。でもね、想い合ってる2人を邪魔する人がいるのよ」
「まあ、無粋ですわね~」
「そうよね~」
「あら、でも王太子殿下には婚約者がいましたわよね?伯爵令嬢ではありませんでしたか?」
「そうなのよ、でもねっ?王太子殿下と子爵令嬢がカフェでお茶を飲んでいたら邪魔しに来たらしいのよ」
いやいや、王太子殿下はカフェなんて行きませんよ?毒見係が大変じゃないですか。
「まあ?邪魔ですか?」
今度はどんなお話しを作るのかしら?
「子爵令嬢に向かって『薄汚い泥棒ネコねっ!』てお茶をかけたらしいわ。そしたら王太子殿下が怒って『婚約破棄される覚悟はあるんだろうな』て伯爵令嬢に冷たく言ったらしいわ」
言われてませんけど?って言うか、あなたの頭は悪女系のお話しに毒されてませんか?でも、面白いからもっと話してもらいましょうか?
「まあ、それでっ!?婚約破棄されましたの!?」
「それがね、今日婚約破棄するんじゃないかって噂よ?そうよね、伯爵令嬢と言っても素行不良では、将来国を背負う方の横には立てませんわよね~。それに比べてグローリー子爵令嬢は爵位こそ劣りますけど、優しく学園でも優秀らしいですわっ。あっ、伯爵令嬢は学園をずっと休まれてるみたいですわね」
へ~っ、私、素行不良なんだ~。まあ、学園を休んでるのは事実だけどね。疫病対策で国中どころか他国まで飛び回ってたし。
この女性は私を貶めて、皇太子殿下の婚約者から引きずり降ろす事が目的なのかしら?最初に小耳に挟んだ時よりも、かなり私の印象を悪くする様に話してるわよね?
さてさて、どうしたらいいでしょうか?
20
あなたにおすすめの小説
勝手に勘違いして、婚約破棄したあなたが悪い
猿喰 森繁
恋愛
「アリシア。婚約破棄をしてほしい」
「婚約破棄…ですか」
「君と僕とでは、やはり身分が違いすぎるんだ」
「やっぱり上流階級の人間は、上流階級同士でくっつくべきだと思うの。あなたもそう思わない?」
「はぁ…」
なんと返したら良いのか。
私の家は、一代貴族と言われている。いわゆる平民からの成り上がりである。
そんなわけで、没落貴族の息子と政略結婚ならぬ政略婚約をしていたが、その相手から婚約破棄をされてしまった。
理由は、私の家が事業に失敗して、莫大な借金を抱えてしまったからというものだった。
もちろん、そんなのは誰かが飛ばした噂でしかない。
それを律儀に信じてしまったというわけだ。
金の切れ目が縁の切れ目って、本当なのね。
悪役令嬢として断罪? 残念、全員が私を庇うので処刑されませんでした
ゆっこ
恋愛
豪奢な大広間の中心で、私はただひとり立たされていた。
玉座の上には婚約者である王太子・レオンハルト殿下。その隣には、涙を浮かべながら震えている聖女――いえ、平民出身の婚約者候補、ミリア嬢。
そして取り巻くように並ぶ廷臣や貴族たちの視線は、一斉に私へと向けられていた。
そう、これは断罪劇。
「アリシア・フォン・ヴァレンシュタイン! お前は聖女ミリアを虐げ、幾度も侮辱し、王宮の秩序を乱した。その罪により、婚約破棄を宣告し、さらには……」
殿下が声を張り上げた。
「――処刑とする!」
広間がざわめいた。
けれど私は、ただ静かに微笑んだ。
(あぁ……やっぱり、来たわね。この展開)
悪役令嬢が残した破滅の種
八代奏多
恋愛
妹を虐げていると噂されていた公爵令嬢のクラウディア。
そんな彼女が婚約破棄され国外追放になった。
その事実に彼女を疎ましく思っていた周囲の人々は喜んだ。
しかし、その日を境に色々なことが上手く回らなくなる。
断罪した者は次々にこう口にした。
「どうか戻ってきてください」
しかし、クラウディアは既に隣国に心地よい居場所を得ていて、戻る気は全く無かった。
何も知らずに私欲のまま断罪した者達が、破滅へと向かうお話し。
※小説家になろう様でも連載中です。
9/27 HOTランキング1位、日間小説ランキング3位に掲載されました。ありがとうございます。
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
平民ですが何か?私、貴族の令嬢ではありません…
クロユキ
恋愛
「イライザお前と婚約破棄をする」
学園の朝の登校時間にルーカス・ロアン子息子爵から婚約破棄を言われたイライザ。
彼の側には彼女のロザンヌ男爵令嬢がいた。
ルーカスから一方的に婚約破棄を言われたイライザ、彼とは婚約はしていないのに「先に言っておく」と婚約破棄を言われたイライザ、その理由がルーカスの母親が腹痛で動けない時イライザと出会いイライザは持っていた自分の薬をルーカスの母親に渡し名前も言わずにその場を離れた。
ルーカスの母親は、イライザの優しさに感動して息子のルーカスに婚約を考えていた。
誤字脱字があります更新が不定期です。
よろしくお願いします。
【短編】婚約破棄?「喜んで!」食い気味に答えたら陛下に泣きつかれたけど、知らんがな
みねバイヤーン
恋愛
「タリーシャ・オーデリンド、そなたとの婚約を破棄す」「喜んで!」
タリーシャが食い気味で答えると、あと一歩で間に合わなかった陛下が、会場の入口で「ああー」と言いながら膝から崩れ落ちた。田舎領地で育ったタリーシャ子爵令嬢が、ヴィシャール第一王子殿下の婚約者に決まったとき、王国は揺れた。王子は荒ぶった。あんな少年のように色気のない体の女はいやだと。タリーシャは密かに陛下と約束を交わした。卒業式までに王子が婚約破棄を望めば、婚約は白紙に戻すと。田舎でのびのび暮らしたいタリーシャと、タリーシャをどうしても王妃にしたい陛下との熾烈を極めた攻防が始まる。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる