私、今から婚約破棄されるらしいですよ!お茶会で噂の的です。

ゆきりん(安室 雪)

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 リリカが去って行った方にユリアも歩き出す。すると、またあの女性が噂話しを始めていたのだ。なので、ユリアは話しに参加してみる事にした。

「王太子殿下とグローリー子爵令嬢は想い合っている様なんですよ~」

 その部分聞き、まだ話し始めたばかりだと思い、

「あらあら、初めて聞きましたわぁ~」

 とユリアはすんなりと話しの輪に入っていく。

「私もね、先程聞いたばかりなのよ。でもね、想い合ってる2人を邪魔する人がいるのよ」

「まあ、無粋ですわね~」

「そうよね~」

「あら、でも王太子殿下には婚約者がいましたわよね?伯爵令嬢ではありませんでしたか?」

「そうなのよ、でもねっ?王太子殿下と子爵令嬢がカフェでお茶を飲んでいたら邪魔しに来たらしいのよ」

 いやいや、王太子殿下はカフェなんて行きませんよ?毒見係が大変じゃないですか。

「まあ?邪魔ですか?」

 今度はどんなお話しを作るのかしら?

「子爵令嬢に向かって『薄汚い泥棒ネコねっ!』てお茶をかけたらしいわ。そしたら王太子殿下が怒って『婚約破棄される覚悟はあるんだろうな』て伯爵令嬢に冷たく言ったらしいわ」

 言われてませんけど?って言うか、あなたの頭は悪女系のお話しに毒されてませんか?でも、面白いからもっと話してもらいましょうか?

「まあ、それでっ!?婚約破棄されましたの!?」

「それがね、今日婚約破棄するんじゃないかって噂よ?そうよね、伯爵令嬢と言っても素行不良では、将来国を背負う方の横には立てませんわよね~。それに比べてグローリー子爵令嬢は爵位こそ劣りますけど、優しく学園でも優秀らしいですわっ。あっ、伯爵令嬢は学園をずっと休まれてるみたいですわね」

 へ~っ、私、素行不良なんだ~。まあ、学園を休んでるのは事実だけどね。疫病対策で国中どころか他国まで飛び回ってたし。

 この女性は私を貶めて、皇太子殿下の婚約者から引きずり降ろす事が目的なのかしら?最初に小耳に挟んだ時よりも、かなり私の印象を悪くする様に話してるわよね?


 さてさて、どうしたらいいでしょうか?






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