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「約束通り、100万円払ってもらいますからねっ!もうっ!最っ低っ!!」
美希はプリプリ怒りながら控え室に向かう。
美希の後ろには、ニヤリと笑う男がいた。
遡る事数時間前、美希達が新郎の部屋を去る際に、
「あの。急遽の代理なのでお名前教えてもらえますか?」
流石に名前も知らない人と結婚式というのも何である。仮でも一応は知っておくべきだよね。
「聞いてないのか。京極 鷹夜だ」
椅子に座り直しながら言う。
「私は、牧瀬 美希です。今日1日よろしくお願いします」
ペコリと頭を下げる。
「ああ」
「あと、何点か確認があります」
「あ?」
「鷹夜さんとお呼びしてもいいですか?」
美希は今年25歳だが、鷹夜は見た目30台半ばから後半くらいだ。呼び捨てには出来無い。
「それ以外無いな」
むっとするが、続ける。
「チャペルで誓いのキスとかあると思うんですが、唇は辞めてください」
「は?普通は唇だろう?」
「おでことかほっぺの場合もあります。唇は絶対絶対辞めて下さいっ!」
「ふ~ん、もし唇にしたらどうする?」
ニヤリと笑いながら聞いてきた顔がかなりムカついたから
「100万円頂きますっ。好きでも無い人とは絶対にお断りですっ」
これだったら普通はしないだろう。とこの時の私は自信満々に思ったのだ。
しかしーーー。
式は順調に進んで行き、誓いのキスでまさかの事が起きたのだ。
目を見開いたまま、呆然としてしまう。
屈んできた鷹夜は、まさかの唇にキスしてきたのだ。
!!
しかも長いっ!
舌で唇を開く様に何度も舐められるが、絶対にイヤ!
すると、神父様が『コホン』と咳払いをした後小声で『そろそろ終わって下さい』と呟く。すると、やっと解放してくれたのだ。
悔しくて目には涙が浮かんでしまうが、鷹夜さんを睨みつけてやる。しかし本人は何もなかったかの様な顔をする。
ムカつくわ~っ!
絶対に請求してやるっ!!
という事があり
「約束通り、100万円払ってもらいますからねっ!もうっ!最っ低っ!!」
の流れになったのだ。
鷹夜は常に控えている秘書らしき男性に目配せひすると札束が出てくる。帯封されたソレを一つ、美希に手渡す。
「コレでいいんだろ?」
美希に押し付けて、さっさと自分の控え室に入って行く。
美希も自分の控え室に入り
「めちゃムカつくわ~っ!何あの男っ!何様のつもり?私の旦那じゃ無くて良かったよ~っ!!」
と思い切り叫んだのだ。で、叫んだ後に部屋にいる人物に気がつく。
「あ・・・。すいません」
新婦の両親、いるよね。控え室だもんね。
「いや・・・。やはり、娘もイヤだったんだろうな。追い詰めてしまったのは、私達だったんだな」
最初に会った時よりもかなり、老け込んで見えるのは気のせいだろうか。
「美希さん、申し訳ない。この後の披露宴もお願い出来るだろうか・・・」
ここでイヤと言えば、終わりにしてもらえる気はする。だけど、あの男に負けるみたいでムカつく!
「もちろん最後までやらせてもらいます。あの男にどこかでギャフンと言わせてやるっ」
ぐぐっと拳を握りしめる。
そして、披露宴は問題なく終わり、控え室で着替え約束の日当を渡そうと、父親は封筒を差し出してくれる。
「いいえ、既にムカつく男から大金をもらいましたから、そちらはいいです。その代わり、お願いがあります。娘さんを許してあげて下さい。確かに逃げてしまったのは良くないとは思いますが、気持ちはとってもわかります。あんな男、ほんとにイヤです」
「娘が帰ってきたら、京極さんにはきちんとお詫びして、この結婚は無かった事にしてもらう様に話してみます。ありがとう、美希さん」
「いいえ、こちらこそ。お父さん、お母さん、ありがとうございました」
と笑顔で控え室を後にする。
しかし、美希は部屋を出た所で、京極に担ぎ上げられ車に乗せられるのだった。
美希はプリプリ怒りながら控え室に向かう。
美希の後ろには、ニヤリと笑う男がいた。
遡る事数時間前、美希達が新郎の部屋を去る際に、
「あの。急遽の代理なのでお名前教えてもらえますか?」
流石に名前も知らない人と結婚式というのも何である。仮でも一応は知っておくべきだよね。
「聞いてないのか。京極 鷹夜だ」
椅子に座り直しながら言う。
「私は、牧瀬 美希です。今日1日よろしくお願いします」
ペコリと頭を下げる。
「ああ」
「あと、何点か確認があります」
「あ?」
「鷹夜さんとお呼びしてもいいですか?」
美希は今年25歳だが、鷹夜は見た目30台半ばから後半くらいだ。呼び捨てには出来無い。
「それ以外無いな」
むっとするが、続ける。
「チャペルで誓いのキスとかあると思うんですが、唇は辞めてください」
「は?普通は唇だろう?」
「おでことかほっぺの場合もあります。唇は絶対絶対辞めて下さいっ!」
「ふ~ん、もし唇にしたらどうする?」
ニヤリと笑いながら聞いてきた顔がかなりムカついたから
「100万円頂きますっ。好きでも無い人とは絶対にお断りですっ」
これだったら普通はしないだろう。とこの時の私は自信満々に思ったのだ。
しかしーーー。
式は順調に進んで行き、誓いのキスでまさかの事が起きたのだ。
目を見開いたまま、呆然としてしまう。
屈んできた鷹夜は、まさかの唇にキスしてきたのだ。
!!
しかも長いっ!
舌で唇を開く様に何度も舐められるが、絶対にイヤ!
すると、神父様が『コホン』と咳払いをした後小声で『そろそろ終わって下さい』と呟く。すると、やっと解放してくれたのだ。
悔しくて目には涙が浮かんでしまうが、鷹夜さんを睨みつけてやる。しかし本人は何もなかったかの様な顔をする。
ムカつくわ~っ!
絶対に請求してやるっ!!
という事があり
「約束通り、100万円払ってもらいますからねっ!もうっ!最っ低っ!!」
の流れになったのだ。
鷹夜は常に控えている秘書らしき男性に目配せひすると札束が出てくる。帯封されたソレを一つ、美希に手渡す。
「コレでいいんだろ?」
美希に押し付けて、さっさと自分の控え室に入って行く。
美希も自分の控え室に入り
「めちゃムカつくわ~っ!何あの男っ!何様のつもり?私の旦那じゃ無くて良かったよ~っ!!」
と思い切り叫んだのだ。で、叫んだ後に部屋にいる人物に気がつく。
「あ・・・。すいません」
新婦の両親、いるよね。控え室だもんね。
「いや・・・。やはり、娘もイヤだったんだろうな。追い詰めてしまったのは、私達だったんだな」
最初に会った時よりもかなり、老け込んで見えるのは気のせいだろうか。
「美希さん、申し訳ない。この後の披露宴もお願い出来るだろうか・・・」
ここでイヤと言えば、終わりにしてもらえる気はする。だけど、あの男に負けるみたいでムカつく!
「もちろん最後までやらせてもらいます。あの男にどこかでギャフンと言わせてやるっ」
ぐぐっと拳を握りしめる。
そして、披露宴は問題なく終わり、控え室で着替え約束の日当を渡そうと、父親は封筒を差し出してくれる。
「いいえ、既にムカつく男から大金をもらいましたから、そちらはいいです。その代わり、お願いがあります。娘さんを許してあげて下さい。確かに逃げてしまったのは良くないとは思いますが、気持ちはとってもわかります。あんな男、ほんとにイヤです」
「娘が帰ってきたら、京極さんにはきちんとお詫びして、この結婚は無かった事にしてもらう様に話してみます。ありがとう、美希さん」
「いいえ、こちらこそ。お父さん、お母さん、ありがとうございました」
と笑顔で控え室を後にする。
しかし、美希は部屋を出た所で、京極に担ぎ上げられ車に乗せられるのだった。
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