指輪に導かれて

ゆきりん(安室 雪)

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 アレク様の屋敷に戻り、真っ先にベッドの横に落ちている物体に向かう。しかしソレ・・に変化はなく、相変わらず細長いグレーのまま、転がっている。

「アレク様、やっぱり変わりありません」

 アレク様も優の後ろから覗き込む。

「そうだな、変わらないな」

 背後にいたアレク様は、そのまま優の後ろから抱きしる。

「アレク様っ」

「優、一緒に戻って来れて良かった・・・」

 しばらく優は、唇を貪られる。

 不意に。

 『グゥ』

 と、優の腹の虫が騒ぎ出すまで。

「ぷぷっ。優は色気より食い気なのか?まぁ、夜の為にしっかり食わないとな」

 笑いを堪えたアレク様と、久しぶりにのんびりとした夕食を頂く。騎士達との食事は肉系の料理が多いのだが、アレク様の屋敷では、野菜もバランス良く組み合わせられているので、嬉しい。



 夕食を終え、サロンで紅茶を飲んでから部屋に戻る。既にお風呂の準備はエマにしてもらっていたので、優はゆったりとお湯に浸かる。すると、扉がいきなり開く。

「えっ、アレク様?」

 私まだ、ゆっくり入ってますよ?

 唖然としてアレク様を見つめるが、裸体のアレク様だと気がつき、視線を外す。バスタブのそばまで来たアレク様は優を立たせ、抱きしめる。

「優、魔力を使い果たして俺に心配かけた罰だ。大人しくお仕置きされろ?」

 そう宣言すると、そのまま優の身体を撫でまわし、身体中に唇を這わせ紅い花を咲かせる。

「アレク様っ、ソレ恥ずかしい」

 優は身をよじるが、アレク様は許さない。立っていられなくなった優に壁に手を付かせる格好を取らせ、背後から胸を摘んだり、下肢に手を這わせたりし、優に嬌声を上げさせる。そして優の蜜壺をまさぐり、その上の突起にも愛撫を施す。

「あ・・・っ、アレク様もうっ」

「どうした?優?」

 意地悪な口調でアレク様が聞いてくるが、楽しそうだ。

「もう・・・、アレク様っ」

 甘い声で優はねだる。

「ふふっ、優。おねだりが上手だね。いいよ、もう少しお尻を突き出してごらん」

 ゆっくりと突き出されるお尻を、ゆっくり撫で回しながら、アレク様は蜜壺の入り口に、自身をピタリと当てがう。そして、入り口付近をソレで撫でるのだ。なかなか欲しい刺激が与えられない優は腰をモゾリと動かし、背後を振り返り、泣きそうな顔で言う。

「アレク様ぁ、もう、許して・・・」

「ふふっ、どうしようかな」

「お願いっ、アレク様っ」

 優が言い終わると、アレク様は一気に優の蜜壺の奥に打ちつける。

「きゃ・・・あんっ、んっ」

 アレク様が何度か再奥を擦り、精を放つ。溢れたソレは優の内股を伝い落ちる。まだ存在のあるアレク自身を一旦抜くと更に愛液が溢れ出す。アレク様はバスタブ内に座り、ソレを眺める。

「優、粗相しちゃったみたいだね」

 言いながら、アレク様は優の蜜壺内に指を入れる。クチュリと粘りを帯びた音がする。

「あんっ、アレク様。恥ずかしいっ」

「お仕置きだからね。優、ココに座って」

 アレク様は股の間で主張している自身を指す。恥ずかしがる優の腰を掴み、ゆっくり座らせながら挿入する。

「あっ、アレク様っ。入っちゃ・・・、ああんっ!」

 優の中に入りかけた所で、下から突き上げる。優は背中をしならせ、喘ぐ。今までよりも再奥にグリグリと当たり、優はグッタリとイッテしまった。それでもアレク様は優を下から突き上げ続け再奥に精を放つ。

 アレク様は息が整ってから優と自分を綺麗にしてベッドに行く。優はまだグッタリしてしているが、アレク様は止まらなかった。

「優、愛してるっ」

 そう言いながら、再び優の中に挿入し精を溢れさせたのだ。





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