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第1部「凋落」
第1話:0.04%の致命傷
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1. 完璧な数字
帝都中央魔導銀行。そこは、この国の「血液」であるマナのすべてを管理する心臓部だ。
ルカス・ハルフォードは、窓一つない監査室で、淡々と羊皮紙の束をめくっていた。彼の仕事は、魔法の発動に際して消費されたマナの量と、国庫から支払われたコストに乖離がないかを突き止めることだ。
「……またか」
ルカスが羽ペンを置いた。
目の前にあるのは、先月行われた「建国記念祭」での広域演舞魔法の報告書だ。一見、完璧な数字が並んでいる。マナ消費率、変換効率、減衰率。すべてが帝立魔導アカデミーの教科書どおりだ。
だが、ルカスの頭の中にある「計算機」は、小さな悲鳴を上げていた。
「ルカス、また残業か? ほどほどにしろよ。数字は裏切らないが、健康は平気で裏切るからな」
声をかけてきたのは、同期のジルだった。彼は適当に仕事をこなし、組織の波にうまく乗るタイプだ。
「ジル、この数字を見てくれ。記念祭の魔法、総マナ消費量は1,200,000MP(マジックポイント)と記載されている」
「ああ、壮観だったな。帝都の空が七色に染まった」
「だが、当日の気温、湿度、そして観客動員数による『周囲の魔力干渉』を計算に組み入れると、本来の消費量は1,200,480MPになるはずなんだ」
ジルは呆れたように肩をすくめた。
「0.04%の差だぞ? 誤差の範囲内だ。風が吹けばそれくらい変わる」
「いや。風の影響はすでに0.012%として算入済みだ。この『消えた480MP』は、風のせいでも、湿度のせいでもない。意図的に、どこかへ『逃がされた』数字だ」
ルカスは知っていた。この国では、魔法は「奇跡」ではなく「契約」だということ。そして契約には必ず、裏付けとなる資産が必要であることを。
2. 闇への踏み込み
ジルが帰った後、ルカスは独りで地下書庫へ向かった。
彼の持つ特殊な魔眼「真偽の天秤」を起動させる。これは戦闘には全く役に立たないが、文書に含まれる魔力の残滓を読み取り、書き換えられた痕跡を見抜くことができる。
「……見つけた」
棚の奥深くに隠された、二重帳簿。そこには、過去10年にわたる「誤差」の記録があった。
すべては0.04%。
一つ一つは微々たるものだが、帝国の全魔法消費を合わせれば、それは一つの小国を滅ぼすほどの巨大なマナの塊となる。それが、本来届くべき国庫ではなく、謎の隠し口座『プロトコル・ゼロ』へと流れ込んでいた。
その時、背後で靴音が響いた。
冷たく、規則正しいリズム。ルカスは振り返らずとも、それが誰かを知っていた。
「ルカス・ハルフォード。君の優秀さには、いつも感心させられると同時に、少しばかり閉口するよ」
現れたのは、中央監査局の長であり、ルカスの直属の上司であるヴァン・ドゥ。
「閣下。この480MPの行き先について、ご説明いただけますか?」
ヴァン・ドゥは優雅に微笑んだ。その目は全く笑っていない。
「世界には、知らなくてもいい数字がある。均衡を保つための『糊しろ』だよ。君のような平役人が気にする必要はない」
「私は監査官です。1MPの矛盾が、1人の平民の生活を壊すこともある。それを見過ごすのは、私の美学に反します」
ルカスがそう言った瞬間、部屋の空気が凍りついた。
3. 予定された失墜
翌朝。ルカスが出勤すると、彼のデスクには既に武装した憲兵たちが立っていた。
「ルカス・ハルフォード。貴殿に、国家機密の不正持ち出し、および敵国への情報提供の疑いがかかっている」
「……何だって?」
ルカスの引き出しからは、身に覚えのない他国の通信石と、偽造された機密文書が出てきた。あまりにも古典的で、あまりにも完璧な「嵌め事」だった。
数時間後、ルカスは窓のない審問室にいた。
机の向こうにはヴァン・ドゥが座っている。
「残念だよ、ルカス。君のような有能な男を失うのは。だが、正義感というやつは、時に毒になる」
「……これで勝ったつもりですか?」
ルカスは手錠をかけられたまま、皮肉げに口角を上げた。
「君の判決は決まった。死罪は免じてやるが、魔導資格の永久剥奪。そして、辺境の地『クレイ・ラグ』への左遷だ。あそこはマナが枯渇した死の土地。君の得意な計算も、あそこでは何の役にも立たない」
ルカスは何も答えなかった。ただ、自らの頭の中に、先ほど見た隠し口座の「暗号化された契約番号」を刻み込んでいた。
(0.04%……。あなたがたが切り捨てたその端数が、いずれ首を絞めることになる)
4. 辺境への馬車
一週間後。ルカスは家財道具をすべて没収され、粗末な馬車に揺られていた。
帝都の華やかさは遠ざかり、窓の外には荒れ果てた灰色の荒野が広がっていた。
同乗しているのは、同じく「訳あり」で辺境へ送られる老人や、前科者たちだ。
「おい、あんた。えらい落ち込みようだな。何を仕出かしたんだ?」
隣に座る小太りの男が話しかけてくる。
「……少し、数字を数えすぎただけだ」
「ははっ! 銀行員か何かか。ここじゃ数字なんて意味ねえぞ。あるのは明日のパンがあるかどうかの運だけだ」
ルカスは目を閉じ、これからの戦略を練った。
彼の手元には、唯一没収を免れた古い計算尺と、ポケットに忍ばせた「0.04%の写し」がある。
「クレイ・ラグ」は、帝国の流刑地。だが裏を返せば、帝国の監視が最も届かない場所でもある。
組織に裏切られたのなら、組織の外からその「計算」を狂わせてやればいい。
5. 運命の出会い
馬車が急停止した。
「なんだ? 盗賊か?」
車内が騒がしくなる。御者が慌てて叫んだ。
「違う! 道の真ん中に誰か倒れてるぞ!」
ルカスは真っ先に外へ出た。
そこには、ボロボロの布をまとった少女が倒れていた。銀色の髪が、泥にまみれて鈍く光っている。
彼女の手には、奇妙な紋章が刻まれたメダルが握られていた。
ルカスの「真偽の天秤」が、激しく反応する。
(……ありえない。このメダル、純度100%の濃縮マナで構成されている。帝国の帳簿には存在しないはずの『物質化魔法』の産物だ)
少女がうっすらと目を開けた。
「……ここは……どこ……?」
「辺境への道中だ。君は何者だ?」
「名前は……リナ……。それ以外は……わからない。でも、私……これを、届けなきゃ……」
彼女が差し出したメダルの裏側。そこには、ルカスが帝都で見た『プロトコル・ゼロ』と同じ識別番号が刻まれていた。
ルカスは確信した。
この左遷は、単なる終わりではない。
世界を支配する「虚構の数字」を暴くための、最高の序章(プロローグ)なのだ。
「拾い物にしては、少し重すぎるな。……だが、計算は合う」
ルカスは少女を抱き上げ、馬車へと戻った。
彼の頭の中では、新しい方程式が組み立てられ始めていた。
次回予告
辺境の地「クレイ・ラグ」に到着したルカスを待ち受けていたのは、マナの配給を牛耳る強欲な領主だった。
奪われた資格、消えたマナ、そして記憶喪失の少女。
ルカスは「領収書一枚」から、領主の不正を暴き立てる。
次回、第2話「死者の請求書」。
「——あなたの不正、小数点第3位までお見通しですよ」
帝都中央魔導銀行。そこは、この国の「血液」であるマナのすべてを管理する心臓部だ。
ルカス・ハルフォードは、窓一つない監査室で、淡々と羊皮紙の束をめくっていた。彼の仕事は、魔法の発動に際して消費されたマナの量と、国庫から支払われたコストに乖離がないかを突き止めることだ。
「……またか」
ルカスが羽ペンを置いた。
目の前にあるのは、先月行われた「建国記念祭」での広域演舞魔法の報告書だ。一見、完璧な数字が並んでいる。マナ消費率、変換効率、減衰率。すべてが帝立魔導アカデミーの教科書どおりだ。
だが、ルカスの頭の中にある「計算機」は、小さな悲鳴を上げていた。
「ルカス、また残業か? ほどほどにしろよ。数字は裏切らないが、健康は平気で裏切るからな」
声をかけてきたのは、同期のジルだった。彼は適当に仕事をこなし、組織の波にうまく乗るタイプだ。
「ジル、この数字を見てくれ。記念祭の魔法、総マナ消費量は1,200,000MP(マジックポイント)と記載されている」
「ああ、壮観だったな。帝都の空が七色に染まった」
「だが、当日の気温、湿度、そして観客動員数による『周囲の魔力干渉』を計算に組み入れると、本来の消費量は1,200,480MPになるはずなんだ」
ジルは呆れたように肩をすくめた。
「0.04%の差だぞ? 誤差の範囲内だ。風が吹けばそれくらい変わる」
「いや。風の影響はすでに0.012%として算入済みだ。この『消えた480MP』は、風のせいでも、湿度のせいでもない。意図的に、どこかへ『逃がされた』数字だ」
ルカスは知っていた。この国では、魔法は「奇跡」ではなく「契約」だということ。そして契約には必ず、裏付けとなる資産が必要であることを。
2. 闇への踏み込み
ジルが帰った後、ルカスは独りで地下書庫へ向かった。
彼の持つ特殊な魔眼「真偽の天秤」を起動させる。これは戦闘には全く役に立たないが、文書に含まれる魔力の残滓を読み取り、書き換えられた痕跡を見抜くことができる。
「……見つけた」
棚の奥深くに隠された、二重帳簿。そこには、過去10年にわたる「誤差」の記録があった。
すべては0.04%。
一つ一つは微々たるものだが、帝国の全魔法消費を合わせれば、それは一つの小国を滅ぼすほどの巨大なマナの塊となる。それが、本来届くべき国庫ではなく、謎の隠し口座『プロトコル・ゼロ』へと流れ込んでいた。
その時、背後で靴音が響いた。
冷たく、規則正しいリズム。ルカスは振り返らずとも、それが誰かを知っていた。
「ルカス・ハルフォード。君の優秀さには、いつも感心させられると同時に、少しばかり閉口するよ」
現れたのは、中央監査局の長であり、ルカスの直属の上司であるヴァン・ドゥ。
「閣下。この480MPの行き先について、ご説明いただけますか?」
ヴァン・ドゥは優雅に微笑んだ。その目は全く笑っていない。
「世界には、知らなくてもいい数字がある。均衡を保つための『糊しろ』だよ。君のような平役人が気にする必要はない」
「私は監査官です。1MPの矛盾が、1人の平民の生活を壊すこともある。それを見過ごすのは、私の美学に反します」
ルカスがそう言った瞬間、部屋の空気が凍りついた。
3. 予定された失墜
翌朝。ルカスが出勤すると、彼のデスクには既に武装した憲兵たちが立っていた。
「ルカス・ハルフォード。貴殿に、国家機密の不正持ち出し、および敵国への情報提供の疑いがかかっている」
「……何だって?」
ルカスの引き出しからは、身に覚えのない他国の通信石と、偽造された機密文書が出てきた。あまりにも古典的で、あまりにも完璧な「嵌め事」だった。
数時間後、ルカスは窓のない審問室にいた。
机の向こうにはヴァン・ドゥが座っている。
「残念だよ、ルカス。君のような有能な男を失うのは。だが、正義感というやつは、時に毒になる」
「……これで勝ったつもりですか?」
ルカスは手錠をかけられたまま、皮肉げに口角を上げた。
「君の判決は決まった。死罪は免じてやるが、魔導資格の永久剥奪。そして、辺境の地『クレイ・ラグ』への左遷だ。あそこはマナが枯渇した死の土地。君の得意な計算も、あそこでは何の役にも立たない」
ルカスは何も答えなかった。ただ、自らの頭の中に、先ほど見た隠し口座の「暗号化された契約番号」を刻み込んでいた。
(0.04%……。あなたがたが切り捨てたその端数が、いずれ首を絞めることになる)
4. 辺境への馬車
一週間後。ルカスは家財道具をすべて没収され、粗末な馬車に揺られていた。
帝都の華やかさは遠ざかり、窓の外には荒れ果てた灰色の荒野が広がっていた。
同乗しているのは、同じく「訳あり」で辺境へ送られる老人や、前科者たちだ。
「おい、あんた。えらい落ち込みようだな。何を仕出かしたんだ?」
隣に座る小太りの男が話しかけてくる。
「……少し、数字を数えすぎただけだ」
「ははっ! 銀行員か何かか。ここじゃ数字なんて意味ねえぞ。あるのは明日のパンがあるかどうかの運だけだ」
ルカスは目を閉じ、これからの戦略を練った。
彼の手元には、唯一没収を免れた古い計算尺と、ポケットに忍ばせた「0.04%の写し」がある。
「クレイ・ラグ」は、帝国の流刑地。だが裏を返せば、帝国の監視が最も届かない場所でもある。
組織に裏切られたのなら、組織の外からその「計算」を狂わせてやればいい。
5. 運命の出会い
馬車が急停止した。
「なんだ? 盗賊か?」
車内が騒がしくなる。御者が慌てて叫んだ。
「違う! 道の真ん中に誰か倒れてるぞ!」
ルカスは真っ先に外へ出た。
そこには、ボロボロの布をまとった少女が倒れていた。銀色の髪が、泥にまみれて鈍く光っている。
彼女の手には、奇妙な紋章が刻まれたメダルが握られていた。
ルカスの「真偽の天秤」が、激しく反応する。
(……ありえない。このメダル、純度100%の濃縮マナで構成されている。帝国の帳簿には存在しないはずの『物質化魔法』の産物だ)
少女がうっすらと目を開けた。
「……ここは……どこ……?」
「辺境への道中だ。君は何者だ?」
「名前は……リナ……。それ以外は……わからない。でも、私……これを、届けなきゃ……」
彼女が差し出したメダルの裏側。そこには、ルカスが帝都で見た『プロトコル・ゼロ』と同じ識別番号が刻まれていた。
ルカスは確信した。
この左遷は、単なる終わりではない。
世界を支配する「虚構の数字」を暴くための、最高の序章(プロローグ)なのだ。
「拾い物にしては、少し重すぎるな。……だが、計算は合う」
ルカスは少女を抱き上げ、馬車へと戻った。
彼の頭の中では、新しい方程式が組み立てられ始めていた。
次回予告
辺境の地「クレイ・ラグ」に到着したルカスを待ち受けていたのは、マナの配給を牛耳る強欲な領主だった。
奪われた資格、消えたマナ、そして記憶喪失の少女。
ルカスは「領収書一枚」から、領主の不正を暴き立てる。
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