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クロス村編
ハンマーの達人、ジータちゃん見参!
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「ヒロキ様~、起きてくださ~い」
「うーん……こんな早くにどうしたんだ……?」
アナに揺り起こされて、目を擦りながら上体を起こす。窓を見るとまだ薄暗いじゃないか。なんだってこんな時間に起こすんだよぉ。
「どうした……って、ジータちゃんと試しに戦闘に行くんでしたよね?」
「あー……そういえばそうだったな……」
ジータに早朝から開店までの時間だけでいいから手伝ってくれ……と頼んだのは他でもない俺だ。流石にここで「もうちょっと寝かせて」とは言えない。
仕方なく身体を起こし、顔を洗って歯を磨いた。そして昨日買ったばかりの「はじまりの服」に着替え、これまた買ったばかりの剣を右手に持った。
「あー……腰が痛い」
「昨日、とてもハッスルしてましたからね」
結局昨日はアナとも三回戦までやってしまい、昼間のジータの分と合わせてとんでもない時間腰を振っていた。これを毎日続けたら腰だけマッチョになりそうだ。
「さ、行きましょう」
すっかり用意の整ったアナに急かされ、玄関を出る。すると驚いたことにこれまた既に用意を済ませたジータが家の前で待っていた。
「は、早いな……いつから待ってたんだ?」
「さあ。一時間くらい?」
ジータは涼しい顔でそう答える。一時間前なんて言ったら絶対に日が昇る前じゃねえか……。
「そりゃ待たせたな……」
「いーのいーの。どうせいつも朝一で在庫整理してるから」
なるほどなぁ。牧場の朝は早いとは聞いたことあるけど、武器屋の朝も早いわけだ。
「それにしたって……ジータのそれはすごいな」
「これ? でしょー!? 結構上等ものなんだよこれ」
ジータは地面に逆さまに置いてあったハンマーを右手で軽々と持ち上げた。そのハンマーはフレームが金色になっていて持ち手などはメタリックっぽく赤く光っている。見た目だけで滅茶苦茶強そうだ。
しかもジータはそうは言っても華奢な方なのに、よく片手で自分の背丈ほどもあるハンマーを持てるな……。あの細い腕のどこにそんな力があるんだ。
「そうそう、聞いてよ。なんかちょっと昨日からハンマーが軽くなった気がするんだよね」
「軽くなった?」
「そ。振りやすくなったっていうか」
そう言ってジータはゴツいハンマーをぐるんぐるん振り回す。でもどっかに飛んでくような扱いではないので、やはり大会優勝というのは伊達ではないようだ。
「だからもしかしたら私の上がった能力は腕力かもしれない」
「えー! ジータちゃんだけ使いやすい能力でずるいよ!」
「あれ? アナの覚醒能力ってなんだったの?」
「まだ分からないから嫉妬してるんですー!」
まあ確かにアナが妬くのも分からなくはない。腕力上昇なんて当たり中の当たりだろう。攻撃力にもモロに影響してくるだろうし、ジータの技術と合わせればチート級に強い可能性だってある。
「まったく、ヒロキ様様だね」
「やめてくれ。手伝ってもらうのは俺の方なんだから」
「さーて、ハンマー触ってたら身体動かしたくなっちゃった。早く行こうよ」
ジータは相変わらずハンマーをブルンブルン振り回して村の出口の方に歩いて行く。アナは面白くなさそうな顔をしているが、存分にジータの力を見せてもらうとするか……!
「うーん……こんな早くにどうしたんだ……?」
アナに揺り起こされて、目を擦りながら上体を起こす。窓を見るとまだ薄暗いじゃないか。なんだってこんな時間に起こすんだよぉ。
「どうした……って、ジータちゃんと試しに戦闘に行くんでしたよね?」
「あー……そういえばそうだったな……」
ジータに早朝から開店までの時間だけでいいから手伝ってくれ……と頼んだのは他でもない俺だ。流石にここで「もうちょっと寝かせて」とは言えない。
仕方なく身体を起こし、顔を洗って歯を磨いた。そして昨日買ったばかりの「はじまりの服」に着替え、これまた買ったばかりの剣を右手に持った。
「あー……腰が痛い」
「昨日、とてもハッスルしてましたからね」
結局昨日はアナとも三回戦までやってしまい、昼間のジータの分と合わせてとんでもない時間腰を振っていた。これを毎日続けたら腰だけマッチョになりそうだ。
「さ、行きましょう」
すっかり用意の整ったアナに急かされ、玄関を出る。すると驚いたことにこれまた既に用意を済ませたジータが家の前で待っていた。
「は、早いな……いつから待ってたんだ?」
「さあ。一時間くらい?」
ジータは涼しい顔でそう答える。一時間前なんて言ったら絶対に日が昇る前じゃねえか……。
「そりゃ待たせたな……」
「いーのいーの。どうせいつも朝一で在庫整理してるから」
なるほどなぁ。牧場の朝は早いとは聞いたことあるけど、武器屋の朝も早いわけだ。
「それにしたって……ジータのそれはすごいな」
「これ? でしょー!? 結構上等ものなんだよこれ」
ジータは地面に逆さまに置いてあったハンマーを右手で軽々と持ち上げた。そのハンマーはフレームが金色になっていて持ち手などはメタリックっぽく赤く光っている。見た目だけで滅茶苦茶強そうだ。
しかもジータはそうは言っても華奢な方なのに、よく片手で自分の背丈ほどもあるハンマーを持てるな……。あの細い腕のどこにそんな力があるんだ。
「そうそう、聞いてよ。なんかちょっと昨日からハンマーが軽くなった気がするんだよね」
「軽くなった?」
「そ。振りやすくなったっていうか」
そう言ってジータはゴツいハンマーをぐるんぐるん振り回す。でもどっかに飛んでくような扱いではないので、やはり大会優勝というのは伊達ではないようだ。
「だからもしかしたら私の上がった能力は腕力かもしれない」
「えー! ジータちゃんだけ使いやすい能力でずるいよ!」
「あれ? アナの覚醒能力ってなんだったの?」
「まだ分からないから嫉妬してるんですー!」
まあ確かにアナが妬くのも分からなくはない。腕力上昇なんて当たり中の当たりだろう。攻撃力にもモロに影響してくるだろうし、ジータの技術と合わせればチート級に強い可能性だってある。
「まったく、ヒロキ様様だね」
「やめてくれ。手伝ってもらうのは俺の方なんだから」
「さーて、ハンマー触ってたら身体動かしたくなっちゃった。早く行こうよ」
ジータは相変わらずハンマーをブルンブルン振り回して村の出口の方に歩いて行く。アナは面白くなさそうな顔をしているが、存分にジータの力を見せてもらうとするか……!
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