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クマさんとラウレンくん②

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 ラ、ラウレンくん、きみそれは勃起というものだよ。おちんちんがおっ立っちゃったんだよぉぉぉ!!

 などと言ってしまって良いのだろうか?そもそも彼はいくつなんだろう……勝手に私は十四、五歳だと思ってたけども。だって身長は私とほとんど変わらないし、スラリと細身でどこか儚げな雰囲気なんだもん。けれど、もしこれが初勃起だとしたらもっと若い可能性が出てくる。
 ムリムリムリム(以下省略)、即興で性教育だなんて素人同然の私にはハードルが高すぎる!!

 「あの~ラウレンくん。つかぬことをお聞きしますが……きみ今いくつ?」
 「ふぅふぅ……じゅ、 十八」

 はっ!?

 なんとショタかと思ったらギリ合法ショタだった!!とりあえず私は法に触れないことに安堵した。しかし詐欺だよなぁ、このあどけない眼差しを向けてくる少年が実は十八とか。一体私はいくつに見られているんだろう。おそらくアラサーとは思われてないんだろうなぁ。

 「……ラウレンくん、十八なら初めてじゃないよね?その……きみの……あれが……そうなるのは」
 「フーミン、苦しいよぅ……ふぅふぅふぅ、助けて……」

 ええぇぇぇ、クマの私にどうしろと!?しかも今、さらりとはぐらかしたよね?

 「ここ、ぺろぺろして」

 そう言って、ラウレンくんはズボンと下着を下ろすと、おもむろにブツを取り出した。

 「な、なななななななな!」

 なんの恥じらいもなく出しやがった!!
 私は大いに混乱した。なにせショタかと思ったら合法ショタで、しかもクマの私に舐めてくれときた。万事休す!ここはもう舐めて鎮めてやるしかないのか!?

 「ラ、ラウレンくん。言っておくけど私クマだからね?」
 「うん……わかってる。どんな姿でも、ふぅ、フーミンは、はぁはぁ、フーミンだから」

 うぅ~、そんなこと言われたら助けるほかないじゃん!そうよ、夫美!女は度胸!!私は近づくと、先走り汁を垂らす彼のモノに顔を近づけた。そして大きな舌で舐める。

 ベロンッ

 「うあぁっ!」

 切なそうに彼はぎゅっと目を閉じて呻いた。私は引き続き彼のモノを舐め続ける。

 ベロベロベロベロ~ン

 「ふぅふぅふぅ、もうすぐ……出るよ……あぁ、すごく気持ちぃ」

 ペロペロベロベロベロベロベロ(以下省略)

 「ああっ!!出る出るっ、フーミン……フーミン!!」

 暴発寸前の彼のモノがさらに大きく膨れ上がった。耐えきれないのか彼の下半身が前後に揺れている。私はラストスパートをかけるべく、大きな舌を彼のモノに巻きつけてキュッと締め付けた。
 その直後、彼は盛大に果てた。白濁が私の喉奥目がけて飛び散る。それをどうにかこうにか飲み込んだ私は、倒れかかって来るラウレンくんを受け止めた。

 「や、やってしまった……」

 本当にこれでよかったのか……。いや、でもあそこで彼を拒むことは不可能だった。

 人間の姿になってあげられなくてごめんね。やっぱり本番は好きな人として欲しいからさ。だから今日のことは綺麗さっぱり忘れちゃいなさい。……頼む、忘れてくれ。

 私はそっと彼を抱き上げると、眠っているラウレンくんを起こさないよう気をつけながら森を出て家に戻った。





 翌朝。
 私は町に戻るべく二人に別れの挨拶をしていた。

 「ジェシカさん、ラウレンくん。お世話になりました。ジェシカさん、町に来るときには声をかけてね!ラウレンくんもどうか元気で」

 けれどラウレンくんは下を向いたまま、返事もなければ私を見てさえくれなかった。やっぱり昨日のアレはまずかったよね。う~ん

 「やだよぉ、湿っぽいじゃないか。どうせまたすぐ会えるんだからさ。さぁ、行っちまいな」

 私は彼らに手を振って走りだそうとしたその時、

 「フーミン!」

 呼ばれて振り返ると、走り寄ってきたラウレンくんが飛び付いてきた。私は咄嗟に受け止めたものの、バランスを崩して後ろにひっくり返ってしまった。

 「のわっぷ!ラウレンくん!?」

 彼は私の首に腕を回してキュッと抱き締めてきた。

 「ど、どうしたの!?」

 彼は私の肩口に顔を埋めたまま、呟くようにこう言った。

 「僕、もっと鍛えて強くなって騎士になる!」

 えぇっ!?突然どうした、ラウレンくん!?

 「だから……だから、それまで待ってて!」

 澄んだ瞳で彼はそう言い切った。その気迫に満ちた彼の姿に、本来ならば “待ってるよ” とか笑顔で言うべきなんだろう。でもさぁ、生活圏内が何年も家の中だけで、最近ようやく出られるようにはなったけど、まだまだ人嫌いは治ってないし、実現させるのは大変だと思うんだよねぇ……。

 う~ん、と返事に困っていると、ガバッと顔を上げたラウレンくん、何を血迷ったのかブチュっとキスしてくれやがった。

 はぁぁぁ!?


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