すばくんの毎日 ~発達障害の子育てエッセイ~

せあら

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先生

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先生

   ある日。
   子供が幼稚園に行きたくないと言い出しました。
   その日は冬の寒い日で、またいつもの登校しぶりだろうと思いましたが、いつもと全然様子が違っていました。
   いつもでしたら我儘を言ったあと、自分の我儘が通じないと分かったら諦めるのですが、最後は大泣きをしてしまいました。

   これは何かあると思い、子供にお話を聞くことにしました。

「どうしたの?  何で行きたくないの?」
「……だってぇ……」
「大丈夫だから言ってごらん」
「昨日、せんせいがはやくしなさいっておこったの……。だからいきたくないっ……」

   原因は先生から言われた事でした。
   私はいつもより子供を早く幼稚園に連れて行き、担任の先生に事情を聞くことにしました。

   すると。
   担任の先生はうちの子供に「デイの先生が来るから早く着替えててね」と言って、他の子供のお世話をバタバタとしていました。
   それで、まだ準備が出来ていない子供に対して焦っていた先生は、
「早く着なきゃダメだよ!」
   と言ってしまったみたいでした。
   先生本人は「焦っていたので、すみませんでした……」と言ってくれたのですが、幼稚園のクラス自体に担任の先生が一人。

   うちの子の為に補助の先生が一人ついているので、実質二人なのです。
   それでも子供たちの数はかなり多く、二人でも大変なのは見てわかる程でした。

   それに先生自体も子供が大好きと言う感じの先生でしたので、いつもすば君の事を気にかけてくれていました。

   おそらく子供の気持ちとしては「先生に怒られた……嫌われたゃった……」と、言う気持ちがあとたのだと思います。

   その後先生が、
「すばくん、気にしていたの?本当にごめんね。一緒に教室行こう」
と言いました。
   最初は顔を強ばらせていたのですが、あとから気持ちがほぐれたのか「うん!」と言って最後は自分から先生にたくさんお話をしていました。

   ちょっとした誤解が解けて本当に良かったです。
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