すばくんの毎日 ～発達障害の子育てエッセイ～

ボクの夢

ボクの夢

  ある日。
  5歳の時に自分の夢を聞いたことがありました。

「すばくんは大きくなったら何になりたい？」
「ボク、ライダーになりたい！」

   大好きなライダーになりたいと教えてくれました。
   それからは、なりたいものがころころ変わってきてて、「お兄ちゃんになりたい！」と教えてくれました。
    今では小学生でちゃんとお兄ちゃんです。
   ですが、子供の精神年齢はまだ3、4歳ぐらいです。
   自分がお兄ちゃんだと言う自覚は少ししかありません……。
  だけど、人に優しくすることは出来ます。

    そんなある日。  
    私はもう一度子供に聞きました。
そしたら。
「ゲームを作る人になりたい！」
   子供の口から具体的な言葉が出てきたのです。
   その言葉を聞いた瞬間、私は少し嬉しくなりました。
   私は夜などはシナリオライターとして、ゲームのシナリオを仕事で書いているので、その言葉を聞いて本当に嬉しくなりました。
「ゲームはどんなのを作りたいの？」
「星〇〇ビィのゲームを作りたい！あとライダーのゲームも作りたい！！」
「きっと、すばくんなら出来るよ！」
「うん！作る！！」

   子供の好きと言う気持ち。
   好きなものになりたいと言う気持ち。

   好きと言う気持ちはとても大切で、大きな才能だと私はそう思います。
   好きだから知りたい。
   好きだからもっと上手になりたい。

   そんな強い思いが生まれます。
と、言う私も子供の頃から物語を書くこと、作ることが好きで今シナリオのお仕事をさせて頂いております。
   私も好きという気持ちと伝えたい気持ちを持って、シナリオや絵本作家をしております。

  子供にもいつか好きと言う気持ちで夢を叶えて欲しいと思います。
   もしかしたら、この先夢が変わるかもしれませんが、それでも本気で目指したい夢が見つけれた時、私  はそれを応援したいとそう思います。