恋人に裏切られた少女が魔女になり愛されて幸せをつかむまで

頭フェアリータイプ

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第一章 嵐はいつも突然に。

星見の魔女エドウィカ

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「ここが私の職場だ。みんなで交代で夜に星を観測しているのだよ。」


始めて出かけた茶会で父親は時々仕事で夜に出かけると話したとき心無い言葉を言われて不安になった私に特別だと言って連れて行ってくれた星見台。
そこで見た星空の美しさを私はきっとわすれない。

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星見台というのはある程度の規模の城には必ず存在する。

一般に夜に用いられる施設であり夜間に家族でもない男女が一つ屋根の下というのは風紀が乱れると将来男女平等の波がきても男性社会が少なからず残った静謐な場。

実際、星を見ると言って女と遊ぶというのはよくある話でそのために女人禁制が敷かれた話は有名で星見を学ぼうという女性が偏見を受けることは珍しくなかった。
だから、そもそもなろうという女性がいなかったという話。

しかし、星見の術というのが男性だけのものだったかというとそうではない。
女性だけが務める星見台というこの時代ではあまりにも珍しく奇異な場がエルグランド城にあった。

そこは星見の魔女が住み着いたために逆に男性が追い出され、彼女がもたらす叡知の希少さから女官が置かれるようになり、そのうちの一人が魔女に愛されて知識を得て占星術師の一門を開いた場所。
星見の魔女エドウィカの住処である。

追い出された男たちはそれはそれで東の端に新しく星見台を与えられ時に争い時に協力しながら共存している。

そんな男たちの塒から持ち込まれた今回の話のやっかいさにエドウィカは人目もはばからずさけんだ。

「ねぼけたこといってんじゃないわあほうども!!!!」

こんなにもぶちぎれる彼女はめずらしい

そりゃそうだ。

魔女に善意だろうがちょっかいをかけようだなんて正気の沙汰ではない。
1000年越えの古魔女なら猶更だ。
なに自分勝手に男あてがおうとしているんだ。
50年前の事件懲りてないのかこの阿呆ども
あれの火消しマジ大変だったんだぞともう、、、

使い魔のヘンリーが羽を広げて威嚇するのを止める気力ももてない。

それでも怒りをかっていないかだけでも探りを入れてほしいと平身低頭されれば城に住むものとして断り切れない。
ヘンリーに不敬罪適応されたら困る。
しかし、かの魔女は非常に引きこもり気質で何度か集まりで仲良しと固まっているのを見かけた以外にはちょっと前に魔女みんなでご飯をごちそうになったくらいで伝手がない。

かくして、彼女の親しい魔女へ手土産付きで泣きつきにいくことになったとさ。
手土産代は当然王様もちで。
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