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高校生
第25話 学校イチ美少女と俺の幼なじみ
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今日から新学年。
校門付近に植えられている桜は満開に花を咲かせ、風が吹くたびに花びらがひらひらと舞い散る。
今思えば、六花がうちに住み始めてちょうど一年がたった。
まあ、最初のころと比べれば、結構仲良くなったし、本当の家族みたいに思ったりもする。
ところで今始業式が終わり、HRの時間だ。
クラスはというと……六花、美月、奈々、瑠璃と同じだ。
このメンバーがよくも同じクラスになれたなと本当に思う。
「ところで、今日は早速ですが、転入生を紹介します」
担任の先生がそう発言するが否や、クラス中がざわめきたった。
転入生なんて珍しいなと思いながら、先生の合図で入ってきた子を見る。
髪はボブで黒髪。顔はタヌキみたいだが、とても整っていて愛らしい。身長は150cmとかそのぐらいで小柄だ。その割には胸はデカくて爆乳である。脚もすらっとしていて魅了されてしまう。
「……おい、めっちゃ可愛くないか?」
「……たしかに。モデルでもやってたのかな?」
クラスの男子女子がまたもやざわめきたった。
「はいはーい。静かに!それでは自己紹介をお願いします」
すると、その子は黒板に自分の名前を書くと、
「このたび、この学校に転入することになりました綾瀬杏美といいます。よろしくお願いします」
そう言い、ぺこりと一礼した。
俺はこの子を知っている。
随分と大きくなったと思う。身長じゃなく胸だけどね!
「席は……小鳥遊くんの隣が空いてるからそこに座りなさい」
その子は席に向かう途中、俺と目線があった。
「隼人、この学校だったの?!」
その子は驚いたような顔でそう言った。
放課後、六花たちが俺とその子に尋ねてきた。
「二人は知り合いなの?」
「いいや、俺と杏美は小学校からの幼なじみだ」
そう。
俺と杏美は小学校からの幼なじみで学校帰りはいつも一緒に遊んでいた。休日になると、どっちかの家に遊びに行ったり来たりして、兄妹のように仲が良かった。
だが、中学になる前に杏美は遠くの私立中学を受験し、そっちに入学した。
その中学は大学までエレベーター式だから杏美とはもう会えないかと思っていた。
「また隼人と同じ学校で嬉しいよ!」
杏美はそう言うと俺に抱きついてきた。
俺の胸元にふわふわとしたでっかいマシュマロがくっついてきて、感触が伝わってくる。
「お、おい!やめろって!」
子どもじゃないんだから抱きつくなよ!
それにそれ以上抱きつかれると俺のやんちゃな部分がヤバくなる!
てか、六花がものすごい目付きで俺を睨んでるんですが、なぜかな?!
「ちょっと!離れなさいよ!」
六花がキレ気味にそう言うと、
「別にいいじゃーん。だって、私隼人のこと大好きだもん!」
杏美は笑いながら言った。
俺はというと、杏美のいきなりの告白と胸の感触で頭が真っ白。
これどうすりゃいいんだ?
美月と奈々と瑠璃はというと、いつの間にかいなくなっていた。
……あいつら逃げたのか?
こうして、新学年がスタートしたわけだが、この先が真っ暗である。
どうにかして修羅場を収めなければ!
校門付近に植えられている桜は満開に花を咲かせ、風が吹くたびに花びらがひらひらと舞い散る。
今思えば、六花がうちに住み始めてちょうど一年がたった。
まあ、最初のころと比べれば、結構仲良くなったし、本当の家族みたいに思ったりもする。
ところで今始業式が終わり、HRの時間だ。
クラスはというと……六花、美月、奈々、瑠璃と同じだ。
このメンバーがよくも同じクラスになれたなと本当に思う。
「ところで、今日は早速ですが、転入生を紹介します」
担任の先生がそう発言するが否や、クラス中がざわめきたった。
転入生なんて珍しいなと思いながら、先生の合図で入ってきた子を見る。
髪はボブで黒髪。顔はタヌキみたいだが、とても整っていて愛らしい。身長は150cmとかそのぐらいで小柄だ。その割には胸はデカくて爆乳である。脚もすらっとしていて魅了されてしまう。
「……おい、めっちゃ可愛くないか?」
「……たしかに。モデルでもやってたのかな?」
クラスの男子女子がまたもやざわめきたった。
「はいはーい。静かに!それでは自己紹介をお願いします」
すると、その子は黒板に自分の名前を書くと、
「このたび、この学校に転入することになりました綾瀬杏美といいます。よろしくお願いします」
そう言い、ぺこりと一礼した。
俺はこの子を知っている。
随分と大きくなったと思う。身長じゃなく胸だけどね!
「席は……小鳥遊くんの隣が空いてるからそこに座りなさい」
その子は席に向かう途中、俺と目線があった。
「隼人、この学校だったの?!」
その子は驚いたような顔でそう言った。
放課後、六花たちが俺とその子に尋ねてきた。
「二人は知り合いなの?」
「いいや、俺と杏美は小学校からの幼なじみだ」
そう。
俺と杏美は小学校からの幼なじみで学校帰りはいつも一緒に遊んでいた。休日になると、どっちかの家に遊びに行ったり来たりして、兄妹のように仲が良かった。
だが、中学になる前に杏美は遠くの私立中学を受験し、そっちに入学した。
その中学は大学までエレベーター式だから杏美とはもう会えないかと思っていた。
「また隼人と同じ学校で嬉しいよ!」
杏美はそう言うと俺に抱きついてきた。
俺の胸元にふわふわとしたでっかいマシュマロがくっついてきて、感触が伝わってくる。
「お、おい!やめろって!」
子どもじゃないんだから抱きつくなよ!
それにそれ以上抱きつかれると俺のやんちゃな部分がヤバくなる!
てか、六花がものすごい目付きで俺を睨んでるんですが、なぜかな?!
「ちょっと!離れなさいよ!」
六花がキレ気味にそう言うと、
「別にいいじゃーん。だって、私隼人のこと大好きだもん!」
杏美は笑いながら言った。
俺はというと、杏美のいきなりの告白と胸の感触で頭が真っ白。
これどうすりゃいいんだ?
美月と奈々と瑠璃はというと、いつの間にかいなくなっていた。
……あいつら逃げたのか?
こうして、新学年がスタートしたわけだが、この先が真っ暗である。
どうにかして修羅場を収めなければ!
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