俺の家には学校一の美少女がいる!

ながしょー

文字の大きさ
25 / 120
高校生

第24話 学校イチの友達に告白される?!

しおりを挟む
 三学期も終わり、もうすぐ二年生になる春休みのこと。
 俺は学校の屋上にいた。
 目の前には美月がいる。

 「あのさ……僕はずっと君のことが好きでした!」

 「えーと……」

 「すっごく気持ち悪いところとか、すっごくバカなところとか」

 こいつは俺を貶しているのか?

 「それに、昼食のとき学校で弁当のカレーをこぼして、一時期『う〇こ漏らし』って呼ばれていたことも知っています!」

 だからコイツは何を言っているんだよ?!
 なんで俺の癒えた傷をまたえぐろうとしているのかな?!

 「だから……好きです!付き合ってください!」

 「嘘つけ!無理だ!今すぐここから落ちろ!」

 「これでダメなら、なんど練習したって意味ないな」

 「もっと真面目にやれよ!このままだとフラれるところか嫌われるぞ!」

 そう。
 俺は今、美月の告白の練習相手になっている。
 どうやら好きな人がいるらしく、一年生の間に告白したいそうだ。
 だけど、どうやったらあんな酷い告白になるのだろうか……

 「お前、なんでこんな告白なんだ?」

 「だって、少女マンガであったもん。ずっと君のことを見ていたみたいなことをヒロインが言ったら、『よくそこまで俺のことを……』って」

 それは少女マンガだけの世界であって、現実では上手くいかない。
 下手したら、ストーカー呼ばわりされるぞ!

 「ガタ……」

 ふと、屋上の出入口付近で音がした。
 振り返ると、六花が驚愕の顔でこちらを見ていた。

 「え……り、六花。これはそのー……」

 「ご、ごめんなしゃーい!!!」

 六花はものすごいスピードで逃げていった。
 何か誤解されたな…これ。
 ……ヤバくねーか?!
 俺は急いで六花を追いかけた。

 「おい!六花待て!」

 ようやく六花を教室付近で捕まえた。
 六花はなぜか泣いていた。

 「お前……なんで泣いてんだ?」

 「な、泣いてないもん!」

 そう言い、目を擦っていた。

 「六花、お前誤解してないか?」

 すると、六花はぽかんとした顔でこちらを見上げた。

 「俺はただ美月の告白の練習に付き合ってただけだ!俺はゲイじゃないぞ!女の子大好きだぞ!」

 そう言うと、六花は固まってしまった。

 「……おーい」

 「え、あ!ごめん!私、早とちりしてしまったみたいだね……」

 なぜか安心したような顔をしていた。
 そして、俺と六花は帰ることにした。
 
 「そーいえば、なんで学校に来たんだ?」

 「あ、えーと……忘れちゃった!」

 六花は舌を出し、笑った。
 後日、美月はその好きな人に告白するもあっさりとフラれたらしい。
 その子いわく、

 「告白の内容がマジ最低!あれじゃ、セクハラよ!」

 とのこと。
 あいつなんて告白したんだ?
 まあ、俺は興味がないし、聞くのをやめた。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

『俺アレルギー』の抗体は、俺のことが好きな人にしか現れない?学園のアイドルから、幼馴染までノーマスク。その意味を俺は知らない

七星点灯
青春
 雨宮優(あまみや ゆう)は、世界でたった一つしかない奇病、『俺アレルギー』の根源となってしまった。  彼の周りにいる人間は、花粉症の様な症状に見舞われ、マスク無しではまともに会話できない。  しかし、マスクをつけずに彼とラクラク会話ができる女の子達がいる。幼馴染、クラスメイトのギャル、先輩などなど……。 彼女達はそう、彼のことが好きすぎて、身体が勝手に『俺アレルギー』の抗体を作ってしまったのだ!

フラレたばかりのダメヒロインを応援したら修羅場が発生してしまった件

遊馬友仁
青春
校内ぼっちの立花宗重は、クラス委員の上坂部葉月が幼馴染にフラれる場面を目撃してしまう。さらに、葉月の恋敵である転校生・名和リッカの思惑を知った宗重は、葉月に想いを諦めるな、と助言し、叔母のワカ姉やクラスメートの大島睦月たちの協力を得ながら、葉月と幼馴染との仲を取りもつべく行動しはじめる。 一方、宗重と葉月の行動に気付いたリッカは、「私から彼を奪えるもの奪ってみれば?」と、挑発してきた! 宗重の前では、態度を豹変させる転校生の真意は、はたして―――!? ※本作は、2024年に投稿した『負けヒロインに花束を』を大幅にリニューアルした作品です。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。

四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……? どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、 「私と同棲してください!」 「要求が増えてますよ!」 意味のわからない同棲宣言をされてしまう。 とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。 中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。 無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。

美人生徒会長は、俺の料理の虜です!~二人きりで過ごす美味しい時間~

root-M
青春
高校一年生の三ツ瀬豪は、入学早々ぼっちになってしまい、昼休みは空き教室で一人寂しく弁当を食べる日々を過ごしていた。 そんなある日、豪の前に目を見張るほどの美人生徒が現れる。彼女は、生徒会長の巴あきら。豪のぼっちを察したあきらは、「一緒に昼食を食べよう」と豪を生徒会室へ誘う。 すると、あきらは豪の手作り弁当に強い興味を示し、卵焼きを食べたことで豪の料理にハマってしまう。一方の豪も、自分の料理を絶賛してもらえたことが嬉しくて仕方ない。 それから二人は、毎日生徒会室でお昼ご飯を食べながら、互いのことを語り合い、ゆっくり親交を深めていく。家庭の味に飢えているあきらは、豪の作るおかずを実に幸せそうに食べてくれるのだった。 やがて、あきらの要求はどんどん過激(?)になっていく。「わたしにもお弁当を作って欲しい」「お弁当以外の料理も食べてみたい」「ゴウくんのおうちに行ってもいい?」 美人生徒会長の頼み、断れるわけがない! でも、この生徒会、なにかちょっとおかしいような……。 ※時代設定は2018年頃。お米も卵も今よりずっと安価です。 ※他のサイトにも投稿しています。 イラスト:siroma様

隣の家の幼馴染と転校生が可愛すぎるんだが

akua034
恋愛
隣に住む幼馴染・水瀬美羽。 毎朝、元気いっぱいに晴を起こしに来るのは、もう当たり前の光景だった。 そんな彼女と同じ高校に進学した――はずだったのに。 数ヶ月後、晴のクラスに転校してきたのは、まさかの“全国で人気の高校生アイドル”黒瀬紗耶。 平凡な高校生活を過ごしたいだけの晴の願いとは裏腹に、 幼馴染とアイドル、二人の存在が彼の日常をどんどんかき回していく。 笑って、悩んで、ちょっとドキドキ。 気づけば心を奪われる―― 幼馴染 vs 転校生、青春ラブコメの火蓋がいま切られる!

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

処理中です...