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高校生
第24話 学校イチの友達に告白される?!
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三学期も終わり、もうすぐ二年生になる春休みのこと。
俺は学校の屋上にいた。
目の前には美月がいる。
「あのさ……僕はずっと君のことが好きでした!」
「えーと……」
「すっごく気持ち悪いところとか、すっごくバカなところとか」
こいつは俺を貶しているのか?
「それに、昼食のとき学校で弁当のカレーをこぼして、一時期『う〇こ漏らし』って呼ばれていたことも知っています!」
だからコイツは何を言っているんだよ?!
なんで俺の癒えた傷をまたえぐろうとしているのかな?!
「だから……好きです!付き合ってください!」
「嘘つけ!無理だ!今すぐここから落ちろ!」
「これでダメなら、なんど練習したって意味ないな」
「もっと真面目にやれよ!このままだとフラれるところか嫌われるぞ!」
そう。
俺は今、美月の告白の練習相手になっている。
どうやら好きな人がいるらしく、一年生の間に告白したいそうだ。
だけど、どうやったらあんな酷い告白になるのだろうか……
「お前、なんでこんな告白なんだ?」
「だって、少女マンガであったもん。ずっと君のことを見ていたみたいなことをヒロインが言ったら、『よくそこまで俺のことを……』って」
それは少女マンガだけの世界であって、現実では上手くいかない。
下手したら、ストーカー呼ばわりされるぞ!
「ガタ……」
ふと、屋上の出入口付近で音がした。
振り返ると、六花が驚愕の顔でこちらを見ていた。
「え……り、六花。これはそのー……」
「ご、ごめんなしゃーい!!!」
六花はものすごいスピードで逃げていった。
何か誤解されたな…これ。
……ヤバくねーか?!
俺は急いで六花を追いかけた。
「おい!六花待て!」
ようやく六花を教室付近で捕まえた。
六花はなぜか泣いていた。
「お前……なんで泣いてんだ?」
「な、泣いてないもん!」
そう言い、目を擦っていた。
「六花、お前誤解してないか?」
すると、六花はぽかんとした顔でこちらを見上げた。
「俺はただ美月の告白の練習に付き合ってただけだ!俺はゲイじゃないぞ!女の子大好きだぞ!」
そう言うと、六花は固まってしまった。
「……おーい」
「え、あ!ごめん!私、早とちりしてしまったみたいだね……」
なぜか安心したような顔をしていた。
そして、俺と六花は帰ることにした。
「そーいえば、なんで学校に来たんだ?」
「あ、えーと……忘れちゃった!」
六花は舌を出し、笑った。
後日、美月はその好きな人に告白するもあっさりとフラれたらしい。
その子いわく、
「告白の内容がマジ最低!あれじゃ、セクハラよ!」
とのこと。
あいつなんて告白したんだ?
まあ、俺は興味がないし、聞くのをやめた。
俺は学校の屋上にいた。
目の前には美月がいる。
「あのさ……僕はずっと君のことが好きでした!」
「えーと……」
「すっごく気持ち悪いところとか、すっごくバカなところとか」
こいつは俺を貶しているのか?
「それに、昼食のとき学校で弁当のカレーをこぼして、一時期『う〇こ漏らし』って呼ばれていたことも知っています!」
だからコイツは何を言っているんだよ?!
なんで俺の癒えた傷をまたえぐろうとしているのかな?!
「だから……好きです!付き合ってください!」
「嘘つけ!無理だ!今すぐここから落ちろ!」
「これでダメなら、なんど練習したって意味ないな」
「もっと真面目にやれよ!このままだとフラれるところか嫌われるぞ!」
そう。
俺は今、美月の告白の練習相手になっている。
どうやら好きな人がいるらしく、一年生の間に告白したいそうだ。
だけど、どうやったらあんな酷い告白になるのだろうか……
「お前、なんでこんな告白なんだ?」
「だって、少女マンガであったもん。ずっと君のことを見ていたみたいなことをヒロインが言ったら、『よくそこまで俺のことを……』って」
それは少女マンガだけの世界であって、現実では上手くいかない。
下手したら、ストーカー呼ばわりされるぞ!
「ガタ……」
ふと、屋上の出入口付近で音がした。
振り返ると、六花が驚愕の顔でこちらを見ていた。
「え……り、六花。これはそのー……」
「ご、ごめんなしゃーい!!!」
六花はものすごいスピードで逃げていった。
何か誤解されたな…これ。
……ヤバくねーか?!
俺は急いで六花を追いかけた。
「おい!六花待て!」
ようやく六花を教室付近で捕まえた。
六花はなぜか泣いていた。
「お前……なんで泣いてんだ?」
「な、泣いてないもん!」
そう言い、目を擦っていた。
「六花、お前誤解してないか?」
すると、六花はぽかんとした顔でこちらを見上げた。
「俺はただ美月の告白の練習に付き合ってただけだ!俺はゲイじゃないぞ!女の子大好きだぞ!」
そう言うと、六花は固まってしまった。
「……おーい」
「え、あ!ごめん!私、早とちりしてしまったみたいだね……」
なぜか安心したような顔をしていた。
そして、俺と六花は帰ることにした。
「そーいえば、なんで学校に来たんだ?」
「あ、えーと……忘れちゃった!」
六花は舌を出し、笑った。
後日、美月はその好きな人に告白するもあっさりとフラれたらしい。
その子いわく、
「告白の内容がマジ最低!あれじゃ、セクハラよ!」
とのこと。
あいつなんて告白したんだ?
まあ、俺は興味がないし、聞くのをやめた。
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