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第15話
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今日は一月一日元旦。
俺は家でゴロゴロしていた。
普通の一般家庭では初日の出を見たり、初詣に行ったりするのだろうが、俺は違う。
俺以外の家族は全員初詣に行って、今家には俺一人しかいない。
なぜ行かないかって?それはただ単純にだるいからである。
なんでこんな寒い日に外に出てお参りをしなければならないのか俺には分からない。お参りをしたからって必ず願いが叶うわけでもない。
俺にとっての正月は家でおせちでも食いながらテレビを見て、ゴロゴロする、そんな行事である。
ドンドンドン
玄関のドアを叩く音が聞こえた。
ったく……インターフォン鳴らせよ。
「はいはーい。今開けますから」
そう言ってドアを開けると、着物姿の莉々がいた。
「なんで来ないのよ!」
そう言われても、なんの事やら。
「今日約束してたでしょ!初詣に行く約束!」
「え?!俺約束した覚えないよ!」
「忘れてるんでしょ!酷い!」
約束した覚えが本当にないんだが……
「ていうか、インターフォン鳴らせよ!」
「鳴らしたわよ!」
「うそつけ!聞こえなかったぞ!」
「なら、壊れてるんじゃないの?」
試しにインターフォンを押してみると、鳴らなかった。
とりあえず、俺は素早く支度をして外に出た。
「どこに行くの?」
「ゆーくん、本当バカだね。私がこの格好しているんだから行くところはもう決まってんじゃん。それにさっきも言ったよ」
あー。初詣だったな。
最近なぜか物忘れが酷い。
今度病院でも行ってみようかな?若年性アルツハイマーかもしれない。
「ゆーくん、着いたよ!」
どうやら神社に着いたようだ。……というか着きました。
それにしても人が多いな。
そんなに神頼みして何がいいのやら……。
「早く行くよ!」
「お、おい!」
俺は莉々に手を引かれながら、階段を登っていく。
上に着くと、参道の両脇には屋台が軒を連ねていた。
たこ焼き、焼きそば、それにかき氷もあった。
こんな寒い日にかき氷って……買う人いんのかな?
「屋台は後で!お参りしに行くよ!」
「えー。てか、引っ張るな!」
俺は莉々に手を引っ張られながら参拝者の行列に並んだ。
……それから三十分後。
やっと俺たちの番がやってきた。
お賽銭を入れ、莉々の見よう見まねで参拝を終えると、時間は午後十二時を指そうとしている。
「屋台で何か食べよっか!」
「お、おう」
俺たちは屋台でそれぞれ食べたいものを買い、食べた。
今日はなんだかんだで疲れた。
莉々はどうやらご満悦のようでニコニコしている。
俺は逆でどんよりとしていた。
俺は家でゴロゴロしていた。
普通の一般家庭では初日の出を見たり、初詣に行ったりするのだろうが、俺は違う。
俺以外の家族は全員初詣に行って、今家には俺一人しかいない。
なぜ行かないかって?それはただ単純にだるいからである。
なんでこんな寒い日に外に出てお参りをしなければならないのか俺には分からない。お参りをしたからって必ず願いが叶うわけでもない。
俺にとっての正月は家でおせちでも食いながらテレビを見て、ゴロゴロする、そんな行事である。
ドンドンドン
玄関のドアを叩く音が聞こえた。
ったく……インターフォン鳴らせよ。
「はいはーい。今開けますから」
そう言ってドアを開けると、着物姿の莉々がいた。
「なんで来ないのよ!」
そう言われても、なんの事やら。
「今日約束してたでしょ!初詣に行く約束!」
「え?!俺約束した覚えないよ!」
「忘れてるんでしょ!酷い!」
約束した覚えが本当にないんだが……
「ていうか、インターフォン鳴らせよ!」
「鳴らしたわよ!」
「うそつけ!聞こえなかったぞ!」
「なら、壊れてるんじゃないの?」
試しにインターフォンを押してみると、鳴らなかった。
とりあえず、俺は素早く支度をして外に出た。
「どこに行くの?」
「ゆーくん、本当バカだね。私がこの格好しているんだから行くところはもう決まってんじゃん。それにさっきも言ったよ」
あー。初詣だったな。
最近なぜか物忘れが酷い。
今度病院でも行ってみようかな?若年性アルツハイマーかもしれない。
「ゆーくん、着いたよ!」
どうやら神社に着いたようだ。……というか着きました。
それにしても人が多いな。
そんなに神頼みして何がいいのやら……。
「早く行くよ!」
「お、おい!」
俺は莉々に手を引かれながら、階段を登っていく。
上に着くと、参道の両脇には屋台が軒を連ねていた。
たこ焼き、焼きそば、それにかき氷もあった。
こんな寒い日にかき氷って……買う人いんのかな?
「屋台は後で!お参りしに行くよ!」
「えー。てか、引っ張るな!」
俺は莉々に手を引っ張られながら参拝者の行列に並んだ。
……それから三十分後。
やっと俺たちの番がやってきた。
お賽銭を入れ、莉々の見よう見まねで参拝を終えると、時間は午後十二時を指そうとしている。
「屋台で何か食べよっか!」
「お、おう」
俺たちは屋台でそれぞれ食べたいものを買い、食べた。
今日はなんだかんだで疲れた。
莉々はどうやらご満悦のようでニコニコしている。
俺は逆でどんよりとしていた。
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