31 / 32
第12章 恋の行方
12-2
しおりを挟む
「光くんが人間に戻ってくれて、本当によかった」
幸せに浸るわたしの頬が温かい手のひらで包まれ、顔を上げる。
「俺が人間に戻れたのは間違いなく、ふくれあがった嫉妬心のおかげだね」
「嫉妬?」と首をかしげるわたし。
「陽葵の前で初めて人間になった時の俺も、そうだったでしょ?」
光くんは照れたように笑って。
「確かにあの時のわたしは、アズリズのライブ映像を観ながらキャーキャーペンライトを振りまわしていたけど」
「今回だってそう。舞台の上でドレスを着た陽葵がノエルと縛とぬいにとられそうになってるって思ったら、悔しくてたまらなくて、いてもたってもいられなくて、気づいたら人間になっていたんだ」
そうだったんだ。
「ひまり」
陽だまりみたいに暖かい声で名前を呼ばれ、心が幸福で満たされる。
「大好きだよ」
優しく揺れる瞳で見つめられ、心臓が逃げ出しそうなくらいに飛び跳ねてしまう。
「光くんがわたしを好き?」
「アズリズのグッズ売り場で、陽葵がペンライトの俺を選んでくれたあの時からずっとね」
「ごっ、ご主人様として好きなんだよね?!」
目が飛び出るくらいビックリしすぎて、腹筋フルパワーで大声をはり上げちゃった。
「そんな勘違いをされると悲しいんだけどな」
「だってだって、人間の光くんがわたしなんかを選ぶなんて思えないし」
自信なさげにうつむくわたしの手は今、大好きな人の手のひらに包まれている。
「俺が照らし続けたい相手は、この世で陽葵だけだよ」
「ほんとに?」
嬉しさで涙がこみあげてきて、潤んだ瞳で光くんを見る。
「この先ずっと、俺は陽葵のそばにいたい。陽葵がつらい時は寄り添って、陽葵の心を癒してあげたい。陽葵のキラキラな笑顔を俺だけが独占したい」
ドキドキで押しつぶされそうになっている、わたしの心臓。
「だから俺と……」
顔を赤らめながら必死に言葉を紡ぐ光くんが、このあとどんな言葉を紡いでくれるんだろう。
胸キュンで倒れないように心臓に手を当て、彼の綺麗な瞳を見つめていたのに――
ガラガラガラ、ドン!
破壊に近い爆音を響かせながら乱暴に開いたドアにびっくり。
視線を光くんから、入り口のドアに移してしまった。
「俺らにアイドルやらせて、なに自分たちだけで幸せになろうとしてんだよ」
ドアの枠に手をかけ不機嫌そうに眉を吊り上げてるのは、バクくん?!
ぬいくんとノエル君も肩を並べている。
「ひまりん酷いよ。僕は大勢の人の前に出るのが苦手なの。でもすっごく頑張ったんだよ。ステージの上でお芝居して、アイドルみたいに歌って踊って」
泣きそうになっているぬいくんの肩を、ノエル君が優しくさすりだした。
「ぬい君、あれはダンスとは呼べないよ。ジャンプして手を振っていただけでしょ。お遊戯会かと思った。幼稚園児並みに可愛かったけどね」
「ノエルってひどすぎじゃない? 優しい顔をして、僕のハートを言葉のナイフでグリグリえぐって。ひまりんも世界中のファンも、ねノエルの王子様スマイルに騙されてるんだから!」
駆けてきたぬい君。
わたしの両腕を掴むと「ひまりんとペンラは付き合ってないよね? 大丈夫だよね?」と、必死な顔で腕を揺すってくる。
そうだった、わたしは光くんに告白されたんだ。
ちゃんと返事をしなきゃ。
私の想いも伝えなきゃ。
ぬい君の腕を引き離し、光くんの方を向きスカートのしわを伸ばす。
「わたしね、光くんのことが……」
ものすごく勇気を出して告白しようとしたのに、なんで私の前に飛び出てくるかな。
「ストップストップ! ひまりん、それ勘違いだから!」
ぬいくんは光くんを隠すように、大きく両手手を広げている。
「ひまりんは光なんて好きじゃない! 自分を犠牲にして守られたら、誰だって好きって勘違いしちゃうものなの! 人間ってそういう生き物なの!」
キャンキャン声で、ぬい君は私に吠えだして。
「ぬいの言うとおりだぞ」と、うなづいたのは目も眉も吊り上げたバクくん。
「好きな子の心を奪うための計算だって、なんで陽葵は気づかねぇかな」と、呆れながらわたしの額にげんこつをねじ込んできた。
痛い。指の骨でグリグリしないで。
涙目な私を助けるように、光くんはわたしの手を引っ張り背中の後ろに隠してくれた。
光くんって姫を守る騎士みたい。
カッコいいし優しいし、本当に大好き。
「バク、陽葵を痛めつけないの。それに俺はペンライトから人間に戻れるなんて思ってなかったよ」
「怪しい」
「うんうん、光を信じられないよね」
バクくんとぬいくんは、ドロボーを見る時のような視線を光くんに突き刺している。
「いつも喧嘩してばっかなのに、なんでこういう時だけバクとぬいは心を一つにできるかな」
「ペンラが気にいらねーから」
「それな」
光くんとバクくんとぬい君の、言い合いが始まってしまった。
喧嘩を止めたほうがいい?
わたしの口元が勝手に緩んじゃうから、もうすこしこのままでいさせてください。
この3人がわちゃわちゃしている姿がまた見られて、嬉しくてたまらないんだ。
3人の口喧嘩を見守っていたノエルくんが「それならこうしない?」と、人差し指を立てた。
なにやらアイドル様は、とてつもなく良いことを思いついたみたい。
「陽葵ちゃんは光くんと付き合ってないんだよね?」
幸せに浸るわたしの頬が温かい手のひらで包まれ、顔を上げる。
「俺が人間に戻れたのは間違いなく、ふくれあがった嫉妬心のおかげだね」
「嫉妬?」と首をかしげるわたし。
「陽葵の前で初めて人間になった時の俺も、そうだったでしょ?」
光くんは照れたように笑って。
「確かにあの時のわたしは、アズリズのライブ映像を観ながらキャーキャーペンライトを振りまわしていたけど」
「今回だってそう。舞台の上でドレスを着た陽葵がノエルと縛とぬいにとられそうになってるって思ったら、悔しくてたまらなくて、いてもたってもいられなくて、気づいたら人間になっていたんだ」
そうだったんだ。
「ひまり」
陽だまりみたいに暖かい声で名前を呼ばれ、心が幸福で満たされる。
「大好きだよ」
優しく揺れる瞳で見つめられ、心臓が逃げ出しそうなくらいに飛び跳ねてしまう。
「光くんがわたしを好き?」
「アズリズのグッズ売り場で、陽葵がペンライトの俺を選んでくれたあの時からずっとね」
「ごっ、ご主人様として好きなんだよね?!」
目が飛び出るくらいビックリしすぎて、腹筋フルパワーで大声をはり上げちゃった。
「そんな勘違いをされると悲しいんだけどな」
「だってだって、人間の光くんがわたしなんかを選ぶなんて思えないし」
自信なさげにうつむくわたしの手は今、大好きな人の手のひらに包まれている。
「俺が照らし続けたい相手は、この世で陽葵だけだよ」
「ほんとに?」
嬉しさで涙がこみあげてきて、潤んだ瞳で光くんを見る。
「この先ずっと、俺は陽葵のそばにいたい。陽葵がつらい時は寄り添って、陽葵の心を癒してあげたい。陽葵のキラキラな笑顔を俺だけが独占したい」
ドキドキで押しつぶされそうになっている、わたしの心臓。
「だから俺と……」
顔を赤らめながら必死に言葉を紡ぐ光くんが、このあとどんな言葉を紡いでくれるんだろう。
胸キュンで倒れないように心臓に手を当て、彼の綺麗な瞳を見つめていたのに――
ガラガラガラ、ドン!
破壊に近い爆音を響かせながら乱暴に開いたドアにびっくり。
視線を光くんから、入り口のドアに移してしまった。
「俺らにアイドルやらせて、なに自分たちだけで幸せになろうとしてんだよ」
ドアの枠に手をかけ不機嫌そうに眉を吊り上げてるのは、バクくん?!
ぬいくんとノエル君も肩を並べている。
「ひまりん酷いよ。僕は大勢の人の前に出るのが苦手なの。でもすっごく頑張ったんだよ。ステージの上でお芝居して、アイドルみたいに歌って踊って」
泣きそうになっているぬいくんの肩を、ノエル君が優しくさすりだした。
「ぬい君、あれはダンスとは呼べないよ。ジャンプして手を振っていただけでしょ。お遊戯会かと思った。幼稚園児並みに可愛かったけどね」
「ノエルってひどすぎじゃない? 優しい顔をして、僕のハートを言葉のナイフでグリグリえぐって。ひまりんも世界中のファンも、ねノエルの王子様スマイルに騙されてるんだから!」
駆けてきたぬい君。
わたしの両腕を掴むと「ひまりんとペンラは付き合ってないよね? 大丈夫だよね?」と、必死な顔で腕を揺すってくる。
そうだった、わたしは光くんに告白されたんだ。
ちゃんと返事をしなきゃ。
私の想いも伝えなきゃ。
ぬい君の腕を引き離し、光くんの方を向きスカートのしわを伸ばす。
「わたしね、光くんのことが……」
ものすごく勇気を出して告白しようとしたのに、なんで私の前に飛び出てくるかな。
「ストップストップ! ひまりん、それ勘違いだから!」
ぬいくんは光くんを隠すように、大きく両手手を広げている。
「ひまりんは光なんて好きじゃない! 自分を犠牲にして守られたら、誰だって好きって勘違いしちゃうものなの! 人間ってそういう生き物なの!」
キャンキャン声で、ぬい君は私に吠えだして。
「ぬいの言うとおりだぞ」と、うなづいたのは目も眉も吊り上げたバクくん。
「好きな子の心を奪うための計算だって、なんで陽葵は気づかねぇかな」と、呆れながらわたしの額にげんこつをねじ込んできた。
痛い。指の骨でグリグリしないで。
涙目な私を助けるように、光くんはわたしの手を引っ張り背中の後ろに隠してくれた。
光くんって姫を守る騎士みたい。
カッコいいし優しいし、本当に大好き。
「バク、陽葵を痛めつけないの。それに俺はペンライトから人間に戻れるなんて思ってなかったよ」
「怪しい」
「うんうん、光を信じられないよね」
バクくんとぬいくんは、ドロボーを見る時のような視線を光くんに突き刺している。
「いつも喧嘩してばっかなのに、なんでこういう時だけバクとぬいは心を一つにできるかな」
「ペンラが気にいらねーから」
「それな」
光くんとバクくんとぬい君の、言い合いが始まってしまった。
喧嘩を止めたほうがいい?
わたしの口元が勝手に緩んじゃうから、もうすこしこのままでいさせてください。
この3人がわちゃわちゃしている姿がまた見られて、嬉しくてたまらないんだ。
3人の口喧嘩を見守っていたノエルくんが「それならこうしない?」と、人差し指を立てた。
なにやらアイドル様は、とてつもなく良いことを思いついたみたい。
「陽葵ちゃんは光くんと付き合ってないんだよね?」
0
あなたにおすすめの小説
四尾がつむぐえにし、そこかしこ
月芝
児童書・童話
その日、小学校に激震が走った。
憧れのキラキラ王子さまが転校する。
女子たちの嘆きはひとしお。
彼に淡い想いを抱いていたユイもまた動揺を隠せない。
だからとてどうこうする勇気もない。
うつむき複雑な気持ちを抱えたままの帰り道。
家の近所に見覚えのない小路を見つけたユイは、少し寄り道してみることにする。
まさかそんな小さな冒険が、あんなに大ごとになるなんて……。
ひょんなことから石の祠に祀られた三尾の稲荷にコンコン見込まれて、
三つのお仕事を手伝うことになったユイ。
達成すれば、なんと一つだけ何でも願い事を叶えてくれるという。
もしかしたら、もしかしちゃうかも?
そこかしこにて泡沫のごとくあらわれては消えてゆく、えにしたち。
結んで、切って、ほどいて、繋いで、笑って、泣いて。
いろんな不思議を知り、数多のえにしを目にし、触れた先にて、
はたしてユイは何を求め願うのか。
少女のちょっと不思議な冒険譚。
ここに開幕。
こわモテ男子と激あま婚!? 〜2人を繋ぐ1on1〜
おうぎまちこ(あきたこまち)
児童書・童話
お母さんを失くし、ひとりぼっちになってしまったワケアリ女子高生の百合(ゆり)。
とある事情で百合が一緒に住むことになったのは、学校で一番人気、百合の推しに似ているんだけど偉そうで怖いイケメン・瀬戸先輩だった。
最初は怖くて仕方がなかったけれど、「好きなものは好きでいて良い」って言って励ましてくれたり、困った時には優しいし、「俺から離れるなよ」って、いつも一緒にいてくれる先輩から段々目が離せなくなっていって……。
先輩、毎日バスケをするくせに「バスケが嫌い」だっていうのは、どうして――?
推しによく似た こわモテ不良イケメン御曹司×真面目なワケアリ貧乏女子高生との、大豪邸で繰り広げられる溺愛同居生活開幕!
※じれじれ?
※ヒーローは第2話から登場。
※5万字前後で完結予定。
※1日1話更新。
※noichigoさんに転載。
※ブザービートからはじまる恋
星降る夜に落ちた子
千東風子
児童書・童話
あたしは、いらなかった?
ねえ、お父さん、お母さん。
ずっと心で泣いている女の子がいました。
名前は世羅。
いつもいつも弟ばかり。
何か買うのも出かけるのも、弟の言うことを聞いて。
ハイキングなんて、来たくなかった!
世羅が怒りながら歩いていると、急に体が浮きました。足を滑らせたのです。その先は、とても急な坂。
世羅は滑るように落ち、気を失いました。
そして、目が覚めたらそこは。
住んでいた所とはまるで違う、見知らぬ世界だったのです。
気が強いけれど寂しがり屋の女の子と、ワケ有りでいつも諦めることに慣れてしまった綺麗な男の子。
二人がお互いの心に寄り添い、成長するお話です。
全年齢ですが、けがをしたり、命を狙われたりする描写と「死」の表現があります。
苦手な方は回れ右をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
私が子どもの頃から温めてきたお話のひとつで、小説家になろうの冬の童話際2022に参加した作品です。
石河 翠さまが開催されている個人アワード『石河翠プレゼンツ勝手に冬童話大賞2022』で大賞をいただきまして、イラストはその副賞に相内 充希さまよりいただいたファンアートです。ありがとうございます(^-^)!
こちらは他サイトにも掲載しています。
ノースキャンプの見張り台
こいちろう
児童書・童話
時代劇で見かけるような、古めかしい木づくりの橋。それを渡ると、向こう岸にノースキャンプがある。アーミーグリーンの北門と、その傍の監視塔。まるで映画村のセットだ。
進駐軍のキャンプ跡。周りを鉄さびた有刺鉄線に囲まれた、まるで要塞みたいな町だった。進駐軍が去ってからは住宅地になって、たくさんの子どもが暮らしていた。
赤茶色にさび付いた監視塔。その下に広がる広っぱは、子どもたちの最高の遊び場だ。見張っているのか、見守っているのか、鉄塔の、あのてっぺんから、いつも誰かに見られているんじゃないか?ユーイチはいつもそんな風に感じていた。
アリアさんの幽閉教室
柚月しずく
児童書・童話
この学校には、ある噂が広まっていた。
「黒い手紙が届いたら、それはアリアさんからの招待状」
招かれた人は、夜の学校に閉じ込められて「恐怖の時間」を過ごすことになる……と。
招待状を受け取った人は、アリアさんから絶対に逃れられないらしい。
『恋の以心伝心ゲーム』
私たちならこんなの楽勝!
夜の学校に閉じ込められた杏樹と星七くん。
アリアさんによって開催されたのは以心伝心ゲーム。
心が通じ合っていれば簡単なはずなのに、なぜかうまくいかなくて……??
『呪いの人形』
この人形、何度捨てても戻ってくる
体調が悪くなった陽菜は、原因が突然現れた人形のせいではないかと疑いはじめる。
人形の存在が恐ろしくなって捨てることにするが、ソレはまた家に現れた。
陽菜にずっと付き纏う理由とは――。
『恐怖の鬼ごっこ』
アリアさんに招待されたのは、美亜、梨々花、優斗。小さい頃から一緒にいる幼馴染の3人。
突如アリアさんに捕まってはいけない鬼ごっこがはじまるが、美亜が置いて行かれてしまう。
仲良し3人組の幼馴染に一体何があったのか。生き残るのは一体誰――?
『招かれざる人』
新聞部の七緒は、アリアさんの記事を書こうと自ら夜の学校に忍び込む。
アリアさんが見つからず意気消沈する中、代わりに現れたのは同じ新聞部の萌香だった。
強がっていたが、夜の学校に一人でいるのが怖かった七緒はホッと安心する。
しかしそこで待ち受けていたのは、予想しない出来事だった――。
ゾクッと怖くて、ハラハラドキドキ。
最後には、ゾッとするどんでん返しがあなたを待っている。
独占欲強めの最強な不良さん、溺愛は盲目なほど。
猫菜こん
児童書・童話
小さな頃から、巻き込まれで絡まれ体質の私。
中学生になって、もう巻き込まれないようにひっそり暮らそう!
そう意気込んでいたのに……。
「可愛すぎる。もっと抱きしめさせてくれ。」
私、最強の不良さんに見初められちゃったみたいです。
巻き込まれ体質の不憫な中学生
ふわふわしているけど、しっかりした芯の持ち主
咲城和凜(さきしろかりん)
×
圧倒的な力とセンスを持つ、負け知らずの最強不良
和凜以外に容赦がない
天狼絆那(てんろうきずな)
些細な事だったのに、どうしてか私にくっつくイケメンさん。
彼曰く、私に一目惚れしたらしく……?
「おい、俺の和凜に何しやがる。」
「お前が無事なら、もうそれでいい……っ。」
「この世に存在している言葉だけじゃ表せないくらい、愛している。」
王道で溺愛、甘すぎる恋物語。
最強不良さんの溺愛は、独占的で盲目的。
モブの私が理想語ったら主役級な彼が翌日その通りにイメチェンしてきた話……する?
待鳥園子
児童書・童話
ある日。教室の中で、自分の理想の男の子について語った澪。
けど、その篤実に同じクラスの主役級男子鷹羽日向くんが、自分が希望した理想通りにイメチェンをして来た!
……え? どうして。私の話を聞いていた訳ではなくて、偶然だよね?
何もかも、私の勘違いだよね?
信じられないことに鷹羽くんが私に告白してきたんだけど、私たちはすんなり付き合う……なんてこともなく、なんだか良くわからないことになってきて?!
【第2回きずな児童書大賞】で奨励賞受賞出来ました♡ありがとうございます!
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる