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第2章:独占欲の芽生え
甘い支配の快感
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ゆうきの誘いに、みのるは抗うことができなかった。
彼女の腕に絡め取られるようにして、二人は閉店後のカフェを後にした。
月明かりの下、彼女はみのるの腕をぎゅっと掴み、顔を赤らめて囁いた。
「ねぇ、みのるくん。お店ではなかなか話せないもんね。二人きりだとうれしい」
彼女の甘い声と、熱を帯びた体温が、みのるの心を支配していく。
年上の女性たちからのセクハラとは違う。これは、**「好き」**という感情なのだと、みのるは自分に言い聞かせていた。
二人が向かったのは、近くの公園だった。
ブランコに並んで座り、他愛のない話を続ける。
ゆうきは、みのるの目をじっと見つめ、語りかけた。
「みのるくんって、本当に優しいね。私、バイト先のおばさんたちに、なんか色々からかわれてるって聞いて、すごく心配だったんだ」
みのるの心は、彼女の言葉に揺さぶられた。
「心配」してくれていた。
そう思うと、胸の奥が熱くなった。
ゆうきは、優しく、そして、どこか守ってあげたいと思わせるような表情で、みのるの肩にそっと頭を乗せた。
「私、みのるくんのこと、すごく気になってるんだ。おばさんたちじゃなくて、私と、ね」
そう言うと、彼女はみのるの顔を両手で挟み、ゆっくりと、彼に顔を近づけてきた。
キス。
それが、ゆうきの狙いだと、みのるはわかっていた。
そして、彼もまた、それを望んでいた。
しかし、キスが始まる前に、彼女はみのるの耳元で囁いた。
「でも、こんなところで、ただキスするだけじゃつまんないよね。私と、もっと…アツいことしない?」
ゆうきの言葉に、みのるの理性は完全に吹き飛んだ。
年上の女性たちからのセクハラは、みのるに屈辱を与えた。
しかし、ゆうきからのセクハラは、彼を興奮させ、欲情させた。
「うん…」
か細く、それでいて、熱のこもった声で、みのるはそう答えた。
彼の心の中で、理性は欲情に完全に負けていた。
ゆうきの小悪魔的な笑みが、夜空に浮かぶ月の光に照らされ、不気味に輝いていた。
「ねぇ、みのるくん。こっちに来て」
ゆうきはブランコから立ち上がると、公園の奥、街灯の光が届かない、小さな木立へとみのるを誘った。彼女の背中を追うように歩くみのるの心臓は、激しく鼓動していた。
木立の影に入ると、ゆうきはみのるに向き直った。彼女の顔は、月の光でわずかに照らされ、その瞳は、獲物を前にした獣のように光っていた。
「ここなら、誰も来ない。ねぇ、みのるくん。暑いね」
そう言うと、彼女は自分のシャツのボタンを外し始めた。みのるは、ただ、その光景を呆然と見つめることしかできなかった。ゆうきは、シャツを脱ぎ捨て、その細い肩を露わにした。
「みのるくんも、脱ごうよ」
彼女は、みのるのTシャツの裾に手をかけ、ぐっと引っ張った。みのるは、ゆうきの衝動的な行動に、一瞬戸惑った。しかし、彼女の視線に射抜かれると、もう抵抗する気力はなかった。
ゆうきは、強引にみのるのTシャツを脱がせ、彼の無防備な上半身を、熱を帯びた視線で舐めるように見つめた。
「やっぱり、みのるくんって、すごくいい身体してるんだね。バイト先のおばさんたちが、みのるくんにムラムラしてたの、わかる気がする」
彼女の言葉は、みのるの心に、これまで感じたことのない種類の快感を与えた。年上の女性たちから受けた屈辱が、ゆうきとのこの瞬間の興奮によって、上書きされていくのを感じた。
ゆうきは、満足そうに微笑むと、今度はみのるの胸に、そっと手を這わせた。彼女の指先が、みのるの肌を優しくなぞる。
「もっと、奥に行こう。もっと、アツいこと、しようね」
ゆうきの指先が、みのるの胸を這い、そして、ゆっくりと下へ移動していく。
みのるは、その感触に、ゾクゾクと全身が粟立つのを感じていた。
年上の女性たちからの、一方的なセクハラとは違う。これは、**「同意」**した上での、自分から望んだ行為なのだ。
そう思うと、彼の胸は、高鳴りを止められなかった。
ゆうきの指が、みのるのズボンのベルトに触れた。
彼女は、みのるの目をじっと見つめ、その瞳には、熱を帯びた光が宿っていた。
「ねぇ、みのるくん。もう、我慢しなくていいんだよ」
ゆうきの指がベルトを外し、そのまま、みのるのズボンと下着へと滑り込んでいく。みのるは、全身が熱くなり、頭の中が真っ白になっていくのを感じた。
「ねぇ、みのるくん、全部脱ごうよ」
彼女の甘い声に、みのるは抗うことができなかった。言われるがままにズボンと下着を脱ぎ、夜風に晒された下半身に、ゾクゾクと快感が走った。ゆうきは、満足そうに微笑むと、
「ちょっとだけ、待って」
そう言って、ゆうきはみのるの顔を両手で挟み、優しくキスをした。彼女の唇は、熱く、そして、どこか焦らすような感触だった。
「私、みのるくんの全部、見たいんだ」
彼女はそう囁くと、みのるの耳元で小さく笑った。そして、こう続けた。
「ねぇ、しばらく目を瞑っていてくれない? 私、みのるくんが目を瞑ってる顔、すごく好きなんだ」
みのるは、言われるがままに、ゆっくりと目を閉じた。
目を瞑ると、ゆうきの声が、より鮮明に聞こえてくる。
「ねぇ、みのるくん、どうしてこんなに身体が熱いの?」
「ねぇ、みのるくん、本当に気持ちいいの?」
彼女の挑発的な言葉が、彼の心を支配していく。
みのるは、次に何が起こるのかと、期待と不安の入り混じった感情で、息を殺して待っていた。
しかし、しばらく経っても、何も起こらない。
「あれ…?」
みのるは、不思議に思って、ゆっくりと目を開けた。
すると、そこにいたのは、どこか嘲笑うかのような表情でみのるを見つめるゆうきがいた。
「もういいよ」
彼女はそう言うと、持っていたスマートフォンを、みのるの目の前に突きつけた。
そこには、無防備な姿で目を閉じている、自分自身の写真が映っていた。
「みのるくん、本当に面白いんだもん。バイト先のおばさんたちがムラムラしてたの、わかる気がする」
ゆうきの言葉に、みのるの心は凍りついた。
それは、彼がこれまで感じてきたどのセクハラよりも、深く、そして、痛烈な屈辱だった。
スマートフォンに映る自分自身の無防備な姿。
その写真に、ゆうきの嘲笑が重なり、みのるの心は完全に凍りついた。
「みのるくん、本当に面白かったよ」
ゆうきはそう言うと、地面に脱ぎ捨てられていたみのるの服と下着を拾い上げた。そして、それを自分の両腕に抱え、満足そうに微笑んだ。
「じゃあね、みのるくん。また、明日ね」
彼女はそう言い残すと、みのるに背を向け、ゆっくりと歩き出した。彼女の後ろ姿は、月の光に照らされ、楽しげな影を落としていた。みのるは、ただその場で、立ち尽くすことしかできなかった。
夜風が、裸の身体に容赦なく吹きつける。
彼は、自分が、裸で、そして、無防備なまま、この公園に取り残されたのだと悟った。
足元には、彼の服も下着もなかった。
ゆうきが、それらすべてを持ち去ってしまったのだ。
「どうすればいいんだ…」
みのるの頭の中は、真っ白だった。
近くのコンビニへ行くことも、誰かに助けを求めることもできない。
スマートフォンも、財布も、すべてはゆうきが持っていった服のポケットの中だ。
みのるは、ゆうきが置いていった、彼女の小さなバックが目に入った。
それは、彼女が「ちょっと待って」と言って、地面に置いていったものだ。
みのるは、そのバックを手に取った。
しかし、そのバックは、彼の股間を隠すには、あまりにも小さかった。
みのるは、その小さなバックを、股間の前に押し当てた。
それでも、完全に隠すことはできない。
夜の公園は、人通りが少ないとはいえ、いつ誰が通るかわからない。
そして、彼は、このまま1km先の自宅まで、この姿で帰らなければならないのだ。
彼は、羞恥と絶望で、身体が震えるのを感じた。
「このままじゃ…」
そう思った時、彼は、自分の股間が、まだ興奮したままであることに気づいた。
ゆうきとの、あの行為の最中、彼は、興奮のあまり理性を失っていた。
そして、その興奮は、今もまだ、冷めていなかったのだ。
自分の身体が、こんな状況でも、ゆうきとの**「快感」を求めている。
その事実に、みのるは、深い自己嫌悪**に陥った。
彼は、小さなバックを必死に股間に押し当て、夜の闇に紛れるように、一歩一歩、自宅へと向かって歩き始めた。
裸で、小さなバッグを股間に押し当て、1kmの道のりを歩き続けた。夜風は肌を刺し、羞恥心は彼の心を深く抉った。誰とも目を合わせられないように、俯いて、ひたすら足を進めた。
そして、ようやく自宅の明かりが見えた。安堵と絶望が入り混じった感情で、彼は最後の力を振り絞って歩いた。しかし、その家の前には、信じられない光景が広がっていた。
玄関のドアにもたれかかるようにして、ゆうきが立っていた。彼女は、彼の服と下着を大事そうに抱え、満面の笑みを浮かべていた。
「みのるくん、遅いよ」
そう言って、ゆうきは小首を傾げた。その瞳は、まるで面白いゲームを見つけた子どものようにキラキラと輝いていた。みのるは、その場で立ち尽くした。心臓が、恐怖と羞恥で、激しく脈打っていた。
「全部、持ってきてあげたんだよ。偉いでしょう?」
ゆうきは、そう言うと、持っていた服と下着を、みのるの目の前に投げつけた。彼の足元に散らばるTシャツ、ズボン、そして下着。その光景が、彼の心をさらに深く傷つけた。
「みのるくん、本当に面白かったよ。」
ゆうきの嘲笑が響く中、みのるは地面に散らばった服を震える手で拾い集めた。屈辱と絶望が全身を支配し、もう、何も考えられなかった。しかし、その時、またしても信じられない言葉が耳に飛び込んできた。
「ねぇ、みのるくん。せっかくここまで来たんだし、ちょっと部屋に上がらせてよ」
ゆうきは笑顔で、みのるの背後に立って言った。その手には、まだ彼のスマートフォンが握られている。みのるは、ただその場で立ち尽くした。
「別に変なことしないから、安心して。ただ、ちょっと話がしたいだけ」
ゆうきは、そう言うと、勝手に玄関のドアを開けて、みのるの部屋の中へと入っていった。抵抗する気力もなく、みのるは彼女の後ろを、ただついていくしかなかった。
部屋に入ると、ゆうきはソファーに腰かけ、みのるをじっと見つめた。そして、真剣な表情で語り始めた。
「みのるくん、今日のことで、私を嫌いになった?」
みのるは、何も答えることができなかった。嫌い、という感情だけでは言い表せない、複雑な気持ちが彼の心には渦巻いていた。
「でも、私は、みのるくんのこと、嫌いじゃないよ。むしろ、今日のことで、もっと好きになった」
ゆうきはそう言うと、立ち上がり、みのるに近づいてきた。そして、彼の顔を両手で挟み、じっと見つめた。
「だって、みのるくん、本当に素敵なんだもん。バイト先のおばさんたちがムラムラしてたのも、無理ないよね。だって、あんなに綺麗で、かっこよくて…」
彼女は、そう言って、みのるの唇に、そっと自分の唇を重ねてきた。
「私、みのるくんの全部が好きなの。今日のことで、もっと欲求が満たされた。ねぇ、みのるくんも、そうでしょ?」
ゆうきの甘い囁きは、みのるの心を揺さぶった。
彼女からの褒め言葉は、彼の心を温かく満たしていく。
そして、彼女の甘いキスは、彼の心を支配し、彼の欲求を、再び高めていった。
彼女の言葉が、彼の心を支配し、彼の欲求を再び高めていく。
「ねぇ、みのるくん。私、みのるくんの全部が好きだよ」
そう言って、ゆうきはみのるの唇から顔を離すと、彼の身体を優しく見つめた。そして、彼女の右手が、ゆっくりと、みのるの股間へと伸びていった。
みのるは、息をのんだ。
公園で味わった屈辱。裸で帰宅した時の羞恥。
そのすべてが、ゆうきの温かい手によって、溶かされていくような感覚だった。
ゆうきの指が、みのるの興奮した股間に触れた。
彼女は、まるで宝物を扱うかのように、優しく、そして、丁寧に、みのるの欲求を満たしていった。
「みのるくん、気持ちいい?」
彼女の囁きに、みのるは、ただ頷くことしかできなかった。
彼の心の中で、ゆうきは、もはやセクハラをする存在ではなく、彼の欲求を満たしてくれる、大切な人へと変わっていた。
「これはどう?気持ちいいの?」
ゆうきの問いかけに、みのるはただ頷くことしかできなかった。彼の心の中で、ゆうきへの不信感や恐怖は、快楽によって完全に上書きされていった。
満足そうに微笑むゆうきは、みのるの耳元で甘く囁いた。
「ねぇ、みのるくん、私ね、みのるくんの彼女だよ」
みのるの心臓が、大きく跳ねた。彼女の言葉は、彼の心を温かく満たし、これまでのすべての苦しみを、一瞬で忘れさせた。
「だからね、私の言うことは、絶対だよ」
ゆうきの言葉に、みのるは、ただ頷いた。
彼は、ゆうきの言葉が、彼女からの愛の証だと信じていた。
しかし、それは、彼を支配するための、新しい呪文だった。
翌日のバイト。
みのるは、ゆうきとの関係が、一夜にして変わってしまったことに戸惑いながら、カフェの扉を開けた。
ゆうきの「私の言うことは絶対」という言葉が、彼の頭の中でリフレインしていた。
休憩時間になると、いつものように女性スタッフたちが集まり、他愛のない話に花を咲かせていた。ゆうきも、その輪の中にいた。みのるは、ゆうきとの一件が、彼女たちの知るところになるのではないかと、内心ビクビクしていた。
しかし、ゆうきは、そんなみのるの不安を知ってか知らずか、突然、にこやかに立ち上がった。
「皆さん、ちょっといいですか?」
その場にいた全員の視線が、ゆうきに集まった。
ゆうきは、笑顔で、みのるの方を指差した。
「実は、私とみのるくん、付き合うことになったんです!」
その言葉に、カフェの中は一瞬、静まり返った。
そして、すぐに、ざわめきが起こった。
女性スタッフたちは、驚きと羨望の目で、みのるを見た。
みのるは、その場に固まり、顔を真っ赤にしていた。
「だから、もう、みのるくんに変なことしないでくださいね」
ゆうきは、そう言うと、みのるの腕を絡め取り、彼の頭を自分の肩に寄せた。
みのるは、何も言えず、ただ、赤面するしかなかった。
ゆうきは、みんなに微笑みながらも、みのるにしか聞こえない声で囁いた。
「これで、もう誰も、みのるくんに手出しできないでしょ? 全部、私のものなんだから」
ゆうきは皆の前でみのるとの交際を堂々と宣言し、みのるは赤面しながらも、その言葉を愛の証だと信じていた。これで誰も自分に手出しできない。そう思うと、ゆうきの行動が少し誇らしくも感じられた。
休憩時間、ゆうきはみのるの隣に座ると、満足げな笑顔を浮かべた。
「ねぇ、みのるくん。これでみんな、私たちが本気だってわかってくれたでしょ?」
そう言って、ゆうきは自分のスマートフォンを取り出した。
みのるは、そのスマホに映る画面を見て、全身の血の気が引くのを感じた。
スマートフォンのロック画面に設定されていたのは、紛れもなく、昨夜、公園で撮られた彼の裸体の写真だった。
目を閉じ、無防備な姿で立つ自分。
その写真の横には、「私の宝物」という文字が、可愛らしいフォントで添えられていた。
「みのるくん、どうしたの? 顔が真っ青だよ?」
ゆうきは、みのるの反応を面白そうに眺め、彼の耳元で囁いた。
「この写真、私しか知らないんだよ? ねぇ、みのるくん。だから、私の言うことは、絶対なんだよ」
その言葉は、もはや愛の囁きではなかった。
それは、彼を支配するための、残酷な鎖だった。
「脱いで」
ゆうきが放ったその一言は、深夜のバイト先――薄暗いホールに、妙に甘く響いた。みのるは、手に持っていた濡れたフキンを止める。
「え……?」
みのるの声は、蚊の鳴くようなか細さだった。ゆうきはそんなみのるに構うことなく、汚れた床をぞうきんで拭きながら、かわいらしい声で言った。
「脱いでって言ったの。そのバイトの制服。もう時間なんだから、さっさと着替えて、ね?」
みのるは、ゆうきの言葉の真意をはかりかねて、戸惑う。ゆうきはそんなみのるの様子を面白そうに見つめながら、にこりと微笑んだ。
「もしかして、みのるくん、変なこと想像しちゃった?」
ゆうきはそう言って、ぞうきんを拭く手を止め、立ち上がった。そして、みのるの目の前まで歩み寄り、その頬にそっと手を添える。
「違うの。今日は、うちに来てほしいなって思って。二人でゆっくりしたいの」
ゆうきの甘い声と、上目遣いに見つめる瞳に、みのるの心臓は高鳴る。ゆうきは、みのるの頬を優しく撫でながら、さらに囁く。
「だから、早く着替えて。それから、二人で一緒に帰ろう? ね、みのるくん」
ゆうきの誘惑的な言葉と仕草に、みのるは抗うことができなかった。
「わ、わかった。すぐ着替える……」
みのるは、顔を赤くしながら、更衣室へと向かった。その背中に、ゆうきが追い打ちをかけるように甘く囁く。
「制服の下、ちゃんと着てるんでしょ? だめだよ、脱ぎすぎちゃ……」
みのるは、振り返ることなく、更衣室のドアを閉めた。その顔は、恥ずかしさと、そして期待に満ちた、複雑な表情をしていた。
更衣室から出てきたみのるは、私服に着替えていた。ゆうきはそんなみのるの手を引くと、まるで幼い子供を誘導するように、うれしそうに微笑んだ。
「さ、行こっか。もうすぐで誰もいなくなるから、歩いて帰れるね」
真夜中の人気のない道を、ゆうきはみのるの隣で、上機嫌で鼻歌を歌いながら歩く。二人で寄り添うように歩く道のりは、いつもの帰り道とは違って、特別な時間のように感じられた。ゆうきは時折、みのるの手に指を絡ませたり、顔を覗き込んで微笑んだりする。そんなゆうきの無邪気な仕草に、みのるの心は浮き立つようだった。
やがて、二人はゆうきのマンションにたどり着く。ゆうきは鍵を開けると、みのるを招き入れた。
「さ、どうぞ。」
そう言って、ゆうきは部屋の明かりをつけた。そこは、ゆうきの香水の匂いがほんのりと漂う、可愛らしい部屋だった。みのるが部屋の中を見回していると、ゆうきはみのるの背中にそっと抱きつき、耳元で囁く。
「みのるくん、今日のバイト、疲れたでしょ? もう、脱いでいいんだよ。ゆっくりしようね」
ゆうきはそう言うと、みのるのTシャツの裾に指をかけ、少しだけ持ち上げた。みのるは、その刺激的な誘惑に、思わず息をのんだ。
「ゆうき……?」
みのるが戸惑いながら名前を呼ぶと、ゆうきは彼の耳たぶにそっとキスをして、再び甘く囁いた。
「週末なんだから、二人きりの時間を楽しまないと。服なんて、いらないでしょ?」
ゆうきはみのるのシャツを脱がせると、そのままベッドへとみのるを押し倒した。そして、満面の笑みでみのるを見つめる。
「さ、楽しい週末の始まりだよ、みのるくん」
ゆうきはみのるの上に乗り、艶やかな笑みを浮かべる。
「今日は、みのるくんをいっぱい甘やかしちゃうね」
そう言うと、ゆうきはみのるのTシャツを完全に脱がせ、床に投げ捨てた。みのるの白い肌が露わになり、ゆうきの目が獲物を見つけたかのように輝く。ゆうきは自分の服は脱がず、みのるの身体を愛おしむように撫で始めた。
ゆうきの指がみのるの胸元から下へとゆっくりと滑っていく。その度に、みのるの身体はびくりと震え、呼吸が荒くなる。ゆうきはみのるの反応を楽しみながら、さらに甘い声で囁く。
「みのるくん、気持ちいいね?」
みのるは、ゆうきの問いかけに答えることができない。ただ、その熱い視線と優しい手の動きに翻弄され、ただ身を任せることしかできなかった。
ゆうきはみのるの身体を隅々まで愛撫し、次第にその手は股間へと向かっていく。ゆうきはみのるのペニスを優しく包み込み、そしてゆっくりと、愛情を込めて、シコシコと動き始めた。
みのるは、ゆうきの巧みな手つきと、愛おしむようなまなざしに、すぐに快感の頂点へと達した。
「はぁっ、ゆうき……っ」
みのるの身体は大きく弓なりになり、熱いものがほとばしる。ゆうきは、そんなみのるの姿を満足げに見つめていた。
「もう終わり? だめだよ、まだ始まったばかりなのに」
ゆうきはそう言って、再びみのるのペニスに触れる。みのるは、疲労と快感でぐったりとしているにもかかわらず、ゆうきの優しい手つきに、再び熱を帯び始めた。
週末の夜が深まる中、みのるはゆうきの巧みな手に何度も快感の淵へと突き落とされていた。その度に、ゆうきは満足げな笑みを浮かべる。着衣のまま、みのるの身体を愛でるゆうき。みのるは、その行為に戸惑いと同時に、抗いがたい魅力を感じていた。
「ねぇ、みのるくん」
ゆうきはみのるの耳元で甘く囁いた。
「どうして、私が服を脱がないか、不思議に思ってるでしょ?」
みのるは、ドキリとして、ゆうきの顔を見つめる。ゆうきは、その瞳をじっと見つめながら、さらに続けた。
「だって、みのるくんの全部は、もう私のものなんだもん。私だけが、みのるくんのすべてを知っていて、私だけが、こんな風にみのるくんを好きにできる。そう考えると、すごく満たされるの」
ゆうきの言葉は、みのるの心を射抜いた。彼女が求めているのは、単なる肉体的な快楽ではなく、みのるという存在を完全に支配する喜びなのだと、みのるは理解した。
「それにね、脱いじゃうと、みのるくんと私、同じになっちゃうでしょ? それは、つまんない。私は、服を着たまま、みのるくんをいっぱい気持ちよくさせてあげる。それが、みのるくんにとって、一番のご褒美なんだから」
ゆうきはそう言うと、みのるの身体に再びキスを落とし、愛撫を続けた。みのるは、ゆうきの言葉に抗うことはできなかった。ゆうきの支配は、みのるにとって、甘く、心地よいものになりつつあった。
夜は更け、ゆうきの家は二人の吐息と快楽に満ちていた。みのるは、ゆうきの甘い支配に身を任せ、何度もその手の中で絶頂を経験した。ゆうきは、満足げに微笑みながら、みのるの汗ばんだ身体を優しく拭う。
「ふふ、みのるくん、こんなに可愛く蕩けちゃって」
ゆうきの言葉に、みのるは恥ずかしそうに顔を赤くする。ゆうきはそんなみのるの顔を両手で挟み、愛おしそうにキスをした。
その時、みのるはふと、部屋の片隅に視線を向けた。ベッドから少し離れた棚の上に、小さな機械が置かれているのが見えた。その機械には、赤いランプが点滅している。
「あれ、なんだろう……」
みのるが呟くと、ゆうきはみのるの視線を辿り、その機械に気づいた。ゆうきは、一瞬表情を硬くしたが、すぐにいつもの甘い笑顔に戻った。
「ああ、あれね。あれはね、私の部屋のセキュリティだよ。なんか、最近物騒だからって、お父さんがつけてくれたの」
ゆうきはそう言って、みのるの胸に顔を埋めた。
「もういいの。そんなこと気にしなくて。今は、私だけを見てて」
ゆうきの言葉に、みのるはそれ以上深く考えることはやめた。再びゆうきの甘い誘惑に囚われ、その点滅する赤い光を意識から追い払った。
しかし、その赤いランプの点滅は、ゆうきの言葉とは裏腹に、まるで何かの警告であるかのように、不気味に、そして一定のリズムで光り続けていた。
別れのキスを交わし、みのるが家路についた後、ゆうきは部屋のドアに鍵をかけた。そして、ベッドの上に置いてあった小さな機械は未だ赤いランプが点滅していた。手に取ったそれは、ゆうきが「セキュリティ」だと嘘をついた、小型の隠しカメラだった。
ゆうきはベッドに腰を下ろし、慣れた手つきで機械を操作する。画面には、先ほどまでの二人の情事が映し出されていた。
「ふふ……本当に可愛かったなぁ、みのるくん」
ゆうきは、画面の中のみのるに語りかけるように呟いた。そこには、彼女の巧みな手つきに翻弄され、甘く喘ぐみのるの姿が映っていた。その表情は、羞恥と快楽が入り混じった、ゆうきだけが見せることのできる、特別な表情だった。
「この顔、私だけのものなんだから」
ゆうきは、画面の中のみのるの喘ぎ声を聞きながら、愛おしそうに微笑む。彼女は何度も何度も、同じシーンを繰り返し再生した。みのるが快感の絶頂に達する瞬間、大きく弓なりになる身体、そして熱い吐息……。そのすべてが、ゆうきにとっては宝物だった。
彼女にとって、みのるを陵辱する快感は、みのるの肉体と心だけでなく、そのすべてを記録し、いつでも眺めることができるということにあったのだ。
ゆうきは、画面の中のみのるの姿にうっとりと見惚れながら、週末の夜を過ごした。その目に映るのは、愛しい恋人であり、同時に、自分の支配下にある、可愛い獲物だった。
この映像を、いつでも、どこでも、何度でも見たい。そんな衝動に駆られたゆうきは、すぐにスマホを取り出した。
ゆうきは隠しカメラの機械をスマホと繋ぎ、先ほどの映像を保存する。そして、鍵付きの、ごく親しい友人しか知らないSNSアカウントにログインした。そのアカウントは、彼女が「みのるコレクション」と呼ぶ、みのるの愛らしい姿を記録するための秘密の場所だった。
「これで、いつでもみのるくんに会えるね」
ゆうきはそう呟くと、動画をアップロードした。みのるがバイトの制服を脱ぐ瞬間の戸惑った表情、ベッドの上で甘く喘ぐ姿、快感に震える全身…その一つ一つが、彼女にとってはかけがえのない宝物だった。
ゆうきの独占欲は、もはやとどまるところを知らなかった。彼女は、日々の生活の中で、みのるとの時間をより多く、そしてより甘く、支配的なものにしようと計画を練り始めた。
「次は、もっと可愛いみのるくんを撮らないと」
ゆうきは、スマホの画面に映るみのるの喘ぎ顔を愛おしそうに見つめながら、次なる計画を立てる。週末の旅行、二人だけの秘密のカフェ、そして、さらに過激な「遊び」…。彼女の頭の中は、みのるを陵辱し、その姿を永遠にコレクションすることだけで満たされていた。
週末の余韻に浸りながら、ゆうきはスマホの通知画面をスクロールしていた。そこに表示された、友人からのDMメッセージに、彼女の心臓は一瞬止まった。
「ねぇ、SNSマジで? かわいい彼、紹介してよ」
そのメッセージは、まるで何かの間違いであるかのように、何度も読み返してしまう。ゆうきはすぐに、例の鍵付きSNSアカウントにアクセスした。慌ててプライバシー設定を確認するが、設定は「鍵付き」のまま。しかし、彼女が最新の投稿である、ベッドの上で喘ぐみのるの動画をアップロードした際、一部の投稿が「親しい友人」にだけ公開される状態になっていたのだ。
アップロードされたばかりの動画には、友人のアカウントから「いいね」が押されている。そして、複数のDMメッセージが届いていた。
「やばすぎww」
「こんな動画撮ってたの? ゆうき、結構やるじゃん」
「うちの彼氏にはこんなこと絶対できない」
どれも軽いノリのメッセージだったが、ゆうきの背筋には冷たい汗が流れた。まさか、みのるの姿を「見られて」いたなんて。
しかしゆうきは恐怖と同時に、新たな快感を見出していた。自分の知らないところで、みのるの秘密の姿が人々に知られてしまった。その事実は、彼女の独占欲をさらに強固なものにした。
「もう、こんな危険なことはしない。でも……」
ゆうきは、スマホの画面に映る、友人たちからのDMメッセージを見つめながら呟いた。
友人からのDMに冷や汗をかいたゆうきだったが、その恐怖はすぐに新たなアイデアへと変わっていった。見られてしまったのなら、いっそ自慢してしまえばいい。可愛いみのるくんを、みんなにもっと見せつけてやろう。そう決意したゆうきの独占欲は、**「秘密の独占」から「公然の独占」**へと形を変え、さらなる暴走を始めた。
温泉旅行の誘い
「ね、みのるくん。今度の週末、私の友達と温泉旅行に行かない?」
ゆうきはいつもの甘い声でみのるに尋ねた。
「え、いいの? 俺、ゆうきの友達に会うの、ちょっと緊張するな……」
みのるは、戸惑いながらも嬉しそうに答える。ゆうきはそんなみのるの反応を可愛く思い、彼の頬にキスをした。
「大丈夫だよ、みんな優しいから。それに、みのるくん、ほんっとに可愛いから、きっとみんなすぐに好きになっちゃうよ」
ゆうきは、その言葉の裏に隠された真の意図を隠し、満面の笑みでみのるを誘った。友人たちに「かわいい彼氏」としてみのるを紹介し、その場で弄ばれる姿を間近で見たい。そして、その反応を独り占めする優越感に浸りたい。ゆうきの頭の中は、すでにその計画でいっぱいだった。
彼女の腕に絡め取られるようにして、二人は閉店後のカフェを後にした。
月明かりの下、彼女はみのるの腕をぎゅっと掴み、顔を赤らめて囁いた。
「ねぇ、みのるくん。お店ではなかなか話せないもんね。二人きりだとうれしい」
彼女の甘い声と、熱を帯びた体温が、みのるの心を支配していく。
年上の女性たちからのセクハラとは違う。これは、**「好き」**という感情なのだと、みのるは自分に言い聞かせていた。
二人が向かったのは、近くの公園だった。
ブランコに並んで座り、他愛のない話を続ける。
ゆうきは、みのるの目をじっと見つめ、語りかけた。
「みのるくんって、本当に優しいね。私、バイト先のおばさんたちに、なんか色々からかわれてるって聞いて、すごく心配だったんだ」
みのるの心は、彼女の言葉に揺さぶられた。
「心配」してくれていた。
そう思うと、胸の奥が熱くなった。
ゆうきは、優しく、そして、どこか守ってあげたいと思わせるような表情で、みのるの肩にそっと頭を乗せた。
「私、みのるくんのこと、すごく気になってるんだ。おばさんたちじゃなくて、私と、ね」
そう言うと、彼女はみのるの顔を両手で挟み、ゆっくりと、彼に顔を近づけてきた。
キス。
それが、ゆうきの狙いだと、みのるはわかっていた。
そして、彼もまた、それを望んでいた。
しかし、キスが始まる前に、彼女はみのるの耳元で囁いた。
「でも、こんなところで、ただキスするだけじゃつまんないよね。私と、もっと…アツいことしない?」
ゆうきの言葉に、みのるの理性は完全に吹き飛んだ。
年上の女性たちからのセクハラは、みのるに屈辱を与えた。
しかし、ゆうきからのセクハラは、彼を興奮させ、欲情させた。
「うん…」
か細く、それでいて、熱のこもった声で、みのるはそう答えた。
彼の心の中で、理性は欲情に完全に負けていた。
ゆうきの小悪魔的な笑みが、夜空に浮かぶ月の光に照らされ、不気味に輝いていた。
「ねぇ、みのるくん。こっちに来て」
ゆうきはブランコから立ち上がると、公園の奥、街灯の光が届かない、小さな木立へとみのるを誘った。彼女の背中を追うように歩くみのるの心臓は、激しく鼓動していた。
木立の影に入ると、ゆうきはみのるに向き直った。彼女の顔は、月の光でわずかに照らされ、その瞳は、獲物を前にした獣のように光っていた。
「ここなら、誰も来ない。ねぇ、みのるくん。暑いね」
そう言うと、彼女は自分のシャツのボタンを外し始めた。みのるは、ただ、その光景を呆然と見つめることしかできなかった。ゆうきは、シャツを脱ぎ捨て、その細い肩を露わにした。
「みのるくんも、脱ごうよ」
彼女は、みのるのTシャツの裾に手をかけ、ぐっと引っ張った。みのるは、ゆうきの衝動的な行動に、一瞬戸惑った。しかし、彼女の視線に射抜かれると、もう抵抗する気力はなかった。
ゆうきは、強引にみのるのTシャツを脱がせ、彼の無防備な上半身を、熱を帯びた視線で舐めるように見つめた。
「やっぱり、みのるくんって、すごくいい身体してるんだね。バイト先のおばさんたちが、みのるくんにムラムラしてたの、わかる気がする」
彼女の言葉は、みのるの心に、これまで感じたことのない種類の快感を与えた。年上の女性たちから受けた屈辱が、ゆうきとのこの瞬間の興奮によって、上書きされていくのを感じた。
ゆうきは、満足そうに微笑むと、今度はみのるの胸に、そっと手を這わせた。彼女の指先が、みのるの肌を優しくなぞる。
「もっと、奥に行こう。もっと、アツいこと、しようね」
ゆうきの指先が、みのるの胸を這い、そして、ゆっくりと下へ移動していく。
みのるは、その感触に、ゾクゾクと全身が粟立つのを感じていた。
年上の女性たちからの、一方的なセクハラとは違う。これは、**「同意」**した上での、自分から望んだ行為なのだ。
そう思うと、彼の胸は、高鳴りを止められなかった。
ゆうきの指が、みのるのズボンのベルトに触れた。
彼女は、みのるの目をじっと見つめ、その瞳には、熱を帯びた光が宿っていた。
「ねぇ、みのるくん。もう、我慢しなくていいんだよ」
ゆうきの指がベルトを外し、そのまま、みのるのズボンと下着へと滑り込んでいく。みのるは、全身が熱くなり、頭の中が真っ白になっていくのを感じた。
「ねぇ、みのるくん、全部脱ごうよ」
彼女の甘い声に、みのるは抗うことができなかった。言われるがままにズボンと下着を脱ぎ、夜風に晒された下半身に、ゾクゾクと快感が走った。ゆうきは、満足そうに微笑むと、
「ちょっとだけ、待って」
そう言って、ゆうきはみのるの顔を両手で挟み、優しくキスをした。彼女の唇は、熱く、そして、どこか焦らすような感触だった。
「私、みのるくんの全部、見たいんだ」
彼女はそう囁くと、みのるの耳元で小さく笑った。そして、こう続けた。
「ねぇ、しばらく目を瞑っていてくれない? 私、みのるくんが目を瞑ってる顔、すごく好きなんだ」
みのるは、言われるがままに、ゆっくりと目を閉じた。
目を瞑ると、ゆうきの声が、より鮮明に聞こえてくる。
「ねぇ、みのるくん、どうしてこんなに身体が熱いの?」
「ねぇ、みのるくん、本当に気持ちいいの?」
彼女の挑発的な言葉が、彼の心を支配していく。
みのるは、次に何が起こるのかと、期待と不安の入り混じった感情で、息を殺して待っていた。
しかし、しばらく経っても、何も起こらない。
「あれ…?」
みのるは、不思議に思って、ゆっくりと目を開けた。
すると、そこにいたのは、どこか嘲笑うかのような表情でみのるを見つめるゆうきがいた。
「もういいよ」
彼女はそう言うと、持っていたスマートフォンを、みのるの目の前に突きつけた。
そこには、無防備な姿で目を閉じている、自分自身の写真が映っていた。
「みのるくん、本当に面白いんだもん。バイト先のおばさんたちがムラムラしてたの、わかる気がする」
ゆうきの言葉に、みのるの心は凍りついた。
それは、彼がこれまで感じてきたどのセクハラよりも、深く、そして、痛烈な屈辱だった。
スマートフォンに映る自分自身の無防備な姿。
その写真に、ゆうきの嘲笑が重なり、みのるの心は完全に凍りついた。
「みのるくん、本当に面白かったよ」
ゆうきはそう言うと、地面に脱ぎ捨てられていたみのるの服と下着を拾い上げた。そして、それを自分の両腕に抱え、満足そうに微笑んだ。
「じゃあね、みのるくん。また、明日ね」
彼女はそう言い残すと、みのるに背を向け、ゆっくりと歩き出した。彼女の後ろ姿は、月の光に照らされ、楽しげな影を落としていた。みのるは、ただその場で、立ち尽くすことしかできなかった。
夜風が、裸の身体に容赦なく吹きつける。
彼は、自分が、裸で、そして、無防備なまま、この公園に取り残されたのだと悟った。
足元には、彼の服も下着もなかった。
ゆうきが、それらすべてを持ち去ってしまったのだ。
「どうすればいいんだ…」
みのるの頭の中は、真っ白だった。
近くのコンビニへ行くことも、誰かに助けを求めることもできない。
スマートフォンも、財布も、すべてはゆうきが持っていった服のポケットの中だ。
みのるは、ゆうきが置いていった、彼女の小さなバックが目に入った。
それは、彼女が「ちょっと待って」と言って、地面に置いていったものだ。
みのるは、そのバックを手に取った。
しかし、そのバックは、彼の股間を隠すには、あまりにも小さかった。
みのるは、その小さなバックを、股間の前に押し当てた。
それでも、完全に隠すことはできない。
夜の公園は、人通りが少ないとはいえ、いつ誰が通るかわからない。
そして、彼は、このまま1km先の自宅まで、この姿で帰らなければならないのだ。
彼は、羞恥と絶望で、身体が震えるのを感じた。
「このままじゃ…」
そう思った時、彼は、自分の股間が、まだ興奮したままであることに気づいた。
ゆうきとの、あの行為の最中、彼は、興奮のあまり理性を失っていた。
そして、その興奮は、今もまだ、冷めていなかったのだ。
自分の身体が、こんな状況でも、ゆうきとの**「快感」を求めている。
その事実に、みのるは、深い自己嫌悪**に陥った。
彼は、小さなバックを必死に股間に押し当て、夜の闇に紛れるように、一歩一歩、自宅へと向かって歩き始めた。
裸で、小さなバッグを股間に押し当て、1kmの道のりを歩き続けた。夜風は肌を刺し、羞恥心は彼の心を深く抉った。誰とも目を合わせられないように、俯いて、ひたすら足を進めた。
そして、ようやく自宅の明かりが見えた。安堵と絶望が入り混じった感情で、彼は最後の力を振り絞って歩いた。しかし、その家の前には、信じられない光景が広がっていた。
玄関のドアにもたれかかるようにして、ゆうきが立っていた。彼女は、彼の服と下着を大事そうに抱え、満面の笑みを浮かべていた。
「みのるくん、遅いよ」
そう言って、ゆうきは小首を傾げた。その瞳は、まるで面白いゲームを見つけた子どものようにキラキラと輝いていた。みのるは、その場で立ち尽くした。心臓が、恐怖と羞恥で、激しく脈打っていた。
「全部、持ってきてあげたんだよ。偉いでしょう?」
ゆうきは、そう言うと、持っていた服と下着を、みのるの目の前に投げつけた。彼の足元に散らばるTシャツ、ズボン、そして下着。その光景が、彼の心をさらに深く傷つけた。
「みのるくん、本当に面白かったよ。」
ゆうきの嘲笑が響く中、みのるは地面に散らばった服を震える手で拾い集めた。屈辱と絶望が全身を支配し、もう、何も考えられなかった。しかし、その時、またしても信じられない言葉が耳に飛び込んできた。
「ねぇ、みのるくん。せっかくここまで来たんだし、ちょっと部屋に上がらせてよ」
ゆうきは笑顔で、みのるの背後に立って言った。その手には、まだ彼のスマートフォンが握られている。みのるは、ただその場で立ち尽くした。
「別に変なことしないから、安心して。ただ、ちょっと話がしたいだけ」
ゆうきは、そう言うと、勝手に玄関のドアを開けて、みのるの部屋の中へと入っていった。抵抗する気力もなく、みのるは彼女の後ろを、ただついていくしかなかった。
部屋に入ると、ゆうきはソファーに腰かけ、みのるをじっと見つめた。そして、真剣な表情で語り始めた。
「みのるくん、今日のことで、私を嫌いになった?」
みのるは、何も答えることができなかった。嫌い、という感情だけでは言い表せない、複雑な気持ちが彼の心には渦巻いていた。
「でも、私は、みのるくんのこと、嫌いじゃないよ。むしろ、今日のことで、もっと好きになった」
ゆうきはそう言うと、立ち上がり、みのるに近づいてきた。そして、彼の顔を両手で挟み、じっと見つめた。
「だって、みのるくん、本当に素敵なんだもん。バイト先のおばさんたちがムラムラしてたのも、無理ないよね。だって、あんなに綺麗で、かっこよくて…」
彼女は、そう言って、みのるの唇に、そっと自分の唇を重ねてきた。
「私、みのるくんの全部が好きなの。今日のことで、もっと欲求が満たされた。ねぇ、みのるくんも、そうでしょ?」
ゆうきの甘い囁きは、みのるの心を揺さぶった。
彼女からの褒め言葉は、彼の心を温かく満たしていく。
そして、彼女の甘いキスは、彼の心を支配し、彼の欲求を、再び高めていった。
彼女の言葉が、彼の心を支配し、彼の欲求を再び高めていく。
「ねぇ、みのるくん。私、みのるくんの全部が好きだよ」
そう言って、ゆうきはみのるの唇から顔を離すと、彼の身体を優しく見つめた。そして、彼女の右手が、ゆっくりと、みのるの股間へと伸びていった。
みのるは、息をのんだ。
公園で味わった屈辱。裸で帰宅した時の羞恥。
そのすべてが、ゆうきの温かい手によって、溶かされていくような感覚だった。
ゆうきの指が、みのるの興奮した股間に触れた。
彼女は、まるで宝物を扱うかのように、優しく、そして、丁寧に、みのるの欲求を満たしていった。
「みのるくん、気持ちいい?」
彼女の囁きに、みのるは、ただ頷くことしかできなかった。
彼の心の中で、ゆうきは、もはやセクハラをする存在ではなく、彼の欲求を満たしてくれる、大切な人へと変わっていた。
「これはどう?気持ちいいの?」
ゆうきの問いかけに、みのるはただ頷くことしかできなかった。彼の心の中で、ゆうきへの不信感や恐怖は、快楽によって完全に上書きされていった。
満足そうに微笑むゆうきは、みのるの耳元で甘く囁いた。
「ねぇ、みのるくん、私ね、みのるくんの彼女だよ」
みのるの心臓が、大きく跳ねた。彼女の言葉は、彼の心を温かく満たし、これまでのすべての苦しみを、一瞬で忘れさせた。
「だからね、私の言うことは、絶対だよ」
ゆうきの言葉に、みのるは、ただ頷いた。
彼は、ゆうきの言葉が、彼女からの愛の証だと信じていた。
しかし、それは、彼を支配するための、新しい呪文だった。
翌日のバイト。
みのるは、ゆうきとの関係が、一夜にして変わってしまったことに戸惑いながら、カフェの扉を開けた。
ゆうきの「私の言うことは絶対」という言葉が、彼の頭の中でリフレインしていた。
休憩時間になると、いつものように女性スタッフたちが集まり、他愛のない話に花を咲かせていた。ゆうきも、その輪の中にいた。みのるは、ゆうきとの一件が、彼女たちの知るところになるのではないかと、内心ビクビクしていた。
しかし、ゆうきは、そんなみのるの不安を知ってか知らずか、突然、にこやかに立ち上がった。
「皆さん、ちょっといいですか?」
その場にいた全員の視線が、ゆうきに集まった。
ゆうきは、笑顔で、みのるの方を指差した。
「実は、私とみのるくん、付き合うことになったんです!」
その言葉に、カフェの中は一瞬、静まり返った。
そして、すぐに、ざわめきが起こった。
女性スタッフたちは、驚きと羨望の目で、みのるを見た。
みのるは、その場に固まり、顔を真っ赤にしていた。
「だから、もう、みのるくんに変なことしないでくださいね」
ゆうきは、そう言うと、みのるの腕を絡め取り、彼の頭を自分の肩に寄せた。
みのるは、何も言えず、ただ、赤面するしかなかった。
ゆうきは、みんなに微笑みながらも、みのるにしか聞こえない声で囁いた。
「これで、もう誰も、みのるくんに手出しできないでしょ? 全部、私のものなんだから」
ゆうきは皆の前でみのるとの交際を堂々と宣言し、みのるは赤面しながらも、その言葉を愛の証だと信じていた。これで誰も自分に手出しできない。そう思うと、ゆうきの行動が少し誇らしくも感じられた。
休憩時間、ゆうきはみのるの隣に座ると、満足げな笑顔を浮かべた。
「ねぇ、みのるくん。これでみんな、私たちが本気だってわかってくれたでしょ?」
そう言って、ゆうきは自分のスマートフォンを取り出した。
みのるは、そのスマホに映る画面を見て、全身の血の気が引くのを感じた。
スマートフォンのロック画面に設定されていたのは、紛れもなく、昨夜、公園で撮られた彼の裸体の写真だった。
目を閉じ、無防備な姿で立つ自分。
その写真の横には、「私の宝物」という文字が、可愛らしいフォントで添えられていた。
「みのるくん、どうしたの? 顔が真っ青だよ?」
ゆうきは、みのるの反応を面白そうに眺め、彼の耳元で囁いた。
「この写真、私しか知らないんだよ? ねぇ、みのるくん。だから、私の言うことは、絶対なんだよ」
その言葉は、もはや愛の囁きではなかった。
それは、彼を支配するための、残酷な鎖だった。
「脱いで」
ゆうきが放ったその一言は、深夜のバイト先――薄暗いホールに、妙に甘く響いた。みのるは、手に持っていた濡れたフキンを止める。
「え……?」
みのるの声は、蚊の鳴くようなか細さだった。ゆうきはそんなみのるに構うことなく、汚れた床をぞうきんで拭きながら、かわいらしい声で言った。
「脱いでって言ったの。そのバイトの制服。もう時間なんだから、さっさと着替えて、ね?」
みのるは、ゆうきの言葉の真意をはかりかねて、戸惑う。ゆうきはそんなみのるの様子を面白そうに見つめながら、にこりと微笑んだ。
「もしかして、みのるくん、変なこと想像しちゃった?」
ゆうきはそう言って、ぞうきんを拭く手を止め、立ち上がった。そして、みのるの目の前まで歩み寄り、その頬にそっと手を添える。
「違うの。今日は、うちに来てほしいなって思って。二人でゆっくりしたいの」
ゆうきの甘い声と、上目遣いに見つめる瞳に、みのるの心臓は高鳴る。ゆうきは、みのるの頬を優しく撫でながら、さらに囁く。
「だから、早く着替えて。それから、二人で一緒に帰ろう? ね、みのるくん」
ゆうきの誘惑的な言葉と仕草に、みのるは抗うことができなかった。
「わ、わかった。すぐ着替える……」
みのるは、顔を赤くしながら、更衣室へと向かった。その背中に、ゆうきが追い打ちをかけるように甘く囁く。
「制服の下、ちゃんと着てるんでしょ? だめだよ、脱ぎすぎちゃ……」
みのるは、振り返ることなく、更衣室のドアを閉めた。その顔は、恥ずかしさと、そして期待に満ちた、複雑な表情をしていた。
更衣室から出てきたみのるは、私服に着替えていた。ゆうきはそんなみのるの手を引くと、まるで幼い子供を誘導するように、うれしそうに微笑んだ。
「さ、行こっか。もうすぐで誰もいなくなるから、歩いて帰れるね」
真夜中の人気のない道を、ゆうきはみのるの隣で、上機嫌で鼻歌を歌いながら歩く。二人で寄り添うように歩く道のりは、いつもの帰り道とは違って、特別な時間のように感じられた。ゆうきは時折、みのるの手に指を絡ませたり、顔を覗き込んで微笑んだりする。そんなゆうきの無邪気な仕草に、みのるの心は浮き立つようだった。
やがて、二人はゆうきのマンションにたどり着く。ゆうきは鍵を開けると、みのるを招き入れた。
「さ、どうぞ。」
そう言って、ゆうきは部屋の明かりをつけた。そこは、ゆうきの香水の匂いがほんのりと漂う、可愛らしい部屋だった。みのるが部屋の中を見回していると、ゆうきはみのるの背中にそっと抱きつき、耳元で囁く。
「みのるくん、今日のバイト、疲れたでしょ? もう、脱いでいいんだよ。ゆっくりしようね」
ゆうきはそう言うと、みのるのTシャツの裾に指をかけ、少しだけ持ち上げた。みのるは、その刺激的な誘惑に、思わず息をのんだ。
「ゆうき……?」
みのるが戸惑いながら名前を呼ぶと、ゆうきは彼の耳たぶにそっとキスをして、再び甘く囁いた。
「週末なんだから、二人きりの時間を楽しまないと。服なんて、いらないでしょ?」
ゆうきはみのるのシャツを脱がせると、そのままベッドへとみのるを押し倒した。そして、満面の笑みでみのるを見つめる。
「さ、楽しい週末の始まりだよ、みのるくん」
ゆうきはみのるの上に乗り、艶やかな笑みを浮かべる。
「今日は、みのるくんをいっぱい甘やかしちゃうね」
そう言うと、ゆうきはみのるのTシャツを完全に脱がせ、床に投げ捨てた。みのるの白い肌が露わになり、ゆうきの目が獲物を見つけたかのように輝く。ゆうきは自分の服は脱がず、みのるの身体を愛おしむように撫で始めた。
ゆうきの指がみのるの胸元から下へとゆっくりと滑っていく。その度に、みのるの身体はびくりと震え、呼吸が荒くなる。ゆうきはみのるの反応を楽しみながら、さらに甘い声で囁く。
「みのるくん、気持ちいいね?」
みのるは、ゆうきの問いかけに答えることができない。ただ、その熱い視線と優しい手の動きに翻弄され、ただ身を任せることしかできなかった。
ゆうきはみのるの身体を隅々まで愛撫し、次第にその手は股間へと向かっていく。ゆうきはみのるのペニスを優しく包み込み、そしてゆっくりと、愛情を込めて、シコシコと動き始めた。
みのるは、ゆうきの巧みな手つきと、愛おしむようなまなざしに、すぐに快感の頂点へと達した。
「はぁっ、ゆうき……っ」
みのるの身体は大きく弓なりになり、熱いものがほとばしる。ゆうきは、そんなみのるの姿を満足げに見つめていた。
「もう終わり? だめだよ、まだ始まったばかりなのに」
ゆうきはそう言って、再びみのるのペニスに触れる。みのるは、疲労と快感でぐったりとしているにもかかわらず、ゆうきの優しい手つきに、再び熱を帯び始めた。
週末の夜が深まる中、みのるはゆうきの巧みな手に何度も快感の淵へと突き落とされていた。その度に、ゆうきは満足げな笑みを浮かべる。着衣のまま、みのるの身体を愛でるゆうき。みのるは、その行為に戸惑いと同時に、抗いがたい魅力を感じていた。
「ねぇ、みのるくん」
ゆうきはみのるの耳元で甘く囁いた。
「どうして、私が服を脱がないか、不思議に思ってるでしょ?」
みのるは、ドキリとして、ゆうきの顔を見つめる。ゆうきは、その瞳をじっと見つめながら、さらに続けた。
「だって、みのるくんの全部は、もう私のものなんだもん。私だけが、みのるくんのすべてを知っていて、私だけが、こんな風にみのるくんを好きにできる。そう考えると、すごく満たされるの」
ゆうきの言葉は、みのるの心を射抜いた。彼女が求めているのは、単なる肉体的な快楽ではなく、みのるという存在を完全に支配する喜びなのだと、みのるは理解した。
「それにね、脱いじゃうと、みのるくんと私、同じになっちゃうでしょ? それは、つまんない。私は、服を着たまま、みのるくんをいっぱい気持ちよくさせてあげる。それが、みのるくんにとって、一番のご褒美なんだから」
ゆうきはそう言うと、みのるの身体に再びキスを落とし、愛撫を続けた。みのるは、ゆうきの言葉に抗うことはできなかった。ゆうきの支配は、みのるにとって、甘く、心地よいものになりつつあった。
夜は更け、ゆうきの家は二人の吐息と快楽に満ちていた。みのるは、ゆうきの甘い支配に身を任せ、何度もその手の中で絶頂を経験した。ゆうきは、満足げに微笑みながら、みのるの汗ばんだ身体を優しく拭う。
「ふふ、みのるくん、こんなに可愛く蕩けちゃって」
ゆうきの言葉に、みのるは恥ずかしそうに顔を赤くする。ゆうきはそんなみのるの顔を両手で挟み、愛おしそうにキスをした。
その時、みのるはふと、部屋の片隅に視線を向けた。ベッドから少し離れた棚の上に、小さな機械が置かれているのが見えた。その機械には、赤いランプが点滅している。
「あれ、なんだろう……」
みのるが呟くと、ゆうきはみのるの視線を辿り、その機械に気づいた。ゆうきは、一瞬表情を硬くしたが、すぐにいつもの甘い笑顔に戻った。
「ああ、あれね。あれはね、私の部屋のセキュリティだよ。なんか、最近物騒だからって、お父さんがつけてくれたの」
ゆうきはそう言って、みのるの胸に顔を埋めた。
「もういいの。そんなこと気にしなくて。今は、私だけを見てて」
ゆうきの言葉に、みのるはそれ以上深く考えることはやめた。再びゆうきの甘い誘惑に囚われ、その点滅する赤い光を意識から追い払った。
しかし、その赤いランプの点滅は、ゆうきの言葉とは裏腹に、まるで何かの警告であるかのように、不気味に、そして一定のリズムで光り続けていた。
別れのキスを交わし、みのるが家路についた後、ゆうきは部屋のドアに鍵をかけた。そして、ベッドの上に置いてあった小さな機械は未だ赤いランプが点滅していた。手に取ったそれは、ゆうきが「セキュリティ」だと嘘をついた、小型の隠しカメラだった。
ゆうきはベッドに腰を下ろし、慣れた手つきで機械を操作する。画面には、先ほどまでの二人の情事が映し出されていた。
「ふふ……本当に可愛かったなぁ、みのるくん」
ゆうきは、画面の中のみのるに語りかけるように呟いた。そこには、彼女の巧みな手つきに翻弄され、甘く喘ぐみのるの姿が映っていた。その表情は、羞恥と快楽が入り混じった、ゆうきだけが見せることのできる、特別な表情だった。
「この顔、私だけのものなんだから」
ゆうきは、画面の中のみのるの喘ぎ声を聞きながら、愛おしそうに微笑む。彼女は何度も何度も、同じシーンを繰り返し再生した。みのるが快感の絶頂に達する瞬間、大きく弓なりになる身体、そして熱い吐息……。そのすべてが、ゆうきにとっては宝物だった。
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アップロードされたばかりの動画には、友人のアカウントから「いいね」が押されている。そして、複数のDMメッセージが届いていた。
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ゆうきは、スマホの画面に映る、友人たちからのDMメッセージを見つめながら呟いた。
友人からのDMに冷や汗をかいたゆうきだったが、その恐怖はすぐに新たなアイデアへと変わっていった。見られてしまったのなら、いっそ自慢してしまえばいい。可愛いみのるくんを、みんなにもっと見せつけてやろう。そう決意したゆうきの独占欲は、**「秘密の独占」から「公然の独占」**へと形を変え、さらなる暴走を始めた。
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「え、いいの? 俺、ゆうきの友達に会うの、ちょっと緊張するな……」
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「大丈夫だよ、みんな優しいから。それに、みのるくん、ほんっとに可愛いから、きっとみんなすぐに好きになっちゃうよ」
ゆうきは、その言葉の裏に隠された真の意図を隠し、満面の笑みでみのるを誘った。友人たちに「かわいい彼氏」としてみのるを紹介し、その場で弄ばれる姿を間近で見たい。そして、その反応を独り占めする優越感に浸りたい。ゆうきの頭の中は、すでにその計画でいっぱいだった。
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