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第9-3話 再会は、ノルトアイルでっ!
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最後のジャンプをして、ひらけた丘の上に着地するネムちゃん。
真夜中の空、大きな紫色の月光に照らされた小さな木の家は、まるで妖精が住んでいるんじゃないかと思うくらい幻想的だった。
この外観、そして辺り一面に咲いているのは白く小さな花。
間違いない、これはクエリちゃんの夢に出てきた風景とまったく一緒だ。
そう思った次の瞬間、小さな金属音が聞こえた。
カコン、という乾いた音に続き、古く分厚い木の扉が開く音が響く。
「えっ!?」
ノックをしたわけでも、チャイムを鳴らしたわけでもない。
私たちは、ただ家から少し離れた場所に立っていただけなのだが、家の扉が静かに開いた。
中から出てきたのは、夜光石を入れたカンテラを持った、金髪の女性。
その女性は、私たちが何か言う前に口を開いた。
「ク、クエリ……………………?」
「お、おかあさんっ!!!!」
その声を聞いたクエリちゃんが、聞いたことないくらいの大きな声で返事をした。
「ク、クエリっ!? ほ、本当にクエリなの!? あ、あぁぁぁっ!」
「おかあさんっ! おかあさぁぁんっ!!」
ネムちゃんの背中から飛び降り、一目散に駆けていくクエリちゃん。
裸足であることも構わず、丘の上に広がる花畑の中を全力で走っていく。
その目からは、月明かりによって光る涙が次々と溢れ出していた。
まだ信じられないといった表情のクエリちゃんのお母さんも、思わず手に持っていたカンテラを落とし駆け寄ってくる。
不思議だよね。
クエリちゃんが今日ここに来るなんて知らなかったはずなのに、お母さんはまるで予知していたかのよう。
でも、それは当然なのかも。
だって大好きな娘のクエリちゃんのことを夢に見ているくらいだもの。
王様から娘のことを忘れろとか、口外するなとか言われたくらいで忘れられるようなものじゃない。
母子なんだから。
真夜中のノルトアイル、寒空に浮かぶ月の元。
白い花畑の上で、クエリちゃんは両手を広げてたお母さんの胸に飛び込んだ。
「あぁ、あぁぁっ……クエリ、クエリっ……! ど、どうして……!?」
「う、うぇっ……うあぁぁっ! お、おかあさんっ、おかあさんっっ!! うわああああぁぁっ……!」
「あぁぁっ、クエリっ! 私の可愛いクエリ……! も、もう会えないと思ってた……!」
ふたりとも、涙でくしゃくしゃになったまま抱き合う。
うっ、ぐすっ。
だめだよ、こんなの泣いちゃうって。
私こういうの弱いんだよぉぉう。
ひ、引き裂かれた母子が涙の再会って、もーその言葉を聞いただけでボロ泣きしちゃうよ!
うぅぅぅ、涙がとまらないぃぃぃぃい。
こんな顔をネムちゃんに見られたら何て言われるか…………
と、思ったらネムちゃんは私なんか比べ物にならないくらい大号泣してた。
「う、うおぉおおいおい……よ、よかったなぁ、お姫様……ホントに良かったなぁぁ……!」
「うわぁ……ちょっとネムちゃん、私より泣いてるじゃん……」
「そりゃそうだろぉ! 王様の命令で引き裂かれた母子の、感動の再会だぞ!? こんなん泣くに決まってるってーの! うぉぉぉん!」
「あ、あーあー……鼻水出まくってるじゃん……」
低いイケボが台無しなくらいにわんわん泣いているネムちゃんの大きな頭を、私はよしよしと撫でてあげた。
こんなでっかい身体のネムちゃんが号泣しているのって、すんごいギャップだね。
2人して目の前で起こった感動の再会に涙を流していると、しばらくしてクエリちゃんのお母さんが顔を上げるのが見えた。
「クエリ……連れて行かれてから、酷い事はされなかったかい?」
「うんっ、大丈夫だよ、おかあさんっ……!」
「あぁっ……1年間会えなかったうちに、こんなにも大きくなって……! う、うぅっ……!」
「あのねっ、あそこにいる……聖女さまと、ネムちゃん様がわたしをここに連れてきてくれたの……!」
「えっ? せ、聖女様……?」
『聖女』という言葉を聞き、クエリちゃんのお母さん羽織っていたストールのようなものでしきりに涙を拭いながら立ち上がった。
力いっぱいにしがみついているクエリちゃんを抱き上げると、乱れた髪を少し整えながらこちらに歩いてきた。
「あ、あのっ……娘に会わせてくださって、本当にありがとうございます……私はクエリの母親でマドラ……マドラ=ヴェルダと申します。あなた方は……?」
クエリちゃんのお母さん……マドラさんは私とネムちゃんを交互に見つめてきた。
私はともかく、ネムちゃんは幻獣モードの大きな身体のままなので警戒されると思っていたけれど、クエリちゃんを連れてきた人物として受け入れてくれているようだ。
「俺はネム。『悪夢』を食べる幻獣だ。俺たちはレアリーダの国王に依頼されてそこのクエリ姫に出会ったんだが、偶然お姫様があんたと離れ離れにされた事を知ってな。国王のところから、奪ってきた」
「あぁっ、そうだったのですね……! 仰るとおり、私とクエリは1年前に国王様の命令で離れ離れにされてしまいました……もう二度と会えないと思っていたのに、こうしてまたこの子を抱きしめられる日が来るなんて……っ!」
そう言っているうちに、再びマドラさんの目からポロポロと涙が溢れ出した。
クエリちゃんはお母さんに会えたのがあまりに嬉しかったようで、お顔をマドラさんの胸元に埋めてしがみついている。
うう、やっぱり見てるだけで泣けてきちゃう。
それはネムちゃんも同じだったようで、すびっと鼻水を啜る音が聞こえる。
「お、お礼なら、俺の相棒に言ってやってくれ。あんたたちの事を知って王城から追われそうになった時、お姫様を連れ出したのはこいつの判断だったからなっ」
ちょっと喉にかかったような、泣くのをガマンしているような声でネムちゃんが私の方を視線で指し示してくれた。
んふふ、ネムちゃん泣きそうなのを必死に堪えてるね。
ほんとに涙もろいんだから。
マドラさんは私の方に向き直ると、改めて深々と頭を下げてきた。
「本当に、本当にありがとうございます……お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
顔を上げ、まるで神様を見るかのような目で私の顔を見つめているマドラさん。
これは、悪い王様からクエリちゃんを助け、お母さんの元まで送り届けた謎の聖女が自己紹介をする場面!
ここはビシッとカッコよく決めなければ!
私は一歩前へ出ると、片手を胸元に当て、淑女がするようなポーズでお辞儀をしてみせた。
「はじめまして、マドラさん。私は『悪夢祓いの聖女』でぶえぇえぇっくしょぉい!!!」
自己紹介をしようとした矢先、特大のクシャミが出た。
「……っくしゅん! ふ、ふぇ……さっ、寒いいいいいっ!! ご、ごめんなさいマドラさんっ! わた、わたしあのっ、ピルタって言ぶえっくしょおおおい! あーーーもうだめっ! 寒すぎるぅぅぅっ!」
「…………あぁ、そういやお前、凍えてたんだったな」
呆れたような声でツッコむネムちゃんに、私はうらめしさ満点の視線を突き刺し叫ぶ。
「だ、だから私はネムちゃんみたいに毛皮に覆われてるワケじゃないって言ってるでしょおおっ! う、ううう、ううぅぅっ、寒いよーーーーっ!!」
「やれやれ、肝心なところでシマらねぇなぁ、お前ってよ……」
「あ、あの、聖女様っ! よろしければ、我が家の中にお入りくださいませ。すぐに温かな飲み物を用意しますのでっ」
見かねたマドラさんが、おうちに入るように促してくれた。
おぉ……おぉぉ……なんという慈愛……!
私みたいな修道女さんの服を盗んで着ているような私と違い、あなた様こそがまことの聖女でございましゅ……。
真夜中の空、大きな紫色の月光に照らされた小さな木の家は、まるで妖精が住んでいるんじゃないかと思うくらい幻想的だった。
この外観、そして辺り一面に咲いているのは白く小さな花。
間違いない、これはクエリちゃんの夢に出てきた風景とまったく一緒だ。
そう思った次の瞬間、小さな金属音が聞こえた。
カコン、という乾いた音に続き、古く分厚い木の扉が開く音が響く。
「えっ!?」
ノックをしたわけでも、チャイムを鳴らしたわけでもない。
私たちは、ただ家から少し離れた場所に立っていただけなのだが、家の扉が静かに開いた。
中から出てきたのは、夜光石を入れたカンテラを持った、金髪の女性。
その女性は、私たちが何か言う前に口を開いた。
「ク、クエリ……………………?」
「お、おかあさんっ!!!!」
その声を聞いたクエリちゃんが、聞いたことないくらいの大きな声で返事をした。
「ク、クエリっ!? ほ、本当にクエリなの!? あ、あぁぁぁっ!」
「おかあさんっ! おかあさぁぁんっ!!」
ネムちゃんの背中から飛び降り、一目散に駆けていくクエリちゃん。
裸足であることも構わず、丘の上に広がる花畑の中を全力で走っていく。
その目からは、月明かりによって光る涙が次々と溢れ出していた。
まだ信じられないといった表情のクエリちゃんのお母さんも、思わず手に持っていたカンテラを落とし駆け寄ってくる。
不思議だよね。
クエリちゃんが今日ここに来るなんて知らなかったはずなのに、お母さんはまるで予知していたかのよう。
でも、それは当然なのかも。
だって大好きな娘のクエリちゃんのことを夢に見ているくらいだもの。
王様から娘のことを忘れろとか、口外するなとか言われたくらいで忘れられるようなものじゃない。
母子なんだから。
真夜中のノルトアイル、寒空に浮かぶ月の元。
白い花畑の上で、クエリちゃんは両手を広げてたお母さんの胸に飛び込んだ。
「あぁ、あぁぁっ……クエリ、クエリっ……! ど、どうして……!?」
「う、うぇっ……うあぁぁっ! お、おかあさんっ、おかあさんっっ!! うわああああぁぁっ……!」
「あぁぁっ、クエリっ! 私の可愛いクエリ……! も、もう会えないと思ってた……!」
ふたりとも、涙でくしゃくしゃになったまま抱き合う。
うっ、ぐすっ。
だめだよ、こんなの泣いちゃうって。
私こういうの弱いんだよぉぉう。
ひ、引き裂かれた母子が涙の再会って、もーその言葉を聞いただけでボロ泣きしちゃうよ!
うぅぅぅ、涙がとまらないぃぃぃぃい。
こんな顔をネムちゃんに見られたら何て言われるか…………
と、思ったらネムちゃんは私なんか比べ物にならないくらい大号泣してた。
「う、うおぉおおいおい……よ、よかったなぁ、お姫様……ホントに良かったなぁぁ……!」
「うわぁ……ちょっとネムちゃん、私より泣いてるじゃん……」
「そりゃそうだろぉ! 王様の命令で引き裂かれた母子の、感動の再会だぞ!? こんなん泣くに決まってるってーの! うぉぉぉん!」
「あ、あーあー……鼻水出まくってるじゃん……」
低いイケボが台無しなくらいにわんわん泣いているネムちゃんの大きな頭を、私はよしよしと撫でてあげた。
こんなでっかい身体のネムちゃんが号泣しているのって、すんごいギャップだね。
2人して目の前で起こった感動の再会に涙を流していると、しばらくしてクエリちゃんのお母さんが顔を上げるのが見えた。
「クエリ……連れて行かれてから、酷い事はされなかったかい?」
「うんっ、大丈夫だよ、おかあさんっ……!」
「あぁっ……1年間会えなかったうちに、こんなにも大きくなって……! う、うぅっ……!」
「あのねっ、あそこにいる……聖女さまと、ネムちゃん様がわたしをここに連れてきてくれたの……!」
「えっ? せ、聖女様……?」
『聖女』という言葉を聞き、クエリちゃんのお母さん羽織っていたストールのようなものでしきりに涙を拭いながら立ち上がった。
力いっぱいにしがみついているクエリちゃんを抱き上げると、乱れた髪を少し整えながらこちらに歩いてきた。
「あ、あのっ……娘に会わせてくださって、本当にありがとうございます……私はクエリの母親でマドラ……マドラ=ヴェルダと申します。あなた方は……?」
クエリちゃんのお母さん……マドラさんは私とネムちゃんを交互に見つめてきた。
私はともかく、ネムちゃんは幻獣モードの大きな身体のままなので警戒されると思っていたけれど、クエリちゃんを連れてきた人物として受け入れてくれているようだ。
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「あぁっ、そうだったのですね……! 仰るとおり、私とクエリは1年前に国王様の命令で離れ離れにされてしまいました……もう二度と会えないと思っていたのに、こうしてまたこの子を抱きしめられる日が来るなんて……っ!」
そう言っているうちに、再びマドラさんの目からポロポロと涙が溢れ出した。
クエリちゃんはお母さんに会えたのがあまりに嬉しかったようで、お顔をマドラさんの胸元に埋めてしがみついている。
うう、やっぱり見てるだけで泣けてきちゃう。
それはネムちゃんも同じだったようで、すびっと鼻水を啜る音が聞こえる。
「お、お礼なら、俺の相棒に言ってやってくれ。あんたたちの事を知って王城から追われそうになった時、お姫様を連れ出したのはこいつの判断だったからなっ」
ちょっと喉にかかったような、泣くのをガマンしているような声でネムちゃんが私の方を視線で指し示してくれた。
んふふ、ネムちゃん泣きそうなのを必死に堪えてるね。
ほんとに涙もろいんだから。
マドラさんは私の方に向き直ると、改めて深々と頭を下げてきた。
「本当に、本当にありがとうございます……お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
顔を上げ、まるで神様を見るかのような目で私の顔を見つめているマドラさん。
これは、悪い王様からクエリちゃんを助け、お母さんの元まで送り届けた謎の聖女が自己紹介をする場面!
ここはビシッとカッコよく決めなければ!
私は一歩前へ出ると、片手を胸元に当て、淑女がするようなポーズでお辞儀をしてみせた。
「はじめまして、マドラさん。私は『悪夢祓いの聖女』でぶえぇえぇっくしょぉい!!!」
自己紹介をしようとした矢先、特大のクシャミが出た。
「……っくしゅん! ふ、ふぇ……さっ、寒いいいいいっ!! ご、ごめんなさいマドラさんっ! わた、わたしあのっ、ピルタって言ぶえっくしょおおおい! あーーーもうだめっ! 寒すぎるぅぅぅっ!」
「…………あぁ、そういやお前、凍えてたんだったな」
呆れたような声でツッコむネムちゃんに、私はうらめしさ満点の視線を突き刺し叫ぶ。
「だ、だから私はネムちゃんみたいに毛皮に覆われてるワケじゃないって言ってるでしょおおっ! う、ううう、ううぅぅっ、寒いよーーーーっ!!」
「やれやれ、肝心なところでシマらねぇなぁ、お前ってよ……」
「あ、あの、聖女様っ! よろしければ、我が家の中にお入りくださいませ。すぐに温かな飲み物を用意しますのでっ」
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