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…あと何分?頑張るとは言ったけどやっぱり辛いものは辛い。蓮さんの気配は相変わらず感じるけどどんな顔で俺のこと見てるんだろう。いや見てないかもしれない…他のことをしてるかも…。足に疲労が溜まってきて、思考までネガティブになってきている。
声が聞きたい、顔が見たい。少しでもいいから聞いて、見て、安心したい。
「ッはぁ、はぁ、…」
息がしづらい…。くるしい。あと何分だろう、もう耐えられない。
生理的な涙が流れてくる。泣きたくないのに、蓮さんにこんなことで泣くsubって思われたくないのに…。蓮さんはそんなこと思わないって、知ってるはずなのに沈んでいく思考は止まることを知らない。
corner中で涙を拭うこともできないまま泣いたことで余計苦しくなった呼吸を戻そうと頑張るが、意識をすればするほど苦しくなっていく。
「はぁ、はぁ、ッング、かひゅっ」
ああ、だめだ息ができない。セーフワード…そう考えた瞬間だった。
「晴くん、」
蓮さん…、蓮さんの声を聞いて安心したのか呼吸が戻ってきた。俺の呼吸が落ち着いたのを確認してから蓮さんが口を開く
「あと3分、頑張れる?」
蓮さんが俺のことを見てくれていたのが嬉しくて、corner中なのに、お仕置き中なのに声をかけてくれたことに安心してさっきとは別の意味の涙が溢れる。
コクコクと首を縦に振って、あと3分頑張ろうと拳をギュッと握った。
それを見たのか見てないのか、「いい子だね」と言ってまた沈黙が訪れた。
それでもさっきとは違う。蓮さんが僕のことをしっかり見てくれてるってわかったから。そう思うと3分なんてあっという間だった。
声が聞きたい、顔が見たい。少しでもいいから聞いて、見て、安心したい。
「ッはぁ、はぁ、…」
息がしづらい…。くるしい。あと何分だろう、もう耐えられない。
生理的な涙が流れてくる。泣きたくないのに、蓮さんにこんなことで泣くsubって思われたくないのに…。蓮さんはそんなこと思わないって、知ってるはずなのに沈んでいく思考は止まることを知らない。
corner中で涙を拭うこともできないまま泣いたことで余計苦しくなった呼吸を戻そうと頑張るが、意識をすればするほど苦しくなっていく。
「はぁ、はぁ、ッング、かひゅっ」
ああ、だめだ息ができない。セーフワード…そう考えた瞬間だった。
「晴くん、」
蓮さん…、蓮さんの声を聞いて安心したのか呼吸が戻ってきた。俺の呼吸が落ち着いたのを確認してから蓮さんが口を開く
「あと3分、頑張れる?」
蓮さんが俺のことを見てくれていたのが嬉しくて、corner中なのに、お仕置き中なのに声をかけてくれたことに安心してさっきとは別の意味の涙が溢れる。
コクコクと首を縦に振って、あと3分頑張ろうと拳をギュッと握った。
それを見たのか見てないのか、「いい子だね」と言ってまた沈黙が訪れた。
それでもさっきとは違う。蓮さんが僕のことをしっかり見てくれてるってわかったから。そう思うと3分なんてあっという間だった。
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