13 / 13
12話
しおりを挟む
次の日は早朝からレオが来て
持ってきたショートソードを自慢してきた
何やらオーレスの家紋入りの一級品だそうだ、ってかなんでレオはこんなにはしゃいでるんだ?
「ついに俺たちの冒険が始まるぞ! シリウスもわくわくしてるだろ?」
「ぜんぜんだ! ゴブリン退治なんて行きたくない……」
「シリウスの剣だ、俺のおさがりだが大切にしろよ」と兄がショートソードを渡してきた
「本当に今日は見学だけ?」
「と思うけど、父さんのことだからわからないがな」
「行くぞ! 先頭は俺、次にシリウスとレオ、最後をバージルのフォーメーションで行くから、しっかりついてこいよ」父は意気揚々と出発した
森に入りしばらく進むと
「いたぞ! お前たちはここで待て、バージル昨日と同じで行くぞ」
「了解!」
3匹のゴブリンがいた、父と兄はサッと移動し一気に斬り伏せた
「おい! シリウス、レオ魔石を取り出してみろ」
「イヤだ!」
「お前はまだビビってるのか? いいからやれ、なれとかないと後で苦労するぞ」
強制的にやらされる事になった……
先に兄が手本を見せてくれた、レオの子供が無邪気にナイフを刺している絵面よりはマシだが、やはりグロい
「ひ~! 気持ち悪い、なんでこんなに柔かいんだ」
ナイフが抵抗なく入る、硬めのプリンをスプーンですくうぐらいの感触だ
「ちんたらするな!
魔物は腐敗が早いから素早くしないと腐って
それが地面にしみたら瘴気が溜まっていくぞ
魔石を取り終わったら油を撒いて燃やせ
魔法で燃やしてもいいが何があるか分からんから魔力は温存しとけ」
我慢して魔石を取り出して腐敗していくゴブリンに油を撒き
それからも10匹ほど処分していき昼食になった
グロいシーンの連続だったが疲れのせいかお腹は減っていた
持ってきた昼食を食べながら父は
「じゃあ、昼からはシリウスとレオも攻撃に参加してみろ」と言い出した……
「Sorry悪いが聞こえないよ耳にバナナが入っていてな」
「……?入ってないぞ」
7歳に魔物と戦えって親いるか普通?馬鹿なの?死ぬの?
イヤだ、イヤだとわめいてみたが効果はなかった
ドキドキわくわくが顔から出ているレオに
「無理なら俺に任せとけ!」と言われ
さすがにちゃんとしないとと思えた
「いたぞ! ちょうど2匹いるから1匹づつ仕留めろ、俺たちが補助につくから心配するな」
身を潜め近づいていく、見慣れてきた見た目だが今から戦うと思うと凶悪な顔に見える
「いまだ行け!」
父の号令とともに飛び出し斬りつける
「グギイィィー」
父や兄と違い1撃で討ち取ることはできなかったが2撃で仕留めた。
気持ち悪い……
手に残るぶ厚い魚肉ソーセージを切るような感触……
「は……吐く、うえぇぇ」昼ごはんを全部吐いた
「まったく、レオを見てみろ」
「やった~! 倒したぞー!」
レオは倒した喜びを全身で表していた
テンションの高いレオと違い僕はまだ手に残る感触が気持ち悪かった……
この日の駆除はここまでになり
家に帰り、すぐに父と一緒に風呂に入った
「シリウスは弓をやってみるか?」
今日の僕の様子をみた父からの提案なのだろう
「弓か……考えてみようかな」
「母さんは弓の名人だったんだぞ、百発百中の腕前だ、教えて貰ってみろ」「……うん、聞いてみる」
あの生きた肉を切る感触はキツい、
前世があるからなのか?
レオはなんともなく喜んでいたし……
「レオはどうしてあんなに喜んでいたんだろう」ポツリとこぼすと
「レオはもともと領主の子で三男だから男子がいない従弟の家
ここの村長の家の養子に来たんだ
最初はいらないから家を出されたと思っていたみたいで
かなり不貞腐れていた、ちょうどお前と喧嘩して怒られる前ぐらいだな
最近は実家に認められたいと頑張ってるみたいで
ゴブリン駆除の話を村長にしたときも、自分から参加したいと言ってきたぞ」
「すげえなぁ……おとなだな……」
前世持ちの僕なんかよりよっぽど……
夕食のときに母に話、次の日からポーターをしていた母から後衛の戦い方と弓を教わることになった
母の修行は朝早くから始まった
理由?いつもの地獄の特訓の前にするからだよ……
「母さんはポーターだったから
本職の弓使いの戦い方ははっきりとはわからないけど
確実に言えることは自分が怪我をしてはならないってことね
後衛の役目は援護射撃と逃げ道の確保をすることなの
逃げ道の確保の方がはるかに優先順位が高いのよ」
「逃げ道を作って、逃げてくる仲間の援護をする
それが1番重要な仕事
前衛は倒すことを考え後衛は生き残ることを考える
頼りになる後衛がいるとパーティの生存率が劇的に向上するのよ」
先ずは役割の説明から始まった
母が使っていたショートボウをもらい、持ってみたが約1メートルもあるので130センチほどの僕の身長だとかなりデカい
これで射った矢を50メートル先の的に当てる
これをまずは100本
1ヶ月ほどたつと+50本
さらに1ヶ月たつと25メートル先に右中左と3つの的があり
母の号令に従い射っていく
さらにさらに1ヶ月たつと的が8個になり言われた番号に素早く射る
どんどん的も本数も増えていく……
どうやら両親そろってスパルタ教育らしい……
持ってきたショートソードを自慢してきた
何やらオーレスの家紋入りの一級品だそうだ、ってかなんでレオはこんなにはしゃいでるんだ?
「ついに俺たちの冒険が始まるぞ! シリウスもわくわくしてるだろ?」
「ぜんぜんだ! ゴブリン退治なんて行きたくない……」
「シリウスの剣だ、俺のおさがりだが大切にしろよ」と兄がショートソードを渡してきた
「本当に今日は見学だけ?」
「と思うけど、父さんのことだからわからないがな」
「行くぞ! 先頭は俺、次にシリウスとレオ、最後をバージルのフォーメーションで行くから、しっかりついてこいよ」父は意気揚々と出発した
森に入りしばらく進むと
「いたぞ! お前たちはここで待て、バージル昨日と同じで行くぞ」
「了解!」
3匹のゴブリンがいた、父と兄はサッと移動し一気に斬り伏せた
「おい! シリウス、レオ魔石を取り出してみろ」
「イヤだ!」
「お前はまだビビってるのか? いいからやれ、なれとかないと後で苦労するぞ」
強制的にやらされる事になった……
先に兄が手本を見せてくれた、レオの子供が無邪気にナイフを刺している絵面よりはマシだが、やはりグロい
「ひ~! 気持ち悪い、なんでこんなに柔かいんだ」
ナイフが抵抗なく入る、硬めのプリンをスプーンですくうぐらいの感触だ
「ちんたらするな!
魔物は腐敗が早いから素早くしないと腐って
それが地面にしみたら瘴気が溜まっていくぞ
魔石を取り終わったら油を撒いて燃やせ
魔法で燃やしてもいいが何があるか分からんから魔力は温存しとけ」
我慢して魔石を取り出して腐敗していくゴブリンに油を撒き
それからも10匹ほど処分していき昼食になった
グロいシーンの連続だったが疲れのせいかお腹は減っていた
持ってきた昼食を食べながら父は
「じゃあ、昼からはシリウスとレオも攻撃に参加してみろ」と言い出した……
「Sorry悪いが聞こえないよ耳にバナナが入っていてな」
「……?入ってないぞ」
7歳に魔物と戦えって親いるか普通?馬鹿なの?死ぬの?
イヤだ、イヤだとわめいてみたが効果はなかった
ドキドキわくわくが顔から出ているレオに
「無理なら俺に任せとけ!」と言われ
さすがにちゃんとしないとと思えた
「いたぞ! ちょうど2匹いるから1匹づつ仕留めろ、俺たちが補助につくから心配するな」
身を潜め近づいていく、見慣れてきた見た目だが今から戦うと思うと凶悪な顔に見える
「いまだ行け!」
父の号令とともに飛び出し斬りつける
「グギイィィー」
父や兄と違い1撃で討ち取ることはできなかったが2撃で仕留めた。
気持ち悪い……
手に残るぶ厚い魚肉ソーセージを切るような感触……
「は……吐く、うえぇぇ」昼ごはんを全部吐いた
「まったく、レオを見てみろ」
「やった~! 倒したぞー!」
レオは倒した喜びを全身で表していた
テンションの高いレオと違い僕はまだ手に残る感触が気持ち悪かった……
この日の駆除はここまでになり
家に帰り、すぐに父と一緒に風呂に入った
「シリウスは弓をやってみるか?」
今日の僕の様子をみた父からの提案なのだろう
「弓か……考えてみようかな」
「母さんは弓の名人だったんだぞ、百発百中の腕前だ、教えて貰ってみろ」「……うん、聞いてみる」
あの生きた肉を切る感触はキツい、
前世があるからなのか?
レオはなんともなく喜んでいたし……
「レオはどうしてあんなに喜んでいたんだろう」ポツリとこぼすと
「レオはもともと領主の子で三男だから男子がいない従弟の家
ここの村長の家の養子に来たんだ
最初はいらないから家を出されたと思っていたみたいで
かなり不貞腐れていた、ちょうどお前と喧嘩して怒られる前ぐらいだな
最近は実家に認められたいと頑張ってるみたいで
ゴブリン駆除の話を村長にしたときも、自分から参加したいと言ってきたぞ」
「すげえなぁ……おとなだな……」
前世持ちの僕なんかよりよっぽど……
夕食のときに母に話、次の日からポーターをしていた母から後衛の戦い方と弓を教わることになった
母の修行は朝早くから始まった
理由?いつもの地獄の特訓の前にするからだよ……
「母さんはポーターだったから
本職の弓使いの戦い方ははっきりとはわからないけど
確実に言えることは自分が怪我をしてはならないってことね
後衛の役目は援護射撃と逃げ道の確保をすることなの
逃げ道の確保の方がはるかに優先順位が高いのよ」
「逃げ道を作って、逃げてくる仲間の援護をする
それが1番重要な仕事
前衛は倒すことを考え後衛は生き残ることを考える
頼りになる後衛がいるとパーティの生存率が劇的に向上するのよ」
先ずは役割の説明から始まった
母が使っていたショートボウをもらい、持ってみたが約1メートルもあるので130センチほどの僕の身長だとかなりデカい
これで射った矢を50メートル先の的に当てる
これをまずは100本
1ヶ月ほどたつと+50本
さらに1ヶ月たつと25メートル先に右中左と3つの的があり
母の号令に従い射っていく
さらにさらに1ヶ月たつと的が8個になり言われた番号に素早く射る
どんどん的も本数も増えていく……
どうやら両親そろってスパルタ教育らしい……
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
異世界転生特典『絶対安全領域(マイホーム)』~家の中にいれば神すら無効化、一歩も出ずに世界最強になりました~
夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が転生時に願ったのは、たった一つ。「誰にも邪魔されず、絶対に安全な家で引きこもりたい!」
その切実な願いを聞き入れた神は、ユニークスキル『絶対安全領域(マイホーム)』を授けてくれた。この家の中にいれば、神の干渉すら無効化する究極の無敵空間だ!
「これで理想の怠惰な生活が送れる!」と喜んだのも束の間、追われる王女様が俺の庭に逃げ込んできて……? 面倒だが仕方なく、庭いじりのついでに追手を撃退したら、なぜかここが「聖域」だと勘違いされ、獣人の娘やエルフの学者まで押しかけてきた!
俺は家から出ずに快適なスローライフを送りたいだけなのに! 知らぬ間に世界を救う、無自覚最強の引きこもりファンタジー、開幕!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる