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第一章
わたしは…ときめき
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佐倉くんの突然の告白。
『ご、ごめんね。今は受験に集中しなくちゃ…。』
そう、わたしは柴野くんと別れたばかりだったのだ。
「うん、付き合うのは試験が終わってからでいい。取り敢えず気持ち伝えておきたかったから。」
『そ、そっか。ありがとう。』
いきなりでビックリしたわたしは取り敢えずお礼を言って、帰ろうとしたら、
「手。」
『えっ、』
「手繋いで遠回りして帰ろう。」
公園を一周回ってから帰ろうと言ってきたのだ。
そ、それくらいならお友達としても大丈夫かなと思い、頷いた。
佐倉くんは満足げに微笑んでわたしの手を取り、自分のコートのポッケにスポンっと入れた。
グイっと引き寄せられる形になって急に距離が近くなる。
ドキドキする鼓動が止まらない。
佐倉くんの顔が近い…ま、まつ毛長いんだなぁ。
泣きホクロが可愛いなぁ…なんてまじまじ見てると。
フイっ。
「あんまり見られると恥ずかしい。」
そっぽ向いて照れてる…。
普段真面目な優等生の佐倉くんが不意に見せる可愛いギャップにわたしは完全に恋に落ちていた。
ときめきの帰り道でした。
『ご、ごめんね。今は受験に集中しなくちゃ…。』
そう、わたしは柴野くんと別れたばかりだったのだ。
「うん、付き合うのは試験が終わってからでいい。取り敢えず気持ち伝えておきたかったから。」
『そ、そっか。ありがとう。』
いきなりでビックリしたわたしは取り敢えずお礼を言って、帰ろうとしたら、
「手。」
『えっ、』
「手繋いで遠回りして帰ろう。」
公園を一周回ってから帰ろうと言ってきたのだ。
そ、それくらいならお友達としても大丈夫かなと思い、頷いた。
佐倉くんは満足げに微笑んでわたしの手を取り、自分のコートのポッケにスポンっと入れた。
グイっと引き寄せられる形になって急に距離が近くなる。
ドキドキする鼓動が止まらない。
佐倉くんの顔が近い…ま、まつ毛長いんだなぁ。
泣きホクロが可愛いなぁ…なんてまじまじ見てると。
フイっ。
「あんまり見られると恥ずかしい。」
そっぽ向いて照れてる…。
普段真面目な優等生の佐倉くんが不意に見せる可愛いギャップにわたしは完全に恋に落ちていた。
ときめきの帰り道でした。
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