きみと明日の約束をしないで

おく

文字の大きさ
31 / 45

#26 あとの仕事

しおりを挟む
 翌朝、ユーゴは火兎と四足の魔物に腹と顔をそれぞれ踏まれたのち、若いメイドによって部屋に拘束されるという盛りだくさんのイベントで起床を果たした。曰く、エドモントの騎士が階下に来ているという。

「どういうことだ?」

 ユーゴは首をかしげたが、理由を聞いて納得した。彼らはルーファスをたしかに受け取ったこと、それからやむをえないとはいえ、邸内で勝手を働いたことを謝罪していったそうだ。案の定ミュッセン国王には話が通っているという。苦情があるなら好きにすればいいけど他国の大罪人をかくまった罪はどう釈明するのかな? おたくの主人の立場が悪くなろうとこっちには関係ないけどね? ん? という声が聞こえてくるようだった。

「こちらが謝礼です」

 晴れてユーゴはミュッセン国内でも追われ人になったわけだ。物々しい空気をまとってメイドやコックたちが武装準備を進めていくなか、プレジスがユーゴに用意したのはでっぷりと肥え太った革の袋だった。おそるおそる開いてみると綴じ口ぎりぎりまで金貨が詰まっている。それから、と彼はスケッチブックをさしだした。
「こちらをジーン様よりお預かりしています」
 見覚えのあるそれは、しばしばジーンが持ち歩いていたものだ。花や景色、人物などに混ざって、何かのデザインの草案と思われるものがある。ルーファスやユーゴの絵もあり、そのうちの一枚に、ユーゴはふと目を留めた。
 プレジスが続ける。

「ジーン様の作品は、特に貴族階級のご婦人方に大変愛されています。もし足りないようであればこちらを売るようにと」
「待て待て待て」

 スケッチブックを閉じて、ユーゴはプレジスをさえぎった。もしかしなくても彼は、これから自分たちのおこなうことにまきこむまいとユーゴを追いだそうとしているのだ。似た者主従め、とユーゴは内心で舌打ちする。
「こんな真昼間から押しかけたところで返り討ちに遭うだけだって、あんたたちだってわかってるんだろ。ジーンのやつがそういう類の命令をするやつだとは、おれには思えねえけど」
 ユーゴは火兎と四足の魔物から聞いた話をしてやった。このために彼らはユーゴを叩き起こそうとしたらしかった。プレジスが子どものように目を丸くする。

「かれらの言葉が、わかるのですか?」
「…もう一回同じのやれるか?」

 ユーゴはそばで行儀よく待機していた火兎と四足の魔物に指でジェスチャーした。火兎がかしこそうにコクコクとうなずいて四足の魔物とともに小芝居をはじめる。
 それはルーファスと子狐がミュッセン城に侵入し、ジーンを救出するまでの流れだった。敷地内はおろか邸内にまで侵入を許したのは子狐のしわざだったのだ。おかげで侵入者に状況を説明されるという間のぬけた朝を迎えることになったわけだが。
「おれ、よく見つからなかったよな」
「おそらく四祖さまがお出になる前に扉を隠してくださったのでしょう」
「隠す?」

 そこでユーゴは初めて自分たちの部屋がいわゆる「隠し部屋」と呼ばれる場所であったことを知った。ジーンが子狐とともに別邸に戻ったのはそれからほどなくしてのことだ。
「積もる話はあるとは思うが、あとだ」
 仮面はなく、髪を切られ、ほぼ裸同然の姿をしている。変わり果てた主人の姿に家の者たちは誰もが憤りあるいは嘆いたが、ジーンはむしろ彼らを励ますようにしててきぱきと仕事をふりわけていった。

「ルーファス王子のこと、申し訳なかったね」

 ひと段落ついたところで、身なりをととのえたジーンがユーゴに詫びる。なんでだよ、とユーゴは返した。魔物たちから聞いた、ここを去る直前のルーファスの様子をジーンにも話してやる。
「おれはルーファスの身内でもなけりゃお付きの騎士でもない。あいつが目的を果たすために雇われただけの傭兵だ。あいつが自分で考えて判断したことなんだから、あんたがおれに謝ることはひとつもねえだろ」
 ルーファスが建物の中にいるユーゴたちをかばって従ったのだろうことは想像がつく。それでもユーゴはルーファスを「助けに」いくつもりはなかった。ユーゴはエドモントにとっての敵だが、その王子であるルーファスはそうではないからだ。
 ジーンがくすっと笑う。

「相手の意思を尊重する。とても大切なことだ。ユーゴ、きっとそれがきみの愛し方なのだろう。だが、ならばなぜ俺にはきみが、まるで置いていかれて拗ねている子どものように見えるのだろうね?」
「拗ねてねーっつの。でも、そう見えるとしたら、たぶん、あいつといた時間がそれだけ長かったってことなんじゃねえの」

 四祖エドモントだからあの夜、自分はルーファスに出会ったのだろうかと、そんな考えがちらりとユーゴの脳裏をよぎった。だって子狐はジーンが生まれたときからジーンを知っていたと言った。そんなふうに、自分たちの出会いも自分たちのしらない何かによって決まっていたのだろうか。

(あいつがおれを好きだっていうのも――)

 これでよかったじゃないかと思う。一国の王子様と王子様を誘拐した傭兵。手遅れになるまえに離れる理由ができたのだから。
 顔を上げ、ユーゴはスケッチブックと金貨の入った袋を示す。
「プレジスが報酬をくれたけど、あんたとしては二人分のつもりだったんだろ」
「そうだが、……」
 めずらしく、困ったような顔でジーンがうなった。子狐と何やら視線を合わせるのへ、ユーゴは「なんだよ」と眉根を寄せる。

「返せっていうなら返すけど」
「そうじゃない。実は、ユーゴ。俺はこれからここを離れて、あの魔物を退治しに行こうと思っているんだ」

 曰く、子狐はそのためのアイテムなのだという。それでも飲みこめずにいるユーゴの前、子狐が弓に姿を変えて見せた。
『ボクは平和を愛する小動物だからね! 後方からひかえめに支援するよ!』
「……」
 じっとユーゴは弓を見つめる。白銀の優美なシルエットはやや華奢に見えるが、四祖が変じただけあってモノ自体がいいのは間違いない。弓もこだわればきりがないというし、ジーンも弓は初めてだというが、きっとすぐに慣れるだろう。
(エドモントが火で、ヤンガルドが風。そうか、ドハラがやけに身軽だったのは風を使ってたからか。あのやろー、イカサマじゃねーか。で、スイファンは水か)
 ライン河の水をあやつっていたのはスイファンの力だったのだ。それらをふまえた上で、あらためてユーゴは四祖ミュッセンの属性を思いおこした。

(地、カンケーねーじゃん)

 ふりおろせばあたり一帯の岩盤をひっくりかえすような巨大ハンマーでもなく、もしくははるか先まで大地を割るような豪快な大剣でもなく、弓。弓かあ。
 弓が言った。
『なんでそこで目をそらすのかな、エディ?』
「べつに」
 しょぼいなとかちょっとイメージと違うななんて思ってない。

「それで、ユーゴ」

 ジーンが話を戻した。
「もしきみさえよければなんだが、俺と再契約を結ばないか?」
「あんたと?」
「ああ、俺といることでしばらくあちこちで指をさされることになるだろうけれど。何しろ俺は魔物を操って国内に謎の病をもたらし、この国を滅ぼそうとしているらしいからね」
「あんた、よく生きて帰ってきたよな」
 傷そのものはなぜか消えていたものの、あのありさまを見れば、彼が王城で相当過酷な目に遭っただろうことは聞かずともわかる。

「ああ、俺もそう思う」

 ジーンが少年のように破顔した。それからユーゴは、ミュッセンがヤンガルドと同じく魔にのまれかけていたことを知る。城の人間たちがそのさい魔物に変わり、ジーンたちを襲ってきたこと。ルーファスがアーガンジュを発現させてジーンたちを守ったこと。
「とても美しかった。このまま何もできずに死ぬのかと、自分がひどく情けなくなったよ。覚悟のうえだったはずなのに。俺もあんなふうに守ることができればいいのにと思った」
「……」
「あくまでも俺の予想に過ぎないが、もしかしたら近く王の代替わりがあるかもしれない。そのとき何がどのようになるのか俺には想像できないが、……“ユージーン”として今できることをやっておきたいんだ」
「魔物退治か」
 ユーゴはニッと笑った。契約成立。プレジスたちとの打ち合わせをすませ、さっそく行動を開始した。



       *


 以前探しにいったのは何だったのかと思うほどに、黒い魔物とのエンカウント数は日ごとに増えていくようだった。まずはジーンが弓で敵勢を減らし、その後ユーゴが接近戦でしとめる、というパターンになった。
『それだけ創世神の腐食が進んでるってことだよ』
 はむはむと焼きあがったばかりの魚を食みながら、子狐が言った。

『スイファンとヤンガルド、エディにボク。創世神自身が人間に対してずいぶん気分を害しているんだ。これからどうにかしていこうと思っても、ボクらだけじゃ、よっぽど頑張らないと追いつかないかもしれないよ。ヤンガルドも一時期一人で頑張ってたけど、今となっては逆効果だったかもね』
「ドハラが?」

 火をたやさないよう、木片をときどき放り込みながらユーゴは問う。ジーンのことを考えればひかえるべきなのだが、今のところそういった動きの情報は入っていない。一夜のうちに突然ごっそりと人間がいなくなったので、そのせいではないかというのがジーンの見立てだった。
 さんざん痛めつけて朝には死ぬはずだった人間が自力で脱獄し、そのあと大量の「行方不明者」を出していったのだ。どんなに忠誠心が強い者でも、相手が人間の姿をした不死身の魔物とあっては、勇気をおこすのに時間を要するはずだった。
 もう一本、と子狐が川魚を要求した。

『当代の盟友が死んだあとだよ。今後一切人間のためには指一本動かさない、滅ぼしてやるって言ってたくせにね。なんだかんだいって甘いんだよねえ、あのヒト』
「…ああ、それで――」
 ユーゴは得心する。意外だったのだ。あの身軽なドハラがいったいどこで足を引きずるような怪我を負ったのか。
(そうか、そんなことしてたのか)
 ふと思う。もしもあのままドハラの記憶が戻らなければ、ヤンガルドはあんなふうにはならなかったのだろうか。
 皮ごと焼いたイモを棒でつついてとりだすと、ユーゴは火傷に気をつけながら、半分だけ皮をむいた。少量の塩をかけてジーンに渡してやる。

「ありがとう。なるほど、こうして食べるのがきみのおすすめかい、親友?」
「悪い。塩をかけると甘みが出るんだ。おれはそのまま食う方がすきだけど」

 ルーファスが、そうやって食べるのを好んでいたのだ。考えごとをしながら作業していたせいなのだろうが、完全に無意識だった。
 また例の調子でからかわれるかもしれない。ユーゴは警戒するが、ジーンはそのままイモに口をつけた。
「うん、本当だ。甘いね」
 はふはふと熱を口で逃がしながら舌鼓を打つ。子狐がぴょこぴょこ跳ねて「ボクも食べたい!」とねだった。
 においにつられてやってきたのか、獣の親子がしげみから顔を出していた。ジーンが葉に載せてイモをいくつか置いてやると、親がやってきてくわえていく。子どもは子狐の魚を物欲しそうに見ていたが、子狐が「そんな目したってあげないからね!」と威嚇すると、あきらめたように去っていった。ジーンに休むよう言い、ユーゴは火守りを続ける。

 静かだなと思う。侵入者を告げる獣の声もなければ、夜に活動する鳥たちの声もなく、葉擦れの音さえもない。燃えていく枝とときおり宙にはじける音があたりに響くだけの夜。
 くあ、とユーゴはあくびをした。荷物からスケッチブックを出して、ぱらぱらとページを送る。花、景色、建物、風景、人物。
 足早に見ていって指をとめる。ジーンが別邸のプライベートビーチで描いていた絵だ。プレジスからスケッチブックを受け取ったときもこのページで目がとまったなとユーゴはなんとなく思い出す。
 スケッチブックを閉じて置いた。炎が風に揺れて、ユーゴは空を仰ぐ。
 くしゅ、とジーンがくしゃみをした。



        *



 自分といることで指をさされることになる、とジーンは言ったが、実際にはジーンを助けようとする人物の方が多かった。
「オレゴテッド公! ようこそお越しくださいました、狭い家ですが、どうぞくつろいでいってください。ご不便があればなんなりと」
 “ジーン・オレゴテッド”の作品を愛する貴族階級やファン、ジーン本人と個人的な交流のあったアーティストたちは、ジーンが追われていることを知ってなおジーンを歓待し、あらゆる情報をジーンに提供した。その日訪れた商人もまたその一人だった。

「叛逆者、と国王は呼びますが、あなたが為す叛逆ならばさぞ刺激的で心躍る、後世に残るような革命でありましょうな!」
 曰く、国王はジーンと交流のありそうなアーティスト界隈に手配書をおくり、協力を求めているという。実際に見せてもらうと、“稀代の凶悪なる芽”と記されていた。
「実にナンセンスなことです。誰もが足を止めて認めずにはいられない英邁たる輝き、あるいはこんなにも見事な、堂々と咲き誇る大輪のごとき天性が見えぬとは、このミュッセンの国王たる当代様もずいぶん耄碌してしまったものだ。我々芸術を愛する者がどうしてあなたというすばらしい芸術をみすみす失わせるような真似をするというのか」

 商人は憤慨する。そもそも国王がジーンを最も凶悪な犯罪者が入るはずの最下層の牢獄に落としたことに不満や反発を持つ者も多く、そのわりに正当であることをしらしめ大義名分となるはずの罪状にも具体性が欠けていることから、兵たちの動きもいまいちぎこちないとか。
 その他とても一介の商人ごときには手に入れることが不可能な情報もあったが、この商人の家は代々続く名門商家で、王城内中枢を含めたさまざまな人脈があるのだという。彼は素顔のジーンを見ても、表情こそ多少動いたものの、大きな動揺はしなかった。

「ご存知ですか、オレゴテッド公」

 ジーンが黒い魔物の話をうちあけ協力を求めると、これまでの人々がそうだったように商人は快く協力を約束した。人払いはすでにされているが、それから心もち身を寄せ、声量を落とすようにして続ける。
「こんなうわさが、実はありましてね。……事情はわかりませんけれどミュッセン王家ではひそかに“第一王子”を隠滅していて、その王子が、今も存命であるといううわさです」
 そう、と商人が笑んだ。手を打って人を呼び、冷めた紅茶をとりかえるよう命じる。

「その王子とはもしや、オレゴテッド公、あなたなのではないかと」

 冗談めかしているが、おもわずユーゴが身じろいでしまうくらいの気迫と覚悟が彼の声にはあった。ジーンは無言だったが、はたして彼がどう出るものかと、ユーゴは視線を隣へ移す。
 生をうけるとともに顔を焼かれ、存在を王家から抹消されたミュッセンの第一王子はにっこりと笑んだ。


しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

【完結】抱っこからはじまる恋

  *  ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。 ふたりの動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵もあがります。 YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。 プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら! 完結しました! おまけのお話を時々更新しています。 BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

君に望むは僕の弔辞

爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。 全9話 匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意 表紙はあいえだ様!! 小説家になろうにも投稿

死に戻り騎士は、今こそ駆け落ち王子を護ります!

時雨
BL
「駆け落ちの供をしてほしい」 すべては真面目な王子エリアスの、この一言から始まった。 王子に”国を捨てても一緒になりたい人がいる”と打ち明けられた、護衛騎士ランベルト。 発表されたばかりの公爵家令嬢との婚約はなんだったのか!?混乱する騎士の気持ちなど関係ない。 国境へ向かう二人を追う影……騎士ランベルトは追手の剣に倒れた。 後悔と共に途切れた騎士の意識は、死亡した時から三年も前の騎士団の寮で目覚める。 ――二人に追手を放った犯人は、一体誰だったのか? 容疑者が浮かんでは消える。そもそも犯人が三年先まで何もしてこない保証はない。 怪しいのは、王位を争う第一王子?裏切られた公爵令嬢?…正体不明の駆け落ち相手? 今度こそ王子エリアスを護るため、過去の記憶よりも積極的に王子に関わるランベルト。 急に距離を縮める騎士を、はじめは警戒するエリアス。ランベルトの昔と変わらぬ態度に、徐々にその警戒も解けていって…? 過去にない行動で変わっていく事象。動き出す影。 ランベルトは今度こそエリアスを護りきれるのか!? 負けず嫌いで頑固で堅実、第二王子(年下) × 面倒見の良い、気の長い一途騎士(年上)のお話です。 ------------------------------------------------------------------- 主人公は頑な、王子も頑固なので、ゆるい気持ちで見守っていただけると幸いです。

あなたと過ごせた日々は幸せでした

蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。

後宮の男妃

紅林
BL
碧凌帝国には年老いた名君がいた。 もう間もなくその命尽きると噂される宮殿で皇帝の寵愛を一身に受けていると噂される男妃のお話。

魔王の息子を育てることになった俺の話

お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。 「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」 現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません? 魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。 BL大賞エントリー中です。

殿下に婚約終了と言われたので城を出ようとしたら、何かおかしいんですが!?

krm
BL
「俺達の婚約は今日で終わりにする」 突然の婚約終了宣言。心がぐしゃぐしゃになった僕は、荷物を抱えて城を出る決意をした。 なのに、何故か殿下が追いかけてきて――いやいやいや、どういうこと!? 全力すれ違いラブコメファンタジーBL! 支部の企画投稿用に書いたショートショートです。前後編二話完結です。

側妻になった男の僕。

selen
BL
国王と平民による禁断の主従らぶ。。を書くつもりです(⌒▽⌒)よかったらみてね☆☆

処理中です...