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60 不安への前兆
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ディーオは私の話を聞くと、静に頷いた。
「なるほど、君はこの村で起きている殺人事件をどこかの本で読んだ事があり、犯人は寄生虫に取り付かれた人間であり、次々に人が襲われる。
そして犯人いや原因は、最初に死んだ男に取り付いた寄生虫、すなわち御者というわけだな」
「そう!」
まさかゲームでとはとも言えないし、言っても信じないでしょうから本で読んだと適当に伝えた。
「で、解決方法は体内の魔力を活性化させる事…………なるほど筋は通ってるが……君は馬鹿か?」
「なんですってー!」
「怒るな」
ガルルルルッ! いきなり馬鹿呼ばわりして怒るなって方が無理よ。
「もしそうだったとして、どうやって村人に納得させる。こっちは容疑者の疑いが掛かっているんだ」
「それはほら、錬金術師って事で」
「錬金術師と聞いたら余計に疑われるだろうと、君は学習能力がないのか?」
「ひどくない?」
「しかし、そういう生物が居るのは聞いた事があるな。少し村長と話してこよう。君はここにいろ」
「あ、ちょっと……」
言うだけ言うと、豪雨の中外に出てった。
数時間経ったころ玄関がノックされる、私がでると村長だ。
大きな箱を両手に持っている。
「これはええっと……貴族様。申し訳ありませんが食材をお持ちしました」
「あら、ありがとう。ええっとディーオは?」
「はい? 貴族様の先生と呼ばれる方でしょうか? 宿に居ないんですか?」
「あなたに……村長に会いにいったけど……」
「それはいけません。入れ違いになったのでしょう。村民に何をされるか……急いで戻ります」
村長は直ぐに雨の中へ帰っていった。
バタン。
雨に打たれたディーオが本当にすれ違いで入ってくる。
「あ、おかえり」
「…………その箱は?」
「え、これ村長が食料だって」
「そんな馬鹿な…………村長は先ほどから行方不明になっている。
ボクは村長の息子から事情を聞いて走って戻ってきたんだ」
私とディーオはお互いに無言になる。
私は村長が来て食料を置いていった事を伝え、ディーオは村長の息子から村長が居なくなった事を伝えてくれた。
いまだ私たちは勝手に動かないで欲しいと村長の息子から言われ、明日の朝今度は息子が尋ねてくる予定だと、教えてくれた。
「ええっと、どうしたらいい?」
「一応君の話は伝えてきた、体内の魔力を高める食事をして欲しいと、ただ……物はないな」
「え。そうなの? 乾燥した黄金リンゴがあるってゲー……じゃない。小さい村には良くあるって本で読んだけど」
「確かに前までは安かったからな。この村でも何個かはあったらしい。だが、不運は重なる物で、最近は君の発見した濃密度エーテルの材料として高値になっている、それで先日に王都に売った後だ」
なんですとおおおおお!
そうよね、ゲームではこの時は、千年樹のリンゴは希少価値あっても不味いし。
その結果、置物として安いから、たまに取った奴が記念に残っていたりするのよね。
でも、私が先に濃密度エーテルを作ったお掛けで村にある奴が無いとは思わなかった。
ってか、どうしよう。これどう見ても村人と共に全滅コースよね。
仮に私が寄生されたらそれはそれで、どうなるんだろう。
ゲームみたいに夢で終わるのか、やっぱり死ぬのか? そもそもナナのイベントであって私に主人公補正があるとは思えない。
解決策はうーんうーん。
「――――君。エルン君!」
「な、なにっ!?」
「何じゃない。そう考え込むな、ボクはあれからも錬金術の研究をしている、それにエルン君はまだ子供だ」
んんんんんんんんんん?
まだ子供だだと。そりゃ、この世界は女性や子供の立場が社会的にも弱いけど、頭ごなしに役に立たないと言われると、こっちもイラっとくる。
「いつから研究してるか知りませんけどー、私だって手伝うわよ!
それに、女子供って錬金術師ってのは年取っていれば偉いってわけ?」
「そ、そうじゃない。ただ、年齢を重ねていたほうが色々知ってるというか……」
「そりゃ、錬金術師としては水の中和剤しかつくれませんけどね、それでも何とかしたいのは一緒なのに、女子供で才能が無いから部屋で篭ってピーピー泣いてろっ――――」
「まてっ、そこまで言っていない!」
「言っていないって事は思ってるって事でしょ?」
「………………わかった、エルン君にも協力はしてもらう。これでいいか?」
「最初からそういってくれればいいのよ、ディーオ先生」
勝った! って、言い争いに勝ってどうするんだ私はっ。
問題は何も解決してない。
突然ディーオが辺りを見回した。
「どうしたの?」
「その寄生虫はどうやって感染するのかわかるか?」
「確か、口から口にだったような……当時流行っていたゾンビゲーじゃない! 昔読んだ書物にそう書いてたわ。感染した人は感染したと気づかずに動いて夜中に、こんばんわだったきがする。
で、体内の魔力を活性化させると、小さくなってその…………」
排泄物としてお尻から出る。つまり、うんこと一緒に。
流石に口に出さすのはどうか思ったらディーオは察してくれた。
「ふむ……もう一度村長の息子の所へ行って来よう。一人一人隔離すれば何とかなるかもしれん」
「私も行こうか?」
「君は残っていろ……いや、足手まといとかじゃなくて、そうだな夕飯を頼む。
それと万が一を考えて鍵をかけろ、合言葉は、錬金術師とは己の知、技能と共に発展を願う者な…………」
「長い!」
変な所で天然というか、変わり者と言うか、そんな長い合言葉こっちが面倒。
「山、川とか短いのでいいわよ」
「…………では、それで」
ディーオは適当な理由を私に言うとさっさと出て行った。
一緒に行こうか? と言っては見たものの、さっきの話じゃないけどあんまり役に立たないからなー……。
さて、それでは夕食を作ってあげますか。
貰った木箱を開けると乾燥パンや豆や干し肉、それにワインまで入っている。
宿の調理場にも保存された食料があり、簡単なスープぐらいなら出来そうだ。
適当な材料を鍋にいれて鍋でぐつぐつと煮込む。われながら美味しそうね、なんだが新こ…………ないわー。
ドンドンドンドン。
「うわっ、な、なにっ!」
突然出入り口の扉が激しくノックされた。
日本でいうオタマっぽいやつを置いて扉へと向かう。
「合言葉は?」
中年の男性の声が直ぐに聞こえてきた。
「合言葉? ああ、その声は嬢ちゃんだな。いや、あのあんちゃんでもいい、居るか? 俺だ御者のジャンだ」
「っ」
え、ジャンって昨日死んだって……。
「なるほど、君はこの村で起きている殺人事件をどこかの本で読んだ事があり、犯人は寄生虫に取り付かれた人間であり、次々に人が襲われる。
そして犯人いや原因は、最初に死んだ男に取り付いた寄生虫、すなわち御者というわけだな」
「そう!」
まさかゲームでとはとも言えないし、言っても信じないでしょうから本で読んだと適当に伝えた。
「で、解決方法は体内の魔力を活性化させる事…………なるほど筋は通ってるが……君は馬鹿か?」
「なんですってー!」
「怒るな」
ガルルルルッ! いきなり馬鹿呼ばわりして怒るなって方が無理よ。
「もしそうだったとして、どうやって村人に納得させる。こっちは容疑者の疑いが掛かっているんだ」
「それはほら、錬金術師って事で」
「錬金術師と聞いたら余計に疑われるだろうと、君は学習能力がないのか?」
「ひどくない?」
「しかし、そういう生物が居るのは聞いた事があるな。少し村長と話してこよう。君はここにいろ」
「あ、ちょっと……」
言うだけ言うと、豪雨の中外に出てった。
数時間経ったころ玄関がノックされる、私がでると村長だ。
大きな箱を両手に持っている。
「これはええっと……貴族様。申し訳ありませんが食材をお持ちしました」
「あら、ありがとう。ええっとディーオは?」
「はい? 貴族様の先生と呼ばれる方でしょうか? 宿に居ないんですか?」
「あなたに……村長に会いにいったけど……」
「それはいけません。入れ違いになったのでしょう。村民に何をされるか……急いで戻ります」
村長は直ぐに雨の中へ帰っていった。
バタン。
雨に打たれたディーオが本当にすれ違いで入ってくる。
「あ、おかえり」
「…………その箱は?」
「え、これ村長が食料だって」
「そんな馬鹿な…………村長は先ほどから行方不明になっている。
ボクは村長の息子から事情を聞いて走って戻ってきたんだ」
私とディーオはお互いに無言になる。
私は村長が来て食料を置いていった事を伝え、ディーオは村長の息子から村長が居なくなった事を伝えてくれた。
いまだ私たちは勝手に動かないで欲しいと村長の息子から言われ、明日の朝今度は息子が尋ねてくる予定だと、教えてくれた。
「ええっと、どうしたらいい?」
「一応君の話は伝えてきた、体内の魔力を高める食事をして欲しいと、ただ……物はないな」
「え。そうなの? 乾燥した黄金リンゴがあるってゲー……じゃない。小さい村には良くあるって本で読んだけど」
「確かに前までは安かったからな。この村でも何個かはあったらしい。だが、不運は重なる物で、最近は君の発見した濃密度エーテルの材料として高値になっている、それで先日に王都に売った後だ」
なんですとおおおおお!
そうよね、ゲームではこの時は、千年樹のリンゴは希少価値あっても不味いし。
その結果、置物として安いから、たまに取った奴が記念に残っていたりするのよね。
でも、私が先に濃密度エーテルを作ったお掛けで村にある奴が無いとは思わなかった。
ってか、どうしよう。これどう見ても村人と共に全滅コースよね。
仮に私が寄生されたらそれはそれで、どうなるんだろう。
ゲームみたいに夢で終わるのか、やっぱり死ぬのか? そもそもナナのイベントであって私に主人公補正があるとは思えない。
解決策はうーんうーん。
「――――君。エルン君!」
「な、なにっ!?」
「何じゃない。そう考え込むな、ボクはあれからも錬金術の研究をしている、それにエルン君はまだ子供だ」
んんんんんんんんんん?
まだ子供だだと。そりゃ、この世界は女性や子供の立場が社会的にも弱いけど、頭ごなしに役に立たないと言われると、こっちもイラっとくる。
「いつから研究してるか知りませんけどー、私だって手伝うわよ!
それに、女子供って錬金術師ってのは年取っていれば偉いってわけ?」
「そ、そうじゃない。ただ、年齢を重ねていたほうが色々知ってるというか……」
「そりゃ、錬金術師としては水の中和剤しかつくれませんけどね、それでも何とかしたいのは一緒なのに、女子供で才能が無いから部屋で篭ってピーピー泣いてろっ――――」
「まてっ、そこまで言っていない!」
「言っていないって事は思ってるって事でしょ?」
「………………わかった、エルン君にも協力はしてもらう。これでいいか?」
「最初からそういってくれればいいのよ、ディーオ先生」
勝った! って、言い争いに勝ってどうするんだ私はっ。
問題は何も解決してない。
突然ディーオが辺りを見回した。
「どうしたの?」
「その寄生虫はどうやって感染するのかわかるか?」
「確か、口から口にだったような……当時流行っていたゾンビゲーじゃない! 昔読んだ書物にそう書いてたわ。感染した人は感染したと気づかずに動いて夜中に、こんばんわだったきがする。
で、体内の魔力を活性化させると、小さくなってその…………」
排泄物としてお尻から出る。つまり、うんこと一緒に。
流石に口に出さすのはどうか思ったらディーオは察してくれた。
「ふむ……もう一度村長の息子の所へ行って来よう。一人一人隔離すれば何とかなるかもしれん」
「私も行こうか?」
「君は残っていろ……いや、足手まといとかじゃなくて、そうだな夕飯を頼む。
それと万が一を考えて鍵をかけろ、合言葉は、錬金術師とは己の知、技能と共に発展を願う者な…………」
「長い!」
変な所で天然というか、変わり者と言うか、そんな長い合言葉こっちが面倒。
「山、川とか短いのでいいわよ」
「…………では、それで」
ディーオは適当な理由を私に言うとさっさと出て行った。
一緒に行こうか? と言っては見たものの、さっきの話じゃないけどあんまり役に立たないからなー……。
さて、それでは夕食を作ってあげますか。
貰った木箱を開けると乾燥パンや豆や干し肉、それにワインまで入っている。
宿の調理場にも保存された食料があり、簡単なスープぐらいなら出来そうだ。
適当な材料を鍋にいれて鍋でぐつぐつと煮込む。われながら美味しそうね、なんだが新こ…………ないわー。
ドンドンドンドン。
「うわっ、な、なにっ!」
突然出入り口の扉が激しくノックされた。
日本でいうオタマっぽいやつを置いて扉へと向かう。
「合言葉は?」
中年の男性の声が直ぐに聞こえてきた。
「合言葉? ああ、その声は嬢ちゃんだな。いや、あのあんちゃんでもいい、居るか? 俺だ御者のジャンだ」
「っ」
え、ジャンって昨日死んだって……。
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