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77 二人パーティー 錬 領
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父うええええええっ!
ジャンの叫び声が聞こえたきがする。
気づいたら私は、おっさんの手を引っ張り洞窟内に連れ込んでいた。
周りは土や砂、岩だらけになっていた。
「いたたたた…………」
「父上」
「おお、ジャンよ無事だったか亜人を探しに行くなど馬鹿な事は寄せ。さぁ帰るぞ」
おっさんは立ち上がってジャンを引っ張る。
「あのーその前にいう事ないわけ? それにどうやって帰るのよ」
そこで初めて気づいたように私へと振り向いた。
こっちは、あなたを引っ張るのに尻餅ついたままだっていうのに、見下ろして鼻で笑って来た。
「平民風情が……亜人の仲間か」
むか。
「その平民風情に助けられてるんですけど、お礼の一つぐらいいえないんですかね?」
痛い所が無いか確認しながら立つ。よし、一先ず怪我はない。
「別に助けてくれと言った覚えはない」
「埋めとけば良かったわ」
「何を言うか、インフィの町にとってどれだけの損失が出ると思っているんだ。お前が息子を誘拐したのかっ!」
「なんで誘拐しなくちゃいけないのよ!」
「変な女がジャンの手を引いて歩いているのを見たって通報受けた。こんな遺跡に連れ込むとは……」
ジャン君が必死に間に入ってきた。
「父うえ違うんです! 僕がエルンさんに助けを求めたんですっ! カト、カトリーヌを助けたいから」
「平民の名など覚えなくて良い、それにまた亜人の娘か。亜人に関わるとろくな事がない。
もう三日以上経っているんだ、どうせ死んでる。忘れろ」
「そう簡単に死ぬわけないでしょ!」
おっさんもといジャンの父親が私をにらみ付ける。
そういえば、ミック・インフィとか叫んでいたわね……自己紹介ぐらいしなさいよ。 もっとも私から名前を紹介する気もないですけどー!
私も両手を腰にあてて睨み返す。
ミックは鼻をフンと鳴らすと横を向いた。
よし勝った! じゃなくて……。
えるんちゃーん! と大きな声が聞こえた。
アマンダの声だ。
「こっちは何とか無事ー、そっちはー?」
『こたろーを引っ張るので助けられなくてごめんー、周りの人間と穴を掘るんだけどちょっと時間かかるかもにゃー崩落の可能性あるから少し下がっていてー』
私が了解と言おうとした瞬間、ジャン君がランプを置いて突然に走り出した。
「ほうらくってくずれるって事ですよね、その前に僕がコーネリアをさがしてきます!」
「あ、ちょっと!」
「ジャン!」
もう、問題が一気に襲ってくる。
助けをここで待つ。
ジャンを追いかける。
ゲームだったら時間制限がありそうな選択肢だ。
「アマンダっ! ジャン君が洞窟の奥に行ったっ、追いかけるっ!」
『止めても行くにゃよね?』
「うん、後は任せた」
りょーかーいー後から追うと、気の抜けた返事が返ってくる。
私はアマンダへと言葉を投げかけた後、ジャンの父親のほうをみる。
「ミ……っと、彼方はどうするの?」
意地でも名前を呼びたくない。
「わたしか、もちろんわたしもついて行くぞ」
◇◇◇
残ったランタンを手に私は早足で歩く。何故走らないのかといわれると、後ろについてくるミックが、追いついて来ず、走るなと怒鳴るからだ。
思わず、ならそこで座っていて! と言い返そうと思ったけど時間の無駄なのでやめた。
「ジャーンッ!」
隣でミックが叫ぶ、正直煩いけど我慢。
「ジャンくーんー」
ランプに照らされた先に大穴があった、近くには結ばれたロープも見える。
「穴に下りた見たいね」
「むぅ……だから亜人に関わるなと……」
「よくわかんないけど、亜人ってそんなに悪いものなの?」
「お前は習わなかったのか、亜人とは魔物が人間の真似をしたものだぞ」
「習ったけどねー」
グラン王国の歴史でも亜人や魔族は畏怖されている、亜人なんか特に魔族が人間に化けそこなった末裔まで噂されていた。
でも、その知識よりコテツと話した時感じた安心感、それに日本に居た頃にゲームで見た漫画などのイメージが強く、私は嫌な気持ちにはならない。
「同じ言葉が通じるんだし、仲良くすればいいのに」
「女っ、先に下りろ」
「ま、同じ人間でも通じない人はいますけどねー、はいはいおりますわよージャン君が心配だし」
ロープを確認してゆっくりと降りる。
あ、ランタンは私がもっているけどいいのかしらね……まぁいいでしょう。
先ほどの場所から、感覚的に四、五メーター下って所かしら。
「底に着いたわよ」
「わたしもいまいく、いいか。絶対に先に行くなよ」
「ふーん、怖いんだー」
「…………誘拐犯が勝手に逃げたらこまるからな」
するするとロープを降りてくるのを見ると、案外運動神経はいいみたい。
二人で暗いダンジョンを進んでいく、大きなフロアに着くと道が三つに別れていた。
まずいわね、どの道にジャン君が行ったかわからない……。
ドン。
「何っ!」
「地面が……っ」
揺れている、地震だ。
震度にして三はありそうな大きな揺れ。洞窟内に逃げ場はない。
ってか、埋まったら死ぬ。
「お、おさまった……?」
私とミックが顔を見合わせると、小さな叫び声が聞こえた。
カトリーヌーーーー!
ジャンの声だ。
「こっちだ!」
「はい?」
私が困っていると、灯りが一つ増えた。
ポンと空中に光の球が浮き上がり、ミックの横に浮いている。
「足跡が続いてるからな」
「ちょ、魔法よね! そんな便利な物あるなら最初から使いなさいよ」
私の声を無視してミックは一つの道へと走っていった。
暫く走ると小さな影が見えた、その影の横にも光の球が浮いている。
ジャン君が何かの前で座り込んでいる。
大量のぽよぽよが沸いていて、その奥に誰かか居るのが見えた。
ジャンの叫び声が聞こえたきがする。
気づいたら私は、おっさんの手を引っ張り洞窟内に連れ込んでいた。
周りは土や砂、岩だらけになっていた。
「いたたたた…………」
「父上」
「おお、ジャンよ無事だったか亜人を探しに行くなど馬鹿な事は寄せ。さぁ帰るぞ」
おっさんは立ち上がってジャンを引っ張る。
「あのーその前にいう事ないわけ? それにどうやって帰るのよ」
そこで初めて気づいたように私へと振り向いた。
こっちは、あなたを引っ張るのに尻餅ついたままだっていうのに、見下ろして鼻で笑って来た。
「平民風情が……亜人の仲間か」
むか。
「その平民風情に助けられてるんですけど、お礼の一つぐらいいえないんですかね?」
痛い所が無いか確認しながら立つ。よし、一先ず怪我はない。
「別に助けてくれと言った覚えはない」
「埋めとけば良かったわ」
「何を言うか、インフィの町にとってどれだけの損失が出ると思っているんだ。お前が息子を誘拐したのかっ!」
「なんで誘拐しなくちゃいけないのよ!」
「変な女がジャンの手を引いて歩いているのを見たって通報受けた。こんな遺跡に連れ込むとは……」
ジャン君が必死に間に入ってきた。
「父うえ違うんです! 僕がエルンさんに助けを求めたんですっ! カト、カトリーヌを助けたいから」
「平民の名など覚えなくて良い、それにまた亜人の娘か。亜人に関わるとろくな事がない。
もう三日以上経っているんだ、どうせ死んでる。忘れろ」
「そう簡単に死ぬわけないでしょ!」
おっさんもといジャンの父親が私をにらみ付ける。
そういえば、ミック・インフィとか叫んでいたわね……自己紹介ぐらいしなさいよ。 もっとも私から名前を紹介する気もないですけどー!
私も両手を腰にあてて睨み返す。
ミックは鼻をフンと鳴らすと横を向いた。
よし勝った! じゃなくて……。
えるんちゃーん! と大きな声が聞こえた。
アマンダの声だ。
「こっちは何とか無事ー、そっちはー?」
『こたろーを引っ張るので助けられなくてごめんー、周りの人間と穴を掘るんだけどちょっと時間かかるかもにゃー崩落の可能性あるから少し下がっていてー』
私が了解と言おうとした瞬間、ジャン君がランプを置いて突然に走り出した。
「ほうらくってくずれるって事ですよね、その前に僕がコーネリアをさがしてきます!」
「あ、ちょっと!」
「ジャン!」
もう、問題が一気に襲ってくる。
助けをここで待つ。
ジャンを追いかける。
ゲームだったら時間制限がありそうな選択肢だ。
「アマンダっ! ジャン君が洞窟の奥に行ったっ、追いかけるっ!」
『止めても行くにゃよね?』
「うん、後は任せた」
りょーかーいー後から追うと、気の抜けた返事が返ってくる。
私はアマンダへと言葉を投げかけた後、ジャンの父親のほうをみる。
「ミ……っと、彼方はどうするの?」
意地でも名前を呼びたくない。
「わたしか、もちろんわたしもついて行くぞ」
◇◇◇
残ったランタンを手に私は早足で歩く。何故走らないのかといわれると、後ろについてくるミックが、追いついて来ず、走るなと怒鳴るからだ。
思わず、ならそこで座っていて! と言い返そうと思ったけど時間の無駄なのでやめた。
「ジャーンッ!」
隣でミックが叫ぶ、正直煩いけど我慢。
「ジャンくーんー」
ランプに照らされた先に大穴があった、近くには結ばれたロープも見える。
「穴に下りた見たいね」
「むぅ……だから亜人に関わるなと……」
「よくわかんないけど、亜人ってそんなに悪いものなの?」
「お前は習わなかったのか、亜人とは魔物が人間の真似をしたものだぞ」
「習ったけどねー」
グラン王国の歴史でも亜人や魔族は畏怖されている、亜人なんか特に魔族が人間に化けそこなった末裔まで噂されていた。
でも、その知識よりコテツと話した時感じた安心感、それに日本に居た頃にゲームで見た漫画などのイメージが強く、私は嫌な気持ちにはならない。
「同じ言葉が通じるんだし、仲良くすればいいのに」
「女っ、先に下りろ」
「ま、同じ人間でも通じない人はいますけどねー、はいはいおりますわよージャン君が心配だし」
ロープを確認してゆっくりと降りる。
あ、ランタンは私がもっているけどいいのかしらね……まぁいいでしょう。
先ほどの場所から、感覚的に四、五メーター下って所かしら。
「底に着いたわよ」
「わたしもいまいく、いいか。絶対に先に行くなよ」
「ふーん、怖いんだー」
「…………誘拐犯が勝手に逃げたらこまるからな」
するするとロープを降りてくるのを見ると、案外運動神経はいいみたい。
二人で暗いダンジョンを進んでいく、大きなフロアに着くと道が三つに別れていた。
まずいわね、どの道にジャン君が行ったかわからない……。
ドン。
「何っ!」
「地面が……っ」
揺れている、地震だ。
震度にして三はありそうな大きな揺れ。洞窟内に逃げ場はない。
ってか、埋まったら死ぬ。
「お、おさまった……?」
私とミックが顔を見合わせると、小さな叫び声が聞こえた。
カトリーヌーーーー!
ジャンの声だ。
「こっちだ!」
「はい?」
私が困っていると、灯りが一つ増えた。
ポンと空中に光の球が浮き上がり、ミックの横に浮いている。
「足跡が続いてるからな」
「ちょ、魔法よね! そんな便利な物あるなら最初から使いなさいよ」
私の声を無視してミックは一つの道へと走っていった。
暫く走ると小さな影が見えた、その影の横にも光の球が浮いている。
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