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169 キノコ戦争(ではありません
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頬にあたる風が気持ちい。
空とぶホウキで空を飛ぶ、目はゴーグルで保護しているので開けてられる。
ホウキの時速は体感でいうと五十キロは超えてるきがする、これは前世でバイクを乗っていたから何となくわかる。
「何かいったー!?」
「別にー! 所で、場所はまだなのー!?」
上空数十メートルに浮き合ってから、ミーナの操縦の元一直線に飛んでいる。
ってか寒い。
身を裂くような冷たい風が気持ちいいんだけど、さすがに長時間は寒くなってくる。
「もうすぐー!」
「寒いんですけどー!」
二人とも大声なのは別に怒っているわけじゃなくて、風の音で聞こえないから。
ん? ゆっくりであるけど、スピードが遅くなった気がするし、そらとぶホウキがグラグラして来たような?
「何か高度も下がってるきがするんだけど……」
「エルンちゃーん」
「何?」
嫌な予感がして私が首を後ろに回すと、ミーナの首がガクっとなってきてる。
「さっきねー賢者の石使ったのー……」
「あ、やっぱり? 原理はわからないけど、それで飛んでるホウキの能力上げたのよね」
「そう…………う…………ごめん。眠い寝る」
「寝るなーーー!」
「ラングの町むにゃむにゃむにゃ」
は? え?
私が賢者の石を使った時は、その反動から十日ほど寝た。
それを考えるとミーナが眠くなるのも納得が、いや納得するけど納得しないわよ!
「ちょ、だから! せ、せめて墜落する前にいえええええええええ」
飛んでるホウキが垂直になり一気に落下した。
◇◇◇
「ええっと……大丈夫か?」
「ご心配っ無く!」
とりあえず死ななかったし、怪我もしなかった。
急激に墜落するホウキを握り締めたまま、気づけば地面から数センチの所で浮いていた。
ミーナはというと、寝る寸前に私にしがみ付いたまま離れなく振り落とされる事は無かった。
でも、寝てる。
幸い寒いけど雪は見当たらないし、道は開けているのでポンコツのミーナと荷物を背負って、どっちか北かもわからない道を歩く歩く。
もういい加減捨てようかしらと思っている所にそこそこ大きい石壁が見えたのだ。
で、心配して声をかけてくれたのは、門兵の人。
ってか、体重を軽くするだけならディーオからもらった妖精の血飲めばよかったわ……二人で飲めば一人分ぐらいは軽くなったでしょうに。
「とにかく、ようこそラングの町へ」
「どうも」
町に入って直ぐに高めの宿を取る。
さすがに女性二人で安い宿は危ないからね。
ミーナはこの町の名前を言った。
もしかして起きてるんじゃないかと思ってミーナのホッペを摘んでは伸ばす。
「まっさすがにないわよね。私が起き上がるまで十日もあったのよ」
「いひゃい」
「………………」
「いひゃい、いひゃいよ。へるんちゃん!」
「起きたならさっさと起きたって言えー!」
ミーナが私の手を解き、一生懸命ほっぺをさする。
「それは無理な相談だよ、エルンちゃん。だって起きたのいまだもん」
「だったら……それより、ついたわよ。こっからどうするのよ」
「エルンちゃん怒ってばかりだとシワが増えるよ?」
だれのせいだっ! 落ち着け、落ち着くのよエルン。
こういう時は相手の嫌がる事を言うのよ。
「ミーナだけご飯抜き」
「じょ、冗談だってばー。エルンちゃん悪役令嬢っぽいよー」
「デザートも抜かされたいのかしら」
「褒めてるのにおかしいよ!」
本気で褒めてると思ってるあたり、私も一気に力が抜ける。
結局、明日にしようという事で二人で食事をして一日は終えた。
案の定、ミーナは晩御飯代も持ってないし……よくこれで生きていけるわね。
翌日ミーナの案内の元、共同墓地へついた。
町のはずれにあり、薄気味悪い。
この世界、火葬というのがあまり無く棺にいれて埋める。
もっともその習慣は貴族流であり、一般市民は燃やすとかなんとか。
「で、この墓地になんのようなのよ」
「こっちこっち」
隅っこにある墓石へと案内してくれた。
その名前を見て思わず言葉が無くなる、それでもゆっくりとその名前を口に出した。
「ミーナ。ここに眠る……」
「おお、エルンちゃん文字読めるんだね!」
「あのー馬鹿にしてる? 自分の墓とか悪趣味じゃないの?」
「と、思う出しょー? いくよー」
ミーナが墓石を動かすと、その下には階段が見えた。
わーお。
よくゲームでみた隠し階段じゃないの。かっこいいわね。
「ね、すごいでしょ。これ完成させるのに四年かかったんだよ!」
欲しい、私の家にもこのシステム欲しいわね。ソファーが動いて秘密の地下室とかかっこいいじゃない。
でも、下手にかっこいいって言うとミーナが喜びそうだし。
「へー……全然凄くないわね」
「むー……」
「で? 入っていいの? 中はどんなのなの?」
私はその階段を下りていく。
壁や天井には光コケがあるらしく、ちょっと薄暗い室内程度には明るい。
階段を下りること数分。
外の光が見えなくなった所で、小さい広間に出た。
「カビくさいわね」
その間にもミーナは隅っこにある木箱を開けたり閉めたりして中身を確認していく。
「うーん……エルンちゃん材料無いかも」
「は? ここまで来て無いとか、そもそも材料はなんなのよ」
「キノコ。迷いだけっていうキノコなんだけど、よく死体に寄生するの! 珍しいといえば珍しいんだけど、食べると色々幻覚作用があって取る人はいないかなー」
「中々悪趣味なキノコね……だから墓地なのってか、もしかしてこの辺に死体とかあった? いや、そのさっきから開け閉めしてる箱の中身はなんなのよ!?」
ミーナは腕を組んで何かを考えている。
「よし、魔界に行こう」
「は? いや、唐突すぎて。あの? 聞いてる? この空間に死体でも放置してたの? 知ってる? 死体って勝手に漁ったら駄目なんだけど。ちょっとっ」
「エルンちゃんは宿でまっていていいよー、数日で帰るからっ!」
私の話を聞いていないミーナは何か明暗が浮かんだと階段をかけ上げって行く。
「だから、話をっあっおい! こら!」
後を追って墓穴から出ると、背後で鈍い音を立てて墓標がもどり隠し階段が消えていく。
その頃にはミーナは、飛んでるホウキに跨り上昇していった。
「こんな墓場に可愛い女の子置いていくんじゃないわよっ!」
思わず私は人には言えない指を立ててミーナを見送った。
空とぶホウキで空を飛ぶ、目はゴーグルで保護しているので開けてられる。
ホウキの時速は体感でいうと五十キロは超えてるきがする、これは前世でバイクを乗っていたから何となくわかる。
「何かいったー!?」
「別にー! 所で、場所はまだなのー!?」
上空数十メートルに浮き合ってから、ミーナの操縦の元一直線に飛んでいる。
ってか寒い。
身を裂くような冷たい風が気持ちいいんだけど、さすがに長時間は寒くなってくる。
「もうすぐー!」
「寒いんですけどー!」
二人とも大声なのは別に怒っているわけじゃなくて、風の音で聞こえないから。
ん? ゆっくりであるけど、スピードが遅くなった気がするし、そらとぶホウキがグラグラして来たような?
「何か高度も下がってるきがするんだけど……」
「エルンちゃーん」
「何?」
嫌な予感がして私が首を後ろに回すと、ミーナの首がガクっとなってきてる。
「さっきねー賢者の石使ったのー……」
「あ、やっぱり? 原理はわからないけど、それで飛んでるホウキの能力上げたのよね」
「そう…………う…………ごめん。眠い寝る」
「寝るなーーー!」
「ラングの町むにゃむにゃむにゃ」
は? え?
私が賢者の石を使った時は、その反動から十日ほど寝た。
それを考えるとミーナが眠くなるのも納得が、いや納得するけど納得しないわよ!
「ちょ、だから! せ、せめて墜落する前にいえええええええええ」
飛んでるホウキが垂直になり一気に落下した。
◇◇◇
「ええっと……大丈夫か?」
「ご心配っ無く!」
とりあえず死ななかったし、怪我もしなかった。
急激に墜落するホウキを握り締めたまま、気づけば地面から数センチの所で浮いていた。
ミーナはというと、寝る寸前に私にしがみ付いたまま離れなく振り落とされる事は無かった。
でも、寝てる。
幸い寒いけど雪は見当たらないし、道は開けているのでポンコツのミーナと荷物を背負って、どっちか北かもわからない道を歩く歩く。
もういい加減捨てようかしらと思っている所にそこそこ大きい石壁が見えたのだ。
で、心配して声をかけてくれたのは、門兵の人。
ってか、体重を軽くするだけならディーオからもらった妖精の血飲めばよかったわ……二人で飲めば一人分ぐらいは軽くなったでしょうに。
「とにかく、ようこそラングの町へ」
「どうも」
町に入って直ぐに高めの宿を取る。
さすがに女性二人で安い宿は危ないからね。
ミーナはこの町の名前を言った。
もしかして起きてるんじゃないかと思ってミーナのホッペを摘んでは伸ばす。
「まっさすがにないわよね。私が起き上がるまで十日もあったのよ」
「いひゃい」
「………………」
「いひゃい、いひゃいよ。へるんちゃん!」
「起きたならさっさと起きたって言えー!」
ミーナが私の手を解き、一生懸命ほっぺをさする。
「それは無理な相談だよ、エルンちゃん。だって起きたのいまだもん」
「だったら……それより、ついたわよ。こっからどうするのよ」
「エルンちゃん怒ってばかりだとシワが増えるよ?」
だれのせいだっ! 落ち着け、落ち着くのよエルン。
こういう時は相手の嫌がる事を言うのよ。
「ミーナだけご飯抜き」
「じょ、冗談だってばー。エルンちゃん悪役令嬢っぽいよー」
「デザートも抜かされたいのかしら」
「褒めてるのにおかしいよ!」
本気で褒めてると思ってるあたり、私も一気に力が抜ける。
結局、明日にしようという事で二人で食事をして一日は終えた。
案の定、ミーナは晩御飯代も持ってないし……よくこれで生きていけるわね。
翌日ミーナの案内の元、共同墓地へついた。
町のはずれにあり、薄気味悪い。
この世界、火葬というのがあまり無く棺にいれて埋める。
もっともその習慣は貴族流であり、一般市民は燃やすとかなんとか。
「で、この墓地になんのようなのよ」
「こっちこっち」
隅っこにある墓石へと案内してくれた。
その名前を見て思わず言葉が無くなる、それでもゆっくりとその名前を口に出した。
「ミーナ。ここに眠る……」
「おお、エルンちゃん文字読めるんだね!」
「あのー馬鹿にしてる? 自分の墓とか悪趣味じゃないの?」
「と、思う出しょー? いくよー」
ミーナが墓石を動かすと、その下には階段が見えた。
わーお。
よくゲームでみた隠し階段じゃないの。かっこいいわね。
「ね、すごいでしょ。これ完成させるのに四年かかったんだよ!」
欲しい、私の家にもこのシステム欲しいわね。ソファーが動いて秘密の地下室とかかっこいいじゃない。
でも、下手にかっこいいって言うとミーナが喜びそうだし。
「へー……全然凄くないわね」
「むー……」
「で? 入っていいの? 中はどんなのなの?」
私はその階段を下りていく。
壁や天井には光コケがあるらしく、ちょっと薄暗い室内程度には明るい。
階段を下りること数分。
外の光が見えなくなった所で、小さい広間に出た。
「カビくさいわね」
その間にもミーナは隅っこにある木箱を開けたり閉めたりして中身を確認していく。
「うーん……エルンちゃん材料無いかも」
「は? ここまで来て無いとか、そもそも材料はなんなのよ」
「キノコ。迷いだけっていうキノコなんだけど、よく死体に寄生するの! 珍しいといえば珍しいんだけど、食べると色々幻覚作用があって取る人はいないかなー」
「中々悪趣味なキノコね……だから墓地なのってか、もしかしてこの辺に死体とかあった? いや、そのさっきから開け閉めしてる箱の中身はなんなのよ!?」
ミーナは腕を組んで何かを考えている。
「よし、魔界に行こう」
「は? いや、唐突すぎて。あの? 聞いてる? この空間に死体でも放置してたの? 知ってる? 死体って勝手に漁ったら駄目なんだけど。ちょっとっ」
「エルンちゃんは宿でまっていていいよー、数日で帰るからっ!」
私の話を聞いていないミーナは何か明暗が浮かんだと階段をかけ上げって行く。
「だから、話をっあっおい! こら!」
後を追って墓穴から出ると、背後で鈍い音を立てて墓標がもどり隠し階段が消えていく。
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