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第二章 転生後の世界

第2話 専属の侍女

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月日は流れ、ホリーは10歳になった。

「あなた!ホリーも10歳になりますので、剣術、魔術、侍女をつける時期じゃないかしら」
「そうだなあ!もうそんな歳になるんだなあ。ホリーもしっかりしてきたからなあ。剣術にはチア、魔術にはケリーに担当してもらおう。
「後は侍女ですね。誰がいいかですね。セリかミオが歳が近くていいんですね。学問を学ばせるという点でミオが適任かもしれないですね」
「そうだな!そうしよう!」
バースは、ホリー、戦士長、魔術士長、侍女長を呼んだ。
「ホリー!お前ももう10歳だ!剣術、魔術、学術を学ぶのだ。ついては、指導者をつける。心して学ぶように!いいな!」
「お父様!剣術、魔術、学術に邁進して参ります」
「よろしい!では、指導者を次のものとする。
剣術、チア 魔術、ケリー 学術、ミオ
尚、ミオはホリーの専属侍女とする。皆のものいいな。明日より頼むな」
「かしこまりました」
(あーあ!面倒だなあ。仕方ないかあ。さっさと終わらせるかあ)

「ホリー様!皆の者揃っております」
侍女長チルが言った。
「剣術を担当致しますチアです」
(美人だなあ。筋肉質な巨乳!いいねえ。いかにも筋肉美って感じ。アグレッシブな露出もいい。動きやすいんだろうなあ)
「魔術を担当致しますケリーです」
(可愛いなあ。露出が少ない服装だから体型分からないけど。ちびっこいなあ)
「学術担当及び専属侍女となりますミオです」
(これまた綺麗だなあ。胸は小ぶりだな。でも小さいわけではないなあ。3人の中で一番真面目そうだなあ)
「皆さんよろしくお願い致します」
「カラキュラムは私ミオが皆と打合せて作っております。こちらご一読ください」
ミオは日課表をホリーに渡した。
「わかりました。こちらでお願いします」
(細かいなあ。まあいいかあ。とりあえずちゃっちゃとこなそう)
「改めて皆さんよろしくお願い致します」
ミオ以外は、持ち場に向かった。
「ホリー様こちらへ、私の授業から開始致しましょう」
「ミオさんよろしくお願い致します」
「では、まずは、現状のこの世界について、ご説明致します」

【この世界について】
この世界は、海域60%、陸域30%、未確認域10%、陸域うち人族領域7%、魔獣族領域12%、少数民族領域1%、未開地域10%で構成される。
人族は、70%をミラージュ共和国が統治し、30%は少数民族国が支配している。
ミラージュ共和国は、ミラージュ皇帝を中心に幾つかの貴族が統治する国から構成される。国には格があり、侯爵国、伯爵国、男爵国の順位で構成され、国土の大きさもこれに比例している。
国数は、皇帝国:1 侯爵国:4 伯爵国:7 男爵:12の計24になる。
ミラージュ共和国、少数民族国においても、魔獣族域と国土が接しており、日々魔獣の侵入排除に奔走している。我が国はその最前線の国といえます。
魔獣族の侵入には、人族、魔獣族のある際立った特徴に起因するところがある。
魔獣族はオス中心に構成されるが、これに対して、人族はメスつまり女性中心に構成されている。いずれも9:1といったことが想定され、魔獣族は人族を媒介に繁殖可能だが、人族は人族同士でしか繁殖できず、さらに魔獣族においてはオスの繁殖力が強く、人族はこの逆である。
魔獣族と人族で男女バランスが保たれている世界ともいえ、人族は魔獣族による迫害を受けてきたともいえる。少数民族は、獣人族、魔人族から構成され、両性具有という特徴をもち、魔獣族と人族の狭間の存在である。
人族、少数民族は、魔獣族との敵対関係という点において共闘関係にある。
また、この世界には、魔力が存在し、魔法を使用することができるが、この魔力の所有は、どの種族においても50%と想定される。

「ホリー様!ご理解いただけましたでしょうか?」
(眠くなるなあ。でもなるほどだなあ)
「わかりました」
「今日は初日ですので、ここまでにしておきましょう。何かご質問がございますでしょうか?」
「繁殖活動について聞きたいのですが。繁殖はどう行われるのですか?」
「繁殖活動ですか?」
「まず生殖器について、オス・男性の生殖器は、魔獣族が触手、人族がペニスになり、メス・女性の生殖器は、魔獣族がホール、人族がヴァギナになります。つぎに、生殖活動については、この生殖器を交わらせる、結合、性交することになります。」
「そうなんですね。ヴァギナはみたことないのですが、どんな形なんですか?できれば見てみたいのですが。ちなみにミオさんは、性交経験はあるんですか?」
「・・・」
「かしこまりました。お見せ致します。性交経験はございません」
ミオは立ち上がり、スカートを捲り上げパンティを脱いだ。
再度スカートを捲り上げた。
「どうぞご覧ください」
(毛はあまりないんだなあ)
「よく見えないなあ。そこの椅子に座り、座面に足を乗せ、膝を開いてもらえますか」
ミオは言われるがままの椅子に座り、足を乗せ、膝を開いた。
ミオは恥ずかしいのか目を閉じた。
「なるほどこうなっているのかあ。ビラビラしたものがあるんですね」
ホリーはビラビラを摘み上げた。
「一番広いところで指の第一関節くらいだなあ」
「この上に大豆くらいのお豆みたいなのがあるなあ。これはなんですか?触るとどうなるんですか?」
ホリーは、指先でそのお豆を触った。
「あーん!ホリー様!それはクリトリスというものになります。触ると気持ちよくなり、ヴァギナから液体が流れ出て、ペニスをうけいれやすくします」
(的確な説明だなあ。ミオちゃんいかせてみようかな)
「液体がどう出るのか見ていいか?というよりあまり触ってないのにかなり液体でてきてるが、そういうものなのか?」
ホリーはさらにクリトリスを撫で回した。
「あーん!あああ!か、かんじると出ますので、クリトリスはより出やすくする補完機能ともいえます」
「ミオさんは触る前から感じていたということなのか?」
さらに指をクリトリスの形に沿って全体的に撫で回し、撫で回すスピードをさらに上げた。
「いやーん!あー!あー!ホリー様!」
「ミオさん!ベチョベチョになっているぞ」
「ホリー様!おっしゃらないでください!ミオは・・・」
「ミオさん!足が特にだが、全身力が入っているが、どうしたんだ?」
ホリーは執拗にクリトリスをいじった。
「ホリー様!ミオは!ミオは!あーーーー!」
ミオの体は、大きくのけぞり、一気に脱力し、絶頂を迎えた。
(いい反応、いい表情だったなあ)
「ミオさん!大丈夫ですか?」
「わたくしも、文献でしか見たことなく、初めて体験しましたが、クリトリスを触り続けると気持ちよさが募り、『いく』という現象を導くようです」
(ミオは、冷静に答えるなあ)
「ミオさんは、気持ち良かったんですか?」
「・・・」
「は・・・い!」
「また気持ちよくなりたいと思ったんですか?」
「は・・・い!」
ミオの顔は真っ赤になった。
(いいねえ!真面目な女性が性に落ちた瞬間だなあ。専属侍女ってことは、ほぼ一緒に生活するんだよなあ。これから楽しみだなあ。)
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