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第27話 午後
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ブロック肉を袋に入れてもらい
自室に戻るとゴロウはプカプカ浮かぶ水のボールに入って遊んでいた。
「ゴロウ お待たせ!」
「あ、ダイお帰りー」
「ごめんね一人にしちゃって 厨房でお肉もらってきたよ。お昼にしようか」
「わーい ダイありがとう!」
ガブリ
「午後はフレットとジョージと遊んでからゴロウの事を色々調べてみよう!」
「?」
「ゴロウもできることを色々知っていた方がいいと思うんだけど嫌かな?」
「ううんー全然ー」
「そっか良かった、そしたらまた呼びに来るね」
「わかった、お昼寝して待ってる」
オレはフレットからもらったボールを手に取り中庭へと移動する。
中庭に到着すると
そこには既にフレットとジョージがついていた
待ちくたびれていたフレットがちょっと怒りながらきいてくる
「遅いぞーダイ、何やってたんだ?」
「ごめんなさい、フレット兄さま ちょっとお手洗いに行っていて」
フレットは少しうれしそうな顔になり
「ま、まさかお前もちびってたのか?」
「?いえ、ちょっとお腹が痛くて」
「そ、そうか。も、もう大丈夫なのか?」
「はい、もう大丈夫です!」
ん?さっきお前もって言ってたよな、
昼食前のメリッサの迫力でちびっちゃったのだろう
さすがに子供はちびっちゃうか
ジョージに至っては顔がまだ戻っていない
かわいそうに・・・
「よかったな、じゃあ早速ボールでなにするか
ダイのボールで遊ぶからダイが決めていいぞ」
「はい、ではサッカーはどうでしょう。」
「サッカー?」
「はい、本で読んだことがあるのですが
別々のチームになって相手のエリアにボールを入れたら得点となり
制限時間の迄に得点が多かった人の勝ちです。」
「面白そうだな、よしサッカーをやろう」
三人だから特別ルールで3つのゴールを作り三角形のコートでやることにした。
細かいルールは無しにしてとりあえずやってみる
最初はうまくボールをけることが出来なかったが
慣れてきてだいぶコツをつかんだようだ
やっていくうちに性格が出る様で
フレットは前線で常にゴールを狙える位置でプレーをする
ジョージは堅実的な守備でゴールを絶対に割らせない
オレは相手ボールも自分のゴールにもすぐに行けるようポジショニングをとっていた。
この戦いオレも力を制限しながらやっていたので
うまくボールが扱えずにいた為
得点が生まれぬまま制限時間が迫っていた。
そんな時ポーンと上がったボールにいち早く反応したフレット
ボールが落ちてくるところダイレクトシュートで
ジョージのゴールを狙う
地を這うような強烈なシュートは最後にふわりと軌道を変えて
ジョージの顔面に直撃し、そのままの勢いでジョージは吹っ飛んだ
「やばっ! 大丈夫かジョージ」
オレとフレットは急いでジョージのもとに駆け寄る
「いてて ひどいな兄さん」
仰向けで倒れたジョージは上半身を起こす
そんなジョージを見たフレットは深刻そうな顔で
「おい、ジョージ お前 顔・・・」
「え?腫れてる?それともどこか血でも出てる?」
「違う、戻ってるぞ」
「え?」
「だから表情が戻ってるぞ」
「あれ、ほんとだ、やった、、、ありがとう兄さん」
ジョージは鼻血を出しながら感謝をしていた。
「フレット兄さんの強烈なシュートがジョージ兄さんの顔を戻したんだ!」
「「「やったー」」」
俺たち三人は輪になって喜んだ。
「よし、ジョージの顔も戻ったことだし今日はこれくらいにしておくか」
とフレットが時計を見ながら提案をする
「「そうだね」」
とジョージとオレは賛成をする。
「お疲れ様でした。おやつのご用意がございます。
手を洗って食堂にお越しください。」
部屋に戻ろうとすると突如背後にセバスチャンが現れた。
俺ら三兄弟はなれたもんだった
振り向かず、
「はーい」とだけ返事をする
俺たち兄弟は最初こそ驚いたが一流の執事ともなれば
気配も断ち切り動くことが出来る様だ・・・
これも何かのスキルかな
自室に戻るとゴロウはプカプカ浮かぶ水のボールに入って遊んでいた。
「ゴロウ お待たせ!」
「あ、ダイお帰りー」
「ごめんね一人にしちゃって 厨房でお肉もらってきたよ。お昼にしようか」
「わーい ダイありがとう!」
ガブリ
「午後はフレットとジョージと遊んでからゴロウの事を色々調べてみよう!」
「?」
「ゴロウもできることを色々知っていた方がいいと思うんだけど嫌かな?」
「ううんー全然ー」
「そっか良かった、そしたらまた呼びに来るね」
「わかった、お昼寝して待ってる」
オレはフレットからもらったボールを手に取り中庭へと移動する。
中庭に到着すると
そこには既にフレットとジョージがついていた
待ちくたびれていたフレットがちょっと怒りながらきいてくる
「遅いぞーダイ、何やってたんだ?」
「ごめんなさい、フレット兄さま ちょっとお手洗いに行っていて」
フレットは少しうれしそうな顔になり
「ま、まさかお前もちびってたのか?」
「?いえ、ちょっとお腹が痛くて」
「そ、そうか。も、もう大丈夫なのか?」
「はい、もう大丈夫です!」
ん?さっきお前もって言ってたよな、
昼食前のメリッサの迫力でちびっちゃったのだろう
さすがに子供はちびっちゃうか
ジョージに至っては顔がまだ戻っていない
かわいそうに・・・
「よかったな、じゃあ早速ボールでなにするか
ダイのボールで遊ぶからダイが決めていいぞ」
「はい、ではサッカーはどうでしょう。」
「サッカー?」
「はい、本で読んだことがあるのですが
別々のチームになって相手のエリアにボールを入れたら得点となり
制限時間の迄に得点が多かった人の勝ちです。」
「面白そうだな、よしサッカーをやろう」
三人だから特別ルールで3つのゴールを作り三角形のコートでやることにした。
細かいルールは無しにしてとりあえずやってみる
最初はうまくボールをけることが出来なかったが
慣れてきてだいぶコツをつかんだようだ
やっていくうちに性格が出る様で
フレットは前線で常にゴールを狙える位置でプレーをする
ジョージは堅実的な守備でゴールを絶対に割らせない
オレは相手ボールも自分のゴールにもすぐに行けるようポジショニングをとっていた。
この戦いオレも力を制限しながらやっていたので
うまくボールが扱えずにいた為
得点が生まれぬまま制限時間が迫っていた。
そんな時ポーンと上がったボールにいち早く反応したフレット
ボールが落ちてくるところダイレクトシュートで
ジョージのゴールを狙う
地を這うような強烈なシュートは最後にふわりと軌道を変えて
ジョージの顔面に直撃し、そのままの勢いでジョージは吹っ飛んだ
「やばっ! 大丈夫かジョージ」
オレとフレットは急いでジョージのもとに駆け寄る
「いてて ひどいな兄さん」
仰向けで倒れたジョージは上半身を起こす
そんなジョージを見たフレットは深刻そうな顔で
「おい、ジョージ お前 顔・・・」
「え?腫れてる?それともどこか血でも出てる?」
「違う、戻ってるぞ」
「え?」
「だから表情が戻ってるぞ」
「あれ、ほんとだ、やった、、、ありがとう兄さん」
ジョージは鼻血を出しながら感謝をしていた。
「フレット兄さんの強烈なシュートがジョージ兄さんの顔を戻したんだ!」
「「「やったー」」」
俺たち三人は輪になって喜んだ。
「よし、ジョージの顔も戻ったことだし今日はこれくらいにしておくか」
とフレットが時計を見ながら提案をする
「「そうだね」」
とジョージとオレは賛成をする。
「お疲れ様でした。おやつのご用意がございます。
手を洗って食堂にお越しください。」
部屋に戻ろうとすると突如背後にセバスチャンが現れた。
俺ら三兄弟はなれたもんだった
振り向かず、
「はーい」とだけ返事をする
俺たち兄弟は最初こそ驚いたが一流の執事ともなれば
気配も断ち切り動くことが出来る様だ・・・
これも何かのスキルかな
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