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「旦那様、幸せですね。」
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私たちは初めて夫婦の寝室を夫婦で使う。
風呂上がりの旦那様は…
水も滴るいい男、だわ。なんというか、もう…色気が…
「どうした?顔が少し赤いようだが具合でも悪いのか?」
私の気なんて知らずに旦那様は言う。
その心配したような表情がまた
「かっこいいな、と思ったんです。それだけですよ。」
私はちょっといじけてそう言う。旦那様は私の変化によく気が付く。
「あ、あと旦那様。いきなり態度が変わったことについてご説明お願いできますか?正直まだ夢うつつで…」
あの後一日旦那様と過ごしたが、機会がなくずっと聞けずにいた。
「私をだましてる、とかないですよね…?」
ふと怖くなってそう聞いた。
「今までの私がとても不誠実だった。だが、すべて本当のことだよ。そして、こうなったのにもちゃんと理由があるんだ。説明してもいいか?」
心底申し訳なさそうに旦那様は言う。
「はい、お願いします。」
こほん、咳払いをして旦那様は口を開いた。
「実はソアラがここに嫁いできたころにここらへんであなたの悪いうわさが広まっていてだな…」
話の内容はざっとこんな感じでした。
その噂の出所を調べてなくすために動いていたらしい。
だが公務と並行しての作業だったこと、どうやら噂を故意に流している人物がいて、それがなかなかの曲者あったことが関係して思うように進まなかったという。
それに、なぜか幼馴染の令嬢が自分にべたべたしてきて扱いに困っていたらしい。
「旦那様浮気説はそこから…」
神妙な顔をして私は言う。それを聞いた旦那様は
「浮気なんてしてないからな!」
そう言った。
結婚半年のころ、やっと噂の元凶を捕まえた。
拷問の間、久しぶりに妻の顔を見よう、と家に帰った。
だけど思った以上に始終悲しそうな私に旦那様は萎えたらしい。
精神的に答
こたえたので、核心を言われる前に退場したそうだ。
そして最近やっと噂が終息し始めた、とのことだった。
「知らぬ間に悪女になってただなんてちょっとショックです。」
「私が至らないせいだな…すまん」
「いえ、平気です。それより旦那様、新婚初夜から帰ってこなかったのはどう説明するんですか?」
私がそういうと旦那様はとても恨みがましそうに言いました。
「その日、国の重鎮たちにつかまってだな…会議で朝まで帰らせてもらえなかったのだ。」
まるでクソじじいとでも言いそうな形相である。
「そ、そうなのですね…では、どうして全然帰ってきてくれなかったんですか!」
「それは、結婚式の時君が全然こっちを向いてくれなかったことと、周りから奥様悲しそうですよ、という報告があって。」
「旦那様って…意外とヘタレですか?」
あきれたようにおかしそうにソアラが言う。
「まったくその通りです…」
肩を落として旦那様は言った。
「でも、まだすべてが解決したわけじゃない。特に私たちが仲良くなることをよく思わない奴らもいるだろう。また私を王位につけようとしてくる奴らが活発になるかもしれん。第一王子派はもともと過激だ。屋敷の警備は今より厳重にするし、私もなるべく屋敷にいるようにするが…ソアラも気をつけてくれ。」
やばそうなのがビンビン伝わってきます…
「なるべくアンナとは離れないようにしたいと思います。」
「ああ。それじゃ、話も終わったことだし…」
「あっ、ちょっと、旦那様!」
眠たそうな顔でソアラは言う。
「旦那様、幸せですね。」
彼は甘く柔らかく笑って
「そうだな。愛しているよ。」
「私もです。」
わたしはゆっくりとまぶたを閉じていった。
風呂上がりの旦那様は…
水も滴るいい男、だわ。なんというか、もう…色気が…
「どうした?顔が少し赤いようだが具合でも悪いのか?」
私の気なんて知らずに旦那様は言う。
その心配したような表情がまた
「かっこいいな、と思ったんです。それだけですよ。」
私はちょっといじけてそう言う。旦那様は私の変化によく気が付く。
「あ、あと旦那様。いきなり態度が変わったことについてご説明お願いできますか?正直まだ夢うつつで…」
あの後一日旦那様と過ごしたが、機会がなくずっと聞けずにいた。
「私をだましてる、とかないですよね…?」
ふと怖くなってそう聞いた。
「今までの私がとても不誠実だった。だが、すべて本当のことだよ。そして、こうなったのにもちゃんと理由があるんだ。説明してもいいか?」
心底申し訳なさそうに旦那様は言う。
「はい、お願いします。」
こほん、咳払いをして旦那様は口を開いた。
「実はソアラがここに嫁いできたころにここらへんであなたの悪いうわさが広まっていてだな…」
話の内容はざっとこんな感じでした。
その噂の出所を調べてなくすために動いていたらしい。
だが公務と並行しての作業だったこと、どうやら噂を故意に流している人物がいて、それがなかなかの曲者あったことが関係して思うように進まなかったという。
それに、なぜか幼馴染の令嬢が自分にべたべたしてきて扱いに困っていたらしい。
「旦那様浮気説はそこから…」
神妙な顔をして私は言う。それを聞いた旦那様は
「浮気なんてしてないからな!」
そう言った。
結婚半年のころ、やっと噂の元凶を捕まえた。
拷問の間、久しぶりに妻の顔を見よう、と家に帰った。
だけど思った以上に始終悲しそうな私に旦那様は萎えたらしい。
精神的に答
こたえたので、核心を言われる前に退場したそうだ。
そして最近やっと噂が終息し始めた、とのことだった。
「知らぬ間に悪女になってただなんてちょっとショックです。」
「私が至らないせいだな…すまん」
「いえ、平気です。それより旦那様、新婚初夜から帰ってこなかったのはどう説明するんですか?」
私がそういうと旦那様はとても恨みがましそうに言いました。
「その日、国の重鎮たちにつかまってだな…会議で朝まで帰らせてもらえなかったのだ。」
まるでクソじじいとでも言いそうな形相である。
「そ、そうなのですね…では、どうして全然帰ってきてくれなかったんですか!」
「それは、結婚式の時君が全然こっちを向いてくれなかったことと、周りから奥様悲しそうですよ、という報告があって。」
「旦那様って…意外とヘタレですか?」
あきれたようにおかしそうにソアラが言う。
「まったくその通りです…」
肩を落として旦那様は言った。
「でも、まだすべてが解決したわけじゃない。特に私たちが仲良くなることをよく思わない奴らもいるだろう。また私を王位につけようとしてくる奴らが活発になるかもしれん。第一王子派はもともと過激だ。屋敷の警備は今より厳重にするし、私もなるべく屋敷にいるようにするが…ソアラも気をつけてくれ。」
やばそうなのがビンビン伝わってきます…
「なるべくアンナとは離れないようにしたいと思います。」
「ああ。それじゃ、話も終わったことだし…」
「あっ、ちょっと、旦那様!」
眠たそうな顔でソアラは言う。
「旦那様、幸せですね。」
彼は甘く柔らかく笑って
「そうだな。愛しているよ。」
「私もです。」
わたしはゆっくりとまぶたを閉じていった。
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