拝啓私の愛する旦那様へ

あはははは

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旦那様の嘘と誤算

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今日は作戦実行の日だ。
イルによると、どうやら私の周りが不穏とのこと。 
「奥様には旅行と偽るのはいかがでしょう?」
私はその意見に賛成した。騙すようなことをしなければいけないのは心が苦しい。
だが、失うよりはいいだろう?ソアラがいなくなるなんてそんなの悲しすぎる。
私はそんなことを考えながらソアラの部屋に向かっていた。
コンコン
「どうぞ」
「失礼する。ソアラ、準備はできたかい?」
彼女はにっこりと笑って
「ええ。とても楽しみにしていて、私昨日眠れなかったのよ。寝不足でつらいわ。」
「そうか…今日からしばらく楽しもうな?」
「ええ。」
それは嬉しそうにそう答えた。
可愛すぎる…!離れるのが辛すぎる。
「私は少し用ができてしまってね…少しあとから行くことになりそうなのだが…」
「まぁ…そう。残念だわ。でも待っていますからね。」
必死に気丈に振る舞う彼女にキュンとする。
ごめんな…ソアラ。騙すような形になってしまって…
そうしてソアラは馬車に乗り込み、屋敷を出ていった。
そして、それを最後にソアラは消息をたった…
護衛の死体と馬車は道中に残っていた…
しかしアンナとソアラは依然として姿を消したままだった…
なぜ、どうして?!
旅行の話はこの屋敷のものしか知らないはずだ!
どこから情報は漏れた? 
どうして私は気づかなかったのだろう…
ソアラが私の王位継承権の後押しをしている最重要人物だということに…
優秀な護衛をつけてたから大丈夫とばかり思っていた…
私はひとまず信頼の置ける、母の実家の公爵家の力を借りてソアラの捜索を始めた。
母の実家の公爵家にはソアラの両親の母親の妹が嫁に行っている。
ソアラもこっちに来てから何回かお茶会をしているとか。
そして私はというと…
敵を潰しに、動き始めるのだった。
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