元王妃は時間をさかのぼったため、今度は愛してもらえる様に、(殿下は論外)頑張るらしい。

あはははは

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断罪の公爵令嬢

遡ること3日

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…努力は報われるもの。
ここに新たな疑問が生まれた。それは時空を超えた彼女の疑問。
自分の使命を全うしようとしたユリアは、死んだ。だから、奇跡が起きたなら、今度は自分の幸せを自分で見つけようと思った。幸せをつかもうと行動した。

…努力は報われた。

ユリアは動揺する気持ちをおさえようと必死になるが、それも虚しく心臓はバクバクと収まることをさらないかのようになり続けるのだった…

3日前…

「お嬢様!あと3日ですよ。楽しみですね!」

うゔ、胃が痛いです…

「お嬢様ならきっと、聖女とかなれちゃうんじゃないですか?!」

キリキリとユリアの胃を締め付けるものが一人。いや、複数人。…もっとかもしれない。
「ユリア、パパは応援するからな!」
(まぁ、頑張るのじゃ。)(ユリアならいけるよ!)(と言いますか、何を心配しておられるのですか?)(ユリアは心配しなくて、へーき。うん、僕が保証する。)(そうですわよっ!)

ユリアを好いているもの全てからの期待の眼差し。
未来を知るユリアには辛いものでしかなかった。不安、そして同時に彼らの期待を裏切り、皇太子の様に切り捨てられたら…
信じている、そんな大切な人たちに裏切られるのは、つらい。もしも裏切られたら…
 
…悲しくて悲しくて。だけど彼らはもうわたくしに関心はないから、関係ない。わたくしの嘆きは誰にも届かないのです…

愛しい人だからこそ、恐れてしまう。一緒にいたいから、心配になる。信じたいけど、信じられない。
相手の心は相手のもので、ユリアのものじゃない。だからユリアには真意はわからない。

もしかしたら愛している、それは嘘かもしれない。言っていることが本当の事だなんて保証はどこにもない。

だめよ。わたくしを愛してくれる人を疑ってはいけません。大丈夫です。嘘ではないはず。
…でも、でも、



…しょうがないじゃないですか。一度そうやって裏切られたのですから。挙動不審になるのもおかしくはないです。ええ。

…彼に愛されたかった。

そんな小さな呟きは誰にも届くことなく、消えていった。
前回もどきどきとはやる気持ちを抑えながら入った神殿。
今回はそれに加えたくさんの人からの期待を背負っている。
すーはーすーは 深呼吸をして。
わたくしは神殿に足を踏み入れた。
カツカツと私の足音だけが静まり返った神殿にこだまする。
まっすぐつずく道の先には立派な扉がある。
そこで一人の神官と合流した。
「では、ここから信託の間に入ります。神像の前にかがんで祈りのポーズをささげてください。」
こく、ユリアがうなずいたのを確認して神官は扉をゆっくりと開けた。
前も思ったけど、本当に美しいわ。
思わずため息をつきたくなる。
かがんで、祈りをささげる…
『そなたに精霊の愛し子と名乗ることを許す。能力は…』
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