僕、魚になりました!

あはははは

文字の大きさ
23 / 25
いざ!冒険へ!

精霊魔法という名の最強、最凶、最怖魔法

しおりを挟む
 そいじゃ、精霊魔法、やってみるか。

 アイリスさん、やり方を教えてれ!

「全く、ラフェリアンは、私の存在を忘れないでくださいね。では、精霊魔法が、契約した精霊の力を使って行うことは、知っていますよね?さらに、契約した精霊の強さで、打てる本数と威力に差が出ることも。普通の魔法と違うのは、そこだけで、あとは、いつもどおり、魔法を打つ感じでやればいいんです。創作力や、MPの扱いなど。やってみるのが、多分一番早いですよ。」


 了解した。レイア、たのむ。

「わかったなのじゃ。本当は、契約しているだけで、MPのつながりができるから、そこから引用すれば、いいだけなのじゃが、はじめはこうした方が、いいのじゃ。」


 そう言って、レイアの腕は、僕の体に触った。


レイアの腕から、なにか情熱的な色をした、神秘な何かが流れてくる…


「わかるかの?わらわのMPは、赤なのじゃが。感じられるかの?……………感じられておるようじゃの。」



 僕は、MPの流れがわかると、すぐに、そのMPを使って、魔法を使おうとしていた。



「いい忘れておったわ。わらわは、炎の精霊王だからの。炎の魔法が、一番火力が強いのじゃ。」




そうなのか。じゃあ、炎系の魔法は、使えないな。どうなるか、知らないのに、1番危険なものは、使えない。周り森だし。じゃあ、炎と正反対の役目をする水系の魔法にでもするか。え~威力の低いやつは…

  
    水球!


すると、僕の目の前に僕の頭くらいの大きさの水球ができた。それを、気に当てる!



    ドッカーン バラバラバラ。



 ………………………?…………!




「まあ、当然そうなるじゃろな。わらわのMPじゃからな。それでも、主は、使うMPを、減らしてあったらしいのじゃが。」



 すごい威力だな。固まってしまった。


 「まあ、わらわ達精霊王は、最凶の魔法を使うとされて、恐れられておるがの。まあ、そのせいで、愚かな人間共は、わらわをつかまえて、無理やり契約させて、利用しようとしておるがの。叶うはずがないのに…そんなの逸話だ!とか、この世界一強い〇〇様が負けるはずないっ!だとか、従ってくれれば、贅沢させてやる、とか。くだらないのじゃ。それに比べモンスターは、意志があるものは、皆揃って、真面目だからの。差が激しいのじゃ。」




 最凶?聞いてないぞ!そんなこと。しかも、最凶だけじゃないだろ!今の話からして、最怖と、最強も入るだろ!




 僕は、目の前の、こなごなになった木だった木片を見る。




「…………っ クククククク。やっぱ主は、面白いのぉ。知らなかったとはの。しかも、最凶に、さらに最怖と最強を付け足すとは…」




 まあ、でも、精霊魔法?は、使えるようになったな。魔法の練習をしたおかげで、制御にも困らないし。実際、ほら。



僕は、また、水球を発動する。ただし、さっきとは違い、レイアとは、離れている。




    ドッカーン。  バラバラバラ。





的になった、運の悪い木は、さっきと同じように、木片になる。






 「まさか、こんな早くにマスターするとはの。さすがなのじゃ。」





 そして、僕は精霊魔法を習得した。 
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

最愛の番に殺された獣王妃

望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。 彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。 手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。 聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。 哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて―― 突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……? 「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」 謎の人物の言葉に、私が選択したのは――

そんなに義妹が大事なら、番は解消してあげます。さようなら。

雪葉
恋愛
貧しい子爵家の娘であるセルマは、ある日突然王国の使者から「あなたは我が国の竜人の番だ」と宣言され、竜人族の住まう国、ズーグへと連れて行かれることになる。しかし、連れて行かれた先でのセルマの扱いは散々なものだった。番であるはずのウィルフレッドには既に好きな相手がおり、終始冷たい態度を取られるのだ。セルマはそれでも頑張って彼と仲良くなろうとしたが、何もかもを否定されて終わってしまった。 その内、セルマはウィルフレッドとの番解消を考えるようになる。しかし、「竜人族からしか番関係は解消できない」と言われ、また絶望の中に叩き落とされそうになったその時──、セルマの前に、一人の手が差し伸べられるのであった。 *相手を大事にしなければ、そりゃあ見捨てられてもしょうがないよね。っていう当然の話。

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

処理中です...